ジェットセッターは、海外(東南アジア地区)に一定期間住みながら、現地のビジネスチャンスを見つけていくことを目的としています。もちろん、入国の目的は「観光」であるため、あくまで観光客として様々な所に滞在や見学をする形となります。完全にビジネス目的で入国すると、ビジネスビザが必要になるため、十分に気を付けましょう。
さて、そんな観光+現地リサーチをするときは、単なる遊びではないため、なるべく現地での滞在費を安くしたい所です。滞在費の中で最も大きなものは、ホテル代(宿代)です。どんなに食費が安くても、毎日、一定のお金がかかるため、この費用を何とか工夫する必要があります。ただし、個人で工夫する前に考えていただきたいことがあります。それは「国の物価」です。
東南アジアと一言でいっても、そこには様々な国があります。当然、国ごとに経済発展のレベルは異なり、それに合わせるかのように、現地での滞在費も変わってきます。もし、「まずはアジアの空気を触れたい。なおかつ、できるだけ安くしたい!」と考えている方は、滞在費が安い国を選ぶことも一つの考え方です。
そこで、この記事では、東南アジアにおける滞在費が安い国をご紹介していきます。
東南アジアで滞在費が安い国
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東南アジアは、日本から見ると、南西方向にある国々です。金融街のシンガポールやタイを筆頭とする国々が所属する地域です。主な所属国としては、次の国々があります。各国ごとに様々な特徴があり、人口規模、経済成長率、物価指数などもバラバラです。そのため、どの国に滞在するのかによって、あなたが支払うべき費用が大きく異なります。
- タイ、フィリピン、ベトナム、インドネシア
- マレーシア、カンボジア、シンガポール
- ミャンマー、ブルネイ、ラオス
では、この滞在費用とは、どのようなものがあるのでしょうか?
滞在費用の内訳とは?
過去、私が滞在したときのことを振り返ってみると、現地に滞在するときは、以下の費用がかかった覚えがあります。
この中で特に費用負担が大きいのが「宿代」です。決して高級なホテルに滞在していたわけではありませんが、それでも一泊1000円~3000円ほどはかかっていた覚えがあります。その他の費用であれば、移動費ですね。現地のローカルバスや鉄道などを使えば、安くすみますが、タクシーなどを利用すると、意外に高くなります。
- 住居費用(ホテル代)
- インターネット代(Wi-Fi)
- 食費
- 移動費
- 洗濯代
食費は、現地の人が通うローカルレストランに行けば、一食200円ほどで食べられます。また、滞在中に何かと面倒なのが「洗濯」です。特に東南アジアは、気温や湿度の関係から、すぐに洗濯ものが一杯になってしまうため、現地滞在時は「洗濯屋」さんにお願いをすることが多かったです。
東南アジアは「食費も激安。洗濯代金も安い」ということで、現地での滞在費の大部分は、やはり住居費用が多くを占めると考えればいいです。つまり、この部分をいかにして安く、かつ快適にするのかが現地に滞在するための大きなポイントです。
それでは、現地でかかる費用の大まかな内訳が分かった所で、実際の所、東南アジア各国では、どれほどの物価差があるのかを確認していきましょう!
滞在費が安い国まとめ
今回、東南アジア各国のリアルな物価を知るために「NUMBEO」を利用しました。以下の表に記載する数字は、全てNUMBEOで公表されている物を参考にさせていただきました。
関連記事:海外の物価(滞在費・生活費)を知ることができるNUMBEOの使い方

https://www.numbeo.com/cost-of-living/
下の表をご覧ください。表の中にある数字は、日本円です。また、左から2列目にある「対日物価下落幅」は、日本の物価を100としたときに、各国の物価の平均値は、何パーセント低いのか?を表します。この数字が大きいほど「日本と比べて安い!」と感じることが多いということです。やはりシンガポールは、物価が非常に高いことがわかります。
国名 | 対日物価下落幅 | 外食 | アルコール飲料(0.5L) | コーヒー | タクシー初乗り | 郊外(一人用アパート/月) |
タイ | 44% | 200 | 230 | 200 | 120 | 28000 |
フィリピン | 59% | 300 | 100 | 200 | 80 | 15000 |
ベトナム | 54% | 190 | 96 | 180 | 50 | 28000 |
インドネシア | 56% | 190 | 270 | 200 | 53 | 15000 |
マレーシア | 51% | 270 | 400 | 270 | 80 | 25000 |
カンボジア | 44% | 330 | 100 | 220 | 110 | 25000 |
シンガポール | 10% | 900 | 800 | 400 | 280 | 134000 |
ミャンマー | 29% | 220 | 150 | 230 | 170 | 37000 |
ブルネイ | データなし | 360 | 900 | 300 | 330 | 38000 |
ラオス | 33.5% | 270 | 130 | 250 | 280 | 47000 |
表からわかること
シンガポールの住居費用は、もはや「異次元」ですね。非常に高いです。他の国では、一か月平均で約30000円前後の所が多いですが、シンガポールは、13万円/月です。日本だと東京並みの家賃ですね。
ラオスやミャンマーは、国の経済規模の割に物価が意外に高いです。ミャンマーは、急激な経済開放路線が進んで、海外からお金が流入していることが要因だと考えます。また、ラオスは、中国の影響が大きいです。(私が滞在していた当時から中国の成金が豪遊生活をしていた覚えがあります。)内陸国につき、すべての物価が高くなってしまうのも一因です。
さて、宿代の次にかかる物は、外食費ですね。こちらの外食とは、いわゆる「おひとり様が食べる一食分」の価格です。外国人向けのお店に行かないようにすれば、気にするレベルではないと思います。もちろん、こちらもシンガポールを除いては~という条件付きになってしまうのですが….
東南アジアで滞在費が安い国は?
これまでの内容から考えて、東南アジアで滞在費が安い国は、次の4か国です。
- フィリピン
- インドネシア
- タイ
- ベトナム
これらの国は、人口ボーナスや経済成長率などを考えても非常に注目するべき所です。幸運なことに、そんな国々に滞在すれば、滞在費が安くなりそうです。つまり、最も経済発展しそうな国に、最も安く滞在ができるのです!
海外滞在費に関する2つの疑問
最後に海外滞在費に関する2つの疑問をご紹介します。
1.消費税はどうなる?
海外滞在時に支払っている消費税は、現地を出国するときに還付してもらえます。通称「TAX REFUND」です。ただし、消費税の還付を受けるには、国ごとに様々な条件があります。
2.経費として処理できる?
はい、事業を生み出すために滞在しているのであれば、それは経費として認められます。
例えば、写真を販売している事業を展開しているとします。今回は、タイのトロピカルフルーツの写真を撮影するためにタイを訪れています。この場合、タイを訪問した目的、現地での行動計画などを保存すれば、タイまでの航空費、ホテル代などを経費として計上できます。ただし、経費として認められるのは、私用と事業の割合に寄ります。
「たしかにタイには、撮影をする目的でいった。ただし、個人的な楽しむ目的でもいった。」このように仕事とプライベートが混ざっているときは、合理的な割合により経費を案分します。仮に遊びと仕事が50%ずつであれば、経費として認められるのも50%です。
まとめ
- 東南アジアで安く滞在ができる国は、フィリピン、インドネシア、タイとベトナム
- 上記以外の国は、何か特別なこだわりがない限り、少し長めの滞在は避けたほうがいいです。
- 東南アジア以外の物価情報を調べたいとき「NUMBEO」さんでお調べください。


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