レコードの輸出チャンス!? アナログレコードの再燃!

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  • いま、アナログレコードが売れている。このトレンドの特徴としては、若い世代がレコードというメディアを再発見しているということ、そしてこの傾向が世界的な潮流であるということだ。

    レコード人気の再燃は、欧米で2007年頃から始まった。そして昨年の2020年には、アメリカ国内でCDの売り上げ数を上回ったというニュースが世界を驚かせた。日本でも、この10年で売り上げが10倍以上に増えている。2018年にはソニー・ミュージックがアナログ盤の生産工程を29年ぶりに再開するなど、その市場の将来性が期待されている。

    また従来のコレクターやマニアだけでなく、若い消費者が増えたことで、若いミュージシャンによる新譜がアナログレコードで発売されるようになった。この傾向も世界的だ。同時に、ビンテージレコードの売り上げや価格も上昇傾向にあり、海外の一部の愛好家は、レコード盤を「ブラックゴールド」と呼ぶこともあるという。

    アナログレコードが売れることで、レコードプレーヤーなどの関連商品の生産や売り上げも伸びている。国内の家電量販店の都市大型店では、レコードプレーヤーのコーナーが設置されている。新品として販売されている製品には、スピーカー内臓、bluetooth、USB対応など、手軽にレコード再生を楽しめる機能が搭載されている。

    そして東南アジアを含むアジア各国でもこの動きが加速し始めている。各国の都市部ではアナログレコード専門店が続々と登場し、レコードを良い音響で聴きながらお酒を飲めるバーやカフェが急増している。

    このように、アナログレコードの静かなブームの背景には若い世代が大きく寄与していることから、市場における一定の安定性が見出されている。長く安定した貿易ビジネスにつながる可能性のあるアナログレコードのアジアにおける傾向やサービス、商品情報をお届けする。

    日本のビンテージが人気 輸出に大きなチャンス

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    *当サイトの記事を編集・加筆等し、独自の記事として公開する行為を固くお断りいたします。

    タイ:市場の堅調な成長 多様なジャンルで

    タイでも、5年ほど前からレコード市場が安定して上昇を続けており、過去2年で12~13%の売り上げ増加が報告されている。レコード専門店の数は、バンコクだけでも40-50店舗は存在するといわれ、さまざまな音楽ジャンルのレコードが、安くて100バーツから、高いものでは10000バーツほどで取引されている。中には、古いプレーヤーを修理して販売するサービスを展開する店舗もあり、中古のプレーヤーは5000-10000バーツで取引されているという。

    新譜アルバムのレコード盤を制作するタイ国内の若いアーティストも増えており、さらにはレコードプレス工場もバンコクで新たに設立された。クラシックから電子音楽まであらゆるニーズがあるという。

    また2016年からはバンコクで「レコード・コンベンション」というコレクターや愛好家向けの見本市が開催され、集まった多くのレコード店や音楽業界者は、レコード販売ビジネスの有望性を確信したと言われている。

    フィリピン:あらゆる世代が支える 日本からの輸入品が好調

    フィリピンにおけるレコードの人気復活の背景には、あらゆる世代・階層の消費者が関与している。

    高年齢層は、若い頃に海外版レコードを入手することができなかった事情から、最近になって欧米や日本の当時の中古レコードを購入するようになった消費者が多く、輸入されたビンテージが800ペソから1800ペソほどで取引されている。一方、マニラのレコード販売店によると、バイヤーの多くはミレニアル世代だという。若い世代によるオンライン販売も好調で、スピーカーやUSB機能を備えたポータブルタイプのプレーヤーも人気だ。

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    特に現地ミュージシャンのアルバムは高値で取引されている。若いミュージシャンの新譜のアルバムが販売されるほか、1960年~80年代にリリースされたアルバムが再販され、人気となっている。販売されてもすぐに完売し、プレミアがついたことで法外な転売価格で取引されている。

    韓国:過去レコードの見直し進む 新デザインのプレーヤーも

    韓国では、2004年に全てのレコードプレス工場が閉鎖した。しかし国内需要の増加に伴い、2017年にソウルで二つのレコードプレス工場が新たに設立された。2015年にはアナログレコードの公立ライブラリ「Music Library」がオープン。2020年には老舗音楽レーベルが、かつて販売した歌謡曲をデジタイズする一大プロジェクトも発表されるなど、過去のレコード盤を見直す動きが加速している。また若者の間では、レトロブームを背景に、インテリアのひとつとしてレコードプレーヤーを購入する消費者も増えている。

    しかし業界では、市場の成長に悲観的な意見もある。現在は一時的なブームにあり、今後は骨董品のような位置付けで、少数の消費者によって支えられる状態に戻るだろうとの見方がある。その根拠として、売上高が年によって上下していることが大きいそうだ。しかし、価格変動には様々な要因が考えられ、昨今のブームで若い世代や女性の消費者が急増しているというデータもあり、単純に売上高の変動だけで将来を悲観するのは早計だとする分析もある。

    製品情報

    「Levi」:ソウルのデザイナーによって設計されたプレイヤーは、レコードが宙に浮いた状態で再生するデザインで注目されている。2021年2月現在、製造認可を待機中とのことだ。

    「Kim’s Flip O Flip」: レコード盤を立てた状態で設置して再生する、従来のレコードプレイヤーとは全く異なるデザイン。初心者でも簡単に操作できることを目指し、幅広い年齢層をターゲットにしている。

    中国:ブームと流通の中心地は広東省

    中国ではレトロ文化の人気を背景に、レコードがニッチな市場を切り開いている。2020年には、有名ポップ歌手が過去のアルバム14枚を、全てアナログ盤で再リリースして話題となった。

    2015年には広東省で生産ラインが再開された。広東省には、かつて香港から中国本土への輸出レコードの流通ハブとして機能した広州市があり、その歴史的背景から、現在はレコード人気の再燃に伴って生産工場が新設され、小売業者やレコードカフェなどが集まる場所となった。

    広東省にあるレコード販売業者によると、2017年から2019年までに売り上げが30%アップしているという。売り上げの8割は中古レコードで、2割が新譜だ。中古レコードの平均販売価格は200人民元を上回るくらいで、国内歌手のテレサ・テン、レスリー・チャン、アラン・タムが人気のトップを維持している。新しく生産されるレコードの種類には、有名歌手やインディーズバンドの新作のリリースから、個人の贈り物用としてのレコード制作まで多岐に渡るが、半数以上がかつて販売されたアルバムの再リリースだ。

    レコード販売とともに、オーディオ機器の需要も成長している。若い世代はポータブルタイプを好む傾向があり、中高年齢層はレトロなデザインで高品質タイプを好む傾向が強い。レコードもプレーヤーも国内需要より海外需要が依然として強く、国内のレコードプレーヤーメーカーによると、2020年には海外からの需要が300-400%増加したと報告している。しかし新型コロナ感染拡大によって自宅で過ごす時間が増えたことが、国内需要の押し上げにも貢献しているそうだ。

    製品情報

    香港の北隣に位置する深圳市を拠点とする「Shenzhen Wanling Electronic」は、レコードプレーヤーとラジオを製造する大手メーカーだ。製品はレトロなデザインが特徴で、プレーヤーにはスーツケース型から蓄音機まで、レコード好きの心を掴むラインナップとなっている。

    まとめ

    レトロブームが中国や韓国にも広がっているようだが、日本でも昭和レトロブームをZ世代などの若者が支えている。そうした背景からレコードを発見する若者が増え、デジタルとは異なる音質の魅力や、ジャケットなど見た目のデザイン性から人気に火がついたようだ。

    東南アジアでも、各国でブームの背景は異なるものの、若い消費者が増加している点は共通している。またセラーにも20代の若い世代が参入しており、ヨーロッパ、アメリカ、日本からの輸入で在庫を獲得しているそうだ。シンガポール、マレーシア、ベトナム、インドネシアでもレコードブームの再燃について報道されており、中国のメディアによると、アジアのレコード市場は需要が共有を上回っていると分析されている。

    レコード市場の大半を占めるのは中古品だ。現在、中古品市場は多様なビジネスが展開されており、今後の成長が期待されている。その中でもレコードは、若者や女性などの従来とは異なる新しい消費者層が増加しており、急激とはいかないものの、将来的な安定性が期待できるのではないだろうか。とくに海外では、欧米だけでなくアジア各国でも日本から輸出された中古レコードが広く流通している。日本国内では輸入レコードの流通が盛んだが、輸出ビジネスへの参入には大きなチャンスが開そうだ。

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    この記事の参考サイト/h4タグ

    • The Asahi Shimbun, Vinyl record sales up more than 10 times from decade ago
    • Bangkok Post, A Fresh spin on an old form
    • Mixmag asia, BANGKOK’S VINYL RENAISSANCE: 7 VINYL PURVEYORS PUSHING AN AUDIOPHILE PHILOSOPHY
    • BK Asia, What it takes to run a vinyl shop in Bangkok, according to the owners of Fatblack Records
    • #vinyloftheday, Get your vinyl fix at the Bangkok Record Convention this April
    • CNN Philippines, Why we’re listening to vinyl records again
    • Philstar, Debunking notions on vinyl records, millennials & OPM
    • Shine, Shanghai Daily, Old technology? Yes, but vinyl phonograph records still attract music purists
    • HKTDC Research, Vinyl Revival Leads to Record Sales Among Keen, Young Guangzhou Collectors
    • Aju Business Daily, Resurging popularity of vinyl LPs faces abrupt halt in S. Korea
    • Okayplayer, These South Korean Turntable Designers Want to Make Your Records Float
    • Yanko Design, THIS MODERN MILLENNIAL-FRIENDLY TURNTABLE REMOVES THE FEAR OF ANALOG DEVICES!

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