【税務署】仕入れにビットコイン(仮想通貨)を使うときの税務処理

税務署 貿易コラム
この記事は約4分で読めます。

先日、税務署にいき、仮想通貨に関する見解をお聞きしてきました。ビットコインといえば「このときは、1BTC=1000円だった。でも、一日たったら1BTC=2000円になった。」という具合に、相場が大きく上下することで有名ですね。では、これを何かの支払いに充てたとするると、税務上、どのような扱いになるのでしょうか? 税務署では、この点を質問してきました。

そこで、この記事では、何かを仕入れるときに、その代金を仮想通貨で支払うと、どのような課税がされるのか?をご紹介していきます。なお、ここで紹介する内容は、税務署職員からの回答をもとにしています。より正確な情報を知りたいときは、最寄りの税務署へ相談にいくようにしてください。

税務署

仕入れ代金をビットコインで支払うときの課税の仕組みとは?

仮想通貨(ビットコイン)は、刻一刻とレートが変化します。今日は1BTC=1000円の物が明日は、1BTC=2000円になっていることも十分にあります。ちなみに、BTCとは、ビットコインの単位であり、現在は、1BTCあたり60万円ほどの価格がついています。ただし、この記事では、わかりやすさの観点から、1BTC=1000円~などで説明していくことにします。

今回は、ビットコインのように相場が激しく変化する物で何かの支払いをすると、どのような課税処理がなされるのか?です。これを考えるときのポイントは、ビットコインを購入したときと、その購入したビットコインを使うときの「相場の差」にあります。それでは、具体的に見ていきましょう!

ビットコインの購入の仕組み

ビットコインなどの仮想通貨は、取引所でアカウントを開くことで、誰でもすぐに購入ができます。ちなみに、ビットコインとは、およそ1000種類ほどある仮想通貨の一つです。ビットコイン以外であれば、イーサリアムやリップルなども有名です。

仮想通貨の価格は、誰が決めているのでしょうか? 中央管理者が行っているのでしょうか? 実は、ビットコインの価格は、中央で誰かがコントロールしているわけではありません。すべて需要と供給のバランスで決まっています。仮想通貨を欲しい人が増えれば、どんどん価格は上がっていきます。逆に、いらない人が増えていくと、購入価格は下がります。

完全に需要と供給のバランスで価格が決まるため、良い意味でも、悪い意味でも相場が上下に動きやすいです。では、この相場の上下が激しいビットコインを何かの支払いに充てるとすると、税務上、どのような扱いになるのでしょうか? つまり、以下の図のような場合です。

ビットコイン 税務処理

1BTCが1000円のときに1BTCを購入して、1BTC=1200円のときに、1BTCで販売されている商品を1BTC(1000円で購入したときのもの)で支払うと、ビットコインの変動分が仕入れ価格上、浮くことになります。果たして、税務署は、これをどのようにとらえるのか?ということです。

税務署の見解

これについて税務署に確認した所、この変動幅の部分については「課税する」とのことです。そして、ビットコインに対する課税の原則は、ビットコインを商品やサービスなどに変換したときとのことです。所有しているだけでは、課税の対象にはなりません。今回は、ビットコインを使って、物を仕入れようとしているため、課税の対象になるそうです。

そして、仕入れ時にビットコインを使うときの課税は、次の2つのポイントで判断するとのことです。

  1. ビットコインをいくらで購入したのか?
  2. 購入したビットコインを使って、何かの支払いをするときのビットコインの相場は、いくらなの?

1.ビットコインをいくらで購入したのか?

日本円などでビットコインを購入したときは、1BTCいくらであり、それをどれだけ購入したのか?つまり、日本円からビットコインに変換したときの相場が重要です。

2.購入したビットコインを使って、何かの支払いをするときのビットコインの相場は?

2つめのポイントは、日本円で購入したビットコイン(1番)をどのタイミングで、いくら使ったのか?ということです。記事の冒頭でもお伝えした通り、1BTC=1000のときに購入したビットコインを1BTC=1200円のときに支払いすると、200円分をお得に購入していることになります。この200円分が課税の対象です。

したがって、ビットコインで決済するときは、購入したときのビットコインの相場と、購入したビットコインを使用するときの相場情報の記録が必要であることがわかります。

仕入れ代金にビットコインを使うときのまとめ

  • ビットコインは、サービスや物に転換したときに課税対象です。
  • もちろん、ビットコインを使って仕入れ代金を支払うときも課税の対象
  • ビットコインで支払いをするときは、ビットコインを購入したときの記録と、手放すとき(支払うとき)の記録をしておく必要があります。
FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録

[スポンサードリンク]


タイトルとURLをコピーしました