美容大国と呼ばれるタイには、美容に特化したサプリメントが豊富にあります。どんな商品が人気で、どのような層が購入しているのか? 今回は、タイでの美白サプリとその他の人気があるサプリメントの現状をご紹介していきます。
タイへの美白サプリメントの輸出!他、どんな物に人気がある?
タイ人の中間層の意識の変化
歩くことが嫌いで、バイタクに乗って移動しているタイ人ですが、近頃“健康”への意識が格段に高まっています。
フィットネスやジムへ通ったり、公園で朝晩ジョギングしたりする人が多くなりました。百貨店内には健康や美容関連のサプリメント専門店が増え、TVのショッピング番組でも、サプリメントを取り上げるものが多くなってきています。その背景には、所得が増え、余暇をはじめ健康や美容にもお金を使えるようになった中間層が増えていることが挙げられます。タイでの健康と美容関連は、外国人や裕福層はもとより、今では中間層をも巻き込みだしています。
美白こそ絶対!美白サプリは人気商品
タイでは、白い肌は美しさの象徴とされています。特に女性にその傾向が強く、白い肌への憧れは強烈です。数あるサプリの中でも、女性たちの間では“美白サプリ”は断トツの人気です。美白を謳ういろんな種類のサプリメントが販売され、有名人やモデルがTVでその効果をアピールしています。
有名人の“この商品はいい”という言葉にタイ人は敏感なので、宣伝された商品はまたたく間に人気となります。私はあまりサプリを知らなかったので、まず、価格に驚きました。美白サプリでも、いいモノは結構するのですね。このようなサプリに、タイ人のOLたちがお金を使えるようになったのにも驚きです。知り合いのタイ人は、美白石鹸や美白マスクよりも、今は、美白サプリに凝っています。
即効性を求めるのは、タイの国民性か?
数ある美白サプリの中から、選ぶ基準は何でしょうか?聞いた所によれば、一番は“即効性”だそうです。極端に言えば、夜、寝るときに飲んで、朝、起きたときに肌が白くなっている。それぐらいの効果をタイ人は求めているそうです。
継続することで確実に効果が現れるよりも、今すぐ効果が欲しい。まさにタイ人の国民性を表しています。とにかく即効性が重要らしいです。そのためかどうか知りませんが、商品によっては“即効性あり”と記載されています。ある商品について質問した所、“効果は早いです”と店員からも言われました。ただ、そうは言っても、やはり効果の程は年齢や肌環境にもよるのが、本音ではないでしょうか?
芸能人が買いに来る人気のサプリは、ここで買える
お客さんに、探して欲しいと頼まれて調査したお店があります。日本人が多く住むスクンビットのsoi24にビューティーサロンがあります。ここは、カンチャナブリーに実店舗のあるお店と提携しています。カンチャナブリーのお店には、タイの有名な女優がサプリなどを購入しに来ることがあります。それを知ってか、タイでは大変人気のあるお店です。
Soi24のお店へ行ったとき、いろんなサプリとともに美容グッズも充実していました。調査した所、OMENAの「GLUTA」というサプリが人気だそうです。色白成分として有名なグルタを配合した商品、と日本語での説明がありました。グルタは、別名「白玉点滴」とも呼ばれています。店員に聞くと、もともとサプリは継続して飲むことが大切で、3ヶ月が目安だと言われました。1瓶30錠、30日分で820B。“肌が白くなった”という言葉を、まだお客さんから聞かされていませんが、どうなんでしょうか?
ダイエットサプリは、男性にも人気
美白と同様に、人気なのがダイエットサプリです。女性だけではなく、男性もダイエットに関心があるのではないでしょうか。知人友人でダイエットサプリを購入している人は多く、やはり太ることは男性でも良しとしないのでしょう。食べて、走って、サプリを飲む。食べず、走らず、サプリをただ飲むよりも効果はあると聞きました。
しかし、友人はサプリを飲み続けたことで痩せはしましたが、食欲低下、体力が落ちてしまいました。結果、飲むのをストップ。人によっては、身体に合わないモノもあるようです。その後、友人は別のサプリを見つけて飲んでいます。そこまでしてダイエットをするタイ人の執念に感心します。
ドラッグストアーで買える1
サプリは、専門店以外にドラッグストアーで買えます。有名なのは、watsonsやBoots。ここに行けば、タイの有名なサプリが揃っています。また、在住日本人が多く訪れるお店もあります。バンコクに8店舗あり、3店舗に日本人通訳が常舗しているブレズ薬局です。
一番わかりやすい場所にあるのは、アソーク スクンビットsoi21のお店です。こじんまりした店内ですが、薬はもちろん、美容サプリも充実しています。美白やダイエットサプリでもいろんな種類があるので、商品の違い、特長、効果の程を日本語で通訳してもらえるのは助かります。私も、それなりに行きますが、日本のサプリはまだ販売されておりませんでした。日本人の間でも、やはり美白、ダイエットサプリは人気らしいです。
ブレズ薬局HP https://blez-web.com/
日系のドラッグストアーで買える2
バンコクの中心街サイアム駅周辺に、マツモトキヨシとツルハドラッグが近年オープンしました。石鹸をはじめ、シャンプー、パック液、リップなど日本のメーカーの商品が豊富に置いてあります。中でも美容用品が充実している感じです。両店とも、バンコクで店舗展開しています。サイアムは若者が多い街なので、客層は若いタイ人女性が中心です。タイのサプリは置いてありますが、日本のサプリは両店ともありません。
日本に帰ったときによく買うDHCのサプリがあるかと思ったのですが、店員に聞いても“何ですか、それ?”みたいな顔をされました。しかし、どこのメーカーかわかりませんが、青汁を発見。“これ、売れるの?”とまたまた店員に聞けば、それなりに売れているそうです。中年のタイ人からの質問が多く、日本の商品で、苦いけど身体にいいと伝えると、買う人もいるらしいです。タイ人が青汁を飲むとは。。。タイ人も健康な人生に目覚めているのです。
日本のブランドは人気があるが、価格がネック
他のドラッグストアーや専門店も見ましたが、日本のサプリは置いてありませんでした。すでに日本のコスメ、マスクなどの美容用品は、タイでは信頼のある定番のブランドとなっています。しかしタイや韓国などのブランドよりも、価格が高いのがネックになっていて、欲しいけど買えないタイ人は多いのではないでしょうか。
また、商品は揃っているけど、タイ人に浸透していないなあと思うのが、歯ブラシやチューブです。価格が高いのと、ほとんど認知されていないのが要因でしょう。その商品は、サンスターのGUMです。日本の商品だから売れるとは限りませんが、良いモノは時期を経てタイ人の間に定着すると思います。今後は、日本のサプリも狙い目では。特に美白、ダイエット関係、そして中高年向けの健康サプリは需要がありそうな気がします。
タイのECサイトで研究しよう
日本にいながらにして、サプリをタイ人に売る方法はあるでしょうか?FacebookやeBayなら可能です。タイ人限定となると、タイのECサイトを通して売ることになります。タイのAmazon的な存在と言われるLAZDAと、台湾をはじめ東南アジアで急成長しているShopeeがあります。
ある調査データを見ると、どちらも携帯・電化製品の購入の割合が多くを占めています。一回の注文の割合は、500B-1,000Bが多く、一回のタイ人の買い物としては、これ位が妥当なのではと思います。美容用品の購入もそれなりに多いので、まずは一度どのようなサプリが売られているかを研究してみると良いかと思います。
LAZDA https://www.lazada.co.th
Shopee https://shopee.co.th/
まとめ
- タイ人の中間層の間でも、健康、美容への意識は高まってきている。
- 美白サプリは、断トツの人気。白い歯よりも白い肌を求めている。
- 美白とともに、ダイエットサプリも人気。ドラッグストアーには、商品が豊富にある。
- 日本のドラッグストアーがタイに進出。しかし、日本のサプリはまだない。
- タイのECサイトで、どのようなサプリが売れているか研究してみよう。


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