東南アジアの人口ボーナスとは?有望な市場の判断指標

人口 輸出ビジネス
この記事は約4分で読めます。

ある国に何らかの商品を輸出するときに、その国を一つの市場と考えるのなら、この先も「成長する可能性が高いのか?」を考えることが重要です。成長をするのかどうかを見極めるときに有効な指標が「人口ボーナス」です。そこで、この記事では、人口ボーナスの概要をご紹介していきます。

人口

 

人口ボーナスとは?

ある国へ自社の商品を売り込もうとしています。海外に商品を輸出するときは、該当する国の価格、ライバル企業動向、市場性などと合わせて、文化や風習などに気を配ります。

例えば、ある国では、女性の下着の信頼が低いとされています。なぜか?人口増加を抑制するために、「下着に妊娠しずらくする成分が含まれているのではないか?」と考えられているからです。もちろん、真実は、どうかはわかりませんが、そこに伝わる噂話、環境、慣習が購買に影響することはよくあります。

  • 宗教上、食べられないことによる影響
  • 甘い物が好きな国民性=サプリメントの需要が高まっている
  • 高層マンションの増加=防災グッズの需要が高まっている

など、少し考えただけでもたくさん見つかります。もし、あなたが輸出を検討しているのであれば、これらの慣習や噂話と、自社の商品がマッチしているのか?を含めて検討することが重要です。また、このとき、合わせて考えることが「市場の成長性」です。

市場の成長性とは、いわゆる人口増加率のことです。輸出を予定している国の人口増加が鈍くなっているときは、売り上げの拡大を見込むのは難しいと判断できます。すでにご存じの通り、人口が減る=市場が小さくなるためです。この人口の増加率から、市場の成長性を判断するための一つの指標が「人口ボーナス」です。

人口ボーナスとは?

人口ボーナスとは、人口の増加率と比べて、生産年齢の人口増加率が高い状態のことです。具体的には、最初に、その国の人口を子供/高齢者と、それ以外の世代に分けます。

  1. 子どもと高齢者
  2. それ以外の世代

子供と高齢者の括りからもわかる通り、ここに属する世代の人は、基本的に労働をしてお金を稼ぐ等をしません。そのため、これらの人口を「非生産人口」と言います。一方、高齢者と子供以外の世代、つまり、私やあなたは、仕事によって経済活動をしているため「生産人口」といいます。年齢でいうと、15~64歳までの人たちです。

hunadeのサービス
人口ボーナスは、この生産人口の増加率が、人口全体の増加率を上回っている状態のことです。

例えば、人口が100人の村、生産年齢が60人、人口増加率が5%の場合であれば…..

人口全体の増加人数は、5人です。このとき、この増えた5人の内訳に注目します。この5人の内、生産年齢の人が4人含まれていると、60人が64人です。つまり、生産年齢に限定して人口の増加数を考えると、6.6%増えています。

  • 人口全体の増加率は、5%
  • 生産年齢の人口増加率は、6.6%

人口全体の増加率よりも生産年齢の増加率が上回っているため、バンバンと働く世代が多い=経済規模がどんどんと拡大していることがわかります。これが人口ボーナス状態です。あなたが進出する国は、人口ボーナス状態にあるのか? それがいつまで続きますか?これらを基準にして市場を選ぶことも重要です。

では、当サイトがテーマにしている東南アジアでは、どのような状況になっているのでしょうか?

東南アジア各国の人口ボーナスの状態

World Population Prospectsによると、東南アジアでは、ベトナム、マレーシアの二か国が2020年まで人口ボーナスが続くと見込まれています。この他の国であれば、インドネシア、フィリピン、インドなどが2030年~2040年まで、人口ボーナスが続きます。

人口ボーナスが終わる時期
ベトナム、マレーシア 2020
インド 2035
インドネシア 2030
フィリピン 2040

人口ボーナスランキング

1.フィリピン
2.インドネシア
3.タイおよびメコン川流域
4.ミャンマー
5.カンボジア
6.ラオス
7.マレーシア

ソース:World Population Prospects

まとめ

  • 外国へ進出するときは、その国が有望であるのかを様々な指標で判断します。
  • 判断するための指標の人が人口ボーナスです。
  • 人口ボーナスは、人口全体の増加率と生産年齢の増加率を見比べて、人口<<生産の状態になっていること
  • 人口ボーナスに入っている国は、様々な市場が拡大されていきます。
  • つまり、輸出する先、または進出する先の企業として旨味があります。

基幹記事:東南アジアのトビラ

FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録

[スポンサードリンク]


通関代行・対比表作成支援、輸送見積もり等
お問い合わせはこちら!
タイトルとURLをコピーしました