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日本と中国は、古来から強いつながりがあります。各種の技術は、中国などの大陸から入ってきて、日本で改良を重ねた結果、新しいものが誕生することが多いです。また、遣唐使がいたように、文化的にも人的にも交流が盛んであったことは間違いないです。
しかし、先に行われた世界大戦によって、日本と中国では、大きな亀裂が走り、今もなお、そのときの「しこり」が残っています。戦後70年がたっても日本と中国の関係改善は、完全に行われたとは言えません。その証拠に各種記念日をきっかけとして、反日運動などが盛んになるときがあります。
そこで、この記事では、中国に出張する方に向けて、中国国内で気をつけたい「記念日」についてご紹介していきます。
中国で気を付けたい記念日まとめ
日中の国交が成立して数十年の月日が流れています。しかし、どれだけ月日が流れたとしても、人の心は簡単に変わる物ではありません。もちろん、これは、中国政府や日中のマスコミなどによる情報操作も大きく関係していますが、先の大きな世界対戦がきっかけになっていることは間違いありません。
このような微妙な関係にある日中両国ですが、反日や抗日を意識する「記念日」がいくつかあります。これらの記念日に差し掛かるときに、中国国内を訪れるときは、あまり目立つことをしないようにした方が良いです。
中国・気を付けたい7日間
中国の反日活動が活発になる日は、一年間で合計7日間あります。それぞれは、次の通りです。
日付 | 名称 | 意味 |
3/15 | 消費者の日 | 日本企業の商品に限らず、消費者としての権利を強く意識する日。最近は、ネットショッピングによる消費者保護に厳しい目線が向けられています。 |
5/4 | 五四運動 | 北京から始まった反日運動の総称 |
7/7 | 盧溝橋事件 | 盧溝橋周辺に駐屯していた部隊に対して、射撃されたのがきっかけとなり、日中戦争へと突入 |
8/15 | 抗日戦争勝利記念日 | 中国を含めた連合国が日本へ勝利したことを祝う日 |
9/3 | 抗日戦争記念日 | 日本がポツダム宣言を受託した日 |
9/18 | 柳条湖事件(満州事変) | 日本の関東軍による鉄道爆破事件。これにより満州事変が始まる。 |
12/3 | 南京大虐殺 | 「中華民国の首都・南京を占領した後、残留中国兵、捕虜、一般市民などを大虐殺した日」と、中国側は主張している。 |
これら七日間は、反日や抗日などを意識する機運が高まります。そのため、中国で何かしらの記念式典などを行うときは、これらの日を避けるように設定した方が良いです。また、記念式典以外でも、あまり目立つ行動をしないのが賢明です。
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