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ホタテの輸出先国はどこ?いくらで取引されている?

北海道や青森県といえば、ホタテ貝ですね!網焼き、刺身など、どんな食べ方でも美味しいです。そんなホタテ貝は、世界のどこに、いくらで輸出されているのでしょうか?

ホタテの輸出先

ホタテ貝は、別称「イタヤガイ」です。貿易統計の所属HSコードは、030721前後です。生もの、冷凍もの、燻製もの等に分類されており、それぞれのHSコードは、以下の通りです。

  • 0307.21.000 生きている物、生鮮の物及び冷蔵の物
  • 0307.22.000 冷凍品×完全に殻を除いた物
  • 0307.22.900 冷凍品×その他

2022年度、いたや貝(ホタテ)の輸出先国と価格一覧

0307.21 000 生きているもの、生鮮のもの及び冷蔵したもの(10カ国に輸出)

年間数量(kg)単価/kg
大韓民国12417044580
中華人民共和国2156142540
香港2108377714
台湾588495301
マレーシア4753487
アメリカ合衆国34608531
シンガポール24424954
ベトナム14254387
タイ7916001
マカオ7215323

0307.22 100 冷凍×完全に殻を除いたもの(36か国に輸出)

国名年間数量(kg)単価/kg
中華人民共和国4707117¥1,815
台湾2854779¥3,779
アメリカ合衆国1647566¥4,174
オランダ1290785¥3,810
香港1003792¥3,611
大韓民国647858¥1,652
オーストラリア565920¥3,526
タイ305522¥3,665
シンガポール240558¥4,099
デンマーク235915¥3,978
インドネシア222330¥215

0307.22 900 冷凍×その他(17カ国へ輸出)

国名年間数量(kg)単価/kg
中華人民共和国94423257¥399
ベトナム1023172¥435
タイ106827¥704
台湾89077¥564
フィリピン48119¥254
香港31063¥1,173
オーストラリア21210¥970
マレーシア14271¥965
シンガポール5495¥1,737
グアム(米)2560¥1,543

考察

全ての価格は、日本の港価格(FOB価格)です。海外のバイヤーは、上記価格の他、国際輸送費、輸入国側の諸税、ラストワンマイル、倉庫代、税関手続き代、マージン(利益等)を乗せて販売しています。当然、現地の小売価格は、上記の価格よりも高いです。

海外に向けてホタテの輸出を検討する場合は、最低限、上記の価格に近い競争力が求められます。他、ホタテの鮮度を維持する為の国際輸送を実現できるのか?などがあります。この辺りは、混載リーファー等又は航空便輸送を提供するフォワーダーとの相談です。

ホタテのHS分類に関わらず、輸出先国の数量ベースの上位は、中国、台湾、韓国、香港、アメリカです。特に中国、韓国への輸出は、多いです。品質保持や輸送等の事から、最も輸出されているホタテは、冷凍品かつ殻を完全に取り除いている物です。

一部を除き、輸出規制も特になし

調べた所、ホタテの冷蔵品及び解凍品には、日本側の輸出規制はないです。(2023年8月現在、問題になっているのは、輸入国側の規制です。)一方、ホタテの燻製品の内、貝柱以外は、他法令コード「ET=輸出貿易管理令」が設定されています。ついつい気軽に輸出してしまいそうです。

輸出を拡大できる余地あり!

0307.22 100(冷凍×殻向き品)は、2022年で36か国に輸出されています。東南アジアでは、以下の国々に輸出されています。当然、これらの国々には、ホタテの需要があります。

  • ベトナム
  • タイ
  • シンガポール
  • マレーシア
  • ブルネイ
  • フィリピン
  • インドネシア
  • カンボジア
  • ミャンマー

今後、日本政府は、外国の輸入に規制に対応する為、日本国内の需要喚起と他国への販路開拓等の支援するとの方針を示しています。もし、東南アジアへの販路開拓をされたい方は、ぜひ、弊社にご依頼ください。東南アジア地区にネットワークを持ち、海外販路開拓業務専門の担当者が対応します。

 

 

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