人口減少を見据えた貿易ビジネスのあり方 輸入と輸出の将来性

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2022年7月1日現在、日本の人口は1億2484万人。(情報元:総務省統計局)このままいけば、2050年前後(今から30年後)には、一億人を切る見通しである。とはいえ、これを知りながらも、向こう30年後の問題を含めて貿易ビジネスを検討している方は少ないと思う。

今から30年後となると、私を含めて、多くの人は、現役を引退し、わずかなお金と年金で、ほそぼそと暮らしていると思う。私はというと、近所に駄菓子屋を開き、初心な少年たちに、一つ10円のうまい棒を20円で売りさばく悪徳商人をしている………は冗談として、昔の薩摩でいう、「郷中教育」っぽいことが出来たら嬉しい。

さて、現時点で貿易関連の仕事をバリバリしている方からすると、人口減少と聞いても「私には関係がない」と考える方が圧倒的に多いだろう。その気持ちはよくわかる。日々の業務があり、そこまで考えていられないのが正直なところだと思う。

しかし、もし、もしね!

ほんの1%でも、後に続く後輩のことを考える気持ちがあるなら、今の内から、人口減少を見据えた貿易ビジネスの再設計をすることが重要だと思う。

人口減少と貿易ビジネス

まずは、日本の人口の現実を確認していきましょう!2022年7月1日1億2484万です。世界的な視点で考えると、現時点でも日本は、人口が多い国だと考えても良さそうです。

別の情報をご覧ください。こちらは、総務省が作成した「我が国の人口及び人口構成の推移」の数値をグラフにしたものです。ちょうど、2008年頃を山にして、急激に人口が減少しています。2022年現在は、転げ落ち始めて「加速力」が付き始めた頃ですね!

人口減少と貿易(輸出輸入)

年数人口
2022年1億2,431
2032年1億1,762
2042年1億0,913

2022年から20年後の42年には、約1500万人。これは、東京都の人口1400万人程が消えることと同じです。東京と言えば、日本では最大の都市です。そんな東京都に住む全ての人+別に百万人都市が全部なくなる程の減少なのです。

人口減少と輸出入総額の相関性

人口減少と輸出入総額の相関性を調べるために、財務省統計局の資料を活用し、総務省発表の人口減少データと比較した物が下2つのグラフです。当然、為替推移による影響もあると思いますが、人口減少と輸出入総額には、相関性がありそうです。

人口減少と貿易(輸出輸入)

人口減少と貿易(輸出輸入)

人口減少が続くなら輸入総額も減少する可能性が高い。

基本的には、人口の減少と輸入総額には相関性があると思います。(市場規模が小さくなる)となると、現状の貿易ビジネスからは、何かしらの転換を迫られそうです。特に、数や量を勝負とする輸入ビジネス等を展開している会社は、大幅な見直しが必要です。

今後、大量消費モデルが通用するのは、ユニクロやダイソー等の超、超、超大手のごく一部に留まるはずです。ほとんどの企業は、現在の数勝負のモデルでは厳しくなり、一気に過当競争、倒産するレベルでの熾烈な競争にさらされることになるでしょう。

例えば、中国で商品を製造し、大量に安価に輸送。数勝負で販売する物販ビジネスなどです。人口の減少は、その辺りの「実需」が消えることを意味するため、どれだけマーケティングを工夫しても、大量生産、大量消費を前提とするモデルは厳しそうです。

当然、物販企業と関係する各種国際物流関連企業も他人ごとではないです。こちらも長期的には、貨物の輸送需要が減ることを踏まえて、1案件毎の「利益率を最大化」する施策、又は「無駄な費用」を削減する施策が必要だと予想します。

そういえば、フォワーダー大学のイイノさんも、長期的には、国際物流会社は、熾烈な競争にさらされるだろうと言われていましたね!特に船社のAPIが解放されたら、その流れは一気に加速するだろう!と。

結局、貿易の発展性は海外にある!?

人口減少という長期的な問題を考えると、やはり輸入一辺倒では経営上、危ないです。日本全体の需要が減るわけですから、皆が小さくなった部分を狙えば、熾烈な過当競争に至ります。

では、貿易関連企業は、何が重要なのでしょうか? 私は、主に2つあると思います。

  1. 自社のスリム化と合理化を進める。
  2. 世界に目を向ける(輸入一辺倒のモデルから輸出モデルも展開する)

まずは、既存の業務から人員整理を含めてスリム化を始めます。核となる部分以外は、できるだけ外注化し、必要最小限の人員で会社に利益をもたらすチームにします。つまり、向こう10年、20年後に需要が減ることを見越して、業務の効率化(DX)及びスリム化をします。

企業の最大の支出は人件費です。特に昨今の社会保険料の高額化は著しいです。企業の負担は、ますます重くなると同時に、この現実(制度)を理解していない社員も多いです。一社会人なら、もう少し社会保険制度の勉強をしないと….汗

次は、輸入一辺倒のモデルから、輸出を含めたモデルにできないかを検討します。

例えば、現在、海外の商品を輸入し販売している商社なら、逆に日本の商品を輸出できないかを考えます。日本の商品=伝統工芸品と単純に考える人も多いですが、それは間違いです。表に見えない物、地味な物でもたくさんの需要があります。

例えば、○○を作るために欠かせない○○という原料。こちも海外に需要があります。日本では需要が小さくなっているスキー用品もあの国では……..スリランカでは、ある理由から女性用の下着は、海外製を好みます。なぜか。これは宗教的な意味も含みます。

とにかく世界は広いです。様々な調査をし、日本の商品を輸出するモデルができないかを考えます。やはり、人口が増えている所へ商品を供給するできるよう、知恵を絞ることが重要です。ぼけーと、日々の業務ばかりこなしていると、その内、一気に飲み込まれます。

そういえば、タイ、パキスタン、日本との古着市場を手掛けるNIPPON47さんは、今度は「ドバイ」にも進出されたそうです。同社は、全世界からの古着の輸入及び日本からの古着の輸出に特化して事業展開(輸出と輸入の両方でリスクコントロール)されています。これも一つの「特化事例」ですね! もし、ジャイアンに慣れないなら、必ず特化、専門性を高めることが重要だと思います。

そういえば、同じくNIPPONR47日本法人代表の末継さんからは、以前、このような質問をされたことがあります。

HUNADEさん、仮のお話してとして、3Dプリンターがさらに進化した場合は、この先の国際物流はどうなると思いますか?

NIPPON47

これに対する私の答えは「わからない!」です。私の脳みそでは、ちょっと難しい質問です…汗 でも、今よりも格段に3Dの精度がよくなり、海外の工場からは3Dプリンターのデーターを送り、日本側で出力できるなら、国際物流・貿易の常識が根底から覆されることになると思います。

税関もデーターでの貿易が主となるめ、課税等も難しいと思います。もちろん、輸出貿易管理令等は、データー等にも適用されるため、重要技術情報等の漏洩は防げるかと思いますが…ただ、この貿易の周りに携わる業界の大前提が崩れることになるため、一気に次元が変わる気がします。

このようなデジタル技術等が一気に発展すると同時に、意図的とも思えるように、一気に人口減が進んでいるのです。これが貿易業界の今後を左右しかねない厳しい現実です。

私は、輸入で頑張りたいな…

もし….

「いや、私はどうしても輸入で行きたいんだ!」と考えているなら、大量消費を必要としない。大手企業が入りづらい規模の市場。商品に特異性と排他性がある物を見つけて、少量、少品種、高利益率の商品のみを販売するのが良いと思います。

 

もし、あなたがフォワーダーなら….

自社のネットワークを使い、あえて他のフォワーダーがやりたがらない商品の輸送に特化する。又は、輸出をガンガンと行う企業様とタイアップして、事業を展開するなどもできます。もし、とことん数で勝負するなら、他社が入り込めない程、圧倒的にシェアを奪うことが重要だと思います。

ジャイアンとのび太の関係なら、二人や三人のジャイアンで、一人ののび太くんをボコボコにするイメージですね!これくらいの圧倒差がないと厳しいと思います。

「いや~この路線は、あのフォワーダーしか厳しいですわ!」と言われる存在になれるなら、これまで通り数の勝負で行けばいいと思います。どうしてもそれが難しいなら、ある種のスキマを突くようなモデルがいいのでは?と思います。

例えば、ある海外メーカーの家具屋さんからは、日本の顧客から家具の注文が来るけれど、輸送が難しくて対応できない!というお困りの声もありますよ!HUNADEには、そういう声も届きます。

他にもHUNADEには、こういう問い合わせが来たことがあります。

  • ある地方の信用金庫A
  • ある国のA海外支店に、日本の○○が欲しいとの問い合わせがくる。
  • Aの海外支店から信用金庫Aに顧客の問い合わせがくる。
  • 見事、商談が成立

また、海外系の大使館、財団法人●●等の公的機関からの輸送依頼も来ます。こういう所は、定期的に海外に行ったり、来たりしています。

また、以前、名刺交換をしたことがあるフォワーダーさんは、某テレビ局の全世界の輸送を担当しているそうです。世界各地へ取材をする度に様々な撮影機材や道具の輸送をしています。

人口減少は、将来的なことではあるけれど、確実に問題になることです。この先、政府が大幅な移民改革?等をしない限り、必然と言っても良いでしょう。(私は移民には反対)貿易関係者は、この人口減少時代を見据えた上で、様々な対策をしていくことが重要だと考えます。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます! のび太くんとジャイアンに感謝!

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