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日本車を輸出している企業は、どれほど儲かっているのでしょうか？ 今回は、自動車の輸出事業で上場している「9368 株式会社プティマスグループ」の決算短信の資料から自動車輸出の利益率を確認したいと思います。
＊以下の情報は、HUNADEが勝手に掲載している物です。掲載する情報は参考程度にして頂き、より詳しい情報は、財務分析の専門家にご相談をお願いします。
自動車輸出の利益率は？
日本の自動車や部品を海外に向けて販売している方（企業）がいます。実際、弊社にも「自動車を輸出したい！」「すでに自動車を輸出しているけれど、輸送業者を紹介してほしい」などとの問い合わせが来ます。円安、国内市場の縮小を考えると、今後もますます増えていくでしょう。
自動車輸出の利益利率を調べるには？
では、実際、自動車の輸出をしている方は、どれほど儲かっているのでしょうか？ ネット上で自動車の輸出ビジネスの情報発信をされている方がいます。一部では、利益等も公開していますが、ネット情報の為、どこまで信ぴょう性があるのかがわかりません。というこで思いついたのが決算書です。
→自動車の輸出で上場している企業の決算書に何かヒントがあるかも!?と考えたのですね！
決算書には、嘘を書けないです。＝粉飾決算で犯罪行為です。
ニュージーランド向け中古車の輸出事業
今回は、東証スタンダード、銘柄コード 9368のオプティマスグループの決算短信を確認してみました。同社は、主にニュージーランドやオーストラリア向けに中古自動車の輸出事業をされています。今後は、北米方面を含めて他地域で展開を目指されているようで、さらに大きくなりそうです。
- 2023年8月現在、株価は、1300円前後
- 配当利回りは4%～5%
- 発行株式数は、16,137000株
- 親会社株主に帰属する当期純利益は、2,312,544000円（2023年3月）
- 143円/一株
株式会社プティマスグループの事業セグメント
- 貿易
- 物流
- サービス
- 検査
この内、貿易が車両の販売です。今回は、この貿易部分の数字から、一台当たりの自動車の販売価格と利益額を計算してみました。以下は、その結果です。私自身、決算書を見るのが本業ではない為、その点は、あらかじめご了承ください。同社の決算短信に記載されている説明通りに記載しています。
| 項目 | 2023年3月 | 2022年3月 | 2021年3月 | 2020年3月 |
| 売上高（単位：百万円） | 38659 | 32644 | 15746 | 15217 |
| 利益（単位：百万円） | 1323 | 1367 | 182 | 166 |
| 販売台数（台） | 44260 | 45290 | 30584 | 37283 |
| 一台当たりの平均売上高/利益（万円） | 87.3/2.98 | 72/3.01 | 51.5/0.59 | 40.8/0.44 |
| 平均利益率 | 3.40% | 4.10% | 1.10% | 1.09% |
| 当時の為替レート水準 | 134 | 123 | 110 | 107 |
一台当たりの利益率は、3～5万円前後？
冒頭申し上げている通り、同社は、事業領域を貿易、物流、サービス、検査の４つに分けています。上記の結果は、その内、貿易部門のみの数字です。ここに出ている結果だけを見ると、車を一台販売するごとに、平均的には、3～4万円の利益が出ているようです。他、輸出している為、輸出消費税の還付が受けられるはずです。ただ、私は、財務諸表分析のプロではない為、その額がこの中に含まれているのかは不明です。
財務諸表の分析に詳しい方は、ぜひ、 9368のオプティマスグループの決算短信を分析してみてください。同社の項目を見るだけでも、自動車輸出の実態（利益構造）が見えてくると思います。
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