2021年バンコクの悲惨な現状「人の消えた市場」

この記事は約7分で読めます。

非常事態宣言下のタイ。チャトチャック市場に入ると、あまりにも悲惨な光景に足が止まる。人の声がしない。シャッターが閉まっている。だだっ広い静かな敷地内に一人ぽつんと置かれ、絶望的な気持ちになる。人の消えたバンコクの市場を報告します。

関連記事:バンコクの悲惨な現状2 バンコクのマーケットは壊滅的!?

バンコクの今はどうなっているのか?

タイでは、厳しい規制の非常事態宣言が出されている。

なぜ、こんなにも変わり果てたのか? そこには、タイの現在の状況がとても強く影響しています。現在、タイ全土で非常事態宣言が出されています。街ごとにロックダウンはされていませんが、集団クラスターで部分的に封鎖している場所があります。

夜間外出禁止令は出されていませんが、コンビニの営業は5‐23時迄。23:01‐4:59迄停止です。感染者の多いor少ない県によって規制の違いはありますが、飲食店での酒類の提供は禁止。バンコクでは店内飲食が可能なのは21時迄で、着席可能な人数は本来の25%以下に制限されています。かなり厳しい措置ですが、これでも緩和されています。

このような措置は昨年も一時期ありましたが、今後も続けば、深刻な社会問題です。つぶれているお店は結構あり、観光客の多い地区程その傾向が顕著です。飲食店でこれですから、観光客の来ない市場はもっと悲惨な状況です。

ホテルで14日隔離しなければならない。これでは気軽に行けない。

バンコクの現在の姿は、観光客がいないことが大きく影響しています。一部の国を除き、タイへの入国は可能ですが、ハードルは相当高いです。日本人の場合、バンコク行きの便の大幅な減少、チケット代の値上がりがネックになっています。それに加えて10万B以上の保険の加入、PCR検査での陰性証明書などの持参が必要です。

入国後も、タイ政府指定のホテルで14日間の隔離措置があります。もはや、以前のように気軽にタイへ行くことは難しいです。これでは観光客は来ません。その結果が今の市場の状態なのです。市場には、多少のタイ人客はいますが、仕入れに来るバイヤーや外国人観光客がいなくては商売が成立しないお店が多いです。

観光客に関する上記の措置は、当分続くと思われます。それでも今年の10月以降には、徐々に緩和されていくだろうと噂されています。日本よりも観光客への依存度が高いため、そうせざるを得ないのでしょう。

チャトチャック市場

通常の1/10の客数。それが今のチャトチャック市場です。馴染みの古着店はほとんどシャッターが閉まっており、“いつ行けるかわからない”店主から毎週LINEが入ります。古着店の店主たちの多くは、タイ南部のパッタニー県に住んでいます。平日は地元で仕事をし、土日に市場で働きます。しかし、今、彼らはバンコクへ行けないのです。

当面の間、不要不急もしくは居住地で働いている場合は、県境を越えた移動を中止もしくは延期すべきである。

タイ政府からのお達しが出ています。そのため、一番人気の古着セクションはシャッターが閉まっているお店が多いです。メイン通りにあるお店は、それなりに開いています。また、雑貨や日用品店も開けている所が多かったです。

しかし、その他は全滅状態。特にセクションの3つ目あたりからのsoi(小道)にあるお店はほぼ全てが閉まっています。あまりにも悲惨なので、閉まっている店がどれぐらい連続しているか数えながら歩きました。55件目に、Tシャツ店がオープン。しかし、そこからまた連続して48店がシャッターで
した。「お店、貸します。売ります。電話を。」の張り紙も多く見受けられます。ほぼ毎週行っていたこの市場へ、当分の間は用がないことが寂しいです。

プラトゥーナム市場

大型のモールが建ち並ぶレディース・アパレルの地です。ここは、観光客よりもタイ人の客割合が多いです。歩きまわった結果、一番人気のプラチナム以外は全滅状態でした。

プラチナム・センター

客の入りは、通常の1/5あるかどうかです。お店は9割方オープンしていますが、なにせ客がいないので、皆、スマホをいじりながら時間を流しています。ここには、オーダーをしに行く長い付き合いのお店が何軒かあります。

“あなた以外客が来ないわよ!”

“いつになったら、日本人は来るの?”

“モール側が、ようやく家賃を下げてくれたわ”

日々、タイ人客と観光客でごった返していた光景は、どこに行ってしまったのか?プラトゥーナム市場で一番人気のモールがこのような状態ですから、他は行かなくても知れています。地方でお店を営むタイ人も買い付けに来る所なので、上記の政府のお達しがあるため、お店にはかなり痛いでしょう。もはや、プラチナムとは名ばかりの結構深刻な状況かと思います。

タイの子供服はプラチナムファッションモールで仕入れる!

【プラトゥーナム】プラチナム・バイヨークなど

MARKET

閉館したISETANが入っていたセントラル・デパートの対面にあります。

“チャトチャック市場の人気店が集結!”

オープン前の触れ込みは力強かったのですが、今や、その姿は全くありません。まだオープンして2年位でこの状況では、先は短いかもしれません。館内で元気なのは、ドン・キホーテ位です。

パラディウム・センター

1Fは、人がパラパラ。2F、3F、4Fと階を上がって行くほどに、悲惨な光景となっています。もともと“買うモノがない”と有名なモールで、閉まっているお店は多かったのです。2Fに事務所を構える知人のバイやーは“静かで、仕事するには絶好の環境”と笑っていました。

B1Fにある長い付き合いのカーゴ店は“日本人が来ないから、荷物が減っている”それでも他店に比べて荷物量は多いです。つぶれているカーゴ店が目に付きます。同じくB1Fにあるシルバー店は、どこも客がいませんでした。

パラディウム/バンコクの実情。現役バイヤー目線でご紹介!

インドラスクエアー

館内はクーラーが作動していません。大型の扇風機が各所に置かれています。9割方お店は閉まり、客もいませんから電気代がもったいないのでしょう。あまりにも悲しい状況なのに、笑ってしまいました。シーンとした館内は、パラディウムと同じくらい絶望的です。

バイヨークスカイ・ホテル

事前に店主から“店は閉めるよ”と言われていましたが、よく買い付けに行くB2Fと4Fの状態にショックでした。ほぼ、閉まっています。「ご注文は、LINEで」の張り紙がそれなりに貼られています。日本人ご用達のお店が多いだけに、ここがこんな状態だと、近い将来、タイの商品は日本のオークションから消えてしまいますね。

こんな状態でも、出来ることはやって行こう。

どこへ行っても買い付けが出来ないため、今はLINEでオーダーしたり、商品画像を送ってもらっています。買ったはいいが難問もあります。こんな状況なので、日本行きの便は大幅に減少。通常4日程で届くEMSでさえも、到着に一週間、遅いときは二週間近くかかっています。バイヤーにはなんとも苦しい状況ではありますが、制限されている中でもやれる最良のことを、と仕事を続けています。

「市場に、笑顔が戻ってくるのはいつになるのか?」

その日迄、なんとか踏ん張るしかありません。

バンコクの現状、画像で紹介!

*画像の無断転用は犯罪行為です。固くお断りいたします。

バイヨーク周辺

チャトチャック周辺

インドラマーケット

MARKET

パラディウム

プラチナムファッションモール

まとめ

  • タイの現在、移動や店内飲食などがいろいろ規制されかなり厳しい状態。
  • 入国後、ホテルで14日間隔離。もはや、気軽にタイへは行けない。
  • 人がいない。こんな変わり果てたチャトチャック市場を見るのはつらい。
  • プラチナム・センターでさえ、活気を失っている。他の場所は絶望的。
  • 買い付けが出来ない、到着が遅れるなど、バイヤーにはとても苦しい状況。

その他のツール

関税計算ツール
関税計算ツール
関税計算ツール
関税計算ツール
関税計算ツール
容積重量の計算
輸入費用の見積もりツール
輸出利益の計算ツール
fclとlclの計算
アライバル費用計算
酒税の計算ツール
為替レートの計算
関税・混合税の計算
海上保険の計算
国内ドレー
国際輸送
見積依頼
お問い合わせ先 トップへ戻る
Chinese (Simplified)EnglishJapanese
error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました