【日欧EPA活用】ヨーロッパにおけるチーズの種類は?

チーズ イメージ TPP/日欧/日米協定
この記事は約6分で読めます。

ヨーロッパとの間に自由貿易(日欧EPA)が結ばれると、ヨーロッパのチーズの関税が削減されます。削減される関税のペースは、チーズの種類ごとに異なり、発効後、数年に渡り、徐々に削減されていく物が多いです。きっと、このタイミングで、ヨーロッパからチーズの輸入ビジネスを考えられている方も多いかと思います。

そこで、この記事では、ヨーロッパにおけるチーズの種類をご紹介していきます。

チーズ イメージ

ヨーロッパのチーズの種類

正直なところ、チーズの種類といっても、その違いを正しく知っている方は少ないと思います。もちろん、私自身も「世界のおいしいチーズ厳選53種」の本を読むまでは、チーズの「チ」の字も知りませんでした。この記事では、上記の本を参考にした上で、ヨーロッパにおけるチーズの種類をご紹介していきます。

チーズを大きく分類すると2種類

チェダーチーズやゴーダチーズ、プロセスチーズなど、チーズには、さまざまな名称があります。一体、どのような違いがあるのでしょうか? 実は、チーズには、大きく分けると、次の2つしかありません。

  1. ナチュラルチーズ
  2. プロセスチーズ

ナチュラルとは「自然」という意味がありますね。牛乳や山羊などのミルクに酵素を入れて固めた後、発効させたものです。アルプスの少女○○○などに登場する「牛から乳を搾り、それを固めて~」など、私たちのイメージするチーズと考えればいいです。

一方、プロセスチーズとは、上記のナチュラルチーズを二以上合成したものを指します。つまり、単体のチーズか複合のチーズであるのかの違いです。そして、ナチュラルチーズには、さらにフレッシュ、セミハード、ハードなど、合計で7つの種類があります。それらの種類を示した表が以下です。

ナチュラルチーズ 牛乳や山羊などに酵素をいれて凝固、その後、発酵させたもの フレッシュチーズ
セミハードチーズ
ハードチーズ
白カビ
青かび
ウォッシュチーズ
シェーブルチーズ
プロセスチーズ 一つ以上のナチュラルチーズを合成した物 ゴーダチーズなど

ナチュラルは、自然に近い形であるため、独特な風味やコクがあるのが特徴です。しかし、発効が進むため、あまり日持ちしないのが特徴です。一方、プロセスチーズは、複数のナチュラルチーズを組み合わせているため、さまざま味を出せるのが特徴です。また、発酵をとめているため、日持ちする特徴があります。

輸入ビジネスでは、「日持ちの良さ」が重要になるため、チーズを選ぶ上でしっかりと確認しておきたいポイントです。

ヨーロッパの代表的なチーズまとめ

それでは、ヨーロッパにおける代表的なチーズをご紹介していきます。以下のリストは「世界のおいしいチーズ53種 出版社: メディアパル (2013/10/1)」の本を参考にさせていただいております。チーズ初心者の私でも理解しやすいように構成されています。ぜひ、ご一読ください。

名称 原産国 食べ方(基本はそのままok。あえてお勧めする食べ方) 特徴
モッツァレラチーズ イタリア/カンパニア ピザ 水牛の乳で作ったものがベスト
マスカルポーネ イタリア/ロンバルディア州 ティラミス 甘みが強いためケーキなどに使える。
リコッタ イタリア はちみつ、ジャム ホエイを使用する脂肪のチーズ。製菓材料など、広く活用できる。
カッテージチーズ イギリス、オランダ パンやベーグル、チーズケーキの材料 低脂肪・低カロリーが特徴
フェタチーズ ギリシャ フルーツ 少し塩味がきつい。
ゴーダチーズ オランダ サンドイッチ、グラタン、ピザ 癖がない味わい。alteと呼ばれる一年以上熟成させたチーズは、うま身が強い。
カンタル フランス/オーヴェルニュ地方 ホットサンド ナッツの香りがする。熟成期間により名称が変化します。
アズィアーゴ イタリア/ヴィチェンツァ グラタン 柔らかく、弾力があり、ほのかな酸味があるのが特徴。熟成期間が短い物が主流
チェダーチーズ イギリス ピザ オレンジ色が特徴。熟成期間により味わいが異なる。万人向けのチーズ。
プロヴァローネ・ヴァルパダーナ イタリア/ロンバルディア州 パスタ、グラタン もちもちとした食感とミルク風味が特徴 ひょうたんのような形が特徴。
テティージャ スペイン パイなど 酸味と塩分が控えめでマイルド=万人受け
パルミジャーノ・レッジャーノ イタリア/パルマ、モデナ地方 パスタ、サラダ 世界中に広く知られている。
エメンタール スイス サラダ グラタン、チーズフォンデュなどに活用
エダムチーズ オランダ パスタ 保存性や輸送性などの特徴から盛んに海外輸出されている。通称「赤玉」
カマンベールチーズ フランス/ノルマンディ地方 バゲット チーズの女王表面が白いカビで覆われているチーズ
ブリー・ド・モー フランス/ブリー地方 バゲットサンド チーズの王様 香り高く、深いコクが特徴
ブリア・サヴァラン フランス/ノルマンディ地方 フルーツ 生クリームを加えているため、濃厚でバターのような味わいがある。

以上、ヨーロッパのチーズの種類でした。最後に余談ではありますが、チーズの消費国が多い国と、チーズを輸入するときの関税率や関係法令などをご紹介します。

  1. チーズの消費が多い国
  2. チーズを輸入するときの関税率と法令

余談1.チーズの消費が多い国

ヨーロッパ各国では、チーズが盛んに消費されています。その中でも突出しているのがフランスです。つまり、フランスでは、非常に大きなチーズ市場があるため、輸入ビジネスで扱えるチーズが存在する可能性が高いです。フランス大使館、EEN、その他の方法を使い、フランスのチーズをリサーチされることをお勧めします。

  1. フランス
  2. ルクセンブルク
  3. アイスランド
  4. ギリシャ
  5. ドイツ
  6. フィンランド
  7. スイス
  8. イタリア
  9. オーストリア
  10. オランダ

情報元:日本輸入チーズ普及協会

余談2:チーズを輸入するときの関税と関係法令?

日本にチーズを輸入するときは、どのような関税や法令が関係するのでしょうか?

チーズの関税

日本に輸入される関税率を調べられる「ウェブタリフ」によると、チーズを輸入するときの関税率は、およそ30%前後です。チーズの種類により異なりますが、平均すると、100円のチーズを購入すると、およそ30円の税金がかかると考えればいいです。非常に高い関税です。

チーズのHSコード:0406.10~0406.90

チーズの関税率

仮のお話として日欧EPAが発効すると、16年目、13年目、11年目の4月1日付けで、関税がゼロになるチーズが多いです。詳しくは「日欧EPAでチーズの関税率はどうなる?」の記事をご覧ください。

チーズ

関係法令

チーズを輸入するときに関係する法令は、食品衛生法と家畜伝染予防法の2つです。食品衛生法は、食べ物の中に、日本で禁止になっている食品添加物が含まれていないのか?を審査する法律です。また、家畜伝染病予防法は、家畜の肉または、家畜から生成される産品により、伝染病が日本に侵入することを防ぐ法律です。詳しい内容は、次の2つの機関に問い合わせをお願いします。

食品衛生法:各地の食品検疫所

家畜伝染病予防法:各地の動物検疫所

【日欧EPA】チーズを輸入するときの関税 いつ削減される?

まとめ

  • チーズの種類はナチュラルとプロセスの2種類
  • ナチュラルとプロセスは、合成の有無の違い。
  • ナチュラルは、大きくわけると7種類ある。
  • チーズを輸入するときは、高い関税率に気を付けましょう。
FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録
タイトルとURLをコピーしました