種別 | 積み地 | 揚げ地 | 品目 | 輸送モード |
法人 | 埼玉 | 香港 | リチウムイオン関連品 300kg | 相談希望 |
個人 | 上海 | 東京 | トートバッグ 1トン | LCL |
法人 | 埼玉 | 香港 | リチウムイオン関連品 300kg | 相談希望 |
個人 | 上海 | 東京 | トートバッグ 1トン | LCL |
貿易の「一問一答コーナー」、今回は、通関遅延の疑問です。
■質問内容
通関が遅延しています。担当者に確認した所「税関がこう言っています!」との説明ばかりで一向に手続きが進んでいないようです。これは、普通でしょうか?
質問者様Y●●●株式会社:●井様

通関業者の営業のごまかし常套句「税関がこう言っている」
日本に商品が到着したら貨物を引き取ります。但し税関の許可がいります。そして、この許可を受けるときに必要な手続きが輸入申告です。本日は、この輸入申告に関連する「通関遅延」についてお伝えいたします。
通関業者に依頼をしているにも関わらず、輸入許可が中々、下りず、通関の営業マンからこんなことを言われることがあります。
「税関がこう言っているから遅くなっています。。。」
上記の説明する場合、多くは、その担当者の対応能力が不足している可能性が高いです。できるだけ早く、担当者を外してもらい、別の方にお願いすることをお勧めします。
多くは通関業者の社内問題である可能性が高い。
上記は、通関業者の社内に問題がある可能性が高いです。
- 通関業者内の営業者と通関士の意思疎通ができていない。
- 対象商品に関する通関をした経験がない。又は乏しい。
- 税関申告の為の書類や情報の整理ができていない。
通関業者の担当者(営業・通関士)の対応能力が不足している為、追加、追加で情報を求めてくる。質問に答えても、また追加の質問をうける。こうして一向に通関が進まない状況に至るときがあります。そして、通関業者は、この状況をごまかすために「税関がこう言っている」との常套句を使うことがあります。
通関遅延は商売機会のロスト考えるべき
日々、通関業者は、様々な案件を取り扱っている為、一荷主に対するとらえ方が希薄になりやすいです。月間の取扱数が多い所をお得意様として、それ以外の荷主は、雑な扱いをする。このような業者さんがいるのも事実です。
一方、荷主としては、荷物の遅延は、商売機会のロスです。今日、荷物があれば、売り上げが…と後悔することもあるでしょう。よって、ある程度の日数が経ったら、通関営業の上司にクレームを出し、担当者の交代をお願いした方が良いと思います。
通常は、予備申告をしていれば、入港日の翌日(コンテナ)、又は翌々日(CFS)には貨物を引き取れるはずです。これよりも遅くなっている場合は、相当な理由(例:税関検査、貨物自体の難しさ)がない限り、通関業者側に何らかの問題がある可能性が高いです。

