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中国からアメリカに国際輸送 5つのポイントを紹介! 

中国の工場で商品を製造。これをアメリカに国際輸送するときの5つのポイントをご紹介します。

中国からアメリカへの輸送方法

日本の企業が中国の工場で製造した商品をアメリカなどに輸出するなど、日本以外の国と国の間で国際輸送することがあります。東方面へのアメリカの輸送、西方面へのヨーロッパなどです。特に世界最大の経済大国であるアメリカ市場を狙うため、中国→アメリカへの輸送需要は高いです。

しかし、ご存じの通り、アメリカと中国は、世界の覇権をかけて様々な分野で競い合っています。特に前アメリカ大統領のトランプ氏は、中国へ様々報復措置をしたことでも有名です。これに対して中国が一歩も引かない。むしろどんどんとエスカレートした状況でした。

とはいえ、中国がアメリカ市場に商品を売りたいことは事実です。また、アメリカ側としても中国商品の供給が絶たれると、国内経済に大きな影響があります。やはり「持ちつ持たれつ」の関係です。もちろん、このような中国とアメリカとの貿易のお話は、日本企業にも関係してきます。

例えば、日本企業が中国の工場へ商品を外注する。それをアメリカのアマゾン等で販売をする。又は、アメリカの大手流通チャネルで商品を販売するなどです。このように自身は、日本企業でありながら、別の国から別の国(今回は中国からアメリカ)に商品を輸送することは多いです。

今回は、この内、中国商品をアメリカへ輸送するときに考えるべき点について説明していきます。

中国からアメリカの輸送方法

まず、中国からアメリカへの主な輸送方法です。大きく分けると、次の三つです。ご自身の配送する量、目的、納期、価格等から最適な輸送方法を選びましょう!

  1. クーリエ
  2. 一般航空輸送
  3. 海上輸送

1.クーリエ

クーリエとは、比較的小さな単位で商品を運ぶ時に利用します。クーリエで代表的なのがフェデックスやDHL等です。これらの業者に依頼をすれば、輸出国の玄関から輸入国の玄関までのドアツードアを簡単に実現できます。もちろん、ドアツードアですから、その間にある輸送のこと、通関等についても全く気にしなくても良いのが特徴です。

インテグレーターの意味 フォワーダーとは何が違うの?

2.一般航空輸送

クーリエよりも大きな単位で運ぶ場合は、一般航空輸送が最適です。これは、全日空や中国国際航空など、いわゆるULDと呼ばれる専用コンテナを使う規模感で輸送することです。クーリエよりも一回の輸送量が多いときに活用し、基本は空港留めで輸送します。

【初心者向け】航空貨物の「輸出」を徹底解説!

3.海上輸送

海上輸送は、航空輸送より納期条件が緩く、できるだけ安く輸送したいときに使います。料金的には、この3つの中で最も安いです。但し、海上輸送=安いとの図式は必ずしも当てはまらず、次の3つの点を総合的に考える必要があります。

  1. 港周りで追加の料金が発生すること。
  2. 輸送期間が長くなること。
  3. あまりにも少量で輸送する場合は、逆に高くなること
海上輸送の関連知識

海上輸送には、コンテナ単位で運ぶFCLと、コンテナ未満で運ぶLCLがあります。自分ひとりでコンテナ1本を独占して使うのか、他の荷主と共同で利用するのかの違いです。FCLやLCLのどちらを使うかは、運ぶ荷物の物量やそれぞれのメリットとデメリットから検討します。

詳しくは、FCLとLCLの使い分け方法/メリットとデメリットをご覧ください。なお、20フィートコンテナ1本には、パレットが10枚。40フィートには、20枚。40のハイキューブコンテナには、24パレット程が入ります。

詳細解説記事:カイコン/利益を残す物流戦略

中国→アメリカ路線の場合、15M3前後にFCLとLCLの分岐点あります!

アメリカの主要港と中国の港

中国とアメリカの輸送で使う主要な港と所要日数は、次の通りです。

ロサンゼルスロングビーチニューヨーク
上海202835~40
広州2220~
青島22
深圳21

アメリカと中国の主要な空港例は、次の通りです。

アメリカJFケネディ、ロサンゼルス、サンフランシスコ
シアトル、シカゴなど
中国北京、広州、上海、深圳、香港など

国際輸送費の調べ方

クーリエ、一般航空輸送及び海上輸送費は、どのように調べれば良いのでしょうか? 国際輸送の見積りを依頼する場合は、次の2つの点に気を付けましょう。

  1. 適切な依頼先を選定すること
  2. もれなく貨物情報を伝えること

最も大切なことは、誰に輸送費の見積を依頼するのか?です。基本的に、輸送費の見積依頼は、アメリカ路線又は、中国路線に強い航空フォワーダー又は海上輸送フォワーダーに依頼するべきです。

例えば、普段、お付き合いをしている通関業者等へ見積依頼をするのはやめましょう。なぜなら、通関業者もフォワーダーに見積依頼をするからです。つまり、通関業者を通すだけ無駄です。

国際輸送の見積は、中国路線又は、アメリカ路線に強いフォワーダーにするべきです。HUNADEとしては、以下2社をおススメしています。もし、HUNADEから申し込みをしたい場合は、こちらの見積ページからお申込みください。下記2社への直接依頼でもOKですし、HUNADE経由でも良いです。見積額に差異は発生しないためご安心ください。

米国の輸送サービス専門家→ ジャパントラスト株式会社

貨物の見積依頼をするときは、どこに? 何を? どれだけ?など、見積りをもらう上で伝えるべき事項があります。見積依頼をする場合は、この「見積依頼時に伝えるべき事項」を記載しましょう。

FedexやDHL等は、国際輸送のコーディネートをする専門部署があります。もし、配送について何もわからない場合は、これらの会社に連絡をするのも良いと思います。

結局、海上輸送が良いの?空輸が良いの?

中国からアメリカへの輸送は、航空輸送が良いのでしょうか? それとも海上輸送が良いのでしょうか? 一般的に小規模の貿易であれば、基本は、航空輸送で十分だと思います。航空輸送の場合は、海上輸送と比べて次の利点があります。

  • 圧倒的に速い
  • 安全性が極めて高い。
  • 追跡も用意
  • 意味不明な費用が少ない

海上輸送と比べると、航空輸送の方が圧倒的に輸送日数が短いです。輸送機械が短いことは、販売機会の拡大を意味します。AWBや問い合わせ番号による荷物の追跡が容易な点も良いですね! ネット上で追跡番号を入れるだけで、今、貨物はどこにあり、どのような手続きがされているのかも一目瞭然です。また、意味不明な費用が課金されることも少ないです。

海上輸送の場合、輸送費とは別にシステムチャージ等、意味がわからない諸費用が請求されることが多いです。通関周りでも昔ながらの料金体系や仕組みを維持していることが多いため、価格面でも決して魅力があるとは言えません。

よって、ある程度の規模感が出てくるまでは、クーリエや一般航空貨物又は、海上速達便のようなドアツードアデリバリーを前提とする海上輸送サービスを使う方が良いです。やはり、大規模な海上輸送におけるコスト的なメリットには、それなりの規模感が必要です。

一例としては、中国→米国の航空輸送代金は、6ドル/KG(最低600ドル)があります。後は、フォワーダーとの関係や輸送量によって単価が前後します。

米国側の仕組みや通関に詳しくなる

米国では、国よって、品目によって制裁をかしていることがあります。このリストは、Sanctions Programs and Country Informationで確認ができます。2021年6月現在であれば、中国の軍事関連企業や香港に対して、制裁プロググラムが発動されています。

次に米国側の通関制度の仕組みを確認していきましょう!

  1. 課税価格と関税のかかり方
  2. 米国のHSコード(HTS)の調べ方
  3. 輸入通関で必要な書類
  4. 米国の輸入禁止品と制限品
  5. 米国の製品要件を満たす(Product Requirement )

1.課税価格と関税のかかり方

アメリカの課税価格の算出方法は、日本と同じく「CIF価格」です。商品代金の他、中国からアメリカの輸送費用や保険代金、その他、追加費用をすべて合計した物に対して、関税率をかけて計算します。(従価税方式)

例えば、インボイスがEXWで作成されている場合は、日本の港や空港までの費用を引きCIF価格に換算します。税関に対しては、このCIF価格を基準にして輸入申告をします。

2.米国のHSコード(HTS)の調べ方

アメリカ側のHSコード(HTS)は、ウェブタリフ又は、米国のHarmonized Tariff Scheduleを使います。調べ方の詳細は「アメリカの関税率を調べる2つの方法」をご覧ください。

3.輸入通関で必要な書類

アメリカの通関で必要な書類は、次の通りです。

  • B/L/AWB
  • パッキングリスト
  • インボイス
  • 原産地証明書

4.米国の輸入禁止品と制限品

米国への輸送は、米国の法令上の規制と、国際輸送上の2つの規制に注意を払います。

例えば、米国の法令上問題がなくても、国際輸送上の規制で問題が発生し、輸送ができないこともあります。(例:リチウムイオン電池など)以下は、米国の法制上の規制例です。また、輸送上の規制は、米国向け輸送に精通しているフォワーダーなどに相談するのが精度が高い情報を得るコツです。

制限品の一例
  • 通貨や金、貴金属
  • 無申告の電子機器
  • 骨董品、動物の革、宗教関連品
  • 植物や種子、土など
禁止品の一例
  • 犬や猫の毛皮
  • 大●関連品
  • ワシントン条約関連品
  • 肉や肉の調製品、果物や植物
  • 制限国の製品

関連記事:アメリカの輸入規制 米国向け輸出時に注意すること

5.米国の製品要件を満たす(Product Requirement )

アメリカへの国際輸送が成功した。ただし、実際は、ここで終わりではないですね!米国に輸送した後は、当然、アメリカでの販売があります。この販売時には、商品ごとに決められてる製品要件を満たす必要があります。いわゆる「Product Requirement」です。製品要件は、品目ごとに決めらており、それぞれ申請する省庁や認証を受ける機関などが違います。

例えば…..

  • Electronics
  • Indoor / Outdoor Furniture
  • Leather
  • Garden & Outdoor
  • Indoor/Out door Lightingなど

など、比較的、誰でも輸送しやすい物であっても、それを米国内の流通にのせるには、それなりの商品要件があります。もちろん、上記の大分類の中にも小さな分類があります。この辺りの詳しいことは、ジェトロ米国等へ相談をしてみましょう! また、流通させる販売チャネルによって、製品に対して求められるレベルが変わる点にも注意が必要です。

例えば、アマゾンアメリカで商品を販売する場合と、アメリカのウォルマートなどの実店舗で商品を販売する場合とでは、後者の方がより厳しい基準があります。(例:化学品や原材料の使用基準など)これは、アメリカも日本も同じです。

大手流通企業に取り扱ってもらえば、極めて大きな商売になります。しかし、大手は、対顧客の数が多い分、製品に対する要求レベルも高くなりがちです。つまり、大手の立場から考えると、あなたの商品を扱うことで….

  • 自社の販売拡大につながるのか?
  • 製品の品質レベルは大丈夫か?
  • 違法な薬品は使っていないのか?
  • SDGSの考え方に反した製品ではないのか?

などですね!大手ほど世間からの厳しい監視の目にさらされているため、当然、社会的な責任も大きくなります。当然、これは、そんな大手に商品を納品する業者にも関係してきます。

まとめ

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