【貿易】決済通貨を選ぶコツ 輸出時のインボイスはどうする??

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    海外と取引をするときは、決済通貨を何にするのか迷います。決済通貨には、米ドル、日本円、ユーロなどがあります。貿易取引では、これらの通貨の内、両者が合意した通貨で決済をします。そこで、こんな疑問が生れます。

    「どのように合意するの?」

    「売り手と買い手のどちらの意見が強いの?」

    「インボイスの価格はどうすればいいの?」

    どのような点から、決済通貨を決めればいいかわからないですね!そこで、この記事では、貿易取引で使う決済通貨の決め方についてご紹介していきます。

    貿易取引の決済手段の決め方

    今、あなたは輸出者(日本からの輸出)として、海外にいるB(アメリカ)さんに取引を持ち掛けています。話は順調に進み、決済通貨を決めようとしています。

    Bさんからは「米ドルで決済したい!」との主張が来ています。さて、このまま米ドル通貨で決済をしても良いのでしょうか? このようなときに確認するべき点をご紹介します。

    自国通貨以外を使えば、為替リスクが潜むことを忘れないこと

    海外取引との間で、自国通貨以外を使うと、必ず「為替リスク」が発生します。為替リスクとは、相場が変動することによる、収益の減少です。

    例えば、ある日の一ドルは、100円だとしましょう。このときに、貿易相手との間で、100ドルで契約をした場合、100円×100ドル=10,000円を得られます。

    しかし、ある日との表現の通り、為替は毎秒、毎日変動しています。一ドルが100円であれば、10,000円がもらえます。しかし、これが1円、2円と円高になった場合はいかがでしょうか?

    例えば、為替が100円から98円に変動し、2円の円高になったとします。この場合、上記の100ドルの契約のままだと、98円×100ドル=9800円しか得られません。為替の変動により、約200円の損が発生します。もちろん、変動がこの逆になれば儲けです。(詳細:為替リスクの対処方法

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    貿易取引をするときに、自国以外の通貨を採用すると、良くも悪くも為替変動のリスクがあります。自国の通貨以外を採用すると、為替リスクを負うと覚えておきましょう!

    日本の為替の現状

    実は、日本企業が貿易取引で採用する通貨を示す資料があります。財務省が発表する「貿易取引通貨別比率」です。この資料によると、日本企業は、次の通貨を使い、貿易取引をしているそうです。

    日本から輸出取引で採用している通貨

    資料は、輸出と輸入取引に大別後、次の4つの仕向け地別に表示しています。

    1. 世界
    2. アメリカ
    3. EU
    4. アジア

    例えば、世界であれば、日本からの輸出で世界向け(アメリカ、EU、アジア圏以外)で採用している通貨。アメリカであれば、日本からアメリカへの輸出取引限定の数字です。

    基本的には、輸出、輸入共に米ドルでの決済が最も多いです。しかし、輸出取引に限定すれば、日本円を採用するケースも多いです。特にアジア圏内では、米ドルよりも日本円での取引が多いです。

    これは、アジア諸国の通貨と日本円との間では、未だ日本円(基軸通貨)の方が上であること。さらに、日本企業の本店、支店、工場との取引が多いことが考えられます。

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    世界からの輸入取引で採用している通貨

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    実際、どのような要素で決済通貨は決まるのか?

    では、どのような点を考えて決済通貨を決めるのでしょうか? これは、売り手と買い手との力関係、企業体の大きさ、取引規模など、複数の要素によって決まります。基本体には、力関係が強い方に有利な決済手段を採用することが多いです。

    例えば、年商1000万円の企業と年商1億円の企業であれば、一億円の企業。コアな技術を持っている企業と、それをどうしても手に入れたい企業なら、コアな技術を持つ企業の方が立場が強いです。

    基本は、先に取引を持ち掛けた方が条件をのむ

    企業体の大きさや販売チャネル等は、判断材料の一つです。実は、これよりももう少し基本的な部分の考え方があります。それが「先に取引を持ち掛けた方が条件を飲む」です。

    例えば、輸出であれば、自ら売り込みをかけた場合です。輸入企業は、自ら「商品を欲しい」と取引を持ち掛けた方ですね。先に取引を持ち掛けた方が条件を飲む側=立場が弱いとされています。

    貿易=米ドルでの取引が絶対

    この常識は、間違っています。実際は、様々な要素を考えて、立場が強い方の意向に従います。自らの方が立場が強いと判断できるなら、あえて米ドルを選ぶ必要もなく「うちは円取引しかしない」と突き返すのも一つの戦略です。

    もし、どうしても相手から米ドル取引を依頼されたなら、インボイスの価格を為替変動のリスクを考慮したものにします。例:本来の価格より10%高くするなどです。自らの方が立場が強いことに気付かず、相手の言いなりにならないようにしましょう!

    まとめ

    • 貿易の決済通貨は、基本は米ドル。
    • しかし、円やユーロも広く使われていることがわかる。
    • 決済通貨の採用は、売り手と買い手の力関係による。
    • 基本は、先に取引を持ち掛けた方が条件を飲む。
    • 自分が「持ち掛けられた方」なら立場は強い。
    • 立場が強い方なら、相手に為替リスクを負わせる。
    • つまり、円建てでの取引に持ち込むべき。
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