台湾/ウイスキーの台頭 タイ/砂糖の輸出価格高騰

世界の今2020-10貿易コラム
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世界的な新型コロナ感染拡大により生活や経営に長期間の影響が出ている。この状況下の中、魅力的な貿易チャンスをいくつかお届けする!

タイ政府による割引キャンペーン、消費者の動向調査報告、アマゾンのイメージ変化、タイの干ばつによる砂糖価格の高騰、人気急上昇中の台湾ウイスキーとは?をお伝えする。

台湾ウイスキーのいま、タイの割引キャンペーン

台湾ウイスキーが台頭!新興ブランド「カバラン」の成功

台湾宜蘭県、山の麓にあるカバラン蒸留所は、台湾の飲料水メーカー金車(King Car)が2006年に創設したばかりだ。しかしそのシングルモルトの味は、ワールドウイスキーアワード 2015で世界トップに選ばれた質の高さを誇り、ウイスキー愛好家の間でも「台湾ウイスキーといえばKavalan」と名が知れ始めている。カバラン蒸留所はいまや毎年7万人の訪問者で賑わっている。

ウイスキーはスコットランド発祥だが、アメリカ、日本、その他新興企業による競争が激化している。そんな中でのカバランの成功により、台湾ウイスキー市場は2019年、スコッチウイスキー協会によって、米国、フランス、シンガポールに次ぐ4番手とランクづけられた。台湾国内には優れたウイスキーバーも点在し、市場のボトムアップを担っている。

ウィスキーの考察

日本でもその質が知れ渡ってきたカバラン。蒸留所は観光名所の一つとなっているようだ。カバランの成功のおかげで他のメーカーも注目を浴びつつあり、今後も成長が見込まれ、注目の業界といえるだろう。

元記事:

  • cna Luxury, How Taiwan became a serious rival to whisky stalwarts like Scotland and Ireland

タイ 国を挙げての割引キャンペーン

タイ政府は、コロナウィルス感染拡大で収入が減少した国民の生活費を救済する措置として、小売業者が消費者向けに大幅な割引販売するキャンペーン第二弾を開始した。4月16日に開始された第一弾では生活必需品の72品を対象に最大58%の割引が実施された。4月25日から開始した第二弾では、品目が増え、最大68%の割引が適用される。

割引キャンペーンの考察

タイの国を挙げての国民の生活を守る国内向けの救済措置。期間限定で、主に生活必需品が対象だが、間接的な輸出入への影響も注視する必要があるだろう。

元記事:

  • Bangkok Post, Discounted goods campaign continues

タイ 深刻な干ばつ 砂糖価格が急上昇

世界第2の砂糖輸出国であるタイは現在、過去40年間で最悪の干ばつにより、輸出量が大幅に低下している。さとうきび・砂糖委員会事務局(Office of Cane and Sugar Board)は、干ばつにより生産コストが上昇して生産量が減少した。世界の砂糖価格は、ブラジル、タイ、インドの生産量に依存しており、世界的な価格上昇につながった。

砂糖価格の考察

タイやその周辺国に広がる干ばつは深刻だ。砂糖の輸出量の減少は、世界の砂糖価格に影響を及ぼしている。この干ばつは雨期となる6月まで続くという報告もあり、今後も砂糖価格への影響は避けられないだろう。

元記事:

  • Chiang Rai News, NEWSDrought Creating a Bleak Outlook for Thailand’s Sugar Cane Farmers

免疫強化をうたうキャッチコピーが人気急上昇!

市場調査会社ニールセンによると、コロナウィルス感染拡大の影響により、消費者の商品キャッチコピーに対する動向が世界的に変化していると報告した。報告は、2020年3月のキャッチコピーの人気ランキングを分析したもの。そこでは「殺菌」「免疫を高める」とうたう宣伝文句が急上昇。その中には「善玉菌」も含まれ、人々が免疫強化をどう捉えているかが伺える。

パンデミック前には人気のあった「自然」「持続可能」「質の高い」といったキーワードはランキング下位につけた。この傾向がコロナ収束後も続くかどうかは、今後も注目される。

キャッチコピーの考察

自然食品や持続可能などのトレンドは息を潜め、殺菌や免疫強化をうたう製品に消費者の興味が移っている。自粛生活が続く事で、今後も新しいキーワードが注目されるかもしれない。

元記事:

  • Food Business News, Consumer interest rises for immunity, germ prevention

アマゾンのサービスに危機 他企業への見直しが進む

ニューヨークタイムスは、豊富な品揃えと迅速な配達というアマゾンに対する信頼が揺らぎはじめていると指摘している。

コロナウィルス感染拡大が始まって以来、アマゾンでは、一部の商品に在庫切れや配達の遅延が続いている。需要の急上昇に加え、倉庫で働く従業員には社の安全対策に疑問を抱いて現場を離れていることで、人手不足が加速しているためだ。それに対する消費者の反応は、現在が非常事態であり仕方がないと受け入れ、今までのアマゾンのサービスに改めて感謝する一方で、他のネット通販、地元企業や商店の発見にもつながっているとしている。

アマゾンの考察

新型コロナ感染拡大による様々な影響が、アマゾンに対する消費者の意識をあぶりだしたという記事。社会的距離を取る生活が今後も長く続くとされる中で、消費者の動向や販売経路も含め、企業は変化が求められるだろう。

元記事:

  • The New York Times, Reliable Amazon Isn’t Anymore
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