流通加工の意味 輸入許可から国内販売までの流れ

輸入ビジネス
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海外から輸入した物をそのままの状態で、日本国内で販売することは難しいです。不良品が混じっていたり、日本製品では考えられない状態で納品されたりするからです。そこで重要になるのが「流通加工(りゅうつうかこう」です。流通加工は、日本国内において、商品の検品や加工などをして、日本の消費者に受け入れてもらいやすい状態にすることです。

この記事では、輸入許可後、日本国内で販売するためには、どのようなことをしなければならないのかをご紹介していきます。

流通加工の意味 輸入許可後にやるべきこと

「無事に税関から輸入許可が下りた。貨物を引き取り、国内で販売したい!」

このような状況にある方は、少しだけ立ち止まって考えていただきたいです。本当に、その状態で日本国内で販売できますか? あなたもご存知の通り、日本の消費者は、世界最高水準に「厳しいこと」で有名です。

例えば、アパレル製品であれば、ちょっとした糸のほつれであっても、躊躇なく返品してきます。中には、モンスタークレーマーなども存在していて、事業者が頭を悩ませるほど、厳しい部分があります。反面、この厳しい消費者目線があることによって、日本製品の品質が維持されてきたとも言えます。

さて、もう一度、お聞きします。あなたの輸入した商品は、日本人の消費者による厳しい品質チェックに耐えることはできますか? おそらく「はい」と即答できないはずです。なぜなら、海外からくる商品は、多くの場合、日本より「テキトーな品質」の物が多いからです。そこで重要になるのが「流通加工=品質チェック」です。

流通加工とは、海外から届いた商品の品質をチェックして、必要な部分を修正して、日本の消費者に受け入れてもらえるようにすることです。また、品質チェックだけではなく、日本の法律に適用させる意味合いもあります。

一般的な輸入許可後の流れ

一般的に、輸入許可後、国内販売されるまでには、次のような流れがあります。

  1. 輸入許可
  2. どこかの倉庫へ入庫
  3. 検品・袋詰め・法的要件の適用(流通加工)
  4. 出荷

流通加工とは、この流れの中でいうと、3番にあたります。もし、アマゾンFBA(マルチチャネル)などを利用しているときは、2番と3番を逆にすることもあります。この記事では、3番の流通加工を詳しく説明していきます。

流通加工をする2つの目的とは?

なぜ、流通加工をする必要があるのでしょうか? 主な目的は、次の2つです。

  • 必要な法律要件に適応させること
  • 消費者の人が気持ちよく受け取れようにすること

必要な法律要件を適用させるとは?

海外からの輸入品を日本国内で販売するときは、販売するにあたり守るべき内法があります。

例えば、食品表示法があります。食品表示方法は、外国の食品が「どのような物であるのか?」を日本語での説明を求める法律です。具体的には、食品の栄養成分や原材料表示部分に日本語のラベルを貼り付けて、英語ができない人でも、食品の中身がわかるようにすることが義務付けられています。

その他、景品表示法、家庭用品表示法など、販売する商品ごとに細かく決められています。この部分を詳しく知りたいときは「消費者庁」のページを参考にしてください。

消費者が気持ちよく受け取れるようにすることとは?

冒頭でもお伝えしていますが、海外から輸入する商品は、何かと不具合が見つかることが多いです。特に中国から輸入される商品は、完璧な状況で輸入されることはほぼなく、必ず何らかの欠陥があります。少し皮肉った言い方をすれば「欠陥品がないと考えている方が違う意味ですごい!」です。

輸入品は、必ず何かしらの欠陥がある

と、考えて、日本国内で、この欠陥品を見つけ出して、必要な修正をします。これをおこなうことにより、相手先へ欠陥商品が届く可能性が小さくなり、これが貴社の顧客の満足度を上げることにつながります。また、この修正と合わせて上記の法律対応もおこないます。

これら2つが流通加工をする目的です。次に、流通加工の中身を確認してみましょう!

具体的には、どのような加工をするの?

日本国内でおこなう流通加工には、次のような物があります。

  • 不良品を見つけること
  • 化粧箱や袋に入れること
  • 値札やタグをつけること
  • ラベルを貼り付けること

「不良品をみつけること」は、顧客に対して何らかの欠陥がある商品がいかないようにすることにつながります。また「化粧箱や袋にいれること」は、無機質に送られくる商品に、付加価値を与えることになります。多くの場合、消費者は、安っぽい、汚らしい状態にある物より、キレイな物を好みます。

「値札、タグ、ラベルをつけること」は、上記で説明した法律的な対応にする作業のことです。「この食品は、どんな栄養成分なのか?」「この服の材質と生地の配合率は?」など、製品緒の品質や状態を誰でもわかるように日本語表示します。

流通加工は、外注化しよう!

輸入品の検品や加工作業などは、とても重要です。しかし、実際に、これらの作業を自分でおこなうには限界があります。最初のうちは、家族や友人たちにお願いをすることもできますが、一定以上の数になると、そのような「仲間内」での依頼が難しくなります。そこでお勧めするのが「外注化戦略」です。

自分が人を雇うのではなく、その作業自体を別の会社(従業員を抱えている所)へ依頼してしまいます。この外注化戦略と、自社雇用の違いには「人件費の負担の部分」で大きな違いがあります。

外注化は、あくまで対会社に対して作業をお願いすることです。もし、売上が伸びず、加工作業が不要であれば、依頼しなければいいだけですから気楽です。

一方、自分が雇用しているとなると話は別です。仕事がないからといって、従業員を簡単に解雇することはできませんね。そのため、何らかの形で雇用を維持しなければなりません。外注化することと、自分が雇用することには、これだけ大きな違いがあります。

だからこそ、いつまでもフットワークを軽くできるように、このような流通加工は「外注化すること」が賢明だと思います。

まとめ

  • 輸入品が国内販売するには、検品作業が必要です。
  • 輸入品は、何らかの欠陥があることを前提にします。
  • 流通加工は、自社雇用ではなく、外注化が賢明
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