バンコクの悲惨な現状2 バンコクのマーケットは壊滅的!?

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前回のバンコクの悲惨な現状に引き続き、タイの現状とバンコクの市場の様子を報告します。

2021年バンコクの現状・その2

感染者数の大きな減少はなく、非常事態宣言延長へ。

その後のタイの状況ですが、大きな変化はありません。非常事態宣言は延長され、日々の感染者数も増えたり減ったり。以前に比べれば多少は減っているようですが、新規の集団感染者が多く見つかっています。感染者が一番多い県はバンコクで、次に多いのが収監所です。

日々、各県と収監所を区別しての感染者数が報告されますが、日によって収監所での感染が一番多いときがあります。さらには建築現場作業員宿泊所、工場、市場での集団感染が目立ちます。政府は集団感染した場所をすぐに封鎖し、周辺住民を含めて積極的にPCR検査を行っています。日本と違って、場合によっては強制的ではあるけれども、タイ政府は迅速に対応しているようです。

日本は憲法上強制が出来ませんので、出来うる最大限のことをしているのではと思います。厳しい状況はまだまだ続きそうですが、タイも日本も、世界各国のがんばりが続くことを願っています。

一度、規制緩和の発表はあったが、すぐに取り消しに。

感染者の多い場所が上記のようにある程度は特定しており、感染者数は多いけれど広く分布していないことから、バンコク都から一部を規制緩和すると発表されました。以下の施設が営業可能になりました。

  • 美術館やギャラリー
  • ネイルサロン、美容クリニックなど
  • スパ、マッサージなどの健康施設
  • 公園、植物園(集会宴会は禁止)

*その他の施設は6月14日迄封鎖継続

これで、ようやく日課のランニングが公園で出来ると喜んだのも束の間、数時間後に政府から規制緩和はしないと発表されました。タイらしいと言えばそれまでですが、チャトチャック市場が開いているなら、公園を開放してもいいのでは?タイでは、これまで公園でのランニング中での集団感染は一度もありませんが、うーん、これには参りました。美容院はオープンしているけれど、マッサージ店がまだオープン出来ないのも?と思えてなりません。今回の規制はなかなか厳しいです。

ワクチンの接種は始まっている。しかし、ワクチンの入荷は遅れている。

タイでは、ワクチン接種も始まっています。年配の方や、感染のリスクがある職業に従事している方から優先的に行われています。チャトチャック市場の店主の何人かも“接種した”と報告がありました。接種は強制ではありませんが、聞く所によるとプーケットでは住民のほとんどが接種して、まもなく来るであろう観光客へ“安全なプーケット”をアピールしたい考えだそうです。

観光地はどこも死んでいる状態ですから、このような取り組みを海外へ訴えるのは大切でしょう。なお、在住外国人のワクチン接種の登録は始まりましたが、ワクチンの入荷が遅れそうで、接種出来るようになるのは10月頃からとなりそうです。

他の市場の状況はどうだろう?

上記のような状況の中で、バンコクの悲惨な現状1でお知らせ出来なかった他の市場はどうなっているのか?結論を言えば、思っていたよりも活気があった所もあれば、封鎖中の所もあります。以下、ご報告します。

ボーベー市場

安価なアパレル商品が揃っている市場です。いろんな通りにお店は点在していますが、メインはB1Fから4Fにお店が入っているボーベータワーです。

私は、無地のTシャツやポロシャツ、パロディTシャツを買い付けに行きますが、行く頻度はチャトチャック市場に比べれば少ないです。一ヶ月に一度行くかどうかです。外国のバイヤーも来ますが、タイ人客の方が多い印象です。

館内の様子は、シャッターが閉まっていたチャトチャックやプラトゥーナムのようではありませんでした。お店の9割方はオープン。客もぽつぽついて、特に変わることのない日常がそこにありました。買い付けに行くお店の主人も“そんなに変わらない”と言っておりました。しかし、チャトチャック市場などの様子を伝えると、かなり残念がっていました。さほど普段と変わりはなくても、売れていないお店は多い気がします。

バンコク/タイの三大卸売り市場 サンペン、ボーベー、チャトゥチャック

サンペーン市場

中華街の通りにお店が点在している市場です。用がなく長い間行きませんでしたが、見た感じは“いつもの日常があった”です。閉まっているお店はほとんどありません。通常よりも人は少ないですが、他の場所に比べれば活気はある方です。

しかし、いつもはうるさい中国語が全く飛び交っていなかったので、中国人観光客のいない街はどこか沈んでいるようにも感じました。その他クロントゥーイ市場やパークローン花市場では、多くの感染者が出て封鎖されています。先にもご報告したように、市場での感染者が多く見受けられています。これ以上悪化しないことを祈るばかりです。

ナイトマーケットもかなり悲惨な状況。

つぶれた所、感染拡大で封鎖中の所、人が来ないので営業していない所が多いです。

バイヤー歴10年 タイ/バンコクで買い付けができる市場8選

タラート・ネオン

プラトゥーナムにあるローカルな市場です。噂では聞いていたように、全てのお店がなくなっていました。観光客を集めるにはロケーションが良くなく、タイ人客も少なかったです。いつなくなったのかは不明です。

パラディウム前の屋台&ナイトマーケット

夕方からTシャツやジーンズ、帽子やバッグなどのハンガー屋台が出現します。見たときは、わずかな屋台しか出店していませんでした。ナイトマーケットを見に行くと、現在は営業していないと言われました。

ARTBOX

スクンビットのアソーク駅とナナ駅の中間に位置する公園内の市場です。ここは、一年程前にナイトマーケットの契約が終わったようで、現在はやっていません。

ラチャダー鉄道市場

一年程前につぶれました。その後復活しましたが、出店している数は1/3程に減っています。観光客の中でも中国人が多かったのですが、今やわずかなタイ人客がいるだけです。

ホイクワン・ナイトマーケット

一度、移転しました。その後、市場で感染者が多く出て封鎖されました。今は再開されたようですが、タイ人客は少ないと聞きます。

パッポン・ナイトマーケット

現在、ゴーゴーバーやビアバーが営業停止中です。そのため、マーケットはやっていません。観光客メインの所なので、このままではつぶれる可能性があるようです。近くのシーロム通りの屋台も現在はかなり減っています。同じことはナナの街にも言えることで、今まで見たことのない物静かな街に変わっています。屋台は少なく、つぶれているレストランが多く見受けられます。

観光地や大型百貨店なども苦しんでいる。

人のいない市場の厳しさはさることながら、数多くの観光地も大打撃を受けています。ワットポーは、一時入場が禁止されました。現在は入場可能ですが、観光客の来訪がないので閑散としているようです。水上マーケットやアユタヤ遺跡なども似たような状況です。知人が住んでいるパタヤでは、観光客がいないために夜の街はゴーストタウン化しているそうです。一度パタヤでのんびりしようかと思っていたのですが、その状況を聞いたのと、県を跨いでの移動の自粛が出ているので断念しました。

一方、バンコクの大型百貨店に目を移すと、これまた悲惨な状況です。制限はあるけれども店内飲食が再開されたので、週末にはタイ人客が押し寄せています。しかしながら平日は閑散としています。リモートワークに切り替えている企業や店員を減らしている店が多いので、街や店内で見かける人も少ないです。タイは、今、我慢のときであります。

まとめ

  • 緊急事態宣言は延長され、予断を許さない状況はつづく。
  • ワクチン接種は始まった。しかし、ワクチンの入荷は遅れている。
  • タイ人客メインの市場は、さほど変わった様子には見えない。
  • 観光客メインのナイトマーケットは、どこも悲惨な状況。
  • 観光地は閑散とし、百貨店は週末だけやや賑わっている。

タイの写真集

ボーベー市場

サンペーン市場

パラディウム前の屋台

タラートネオン

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この記事の執筆者
HUNADE

貿易サイト「HUNADE」の代表。通関業者で勤務した経験をもとにして「もっと貿易を身近に。」をミッションに活動中!難しい貿易をできるだけわかりやすく解説し、貿易の一助になることが目標。基本的には、東海地方に住みながら国内各地、海外などでも活動し、できるだけ柔軟な発想を維持できるように努力しています!

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