輸出禁止の日本の果物がベトナムで流通する事情とは?

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    ■記事の本文はここから!


    「日本の果物を世界へ」ただし、実際に世界に果物を輸出するハードルは高いです。様々な輸入規制の関係上、思うように輸出ができないです。当然、今回、ご紹介するベトナムも同じです。

    この記事では、フォワーダーが目にした「日本果物のベトナムへの輸出の現状」と題して、どのように日本の果物をベトナムに輸出しているのかをご紹介していきます。なお、この記事の内容は、グレーです。単なる「世間話」としてお読みください。

    日本果物のベトナムへの輸出

    2021年11月現在、日本とベトナムは、以下のEPA(経済協定=相互の関税等を撤廃し自由な貿易市場を形成するための枠組み)を結んでいます。

    1. 日ベトナムEPA
    2. 日アセアンEPA
    3. TPP11

    上記3つの他、RCEPの発効も控えており、二国間の貿易に携わる方は、これまで以上に適切な協定の採用に注意を支払わなければならないです。日本市場には、意外に多くのベトナム製品が流通しています。ユニクロ、各種ブランドバッグ、最近では、ビールもベトナム製が多いですね!

    もちろん、日本の商品もベトナム側で流通します。実は、このベトナムで流通している商品の中で意外に多いのが「日本の果物」当然、ベトナムにも果物があるのですが、それらを超える何かが日本の果物にはあるようです。

    しかし、実は日本の果物は、ある特定の品種(りんご、ナシ、ミカン)を除き輸出ができないことになっています。(検疫上の問題=植物防疫所の資料を参照) 本来は、日本の多くの果物は、ベトナム側で流通できないはずです。でも、日本のスイカ、マンゴー、メロン等が豊富にあります。

    一体、なぜでしょうか? そこには、国際物流の「からくり」があります。

    香港経由で日本の果物を輸出している!

    記事の冒頭でも説明している通り、これから説明する内容は、HUNADEとして推奨していないです。単なる「読み物」であることをあらかじめご了承ください。

    日本の果物は、香港経由でベトナム側に輸出されています。詳細は、次の通りです。

    1. 日本から香港に果物を輸出する。
    2. 香港からベトナムに再輸出する。
    3. ベトナム側で香港製として輸入される。

    この一連の流れの中では、次の2つのポイントあります。

    • 日本→ 香港 (関税は無税、果物の検疫が緩い)
    • 香港→ ベトナム (例:HSコード0810.40.00は9%、香港製の果物規制はなし)

    そして、上記の輸出を実行する上で欠かせないのが各国に拠点を有する「グローバルフォワーダー(WCA, JCtrans, CLN等)」です。(詳細は、省略)このグローバルフォワーダーが以下の手続きを代行し、日本の果物をベトナムに輸出しています。(本来は、できない)

    日本→香港の輸出例

    • シッパー:日本の会社
    • コンサイニー:香港の会社(住所、連絡先)

    香港はあらゆる貿易で、ハブの役割をしておりますから、香港のフォワーダーは中継会社と繋がってますし、フォワーダー自ら、香港で荷受人の役割を果たす所も多いです。




    香港→ベトナムの輸出例

    • シッパー:香港の会社
    • コンサイニー:ベトナムの荷受人

    当然、上記の輸出をすると、輸出手続き等が二度必要となり、輸送費も高くつきます。しかしながら、それでもベトナムでは、日本の高品質果物を求めているようです。

    参考情報:果物の品質を落とさないためのポイント

    また、上記の輸送を果物の品質を維持しながら実現するために次の三つに注意するそうです。

    1. 夏季は、KEEP COOL サービスを利用する。
    2. 日本の空港への搬入は午前中にする(当日通関)、同時に翌日のフライトをブッキングする
    3. 香港到着後、スムーズにベトナム行きの便に載せれるように、事前にフォワーダーと打ち合わせをする。(昨今の運賃高騰の影響でスペースを取りずらい)

    KEEP COOLサービスとは?

    キープクールサービスとは、+2℃ ~ +8℃の間での航空輸送方法です。こちらの温度は、航空会社の上屋(倉庫)に搬入された時と、仕向け地(経由地)に到着後に管理される倉庫での温度です。航空運賃は通常より、高くなりますが、夏場にこの指定をしていないと、炎天下の中で、貨物が倉庫保管される。

    以上があるフォワーダー経験者が語る日本果物の輸出の現状です。ここから先は、上記の内容を踏まえてHUNADEとしての見解をご紹介していきます。

    この記事に対するHUNADEの見解

    仮に実際に上記の輸出が行われている場合は、次の2つが問題になる可能性が高いと思います。

    1. 日本物品に対するEPAを適用できない。
    2. ベトナム税関の香港製品に対する果物の原産地認定があやふや

    1.日本物品に対するEPAを適用できない。

    ワールドタリフによると、ベトナム側では、日本の果物(例:0810.40.00に該当)には、関税ゼロです。他国の果物が15%の関税がかかる点と比較しても優遇されています。もし、これを香港経由で輸出する場合は、直送条件を満たさず、日本のEPAを適用できないです。

    また、仮に輸送上の理由から、香港税関の管理の下、香港経由でベトナムに届けているとしたら、日本原産としてEPAの適用をできる可能性があるでしょう。但し、これは、日本の果物であることを認めることになるため、そもそもベトナム側の果物の規制に引っかかります。

    2.ベトナム税関の香港製品に対する果物の原産地認定があやふや

    また、ベトナム税関における香港経由で到着した果物の原産認定もあやふやです。この場合、実際の現場では、どのような取り扱いをしているのでしょうか?

    例えば、日本の場合は、輸入通関時には、必ずしも原産国表示はいらないです。しかし、原産国を誤認させる恐れがある場合は、税関職員は、保税管理下で訂正させることができると定めています。(いわゆる内容点検)

    ベトナムでは、このような原産国の取り扱いは、どのようになっているのでしょうか?

    仮に、香港経由でくる果物を「香港産」として扱っているなら、香港経由でベトナムに果物を輸出しても経済的な合理性があります。(ベトナム側は、香港の果物に輸入規制がなし)

    となると、今度は、結局の所、原産国とは何か? 「ざる」になっていないのか?との疑念が湧いてきます。

    実際、ベトナムを始めとする東南アジアは、役人による腐敗が深刻なため、上記のような輸出でも十分できる可能性があります。やはり、実際の現場とお上同士が決めた約束との間には、大きなズレがありそうです。

    貿易をする人は、このズレの解釈方法。 どこまで自社に都合が良いように考えるのか?が一つの大きなポイントだと思います。つまり、コンプライアンスの遵守との兼ね合いですね! あとは、貴社のご判断にお任せします!

    上記で説明した内容は、単なる読物です。HUNADEとしては、一切、推奨していないため、ご注意をお願いします。この記事の内容は、読物、読物、単なる小説です。

    *これは、*フィクション です!

     

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