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アリババ輸入の失敗談1 「商検」の確認漏れ!

アリババなどから商品を輸入し、日本で販売するビジネスをする方が増えているのでしょう」と語るのは、同社で働く物流営業マンです。

国際物流営業は、顧客の求めている国際輸送の調整をする仕事です。言い換えると、仕事を通して、中国輸入の様々な失敗談、問題点を得られやすい立場にでもあります。今回は、そんな営業マンが目にしたアリババ輸入の失敗談第一弾として「商検問題」をご紹介します。

関連記事:アリババから仕入れる前に確認すること 輸入関税等

アリババ輸入の失敗談・商検

日本の場合、輸出取引についての規制は、ほとんどないです。輸出貿易管理令、酒類、ワシントン条約など、いくつかの規制があるだけで、基本的には自由に輸出ができます。ところが中国の場合は、中国製品を国外に輸出するときに「商検」が必要となる場合があります。

商検とは?

商検とは、中国国内で流通する商品の品質をある一定以上に保つために設けられている仕組みです。中国国内に流通する商品の他、中国への輸入品、中国から輸出品にも適用されます。

例えば、日本から中国への輸出を検討する場合は、中国の商検の基準にクリアする物なのか?を事前に確認する必要があります。

商検が求められる品目例

  • 衣類やカーペット
  • 鉄のスクラップ
  • 食べ物や飲み物

今回のアリババ失敗談は、中国からの「輸出取引に関わる商検」です。

中国側のサプライヤーが「商検」を持っておらず商談が不成立!

ある依頼者の方は、アリババで家具の商談をしています。このときの関係は、次の通りです。

  • 日本の輸入者A
  • 中国の輸出者B(代行輸出)
  • 中国のサプライヤーC(家具を作るメーカー)

商談は、アリババを通して、AとBがしています。Cは、輸出取引等をしておらず、普段は、中国国内に流通させています。つまり、Cの商品をB経由で輸出する話を進めています。実は、中国から家具を輸出するときに、商検が必要となる場合があります。それが「家具に使う原材料」です。

  • 家具の原材料に「合板」を使用
  • 原材料に「木材」を使用

家具の原材料に木材を使用している場合は「商検」が必要です。そして、買い付けを予定していたCは、主に中国国内に流通させている所でした。さらに、Cは、家具の原材料に「木材」をしているため、中国から輸出するための「商検」が必要だったのです。

しかし、よく調べてみると、サプライヤー(メーカー)Cは、輸出するための商検を所有しておらず、結局、最後の最後で貿易の商談が破断してしまったのです。

失敗の原因

今回、商談が破断した原因は、次の三つにあります。

基本的に、輸入者、輸出者、メーカーの三者とも中国側の輸出仕組みを理解していなかったことにあります。中国から輸出される商品には「商検」が関係する場合もあると覚えておくべきでしょう。

  1. 輸入者側/輸出者側の双方が中国の輸出仕組みを理解していない。
  2. 輸出者がサプライヤーと事前に協議をしていない。(調べていない)
  3. 代行輸出者(B)は、名義貸しだけだと思い、全く商検の知識がなかった。

まとめ

  • 中国から輸出される商品は「商検」が必要となる場合がある。
  • 品目に対する商検の有無を確認しよう。
  • サプライヤー側(メーカー側)に、輸出するための商検を有しているかを確認する
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