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SCMをスタートアップで導入 貿易向けに具体的なサービスを紹介!

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この記事では、サプライチェーンマネジメント(以降、SCM)の考え方を貿易ビジネスのスタートアップや比較的小規模なビジネスをされている方に向けて説明しています。記事の結論は、新サービス「D2D」に代表するパッケージ輸送サービスを使うことをお勧めしています。

なお、記事の参考図書として「トコトンやさしいSCMの本 著者:鈴木邦成氏」を利用しています。とても詳しく書かれています。他、SCMのオススメ本は「制約理論」がわかる小説「ザ・ゴール」があります。ぜひ、お読みください。

SCM/サプライチェーンマネジメント

サプライチェーンマネジメント/SCMの考え方を聞かれたことはございますか? 実は、昨今、ロジスティックスの概念から発達した、このSCMが貿易ビジネスにも積極的に取り入れられています。

例えば、EC運営者の中でおなじみのFBA。こちらは、商品の在庫管理、出荷処理等を最適化するためにSCMの考え方が用いられています。この他、国際物流費をオンライン上で管理する仕組みもSCMの一部だと考えられるでしょう。

このように貿易分野に限ったお話であも、様々な所で、SCMの考え方が取り入れられています。それでは、そんなSCMの基本的な知識、覚えておくと良いポイントを確認していきましょう!

なお、この記事では、貿易業界かつ、スタートアップの方を対象としています。そのため、SCMを語る上では、少し範囲が狭い部分もございます。あらかじめご了承ください。

SCMの目的/定義 スタートアップ

そもそもSCMとは、どのようなことなのでしょうか? 冒頭ご紹介の本によると、次の定義があるようです。

商品開発から設計、生産、流通、消費までの一連のプロセスの管理

物流、商流、キャッシュフローをサプライチェーン全体で情報流で結びつけること。消費者の需要を始点として、緻密に予測してサプライチェーン全体の利益を最大化する。

うん、何となくわかります!でも、少し理解が難しいのが正直な所ですね。では、これを具体的な貿易ビジネスに照らし合わせて考えましょう。

まず、商品開発の設計や生産部分は、アリババ等への依頼が当てはまります。アリババを使い、最適なサプライヤー(メーカー)を探し生産を実行します。流通部分は、フォワーダーへの依頼ですね!

例えば、最適なSCMを実行するためのサービスの一つに「D2D」や「海上速達便」などがあります。そして、最後の消費者の需要を…の部分は、ビックデーターの活用です。スタートアップのリソース不足な状況を考えた場合は、現実的には、アマゾン・セラーセントラルで得られる売れ筋情報の活用などが該当します。

このように生産、流通、消費などの一連の流れの「情報」を共有し、サプライチェーン全体で利益を最大化したり、在庫を最小化したりすることをSCMと言います。なお、このサプライチェーンの中には、自社だけではなく、他社も含まれます。

自社と他社が一つのサプライチェーンを構成し、お互いの情報を共有し、全体を最適化すること

これがSCMの最も大切にする考え方です。

余談1:SCMが普及した理由

SCMの考え方は、次の時代背景が関係しています。

一昔前の大量生産時代は、物を作れば売れた。在庫は資産と考えて積極的に抱えていた。しかし、低成長時代になってからは「在庫=悪」との考え方が広まり、需要予測を基にして生産し、過剰な在庫を抱えないことが重要視されるようになった。これがSCMの考え方が普及してきた時代背景です。

*ちなみに、SCMは、トヨタ自動車のカンバン方式、カイゼン、ジャストインタイムがヒントになっているとも言われています。

余談2.ロジスティックスとSCMの違いは?

ロジスティクスは、調達、生産、流通、販売の4つの部分を自社で完結します。SCMは、上記の部分に合わせて、設計・開発、財務情報等を他の企業間で共有して全体の最適化を目指します。

SCMは、かんばん方式、ジャストインタイム、多頻度小口輸送のキーワードで語られるように、緻密な需要予測を販売計画を立ててから、生産。この生産数に合わせて、輸送手段を確保し、消費者の基に届けてます。

  • 必要最小数を生産する。
  • 必要な分を輸送する。
  • 需要がある分、販売する。

上記3つをサプライチェーン全体で最適化し、過剰在庫を抱えないことがSCMの考え方です。

SCMのメリット、デメリットは?

メリット

SCMのメリットは、次の通りです。

  • 人件費や保管費を減らせる。
  • 商品の処分費を減らせる
  • リードタイムの短縮のニーズを満たせる。
  • 労務数の削減
  • 資金繰りの悪化を防げる。

デメリット/リスク

デメリットは、予測値を超えた部分での対応が難しくなる点です。いわゆる必要最小化と「バッファー確保」の矛盾です。緻密に需要予測に基づき在庫数を最小化しすぎると「あれ?想定外なんだけど…」の状況のときに、商売機会を大きく減らす可能性があります。

例えば、記憶に新しいのは「マスク」ですね!一時期、日本から急激にマスクがなくなりました。店頭から次々とマスクがなくなり、オイルショックのような状況でしたね!まさに、これが「予測値以上の出来事」です。

結局、予測値は、過去の行動パターンや販売実績の積み重なったビックデータに基づいているため、想定以上のことが起きた場合は対処が難しいです。その意味では、SCMによる最適化には、このような負の側面があるとも言えます。

*生産に必要な重要部品がないなど。

小さな企業がSCMを実行するには?

上記の通り、SCMの考え方は、新しいようで、特段、目新しい物ではないと感じられるでしょう。

  • 生産、輸送、販売等の部分で過剰在庫にならないように情報を共有する。
  • 共有する相手は、自社内だけではなく、他社を含める。
  • 部分最適ではなく、全体最適にこだわる。

上記3つくらいですね!ただ、専門のSCM解説書等を見ると、SCMは……

  1. 開発・設計
  2. 生産
  3. 流通
  4. 販売
  5. 消費

の5つを全体で最適化すると書かれています。これにより、在庫の適正水準の維持、リードタイムの短縮、在庫の削減を目指しましょう!と記載されています。また、その具体的な方法としては、SCMのクラウド版等を積極的に活用し、改善を図りましょうとされています。

もちろん、教科書通りに事が動ければいいのですが、現実問題としては、スタートアップや資金力がない個人事業主、中小零細企業にとっては、SCMは遠いお話に感じてしまいます!

そこで、ここから先は、小さな企業が今すぐできる現実的なSCMをご紹介したいと思います。

まずは、国際物流の部分SCMを考えよう。

ここまでSCMで熱く語っているのに申し訳ないですが、小さな企業にとって「SCM」を最適化することは大変です。SCMの最適化には、それをマネジメントする「参謀」が必要です。個人や多くても数名でやっている小さな企業では、現実的に実行は難しいでしょう。

また、仮にSCMを最適化しようと考えても、すでにSCMを実行した経験がある有能な人材を引き入れる必要があります。

例えば、少しITが詳しいから~と、能力不足な人を自社の情報発信担当者にしたら、自社アピールどころがマイナス評価です。それと同じですね。自社のSCMを最適化するには、すでにその経験がある経験者が必要です。よって、それが無理ならまずは「部分SCM(勝手に造語)」が現実的です。

部分SCMに大切なこと「コアコンピタンス」

商売の一部にSCMを取り入れるときは、コアコンピタンスという考え方が重要です。コアコンピタンスとは「自社の強み」「勝負できる核心的な部分」を指します。このコアコンピタンスを明確にし、それ以外の部分は捨てる。つまり、積極的に外注化します。これがSCMの最適化につながります。

例えば、ファブレスメーカーという言葉をお聞きになったこともあるでしょう。これは、工場を持たないメーカー。メーカーなのに製造設備を一切持たないのです。でも、対外的に「自社はメーカー」ですと、アピールします。そんなことができるのか?というと、実際できます。

といいますのは、弊社のEPA相談サービスにも、サプリメントのファブレスメーカーさんがたくさんお申込みになります。もちろん、メーカーを語っていますが、すべて海外の工場が下請けで動いています。これも戦う場所を明確にした結果、生まれたビジネスモデルです。

商品の開発力と販売力=コアコンピタンスとしている。

では、このコアコンピタンスを貿易ビジネスに置き換えてみましょう。

例えば、あなたは、サプリメントを製造するメーカーだとしましょう。中々、手に入らない成分の●●を含むサプリメントを開発、販売しています。つまり、これがコアコンピタンス=あなたが経営資源等を投入し、戦うべき所です。

では、このサプリメントの販売をするまでのプロセスを考えてみると….

  1. 商品の製造と開発
  2. 輸出国側の物流
  3. 輸出国側の通関及び船積み
  4. 国際間の輸送
  5. 日本側の荷下ろし及び通関
  6. 日本側の国内配送

などがあります。

例えば、商品開発と販売をコアコンピタンスと考えている場合は、1以外の全ての部分は「その他の作業」と考えられますね! この部分に、力を入れるのは不要です。経営資源を投入するのはもったいないですね!

そこで、上記2~6の工程を「一つのパーツ」と考えて、これを丸ごと外注化することを考えます。その結果、パーツ内の流れをスムーズにすることを目指します。もちろん、自社の努力でそれをすることも可能です。

しかし、実際の所、日々の業務で忙しいです。また、すぐに結果が出てこないSCMの最適化に、あなたの上司がどこまで認めてくれるのかもわかりません。はっきりいって面倒。そして大変です。これが小さな企業のリアルな現実です。ただし、あきらめるのは早いです。このような状況であれば、部分SCMを実行すればいいのです。

部分SCMとは、ズバリ、ある程度、SCMが構築されているパッケージサービスを使うことです。

例えば、箱根旅行に一泊二日で旅行にいくとしましょう。この旅行は、ご自身で手配もできますし、旅行代理店が作り上げた「パッケージ旅行」の購入もできます。もちろん、個人の意向を最大限に反映したい場合は、個人旅行が良いですね。

しかし、一つ一つ、宿を頼むのも面倒。鉄道の手配、ルートの選定。どこに行くのか決めるのも面倒な方は、パッケージ旅行が最適です。また、価格的にも、パッケージ旅行の方が安く、最も効率的で合理的な旅行ができますね!

では、なぜ、このような合理的な旅行ができるでしょうか? それは、このパッケージの内をプロが最適化(SCM)しているからです。プロがパッケージ内を一気に最適化をしているため、それぞれが独立して存在するときに発生する無駄を省けます。

実は、国際物流にもこの「パッケージサービス」が誕生しています。その一つが「D2Dサービス」及び「海上速達便」です。

D2Dサービスとは?

D2Dサービスとは、混載輸送(LCL)であるにも関わらず、ドアデリバリーを実現する海上輸送です。下の1~5までの全ての部分を一つのパッケージサービスとして提供しています。

  1. 輸出国側の物流
  2. 輸出国側の通関及び船積み
  3. 国際間の輸送
  4. 日本側の荷下ろし及び通関
  5. 日本側の国内配送

普通のLCL?→違います。

フェリー船?→違います

それらとは、全く違います! 通常のコンテナ船のLCLを使ったドアデリバリーサービスです。

D2Dの特徴(以下がオールイン)

  • 非常に少ない物量でも利用可能
  • 個人事業主様、小さな法人様が利用可能
  • 日本側通関で「お断り」される心配も不要
  • ドア(中国の倉庫)から日本側ドアへの配送可能
  • 国際輸送、中国側、日本側の通関も含む
  • 日本国内の配送も路線便を使い自動手配
  • もちろん、D/Oの処理等も不要

まさに「混載(LCL)は遅い。面倒の常識を覆す」一気通貫です! 現在、中国物流を利用しSCMの導入しようとされている方は、まずはD2Dや海上速達便等のパッケージ輸送サービスから利用されませんか? それが小さな企業ができる現実的なSCMだと考えます。

新サービス!超少量の物量でも対応可能なD2D海上輸送サービス

【中国高速輸送】海上速達便で輸送可能な貨物(品目)は?

 

ごめんなさい!D2Dサービスがあるのに、クーリエを使う理由が見当たりません。「圧倒的にコストが違う。高くて少量しか運べない。しかも、到着日がそんなに変わらないクーリエなんて…..」やっぱり、使えないです…汗 みんな利益がいらないんでしょうか….汗

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