ハンモックの各国トレンド インテリア製品の輸入商機

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  • 「おうち時間」を快適にするためのアイテムが、世界的に売れている。この傾向は「コロナ特需」とも言われるが、日本国内でも自宅で楽しめる高価格帯の製品を代表して、テント、ハンモック、プロジェクターがよく売れているという。西武池袋本店では、2021年新春の福袋に室内用ハンモックを取り扱い、大きな話題になった。

    欧米でもハンモック市場は、パンデミックによって成長を後押しされたとの報告がある。特にキャンプなど外に持ち歩けるポータブルタイプが大きなトレンドとなっている。また欧米メーカー製品のアジア太平洋地域への輸出も好調だ。

    欧米で人気のポータブルタイプに対し、日本では住宅事情から、室内で使える自立式の折り畳みタイプに人気が集まっている。なかでもハンモック、ハンモックチェア、ハンガーラックとして使える多機能な3wayが注目されている。

    ハンモックはもともとメキシコのマヤ族文化にルーツがあり、現地でが赤ちゃんのゆりかごとしても使われる日用品だ。ハンモック文化はヨーロッパに持ち込まれ、それから世界に広がったと言われる。夏の暑さや害虫を避けることができる利便性から東南アジアにも広がり、いまはベトナム、カンボジア、タイなどで、海外観光客向けのサービスとしてだけでなく、労働者の休憩に使用されたりカフェや食堂でも備品として利用されるなど、日常的な道具として文化の一部にもなり、各地で大きな産業が育っている。

    本記事では、大きなハンモック産業を抱えるタイとベトナムの動向や製品情報のほか、日本の市場との類似性が見られるシンガポール、そして日本に輸出されているハンモックメーカーが集中するアメリカのトレンドも含めて紹介する。

    トレンドは「SDGs」「モッキング」?! フラットタイプや高級路線も人気

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    タイ:欧米資本によるSDGsブランド 高級インテリア路線の地元ブランドも

    タイにおけるハンモック産業は、少数民族の暮らしを支えるフェアトレード産業のひとつという側面を持つ。欧米資本やビジネススタイルが導入されて始まったこのフェアトレードビジネスは、1980年代にスイスのテキスタイル技術者のピーター・シュミットがムラブリ族に技術を伝え、産業化したことから始まる。

    現在は「Hammock Art Thailand」「Jumbo Hammock」「Hill Tribe Hammocks」など、ムラブリ族が製造するハンモックを扱う大小様々なブランドが欧米向けに販売している。なかでも職人の貧困問題に取り組み、仲買を排除して持続可能な雇用や女性の地位向上を目指したアメリカ資本のブランド「Yellow Leaf」は、SDGsをビジネスチャンスにつなげた企業だ。

    同社のハンモックはデザインも優れており、特に、一人掛け用ソファのような、U字型のフレームに取り付けられた一人用の自立型ハンモック「ハンモックスローン」は、その見た目の美しさから多くのメディアに注目されている。

    一方、海外観光客向けのリゾート地などで導入される高級路線のハンモックブランド「Tiya’s hammock」は、タイ国内で急成長を遂げるレジャー企業の一つだ。同社による自宅インテリア用の製品ラインはネット通販もされていて、布タイプやネットタイプまで様々なデザインを取り揃え、自立型やハンギングチェア型も提供する。

    また、高級感のあるインテリア用のハンモックメーカー「ez  hammock」は室内用の自立型をメインに製造しており、腰が沈まない強い弾力性のあるネットタイプが特徴だ。

    ベトナム:今年のトレンドはフラットタイプ? エコな製品にも商機

    ベトナムはハンモックの本場と言われ、日本の中小企業も熱い視線を注いでいる。ベトナムにおけるハンモックは日用品でもあり、ホテルやカフェなどに導入して観光客を呼ぶビジネスツールでもある。

    ベトナムで最初に設立されたハンモック工場のひとつ「Bitra Import Export & Trading Production」は、店舗販売のほかに、ネット通販やテレビ通販で流通網を確立したメーカーだ。同社製品は、折り畳み型やインテリア用を取り揃え、韓国、タイ、カンボジア、マレーシアに輸出している。同社によると2021年のトレンドは、

    1. 汚れにくく手入れが簡単な麻100%のキャンバス地
    2. 繭のように体を包み込むのではなく両端を木製ハンドルに取り付けて揺れが軽減されるフラットタイプ
    3. インテリアで映えるフリンジ付きの手編み製品

    だという。

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    一方、持続可能性を備えたハンモック製品にも注目が集まっている。ハンモックの一大産地だったフークイ島は、かつてベトナム全土からの買い付け注文で栄えた場所だ。ところが島の手織ハンモックは、安価な合成繊維で製造された大量生産品に押され、一時産業は廃れたかに見えた。

    しかし昨今のエコツーリズムのブームによって、島の手つかずの自然が観光名所となったため、地元の自治体はその動きに乗り、環境に配慮した持続可能な製品として島の手織ハンモックを工芸品として復活させた。SNSを使用した宣伝やマーケティングが功を奏して、工芸品としての島のハンモックは新規受注が増加している。観光業や持続可能性と結びついて製品ブランディングが成功する例は世界各地にあるが、こうした製品にも今後の輸入チャンスが潜んでいるのではないだろうか。

    シンガポール:日本に似たハンモック事情 若い世代が人気を牽引

    シンガポールでは、ハンモックは日常文化には根付いていない。しかし最近にわかに若い世代の間で人気が出始めており、野外フェスティバル、オフィススペースや住宅リビング、民泊サービスなどへの導入が進んでいる。国内の住宅のほとんどはHDBと呼ばれる公営住宅のため、天井や壁に穴を開けることができないという住宅事情から、日本と同様に、屋内で楽しめる自立型に人気が集まっている。

    2014年にシンガポールにハンモック文化を紹介すべく設立されたスタートアップ「Airmocks」は、当初から屋内用の自立型を製造販売している。スイングチェアとしても使えるデュアル機能のハンモックは、同社のベストセラーとなっている。

    また、高級住宅に適したインテリアとしてのハンモックを提供する「Zen hammock」は、従来の吊るし型を中心に製品を展開している、30年以上の歴史をもつ老舗メーカーだ。カスタマイズにも応じるきめ細かいサービスと、防水素材を使用した高品質な製品が、安定したビジネスを支えているようだ。

    シンガポールは、住宅事情やターゲットの世代が日本と酷似していることから、両国のハンモック市場は相互貿易のチャンスに溢れていると言える。

    アメリカ:モッキングがトレンド!軽量アウトドア用が主流 フラットタイプも

    アメリカではパンデミックの影響によって、裏庭でアウトドアを楽しむことのできる、グリル、クーラーボックス、ハンモックなどのアウトドア関連製品がヒットを飛ばしている。

    特に10代や20代の若い世代の間では、公園、キャンプ場、ビーチでハンモックに寝そべりながらリラックスする「モッキング」が新しいトレンドとなっている(英語で「モッキング」は嘲笑という意味もある)。またグループでモッキングする「グループハング」のスタイルも人気で、複数のハンモックがセットになった製品は日本にも輸出されている。

    数年前からハンモックキャンプ自体がアウトドアのトレンドでもあったことから、パンデミックによってハンモック人気に火がつき、様々なタイプが販売されている。なかでも持ち運びが簡単で、軽量でかさばらないタイプがトレンドの主流だ。

    そんなモッキングに適した製品「Hover Chair」はブランコのような椅子型で、ボトルホルダーやポケット付きの多機能が魅力。持ち運びも簡単で、庭や公園だけでなく森の中など、取り付ける柱があれば場所を選ばず、複数を近づけてセッティングすればソファを並べたような空間にもなる手軽さが注目ポイントだ。

    また、アメリカでもフラットタイプのハンモックに人気が出始めている。「Ninox Flat Lay」は、平らに寝られるため体を動かしやすい、防水加工が施されたキャンプ用ハンモックだ。

    日本にはアメリカのメーカーが多数輸入されているため、こうしたトレンドは近いうちに日本にも上陸する可能性が高い。とりわけ日本の住宅事情、公園やキャンプ場の制約を解決するような製品に商機を見つけることができるだろう。

    まとめ

    ハンモックは従来の吊し型から、スタンド付きの自立型へ進化した。さらに、世界的な建築トレンドとして「ハンモックフロア」という機能へも発展している。ハンモックフロアは2階以上の床の一部に網を貼ってハンモックの床を設置したもので、「ロフトハンモック」「ロフトネット」などとも呼ばれる。緩みのないフラットなハンモックは背中に負担をかけないため、ベッドとして使用する人もいるほか、子供たちの格好の遊び場としても、日本を含む世界中の建築デザインの世界で注目を浴びているスタイルだ。

    このようにハンモックは、インテリアの選択肢のひとつとして定着していく傾向にある。また、屋内だけでなく屋外でも設置に伴う制約をを解決した製品も続々と登場している。同時に、タイやベトナムの例にも見られるような、ハンモックメーカーの持続可能なビジネス形態を紹介していくことで、消費者の心もつかんでいくだろう。

    ハンモックは今後、コロナ特需を超えた存在になり、コロナ後の新しい日常にふさわしいアイテムのひとつになる可能性を秘めている。

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    この記事の参考サイト

    • Walker +, おうちハンモックもあり?西武池袋本店の「2021年新春福袋」でおうち時間を充実させよう
    • Business Wire, Hammocks Market to Grow by USD 47.076 million during 2020-2024, ATC Furniture and Best Choice Products Emerge as Key Contributors to Market Growth
    • Hammock Art, Hammock Art Cooperative Thailand
    • SF Gate, Hammocks a feel-good story for buyers, Thai artisans
    • Ocean Fox News, Tiya’s Hammocks has supplied their beautiful hammocks to Phuket’s top venues to start the year 2020
    • Viet Nam News, Bringing back the hammock
    • Bitra Import Export and Trading Production Co. Ltd. website
    • Vulcan Post, This S’porean Gave The Hammock An Upgrade, And Created The Next Big Millennial Trend
    • Family Handyman, What is Mocking? Here’s the Hammock Trend You Need to Join
    • Campfires, The Mocking Trend: What It Is, Why You Should Do It, And What You Need To Get Started
    • Geeky Gadgets, HoverChair hanging chair offers comfort in the outdoors
    • Archello, Trends, The hammock floor

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