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【タイの財布】仕入れを誌上体感してみよう!



タイの財布仕入れのリアル!実体験企画

「タイ輸入にチャレンジしてはみたいが、何をどう仕入れて、それがいくらかかるのか分からない」このような悩みを抱える方も少なくないのではないでしょうか。リアルな実情が分かったなら、思い切って新しい一歩を踏み出せ易くなるはず。

そこで今回は、実際に日本で販売されている商品をタイで仕入れた場合のリアルをお届けいたします。

ステップ1 「事前準備」

私が今回向かったのは、地元民が集うローカルモールです。地域の人々に愛されてウン十年といった趣の店舗です。観光客にも人気がある様な有名どころのモールはあえて対象から外しました。なぜなら、地元民が販売対象であるため、値段が最初から安く設定されているからです。

事前準備でスムーズな仕入れを。こんな小技もある

地元民が使うモールの店員は、いきおいタイ語しか話せない可能性が高いです。スマホでGoogle翻訳を活用する場面ではありますが、想定問答は事前に作成しておく方がなおよいです。備えあれば憂いなしです。

たとえば、あなたが宿泊するホテルのスタッフは英語が話せるはず。彼らとならば、翻訳を通して十分に意思疎通が図れるでしょう。そこで、ホテルのスタッフにこれから仕入れに行く趣旨を相談してみます。

「仕入先の店員がタイ語しか分からないことがあるので、彼らが理解できる様に事前準備しておきたい。協力してくれないか」と。

そしてノートに「あなたの店の商材を仕入れたい。いくつから卸売価格で購入できるか」などの想定パターンをタイ語で書いてもらうのです。電波やバッテリーの有無に無関係だし、スマホの小さい画面ではないため年配のタイ人店員にも容易に理解してもらうことができる、という利点があります。

ステップ2 「いざ店内を物色開始」

モールに到着しました。駅からも近く、中規模のモールです。確かに古びてはいますが、今でも集客力は十分にある様です。客層はタイ人が9割近くを占めていました。

「おっ!この商品見たことあるぞ」Amazonで販売中の商材を発見!

物色を開始して僅か20分後、私のアンテナが反応しました。どこかで見覚えのある商材を発見したのです。

それは革財布でした。以前、商品リサーチしていた際、見かけたことのある商品だったのです。イタリアンレザーでこしらえた高級感ある二つ折り財布、長財布、名刺入れなどがラインナップされていました。

なるほどこの商品はタイから輸入していたのか、と膝を打ちました。早速、店員のおばちゃんと仕入れ交渉に入ります。

仕入交渉開始。英語が伝わらず、難儀するも……

「おばちゃん、これいくら?」

まずは定石どおり、小売価格からヒアリングを開始します。しかし店員のおばちゃんたちは英語が話せない様です。翻訳機能を使って会話が成立することはしたのですが、どうにもやりとりに非常に時間がかかってしまいます。

すると我慢の限界に達したのか、おばちゃんが動きます。

「あたいのボス、日本語を話せるからちょっと待ってて」

言うが早いか、おばちゃんはボスに電話をかけ始めました。日本語で交渉できるなんて非常にラッキーです。こういったサプライズも偶にありますから、まさにアメージングタイランドです。

ステップ3 「テスト仕入してみる」

日本語でやりとりできることは素晴らしいです。行き違いが生ずることも大きく減りますし、今後の取引を継続する上でも大きな安心感を得られます。ボスからお話を伺った概略は、次のとおりとなります。

卸売価格で仕入れるための条件とは?

これがまた驚くほど有利な条件でした。少ない資金から十分に始められることが分かりました。これが中国輸入だとするなら、最低ロット数が多いので今回のようにはいきません。これがタイ輸入の良い点です。

さて、その条件ですが、なんと6個からの仕入れでガクンとディスカウントしてくれるというのです。これは嬉しい。テスト販売のための仕入れにもってこいでしょう。

Amazon(または楽天)の販売価格と仕入値の気になる差額は?

「えーい。で、いくらなのよ! 早く教えてよ!」

エヘン。大変長らくお待たせ申し上げました。皆さんが一番気になるAmazonでの販売価格と仕入れ価格を大公開いたします。

商品番号1 「二つ折り本革財布」
  • アマゾン販売価格 約5,000円(割引販売中につき、実売価格は3,500円ほど)
  • タイでの仕入価格 約1,700円
  • 差額 3,300円(実売価格ベースなら1,800円)
商品番号2 「本革名刺入れ」
  • アマゾン販売価格 約3,000円
  • タイでの仕入価格 約740円
  • 差額 2,260円
商品番号3 「本革長財布」
  • 楽天市場販売価格 約4,000円
  • タイでの仕入価格 約3,000円
  • 差額 1,000円

アマゾンでも楽天市場でも、この商品を扱うセラーがたくさん見つかりました。シニア世代なら誰もが知っているブランドということもあり、日本での知名度が高いためでしょう。

そして、イタリアンレザーを用いた高級感ある本革財布が安価に仕入れることができるとあって、日本のセラーに目をつけられたのではないかと推測します。

小売価格と仕入価格をくらべてみましょう。名刺入れの利益率が非常に高い反面、長財布は比較的に旨味がない様です。

どのような商材をどれくらい仕入れ、どのように販売するか……。その人に応じた資金力や販売への考え方がありますから、まさに、セラーの腕の見せどころとなります。

驚くほど簡単に仕入可能

さて、ここまで仕入れの誌上体験会を行ってまいりました。案ずるよりも産むが易し、タイでは商材を非常に簡単に仕入れることが可能である、ということが実感いただけたのではないかと思います。むしろ、呆気なさすぎるかもしれません。

そして、何より低資金からテスト仕入れができる大きな利点がタイ輸入にはあります。今回ご紹介した革財布などの小物は、軽く、嵩張らないので日本への送料も安く抑えることができます。

軍資金に余裕があるなら、工場まで足を伸ばしてみよう

さて、ボスからお話を伺った際、次のようにお勧めしていただきました。

「まとめて数十個購入してくれるのなら、もっとディスカウントできますよ。また、そのモールで販売しているアイテムは、当社のごく一部に過ぎません。ぜひ、当社の工場へおいでください。豊富なアイテムの中から、お好きな物をお選びになられてください」

モールで販売されていた本件革財布は、作りがしっかりしていて、「これはイイかも」と感じたのですが、実は大きな工場で製造しており、他にも様々な商品が取り揃っているとのこと。モールに赴き、たまたま目に留まった店舗を掘り下げてみると、実は、あなたの今後のパートナーとなるかもしれない工場直販店だっりするわけです。これがタイ輸入の魅力です。日本語が通じることもあり、非常に有力な店舗であると感じた次第でした。

テスト販売から工場直仕入れへと買付をステップアップすれば、安定した仕入・販売ルートが構築できるのではないでしょうか。

おまけ「粗悪品! こんな店から仕入れないで」

以下の画像は、あるナイトマーケットで見つけた革小物です。100バーツ(約400円)で売られていますが、それすら高いくらいの粗悪品ばかりです。造りはかなり雑、使われている革も低品質、そして何より汚い。

まとめ買いすればさらに安く購入できるかもしれませんが、あなたがこれを販売したとしても、このクオリティを購入してくれる日本の消費者はいないでしょう。安物買いの銭失いだけはしないようにお気をつけください。

タイ 仕入れ

100バーツでも高すぎる品質。タダでも欲しくない。

タイ 仕入れ

投げやりで作ったことが分かる仕事ぶり。粗雑だし、新品なのにすでに汚れている。

タイ 仕入れ

こちらはまだマシな商品群。クロコダイルの偽物もあるので注意。

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