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「PE」原産材料のみから生産される産品とは?

 

 

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自由貿易(EPA)を活用するには、輸出する商品の原産性を証明する必要があります。EPA上、原産品とは、次の内、いずれか一つの条件を満たすものです。

  1. 協定国内で完全に得られる産品
  2. 原産材料のみで生産される産品
  3. 非原産材料を使い生産される産品

この内、この記事では、2番の「原産材料のみで生産される産品」についてご紹介していきます。

原産材料のみとは?

一体、「原産材料のみで構成される産品」とは、どのようなものなのでしょうか? 文字通りの意味をとれば、完成品に使う原材料がすべて日本の原産品を使った物です。ただし、実際は、もう少し複雑な考え方が必要です。では、その考えとは、何でしょうか?  税関のサイトを確認してみましょう。

下の図をご覧ください。注目すべき点は、以下の赤枠部分です。「生産に直接使用された~」や「外見上は~」の部分です。直接使用された….とみると、では、間接とは何か? 外見上は、一か国で生産が完結……の部分を見ると、じゃぁ、二か国以上で生産してもいいの?と、まるで的外れな解釈をしそうです…汗

これら2行が意味する内容を確認していきましょう!

引用元:税関


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原産材料の「原産」が持つ2つの意味

上記の資料によると、原産材料から構成される完成品とは、次の2つの条件があります。

  1. 生産に直接、使用された原材料がすべて原産品であること
  2. 一見すると、一か国で製造が完結しているように見えるが、実際には他の国の産物を使っている。

1.生産に直接、使用された原材料がすべて原産品であること

資料では、完成品をカップラーメンとして、そこに使う原材料に、麺、白菜?、唐辛子のイラストがあります。EPAの原則的なルールとして、完成品と原材料に分けて考えます。上記のカップラーメンであれば、完成品と原材料の関係は、次の通りです。

完成品原材料
カップラーメン
白菜
とうがらし

一言でいえば、カップラーメンの生産に直接、使用する原材料(麺、白菜、唐辛子)は、すべて日本国内で生産していることが条件です。白菜が中国産だったり、唐辛子がロシア産だったりすると、その時点で完成品(カップラーメン)原産品とは認められません。また、もう一つ「生産に直接、使用された」の表現があります。

直接使用の「直接」とは、完成品(カップラーメン)に使う原材料を一次材料と二次材料に分けた上で、一次材料のことを指します。では、一次材料とは、一体、何でしょうか? 実は、これが2つめの条件とつながっています。

原則1.生産に使用された「一次材料=直接使用された物」が原産品であること

2.一見すると、一か国で製造しているように見えるが….

原産材料のみで構成される産品とは、原材料(一次材料)がすべて日本の原産品(または協定相手国の原産品)であることが条件です。ただし、だからといって「直接使用しない原材料(二次材料)」まで日本産を求めているわけではありません。

上記のカップラーメンで言えば、麺が当てはまります。麺は、何でできていますか? もちろん、小麦粉です。では、この小麦粉は、すべて日本で生産できますか? ご存知の通り、日本は、国土が狭いため、どうしても小麦粉の生産には、限界があります。であると、やはり、どこかの国から小麦粉を仕入れる必要があります。

例えば、小麦粉を中国から仕入れたとしましょう。この場合、カップラーメンを製造するときのフローは、次の通りです。

小麦粉→麺→その他の具材をトッピング→カップラーメン

注目するべき所は、小麦粉→麺の部分です。たしかに、中国から小麦粉を仕入れています。しかし、日本国内の工場において、小麦粉から麺に加工しています。実は、この加工をしたときに関税分類(HSコード 例:小麦粉11類→麺19類)が変化しているため、中国産の小麦で作られた麺であっても「日本原産品」となる仕組みです。

小麦→麺→カップラーメンと、一見すると、一か国で完結するように見える製造であっても、材料の大元を辿れば、他国産の原材料に行き当たる。この場合であっても、日本原産品にする仕組みです。ちなみに、先ほどから登場している一次材料、二次材料と最終完成品は、次の関係です。

二次材料→一次材料→完成品
小麦粉(非原産扱い)麺(小麦粉から麺に変化したので、原産扱い)カップラーメン(原産品のみで構成されているので、協定上の原産資格がある完成品)

つまり、カップラーメンという完成品に直接使用されている材料が一次材料、その一次材料の元になっているのが二次材料です。そして、原産材料のみで構成される産品とは、この一次材料に原産資格がある物のみで構成される完成品を指します。

原則2.二次材料(小麦粉)が非原産であっても、一次材料の時点で原産品に変化していれば良い。この原産性がある一次材料のみで構成する完成品が「原産材料のみで生産する完成品」です。

まとめ

  • 完成品と原材料を分けて考えよう!
  • また、原材料の中には、一次材料と二次材料がある。
  • 二次材料とは、一次材料を作るときの原材料のこと
  • 二次材料が非原産であっても、一次材料の時点で原産になっていればよい。
  • 原産材料のみで構成される産品とは、原産性がある一次材料のみで作られる物
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