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日本からベトナムの船の日数は? 主要港を含めて解説!

日本からベトナム又はベトナムから日本の国際輸送手段

ベトナム商品の調達をする。(輸入)又は、日本商品の販売をする。(輸出)のいずれかを行う場合、必ず国際輸送が関係してきます。日越貿易では、どのような輸送手段があるのでしょうか?

 

>>日本とベトナム間の国際輸送の見積もりを依頼する

 

あなたにとっての最適な輸送とは?

「何が最適な国際輸送なのか?」

この疑問に対する最適な答えは、次の要素により異なります。

  1. 規模感
  2. 速度感
  3. 簡単さ

1.規模感

規模感とは、個人で行うのか? 法人で行うのか? の違いの他、取り扱う荷物の種類や量をさします。かさばる重い荷物を小口輸送すれば、送料の負担が一気に高まります。

2.速度感

荷物をどれくらいの短期間で受け取りたいのか? 又は発送したいのか? です。

例えば、日越の航空輸送は、最短3~7日以内に輸送ができます。海上輸送は、10日~輸送ができます。早く輸送したければ、海上輸送よりも航空輸送を選ぶべきです。

3.簡単さ

国際輸送は、国際輸送業者の規約の他、輸出先の輸入法令等も関係するため、日本国内の輸送感覚で依頼をすると大変なことになります。商品によっては、全て破棄される可能性すらあります。

もし、国際輸送に「簡単さ」を求める場合は、クーリエ(フェデックス等)を使ったり、フォワーダーに依頼して、輸入国側の指定地までの配送を依頼したりすると良いと思います。

以上の3点を含めて、最適な国際輸送を検討しましょう!

国際輸送の方法

国際輸送には、いくつかの種類があります。それぞれには、一長一短があります。ご自身の輸送目的と照らし合わせて考えることが重要です。ちなみに、これらサービスは、日本からベトナム。又は、ベトナムから日本のどちらにも当てはまります。

  1. 小口系輸送サービス
  2. 第三者による発送代行
  3. フォワーダーによる発送

1.小口系輸送サービス

最も簡単な国際輸送は、EMS、ヤマト、佐川急便、DHL、TNT、UPSなどです。これらは、梱包方法や手続きも等もシンプルでわかりやすいです。中でもEMSは、郵便が行っているサービスなので、日本全国又はベトナム全土から簡単に依頼ができます。

  • メリット:初心者向け。シンプルな発送ができる。身近な存在で依頼しやすい。
  • デメリット:ダンボール単位から200KG前後が限界。これ以上は、送料が高すぎる。

2.第三者による発送

友人等に依頼し、日本から~ 又は、 ベトナムから商品を発送してもらいます。又は、この発送業務を生業とする発送代行会社に依頼する方法もあります。発送代行会社は、日越間の国際輸送の代行手続きの他、日本側又はベトナム側の商品の購入等にも対応しています。

例えば、ご自身は、日本に居住しながら、ベトナムの商品を調達して、日本に発送してもらいたいときでも便利な方法だと思います。

  • メリット:遠隔で依頼ができる。小口貨物を輸送するときに便利
  • デメリット:大口貨物は不向き。輸出の場合は、輸出免税制度を適用できない可能性あり!

3.フォワーダーに依頼する。

3つ目は、フォワーダーと呼ばれる国際輸送業者に依頼する方法です。実は、事業ベースで貿易をしている多くの方は、このフォワーダーを使い、国際輸送をしています。フォワーダーに関する詳細は、フォワーダーっていったい何?の記事をご覧ください。

  • メリット:大量輸送・事業ベースの輸送に便利(海上輸送&航空輸送のどちらも対応)
  • デメリット:依頼方法が少し難しい。依頼を受けてくれない可能性も高い。

フォワーダーに発送を依頼するとは?

では、フォワーダーへの依頼について、もう少々、詳しい説明をしていきましょう! まず、フォワーダーには、大きく分けて2つの種類があります。(ここでは、その他を全て無視します。)

  1. 航空輸送が得意なフォワーダー
  2. 海上輸送が得意なフォワーダー

1.航空輸送

航空輸送系フォワーダーとは、航空機のスペースを活用した輸送サービスを提供する業者です。

例えば、ANAやJAL、ベトナム航空等の航空会社がありますね? フォワーダーは、航空会社と輸送スペースの契約をして、荷主に対して再販しています。

航空輸送の特徴は、海上輸送と比べて、輸送日数が短い。かつ安全です。短期間に低振動で輸送ができるため、少量×高単価商品を輸送する際に便利な輸送方法です。

*日ベトナム間の航空輸送の日数は、平均3日~7日前後です。

ベトナム側の主な空港

ノイバイ空港、ダナン空港、タンソンニャット空港、バンドン空港、フーコック空港

日本側の主な空港

東京、名古屋、大阪、福岡

2.海上輸送

海上輸送系のフォワーダーとは、コンテナ船等のスペースを活用した輸送サービスを提供する業者です。

例えば、マースクライン、SITCなどの船会社です。 フォワーダーは、これら船会社と輸送スペースの契約をして、荷主に対して再販しています。

海上輸送系の特徴は、航空輸送と比べて、輸送日数が長い。輸送コストが安い点です。特に20フィートや40フィートコンテナに入れて大量輸送する場合は、荷物一つに対する輸送料金がぐっと低くなります。

海上輸送(コンテナ輸送)は、大量×低単価商品を輸送する際に便利な輸送方法です。日ベトナム間の海上輸送の日数は、平均10~15日前後です。

ベトナム側の港の一覧

 

地域区分主な港特徴
北部ハイフォン港、クアンニン省カラン港主に東アジア方面の船舶が行き来しています。
中部ダナン港、ビンディン港、クアンガイ港、トゥアティエンフエ港ベトナム国内の輸送が中心です。
南部サイゴン港ブンタウ港、カインホア港などアジアの他、オーストラリア、アメリカ市場向けの船舶が行き来しています。
日本側の主な港

東京港、横浜港、名古屋港、大阪港、神戸港、門司、博多、那覇港

参考サイト

実際の貿易業務と国際輸送の関係

最後に日越貿易と国際輸送の関係を説明していきます。

  1. ベトナムから商品を購入する場合
  2. 日本から商品を販売する場合

1.ベトナムから商品を購入する場合

例えば、ベトナムの市場に買い付けに行った場合又は、日本にいながらベトナム側の売り手と取引する場合は、次の3つのいずれかの方法により国際輸送します。

  1. スーツケースに入れて持ち帰る。
  2. 現地の発送代行会社に依頼する。
  3. ベトナムのサプライヤーやメーカー又は自分が手配する。

1.スーツケースに入れて持ち帰る。

ご自身が帰国する際、旅客機の手荷物としてスーツケースに入れて運ぶ方法があります。この場合、日本の税関ブースで「旅具通関(ハンドキャリー通関)」をします。なお、商売目的で輸入するため、個人用荷物に適用ができる別送品は使えない為、注意しましょう!

2.現地の発送代行会社に依頼する。

ベトナム国内の市場近くには、必ず国際輸送の発送代行会社(代理店)があります。それらの会社に荷物を持ち込めば、日本に発送ができます。

3.ベトナムのサプライヤーやメーカーが手配する。

上記2つの方法は、どちらかというと小口貿易です。3つ目の方法は、コンテナやLCL、又は航空機等を使い、事業ベースで荷物を購入する場合です。

今、ベトナム側のメーカー又はサプライヤーと商品の購入(輸入)について打ち合わせをしているとしましょう。この打ち合わせの際、あなたは、購入者(輸入者)として、様々な事項について、要求します。

例えば、商品の規格、品質基準、クレーム基準などです。これらの一つに「インコタームズ」があります。インコタームズとは、売り手と買い手のすべきこと、責任範囲を明確にする貿易条件です。売り手と買い手は、ある一つのインコタームズについて合意をして、それにより、国際輸送をどちらの責任(売り手と買い手)と費用の下、行うのかが決めています。

もう少し簡単な表現をすれば、売り手が….

  1. ベトナムから日本までの国際輸送費を含めるのか?
  2. ベトナムから日本までの国際輸送を除外するのか?

ということを貿易交渉の中で決めるのです。

売り手が国際輸送費込みの価格で見積もりをしてきた場合は、あなたは、国際輸送の手配は不要です。一方、売り手が国際輸送費を含めない価格で見積もりをしてきた場合は、買い手(輸入者=あなた)の責任の下、国際輸送を手配します。買い手側による手配をノミネーションフォワーダーと言います。

2.日本から商品を販売する場合

日本から商品を販売する場合は、小口ケースと大口ケースを分けて考えます。いわゆるEBAYや越境ECレベルなら、EMSや国際輸送の代行会社の利用が便利です。その他、フェデックスやDHL等の法人アカウントを取得して、有利な価格で輸送する方法もあります。

一方、大口ケースの販売の場合は、フォワーダーを活用します。

例えば、ベトナム側のバイヤーに対しては、日本側の港渡しでの価格(FOB)か、日本からベトナムまでの輸送費を含めた価格(CIPなど)などを提案します。ベトナム側までの送料を含めた価格を提案する為には、まずフォワーダーに対して、日本からベトナムまでの輸送費の見積もり依頼をします。

仮に商品代金が1000ドル、フォワーダーから見積もられた輸送が300ドルなら、最低限、ベトナム側のバイヤーには、1300ドルで請求するイメージです。なお、フォワーダーに依頼する際は、適切な「情報」が必要です。詳細は、フォワーダーに依頼する際に必要な9つの情報をご覧ください。

参考情報:フォワーダー(国際輸送業者例)

  • HVT Logistics(https://hvtlogistics.vn/van-chuyen-quoc-te/van-chuyen-hang-tu-nhat-ban-ve-viet-nam.html)
  • DVD logistics(https://dhdlogistics.com/gui-hang-nhat-ban-viet-nam/)
  • Shipquocte(https://shipquocte.com/dich-vu-chuyen-hang-tu-nhat-ve-viet-nam-bang-duong-bien-id10355)
  • JapanExpress(https://japanexpress.online/chuyen-phat-nhanh-di-nhat-ban.html/)
  • EAGLES GLOBAL FORWARDING CORP(https://eaglesfwd.com/chi-tiet-ban-tin/dich-vu-van-chuyen-hang-duong-bien-di-nhat-ban.html)

HUNADEに日本とベトナム間の国際輸送の見積もりを依頼

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