オーレウス発電 紫外線から電気を生む出すソーラーパネル

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    今週は、世界輸出を視野に入れた各国の企業による、環境に配慮した活動やサービス等のニュースをお届けする。フィリピンからは紫外線を吸収して発電できる新しいソーラーパネル(オーレウス発電)を、タイからは石油会社が手がけるアップサイクリング製品開発プロジェクトを、台湾からは貿易センターに授賞されたブランドを、オランダの調査会社が発表したグリーンウォッシングに対する各国の認識の違いを、アメリカからは猫の家に組み替えられる段ボール箱の話題をお届けする。

    オーレウス発電(ソーラーパネル)

    フィリピン 未来のソーラーパネル 低コストで自在な形に

    フィリピン・マニラのマプア大学の学生が開発したソーラーパネルAuREUS(オーレウス)は、紫外線を回生可能エネルギーに変換できるパネルだ。今年、英ダイソン社が開催するデザインエンジニア発掘事業である「ジェームス・ダイソン・アワード」の2020年サステナビリティ賞を受賞した。

    開発者は、近年の気候変動によるフィリピンの農業への打撃が深刻さを増していることから、台風などで廃棄物になってしまう農作物からもこの製品を製造できるビジネスモデルを想定したという。今後は、海外市場への流通に乗り出しながら、新しい製品開発にも取り組むという。

    未来のソーラーパネルの考察

    ソーラーパネルAuREUS(オーレウス)は、安価で持続可能な原料から作られ、柔軟に曲げられるのも大きな特徴だ。また紫外線を吸収する特性を生かし、開発者は様々な利用方法を提案している。都市部のビルのガラスに貼れば、建物の内外にいる人々への紫外線の影響が軽減され、同時に建物自体が発電機としての機能を持つという。

    開発したマイグ氏は、ダイソン社から受賞されたことで、すぐに市場に進出する足がかりができたと答えている。将来的にはこの技術を利用して、紫外線を吸収して電気に変換できる服も作りたいとの夢も語る。ソーラーテクノロジー業界は、今後も様々な製品やサービスが現れることが予想される。貿易ビジネスにおいても期待したい業界だ。

    タイ アップサイクリング製品開発プロジェクト 輸出も視野に

    タイの石油企業PTTグローバル・ケミカル社(GC)は、アップサイクリング製品を開発するプロジェクトを発表した。このプロジェクトは、”Up Waste to Value with WOW! Style (驚きのスタイルで廃棄物に価値を与える)”というコンセプトのもと、様々な分野の企業家やデザイナーらと製品を共同開発し、ビジネスネットワークの構築を含む様々なビジネスチャンスを提供する。デザイナーらは、パッケージ、ファッション、工業、建築デザインなどの分野から選出される。製品開発後も、輸出市場に進出するための様々なリスク管理を含め、製品の競争力を高めるところまでがプロジェクトであるとしている。

    エコ製品開発プロジェクトの考察

    アップサイクリングとは、創造的再利用と呼ばれ、廃棄物など不要な製品を環境価値の高い製品に変換することだ。タイでは、オレンジ色の僧侶の袈裟をペットボトルを利用した繊維で作ったり、ビニールの代わりにバナナの皮で野菜を包むスーパーなど、様々な試みがニュースになっている。またタイは、海洋プラスティックごみの排出が多いことでも知られる。




    地元の大企業によるこのプロジェクトは、パッケージやファッションなど多岐に渡る分野での展開が予定されており、環境に対する課題と解決方法がタイ文化に根付いた形で製品化される。各分野の専門的なデザイナーが関わっており、海外進出も視野に入れているとのことで、近い将来、日本へ輸入されれば話題になるに違いない。どんな製品が生まれてくるのか楽しみだ。

    台湾 環境に優しいライフスタイル 受賞4ブランド

    ゼロウェイスト社会を目指す台湾。今年、台湾貿易センターが開催した「台湾エクセレンス賞」は、環境に優しいライフスタイルを実現する製品を提供する企業に賞を与えた。いくつかを紹介すると、配線機器の製造会社KAI SUH SUHは、日本を含む世界へ進出している多国籍企業。面ファスナーを廃止してフックを利用した革新的な結束バンドなどを開発製造した。

    紙容器の老舗企業JUN YOOは、100%生分解性のある紙容器など、石油由来の原料を使わない紙製品や印刷インクを製造している。また、茶クズ、籾殻、ワインの搾りかすなどの農業廃棄物を再利用したストローを手がける企業Ju-Tianは、半年以内に90%が分解されるサトウキビストローで台湾のグリーンマークを取得している。

    環境に優しい台湾ブランドの考察

    市場調査を手がけるカンター・グループによる消費者レポートによると、アジアの消費者の75%が、企業の社会的責任に対する姿勢が購入意欲に影響を与えていると報告している。消費者の大部分が、持続可能性が製品の付加価値と捉えている。消費者によって、キーワードは「環境に優しい」だけでなく「環境に優しいライフスタイル」へと変わってきている。

    「台湾エクセレンス賞」は1993年から続く歴史を持ち、様々な新しい価値を持つ台湾製品を選定してきた。賞の選定の特徴として、製品自体の新しさではなく、製品がもたらすソリューションを重視している。ビジネスの商材選びにおいて、この視点は将来的に重要になってくるのではないだろうか。

    オランダ アジア人はエコ誇大広告を信じやすい?

    オランダの調査会社Global Reporting Initiativeによると、アジア人は企業が発信するサステナビリティ・レポートを信じる可能性が、欧米の人々よりはるかに高いという結果が出た。サステナビリティ・レポートとは、持続可能な社会の実現にむけて、企業がどのような取り組みをしているかを開示する報告書のこと。レポートに寄せる信頼感は国や地域によって著しく異なる。

    アジアの中でもインドネシア人が最も信頼感を持っており、ベトナム、タイ、中国、インドが続く。一方でEU諸国、とりわけフランスとドイツはレポートに対して冷笑的だ。極端なのはロシアで、10人に7人がレポートを信じていないという。ここから読み取れるのは、アジアの人々は、企業が誇大に環境的価値を宣伝する可能性を認識していないためという。その証拠に、アジア各国では、サステナビリティ・レポートを重視する市場が急成長を遂げているという。

    エコ誇大広告に関する考察

    持続可能性を謳う製品の需要は世界的に伸びているが、一部の企業は誤解を招く主張をしている。製品やサービスの環境上の利点を誇張したり、パッケージやロゴを使用して製品が環境に優しいと誤って示唆するなどの情報を消費者に与えたりする。このような誇大広告を「グリーンウォッシング」と呼び、近年、欧米を中心に問題視されている。欧米では、サステナビリティ・レポートがこうした誇大広告に利用されるスキャンダルも発生している。

    一方、アジアにはレポートを疑わない消費者が多い。環境に配慮した製品への需要がますます増えているアジアの消費者は、製品に対して欧米より動きが早いだろう。しかしこの動きも、欧米の状況を見れば徐々に鈍化していく可能性もある。今後は、輸出入製品を扱う際に、正しい情報を提供する企業を見極めることが重要になってくるだろう。

    アメリカ 輸送用段ボール箱が猫の家に?! ユニークなリサイクルを提案

    ニューヨークを拠点とした、持続可能な猫製品を提供するCat Personは、ユニークな段ボール箱を発表した。その段ボールは、同社の製品の発送として使用された後、変形すると猫が入れるプレイハウスになる。猫のベッド用などに段ボール箱を再利用するのは猫好きには定番の方法だが、この段ボールは使用後に別の形に組み立てることを想定したデザインとなっている。初めからリサイクルを想定した輸送資材だ。

    猫の家になる輸送用段ボールの考察

    遊び心に富んだアイデアである上に、輸送資材の廃棄を防ぐユニークな段ボール箱だ。梱包材自体が、輸送以外の用途で生まれ変わることを明確に提案している。現在、Cat Personの製品の輸送資材として使われているとのことだが、これだけでも優秀な商品となり得るクオリティだ。このニュースは、商品の梱包が顧客に大きな印象を与えることを改めて考えさせてくれる。

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    この記事の参考サイト
    • The James Dyson Award, AUREUS: AURORA RENEWABLE ENERGY & UV SEQUESTRATION
    • GC, GC Unveils the Upcycling, Upstyling project incorporating well-known Thai designers to further improve eco-designs by promoting the sustainable use of resources
    • Bangkok Post, Taiwan Excellence follows world trends, launching four environmentally-friendly products
    • Eco-Business, Public faith in sustainability reports is rising globally―but more than half of people still don’t trust company claims
    • Yanko Design, THESE CARDBOARD SHIPPING CONTAINERS TRANSFORM INTO CASTLES TO SERVE YOUR CATS BETTER!
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