×
国際輸送の見積を希望する方はこちら
HUNADEへのお問合せはこちら
#関税計算ツール#インコタームズ#貿易書類#アリババ等#品目別の輸入方法
#特定原産地証明書#リーファー#ドレー#危険品輸送#食品届#貿易費用#貿易資格>>その他
目次アイコン目次
×

目次

  1. 貿易会社を設立(起業)する!
    1. 輸入と輸出の違い。
    2. 貿易業とは?魅力やメリットは?
      1. 輸入業とは?
      2. 輸出業とは?
      3. 貿易会社(輸出や輸入)の仕事内容の例
    3. 【貿易】取り扱い品目別の起業に対する一意見
      1. アルファード(自動車)等の輸出起業
        1. 2022年度の3000cc以下の輸出先国
      2. 中古家電の輸出起業
      3. お酒の輸出起業
      4. 盆栽の輸出起業(0602.90-110 )
        1. 2022年度の盆栽の輸出先国一覧
      5. 和牛の輸出起業(0202.30等)
        1. 2022年度の盆栽の輸出先国一覧
      6. 錦鯉の輸出起業(0301.11-200)
        1. 2022年度の盆栽の輸出先国一覧
      7. 雑貨の輸入起業
      8. ビールの輸入起業
      9. 金の輸入起業
      10. 子供服の輸入起業
      11. 化粧品の輸入起業
    4. 貿易会社を設立するときの6つのポイント
    5. 1.仕入れ時に利益を創る(貿易の利益率)
      1. 輸出入ビジネスの利益率例
      2. 輸出入のリスク
        1. 1.倒産リスク
        2. 2.禁制品リスク
        3. 3.不良在庫リスク
        4. 4.品質のリスク
        5. 5.競合リスク
        6. 6.輸送リスク
        7. 7.為替リスク
        8. 8.イデオロギーリスク
        9. 9.伝染病リスク
        10. 10.知財リスク
        11. 11.訴訟リスク
    6. 2.起業資金(資本金)と経費
        1. 輸出・輸入の経費例とは?
    7. 3.語学力はグーグル翻訳やアウトソースを活用
      1. それでも言葉に不安がある場合は?
    8. 4.個人貿易の資格、許可や認可は不要!
        1. 輸出又は輸入で許認可が必要になる可能性が高い品目例
        2. よく輸入されている品目例
        3. よく輸出されている品目例
    9. 5.会社設立(法人化と個人事業主のメリット)
      1. 1.海外ビジネスの補助金
      2. 2.業販に販売できる可能性がある
      3. 3.信用を得られやすい。
      4. 4.節税効果が高い!
        1. 様々な経費が使えるのも魅力
        2. 参考情報1:法人設立後の給与の仕組み
        3. 参考情報2:年間900万円の利益がある個人事業主の納税額例
        4. 参考情報3:貿易会社と融資や補助金との関連性は?
      5. 5.法人は責任が有限であること
    10. 6.貿易会社を設立する流れ
      1. 1.貿易の目標を明確にすること
        1. 様々な貿易ビジネスモデル
        2. 参考情報:ワインの輸入はねらい目
      2. 2.誰が何を求めている?
      3. 3.商品の売り方、販売方法を考える。
      4. 4.必要なスキルと外注化戦略
      5. 5.その商品、輸出(輸入)ができそう?
      6. 6.貿易3点セットの準備+APECカード
        1. 1.開業届
        2. 2.輸出入者コードの取得
        3. 3.リアルタイム口座
      7. 【あると便利】APECビジネストラベルカード
    11. 【実践】ECを活用し小規模ビジネスを始めよう!
      1. 私のテスト販売例
    12. 貿易商の将来性・ジェットセッターとは!?
      1. ジェットセッターになるには?
      2. 1.お金を稼げる仕組みを整える。
      3. 2.現地でのパフォーマンスを最大化する
      4. 3.テスト販売を実行する。
    13. よくある疑問
      1. Q.英語の必要性は?
      2. Q.輸出と消費税のお話
      3. Q.貿易ビジネスの社長の年収は?
      4. Q.今、会社員です。何から始めればいいですか?
      5. Q.屋号、ネーミング、ロゴ、名刺は?
      6. Q.輸入と製造物責任法(PL法)の関係は?
      7. Q.輸入と消費税、関税の関係は?
      8. Q.お勧めの本は?
      9. Q.輸出入ビジネスと円高、円安の関係は?
      10. Q.輸入・輸出と古物商免許
      11. Q.貿易相談ができるところは?
      12. Q.フェアトレードとは?
      13. Q.その他、貿易会社の設立、東南アジア関連のお役立ち記事を教えて!
        1. Q.フォワーダービジネスの詳細を教えてください。
      14. Q.仕入れた商品の持ち帰り方は?
        1. Q.株式と合同はどちらがいい? 最低資本金は?
        2. Q.個人事業主が活用したい制度は?
      15. Q.海外保険の考え方は?
      16. Q.安全情報の収集方法は?
      17. Q.予防接種について
      18. Q.海外航空券とホテルの手配。お得な方法は?
      19. Q.現地費用を安くするコツは?
    14. まとめ

貿易の会社を設立したい!検討するべき5つのポイント

この記事は約55分で読めます。

ジェットセッターとは、いつでも、どこでも、好きな所で生活ができる人たちの総称」当サイトは、これを実現するために貿易会社の設立(起業)をお勧めしています。

今、この瞬間も、どこか自分の人生に疑問を感じているなら、最後までお読みいただけると幸いです。

この記事は、貿易会社を設立(起業)するための方法をご紹介しています。貿易となると「英語が必要だから自分では無理だ」や「難しい資格や許認可が必要?」と考える方も多いでしょう。この記事では、これらの疑問も解決できるようにしています。

 

【PR】【貿易サポート】輸入や輸出を始めたい方を二人三脚で支援!

 

■この記事の要点

  • まずは一円を稼ぐ体験が重要
  • 起業に関連するコンサルタント業に注意する。
  • 個人事業主でスタートすればOK!
  • 基本的は、リスクの対価としてのリターン
  • 比較サイトを使った業者選定にも注意

  1. 貿易会社を設立(起業)する!
    1. 輸入と輸出の違い。
    2. 貿易業とは?魅力やメリットは?
      1. 輸入業とは?
      2. 輸出業とは?
      3. 貿易会社(輸出や輸入)の仕事内容の例
    3. 【貿易】取り扱い品目別の起業に対する一意見
      1. アルファード(自動車)等の輸出起業
        1. 2022年度の3000cc以下の輸出先国
      2. 中古家電の輸出起業
      3. お酒の輸出起業
      4. 盆栽の輸出起業(0602.90-110 )
        1. 2022年度の盆栽の輸出先国一覧
      5. 和牛の輸出起業(0202.30等)
        1. 2022年度の盆栽の輸出先国一覧
      6. 錦鯉の輸出起業(0301.11-200)
        1. 2022年度の盆栽の輸出先国一覧
      7. 雑貨の輸入起業
      8. ビールの輸入起業
      9. 金の輸入起業
      10. 子供服の輸入起業
      11. 化粧品の輸入起業
    4. 貿易会社を設立するときの6つのポイント
    5. 1.仕入れ時に利益を創る(貿易の利益率)
      1. 輸出入ビジネスの利益率例
      2. 輸出入のリスク
        1. 1.倒産リスク
        2. 2.禁制品リスク
        3. 3.不良在庫リスク
        4. 4.品質のリスク
        5. 5.競合リスク
        6. 6.輸送リスク
        7. 7.為替リスク
        8. 8.イデオロギーリスク
        9. 9.伝染病リスク
        10. 10.知財リスク
        11. 11.訴訟リスク
    6. 2.起業資金(資本金)と経費
        1. 輸出・輸入の経費例とは?
    7. 3.語学力はグーグル翻訳やアウトソースを活用
      1. それでも言葉に不安がある場合は?
    8. 4.個人貿易の資格、許可や認可は不要!
        1. 輸出又は輸入で許認可が必要になる可能性が高い品目例
        2. よく輸入されている品目例
        3. よく輸出されている品目例
    9. 5.会社設立(法人化と個人事業主のメリット)
      1. 1.海外ビジネスの補助金
      2. 2.業販に販売できる可能性がある
      3. 3.信用を得られやすい。
      4. 4.節税効果が高い!
        1. 様々な経費が使えるのも魅力
        2. 参考情報1:法人設立後の給与の仕組み
        3. 参考情報2:年間900万円の利益がある個人事業主の納税額例
        4. 参考情報3:貿易会社と融資や補助金との関連性は?
      5. 5.法人は責任が有限であること
    10. 6.貿易会社を設立する流れ
      1. 1.貿易の目標を明確にすること
        1. 様々な貿易ビジネスモデル
        2. 参考情報:ワインの輸入はねらい目
      2. 2.誰が何を求めている?
      3. 3.商品の売り方、販売方法を考える。
      4. 4.必要なスキルと外注化戦略
      5. 5.その商品、輸出(輸入)ができそう?
      6. 6.貿易3点セットの準備+APECカード
        1. 1.開業届
        2. 2.輸出入者コードの取得
        3. 3.リアルタイム口座
      7. 【あると便利】APECビジネストラベルカード
    11. 【実践】ECを活用し小規模ビジネスを始めよう!
      1. 私のテスト販売例
    12. 貿易商の将来性・ジェットセッターとは!?
      1. ジェットセッターになるには?
      2. 1.お金を稼げる仕組みを整える。
      3. 2.現地でのパフォーマンスを最大化する
      4. 3.テスト販売を実行する。
    13. よくある疑問
      1. Q.英語の必要性は?
      2. Q.輸出と消費税のお話
      3. Q.貿易ビジネスの社長の年収は?
      4. Q.今、会社員です。何から始めればいいですか?
      5. Q.屋号、ネーミング、ロゴ、名刺は?
      6. Q.輸入と製造物責任法(PL法)の関係は?
      7. Q.輸入と消費税、関税の関係は?
      8. Q.お勧めの本は?
      9. Q.輸出入ビジネスと円高、円安の関係は?
      10. Q.輸入・輸出と古物商免許
      11. Q.貿易相談ができるところは?
      12. Q.フェアトレードとは?
      13. Q.その他、貿易会社の設立、東南アジア関連のお役立ち記事を教えて!
        1. Q.フォワーダービジネスの詳細を教えてください。
      14. Q.仕入れた商品の持ち帰り方は?
        1. Q.株式と合同はどちらがいい? 最低資本金は?
        2. Q.個人事業主が活用したい制度は?
      15. Q.海外保険の考え方は?
      16. Q.安全情報の収集方法は?
      17. Q.予防接種について
      18. Q.海外航空券とホテルの手配。お得な方法は?
      19. Q.現地費用を安くするコツは?
    14. まとめ

貿易会社を設立(起業)する!

「一国一城の主になる。」「貿易ビジネスで稼ぎたい」「貿易商になる」

この記事をご覧の方は「貿易」に大きな期待をしていることでしょう。実際、貿易ビジネスは、裾野が広く一生の仕事として取り組むのには、非常に魅力的です。

新しく貿易会社を設立するためには、どのような資格や経験、準備が必要なのでしょうか? 貿易と聞くと、大きな企業だけがするビジネスのように感じます。しかし、それは一昔前のお話です。インターネットが発達した世の中は「個人」でも貿易会社の「長」になることは十分可能です!

輸入と輸出の違い。

輸入は、海外から商品を仕入れて日本で販売すること。一方、輸出は、日本国内で商品を仕入れて、海外に販売することです。

輸入は、円高(1ドルは100円から80円になること)が有利。輸出は、円安(1ドルは80円から100円になること)が有利です。

輸入・輸出どちらも稼げます。しかし、単純な転売は厳しい。正しい方法で「物販」を構築しない限り、ご飯を食べられるビジネスにするのは難しいです。

貿易業とは?魅力やメリットは?

貿易会社の仕事内容は、海外の商品を輸入し販売又は、日本の商品を海外に輸出することです。ただし、「輸出入」といっても、非常に多様な方法があり、船や飛行機のコンテナ単位で取引もあれば、ECサイトを通して、小包単位でやり取りもできます。

基本的な流れは、輸出・輸入に関わらず、ECサイトなどを経由した小規模取引から開始。販売数に合わせてLCL単位やFCL単位でやり取りをするのが王道です。もちろん、自分のレベルが上がれば、輸出入が難しい他法令が関係する商品を取り扱えます。

個人的には、貿易の魅力やメリットは、次の3つだと考えます。

  1. 海外と日本の「穴」を見つければ、簡単に商売になる。
  2. 自分らしい形でビジネスができる。
  3. 誰かを雇わなくてもいい。一匹狼で活動ができる。

例えば、学歴なし、職歴なし、派遣社員、ブラック企業社員等、日々の生活に苦労していたり、将来に切望を感じていたりする方でも、大企業の正社員以上、いえ、それよりも自由な暮らしや働き方を実現できる可能性があるのが魅力だと思います。

以下、輸入業と輸出業について簡単に説明していきますね!

輸入業とは?

輸入業務とは、海外の商品を調達し、日本国内で販売する業務です。このときの「調達」と「販売方法」には様々なパターンがあります。

例えば、現在、ネット上で「お手軽輸入ビジネス」として紹介されているのは、中国等のECサイトで商品を調達し、それを日本のアマゾンやフリマアプリ等で販売することです。これを自社のネットショップで販売する方法もあります。

この他、あえて上記のようなECでの販売を行わず、日本にある大手実店舗で商品を販売する方法もあります。商品の調達方法と販売方法を工夫し、あなただけの輸入業を展開できます。

  • 個人による再現性は? → 十分可能。むしろ個人が多い。
  • 輸入業と円高・円安の関係 → 一般的には、円高時には有利。円安時には不利
  • セミナー → 不要。参加するなら公的機関のセミナー!
  • 利益率 → 最低30%前後~
  • 年収は? → 青天井です。
  • 輸入業務の流れは → 輸入業務の流れを参照
  • 許可や許認可は? → 後述

輸出業とは?

輸出業務とは、日本又は、第三国の商品を調達し、必要な国に商品を届ける業務です。大きな企業の専売特許のように感じますが、最近は、個人でも挑戦する人が増えています。その要因の一つがebay、アリババなどのネット上のツールの発達です。

例えば、ebayは簡単な初期設定を済ませるだけで、海外に向けて商品を販売できます。販売した商品は、郵便局のEMSやその他の配送会社を使い発送します。参入障壁が非常に低いため、サラリーマンや主婦の立場でありならも取り組めるのが魅力です。

実際、ebay取引を工夫すれば、小さな取引から規模の大きな取引にすることもできます。よって、とりあえず輸出をしたい方は、まずはebayだけで取り組んでみるのもいいと思います。

  • メリット:消費税の還付を受けられる。 デメリット:資金リスク等
  • 開業するには?→ 税務署に開業届。税関から輸出入者符号の発効を受けるのみ
  • 個人や個人事業主の再現性→ 十分可能
  • 中古車の輸出をするには→ 少しハードルが高い。まずは実際にやっている人に弟子入り
  • 古物商との関係性は? → 中古品を扱うときに必要

貿易会社(輸出や輸入)の仕事内容の例

  • サプライヤーの開拓
  • 商品開発やクレーム処理
  • 納期や費用管理
  • 日本や海外の販路拡大
  • 先方との各種打ち合わせ
  • 出荷処理
  • ECサイトの管理

などの多方面で活躍できる可能性があります。ただし、貿易会社といっても、誰かのサポート(通関代行、輸入代行、発送会社等)は、職域が限られているため、上記よりも仕事は少ないです。

【貿易】取り扱い品目別の起業に対する一意見

アルファード(自動車)等の輸出起業

日本国内にいる外国人が得意です。強固なネットワークを使い、国内の中古車を購入して、母国に輸出しています。最近は、アルファード、軽トラ、バイク等などが盛んです。

個人で自動車の輸出をする場合は、必ずメンターが必要です。中古車の買い付け方法、売れる車種や部品、国などを指導してもらいましょう。売り先は、ebay等でも開拓はできますが、個人は国際輸送することが難しいのが難点です。

2022年度の3000cc以下の輸出先国

例:排気量3000ccまでの輸出先の上位五か国は次の通りです。

  • アメリカ合衆国
  • 中国
  • オーストラリア
  • サウジアラビア
  • カナダ

中古家電の輸出起業

中古家電の輸出は、輸出時の規制(バーゼル条約)と輸入先の国の規制に注意が必要です。

例えば、中国、インドネシア、香港、マレーシア等、アジア地域は、中古家電の輸入を全面禁止または、厳しい制限を課して、一部のみ輸入を認めるなどの仕組みがあります。実行する際は、必ず確認をしましょう!

中古家電の輸出規制 バーゼル条約は関係する?判定基準を解説

お酒の輸出起業

日本酒は、ラストサムライ等の映画で「SAKE」とそのまま紹介されているほど人気です。主な輸出先は、アメリカです。アメリカでは、すでに現地でお酒を製造販売しています。なお、インドネシア等、一部の国は、アルコール類に最大90%もの税金を課している所もあります。

また、国によっては、日本酒の強さが足りないと感じるところもあります。例えば、ある中国の方は、日本酒は弱すぎるから、こちらの方が好き~ということを聞いた覚えがあります。

「SAKE」日本酒の輸出ビジネス ライセンスと関税は?

盆栽の輸出起業(0602.90-110 )

盆栽の輸出は、植物防疫法に基づく検査が必要です。また、盆栽の輸出ができるのかは、日本と検疫に関する条件が設定されているのかによっても変わります。

共通事項とは、。土は、一発アウトです。したがって、盆栽等を輸出する場合は、最初から土以外で栽培をする必要があります。なお、植物防疫法は、輸出方法(郵便はNG、一般商業輸入ならOK等)によっも可否が変わります。

2022年度の盆栽の輸出先国一覧

*価格は、一個に換算した場合の平均価格

  • 中華人民共和国 ¥4,383
  • 台湾 ¥3,318
  • シンガポール ¥12,670
  • 香港 ¥10,220
  • フィリピン ¥18,920
  • タイ ¥5,605
  • 南アフリカ共和国 ¥219,500

和牛の輸出起業(0202.30等)

和牛は、2022年度にも数十か国輸出されています。農林水産省の日本産品の輸出強化品目でもあり、今後も拡大が見込めます。

和牛等は、家畜伝染病予防法及び輸出貿易管理令が関係します。この内、家畜伝染病予防法等、相手国との検疫条件の関係から、和牛は解体できる施設が指定されています。

例えば、肉類の取り扱いができる方でも、指定解体施設から、同じレベルの和牛を入手できるかを検討した方が良いです。また、フォワーダーは、牛等の生肉の輸送を嫌う所が多いです。リーファーコンテナで輸送路を確保できるのかも一つのポイントです。

2022年度の盆栽の輸出先国一覧

*価格は、KG単価(輸出価格=日本の空港等の引き渡し)

  • カンボジア ¥8,243
  • タジキスタン ¥7,458
  • タイ ¥7,108
  • 香港 ¥7,430
  • アメリカ合衆国 ¥9,145

錦鯉の輸出起業(0301.11-200)

錦鯉は、香港向けの単価が1キロ単価40000円程行きます。錦鯉の有望な輸出先の一つといえるでしょう。以下のリストは、2022年度の数量別の上位5か国です。

錦鯉の輸出は、指定の養殖施設から仕入れた物(衛生証明書の取得)であること、販売先を確保できること、生きたまま問題なく輸送できることの3つがポイントです。特に生きたまま輸送できるのか?は、買い手側ともめる部分であるため、売買契約書等を使い、責任範囲を明確にする必要があります。

なお、基本的に、フォワーダー等は、生き物の輸送を嫌います。商品が死んでしまう可能性が高いためです。実行する場合は、生き物の輸送が得意な業者を選定しましょう!

2022年度の盆栽の輸出先国一覧

*価格は、1KG換算

  • インドネシア ¥16,778
  • 中華人民共和国 ¥24,039
  • アメリカ合衆国 ¥24,474
  • タイ ¥9,538
  • ベトナム ¥16,369

雑貨の輸入起業

雑貨の輸入を検討する方は多いです。しかし、おススメしないです。理由は、3つです。

  • ビジネスモデルが薄利多売=大企業が有利だから。
  • 製品を使う層を特定し難いから。
  • そもそも有っても無くても困らない商品だから。(生活をする上での優先順位は低い=娯楽)

結論、雑貨に手を出すのはやめましょう!

ビールの輸入起業

クラフトビール等の輸入販売を検討されている方も多いでしょう。酒類は、輸入時に酒税の免許が必要です。この酒税免許は、販売先ごとに異なるため、最初からある程度のビジネスモデルを検討する必要があります。

輸入ビールは、酒税法、食品衛生法等の他法令が関係するため、輸入ハードルは高いです。さらに、日本には、ビールが山ほどあります。ご当地ビール等もありますが、結局、大手ビール会社の製品を選ぶ方は多いです。よって、このあたりの需要を見極められるのかが一つのポイントです。

また、ビール等は、アルコール類、かつ、保冷輸送等も必要になるため、どうしてもMOQ等が大きくなりがちです。そのため、国内販売に目途が立たない限り、実行するのは危険です。

  • 大韓民国 ¥132
  • メキシコ ¥188
  • ドイツ ¥195
  • アメリカ合衆国 ¥310
  • ベルギー ¥256

金の輸入起業

金は、金相場による価格とプレミアによる価格の2つがあります。金相場に基づく価格なら、海外・日本に関わらず、そこまでの利幅はとれないです。

例えば、どこかのブランドが製作する金製品(○○限定品=アンティーク性)であり、日本では販売していない等の物であれば、利幅も多く取れるかと思います。

それ以外では、ビジネスとして成立させるのは難しいと思います。さらに金の輸入は、非常に大きな資金力が必要です。

子供服の輸入起業

子供服は、家庭用品品質表示法が関係してきます。また、非常に小さな赤ちゃんを対象としたホルムアルデヒド関連の規制にも注意します。子供服で起業する方は非常に多いです。しかし、難しいジャンルでもあると思います。

理由は、好みです。あなたが良いと思うデザインは、他の方が良いとは限らないです。当たり前のお話ですが….子供に着せる服は、親の好みが非常に関係します。

例えば、タイのバンコクには、プラチナムファッションモールがあります。これらの市場に行けば、日本でも通用するデザインの子供服を仕入れられます。

子供服の輸入起業を検討するときに考えるポイント(親サイトへ移動)

化粧品の輸入起業

化粧品・美容関連品を輸入するときは「化粧品製造販売業の許可」が必要です。

例えば、東南アジアに旅行にいき、現地でシャンプーやリンス、ボディソープ、石鹸、バスソルト等を見つけても軽い気持ちで輸入を検討しない方が良いです。他、美容関連アイテム等も上記の規制に該当する可能性が高いです。

「肌のシミがなくなる。○○になる等」

など、効果効能をうたうこともできないです。これらは薬機法や景品表示法等の法律に違反する可能性が高いです。ということで、基本的には、美容関連品の輸入は諦めた方が良いです。

ただし、どうしても化粧品等の輸入を実現したいときは「輸入二人三脚支援サービス」で対応可能です。

貿易会社を設立するときの6つのポイント

  1. 仕入れ時に利益を創ることを意識
  2. 起業に必要な資金は関係なし
  3. 語学力はグーグル翻訳やアウトソースを活用
  4. 個人貿易の資格・許可、許認可
  5. 会社設立(法人と個人事業主のメリット)
  6. 貿易会社を設立する具体的な流れ

1.仕入れ時に利益を創る(貿易の利益率)

貿易会社は、どれほどの利益率があるのでしょか? これは、取り扱う商品によっても違うため、一つの例としてご紹介します。ところで、巷のショップでは、時期が過ぎようとする商品のクリアランスセールを行います。

店舗ごとにも異なりますが、表示価格の70%や80%オフとの表示もあります。彼らは、なぜ、あれほどまでの値引きができるのでしょうか? 私自身の通関実務の経験でも次の事例があります。

輸出入ビジネスの利益率例

輸入価格は、商品代金の他、国際輸送、保険代、輸入税、通関代金、税関検査、国内配送代、倉庫保管代、ロス代等、各種販売手数料を合計します。その結果、最終的な利益がわかります。

  • 中国産のインボイス1着100円(日本輸入価格)。それが店頭で1着3000円。
  • 一つ100円のサプリメントが小売りで3000円

平均的には、約30%ほどの利益を得られることができればいいです。基本的に、輸入の仕入れ時に「販売時の利益率がほぼ決まる」といっても良いです。この点を覚えておきましょう!

逆に輸出であれば、例えば、100万円の自動車を輸出して20万円程の利益を得られます。

輸出入のリスク

貿易会社のリスクは、以下の通りです。

  1. 倒産リスク
  2. 禁制品リスク
  3. 不良在庫リスク
  4. 品質のリスク
  5. 競合リスク
  6. 輸送リスク
  7. 為替リスク
  8. イデオロギーリスク
  9. 伝染病リスク
  10. 知財リスク
  11. 訴訟リスク
1.倒産リスク

貿易ビジネスに関係する所が倒産するリスクがあります。この関係者には、次の所があります。

  1. 販売した相手(代金の回収ができない)
  2. 商品を購入した相手(荷物が届かない)
  3. 船会社/フォワーダーの倒産(韓進海運の倒産事件

例えば、ある洋服の仕入れ代金を支払ったとします。契約通りに商品を受け取れば、問題はありません。しかし、何らかの原因により、品物を受け取れなければ、仕入れたお金はすべて損です。

2.禁制品リスク

日本への輸入は、原則、自由にできます。しかし、いくつかの商品には、輸入が禁止されていたり、規制されていたりします。

例えば、輸入禁止の物は「武器の開発につながるもの」があります。治安維持の観点から、国内への危険品を輸入でできないです。また、世の中の風紀を乱す出版物、著作権侵害物、治安を乱す物、他人の権利を侵害する物などは、認められていません。

例えば、革製品の革は「ワシントン条約」に該当すると、輸入禁止です。この他、経済産業省から「輸入承認」を必要としていたり、「他法令の確認」が必要になったりするものがあります。これらの承認や確認を受けていない場合は、輸入ができません。

3.不良在庫リスク

輸入商品の国内販売がうまくいかず、不良在庫になるリスクがあります。2020年現在、自社の倉庫を所有して在庫を保管するより、アマゾン倉庫などの他社倉庫で保管することが一般的です。もちろん、在庫を保管するにも費用が掛かるため、販売できる数量以上の在庫は持たないことをお勧めします。

輸入時に使う倉庫の保管料は、どのように計算する?

4.品質のリスク

仕入れた商品が不良品であるリスクがあります。特に中国から仕入れるものは、数量違い、番号違い、カラー違い、サイズ違いなど、思いもよらない不良品に悩まされることがあります。この事実を考えれば、輸入品を購入するときは、日本の店頭で購入するような感覚を持たない方が良いです。むしろ「不良品が入っている」方が普通だと考える方が良いでしょう。

5.競合リスク

海外の通販サイトで購入して、フリマアプリ、アマゾン、フリマアプリなどで転売するビジネスは、誰でも簡単に参入ができます。誰でもできることは、その分だけ競合リスクは高いです。

では、どうすればいいのでしょうか?

その一つの答えが輸入代理店契約の締結です。つまり、日本に販売するときは、必ずあなたを経由しなければ販売できないようにするのですね!そうすることで、他社が参入できる余地をなくし、安定的なビジネスができます。

6.輸送リスク

海外から輸送されてくる商品は、輸送途中においてダメージを受けるリスクがあります。

例えば、一般的な小包での輸入は、ダンボールが壊れて中身にダメージが及んでいる場合があります。また、一般商業輸入は、海上輸送中に水漏れ事故が発生することもあります。このリスクは、海上保険と適切なインコタームズで管理します。

7.為替リスク

一週間前よりも円高、又は円安など、為替変動によるリスクがあります。

例えば、100ドルの商品を輸出するとします。輸出契約を取り交わした時点では、一ドルは130円。その後、急激に円高が進み、一ドルが100円になった場合はどうでしょうか?

  • 契約時:130×100=13000円。期待収益は13000円
  • 実際に代金を受け取るとき:100×100=10000円
  • 13000-10000= -3000円
8.イデオロギーリスク

ある特定の国との貿易は、常に民族イデオロギーのリスクがあります。

例えば、韓国や中国などは反日による政策が貿易ビジネスにダイレクトに影響することが多いです。

9.伝染病リスク

新型コロナウィルスのように、世界的に伝染病などが蔓延し、世界経済全体が急速に小さくなるリスクがあります。もちろん、これは貿易ビジネスに限らす、全てのビジネスで同じです。

10.知財リスク

他人の権利を侵害する貨物のことを「知的財産、商標権の侵害貨物」と言います。特にブランド物の模造品は、税関などで厳しく取り締まりが行われています。これは「本物だと思っていた模造品」を輸入するときでも容赦なく適用されます。

では、税関はどのように本物かどうかを確認しているのでしょうか。もちろん、証明書で確認をすることも一つの手です。しかし、それだけではありません。

契約書の内容から「正規ライセンサーの資格があるのか」を確認することもあります。また場合によっては、ブランドの権利所有者に対して電話での確認を行うこともあります。ブランド品を商業的に輸入するときは、考えている以上に厳しいチェックがあることを知っておかなければなりません。特にアパレルなどのブランド品を輸入する場合は、気をつけるようにしましょう!

11.訴訟リスク

無事に輸入した商品を国内へ販売するときもリスクがあります。「欠陥貨物によって、人へダメージを与えること」です。最近も某国製のスマホが燃え出す事件がありましたね。原因はスマホの中にあるリチウムイオン電池の不具合とのことです。

ところで、日本には「製造物責任法」があります。これは「製造した商品の不具合が原因となって、人に何らかの被害を与えてしまったときは、その補償をしなければならない」ルールです。

なぜ、これを持ち出したのかというと、実は輸入品に関して、製造物責任法の適用を受けるのは「輸入者」になります。したがって、輸入した商品に何らかの欠陥があり、それが原因で人にケガをさせてしまった場合は、補償しなければなりません。

せっかく良い仕入れ先を見つけて、国内販売まで行ったのに、販売後に問題が発生するのは最悪です。そこで、輸入の現場では、このリスクに対処するために「PL保険」に加入するのが一般的です。PL保険をかけておけば、万が一、国内販売時に問題が発生しても、そこから補償料が払われるため、金銭的に安心です。

2.起業資金(資本金)と経費

  • 「今、お金がなくて起業ができない」
  • 「資金が溜まってから起業しよう」

今一度、本当にできないかを考えた方が良いです。資金力と起業には、ほとんど因果関係はありません。貿易業の起業は、小さな資金からでも実現できます。

例えば、身の回りにある「不用品」を販売し、資金を作り、それを元手に、中国から商品を輸入。これをフリマアプリやヤフオク等でも販売ができます。(数万円起業も可能)

私たちは、どうしても「起業」に対して特別なことを考えてしまいがちです。ただ、実際は、「その程度」のお話であるため、気軽に挑戦する方が良いと思います。

ポイント:貿易業をするための資金=大きく考えなければ、数万円でも可能。ただし、資金力があることで貿易分野を広げられることも事実です。

輸出・輸入の経費例とは?
輸入
輸出
  • 商品代金
  • 輸送代金
  • 保険代金
  • 輸出通関費用
  • 税関検査代金
  • 保税区への国内配送代金
  • バンニング費用(必要な場合)
  • PL保険

3.語学力はグーグル翻訳やアウトソースを活用

もし「私は英語や中国語ができないから、貿易はできない!など、必要なスキルがない」と考えているなら、それは誤りです。たしかに、貿易をする上では、英語や中国語を使う場面はあります。

例えば、仕入れ交渉、契約交渉などどです。一昔前は、どうしても電話などでの英会話が必要であったため、ある一定の英会話力が必要でした。しかし、2020年現在、この状況は全く違います。

アリババアリエクスプレスなどを活用すれば、サプライヤーの開拓から、製品の買い付けまでをオンラインで完結できます。実際に使うとわかりますが、日本の通販サイトで商品を買うように、商品を輸入できます。(メッセージは、グーグル翻訳で簡単に日本語、又は英語にできます。)

誤りの例:TOEICができるから貿易会社を運営できる→完全な間違い。英語はただの道具。

それでも言葉に不安がある場合は?

もし、どうしても海外とのやり取りが難しい場合は、やりとりを代行する業者やパートナーを見つけることも一つの方法です。

例えば、フリーで貿易代行業務をしている方は、クラウドワークスやランサーズなどに登録している場合が多いです。ここでパートナーを開拓してみましょう。

弊社には、様々な海外パートナーがいます。これらのパートナーに依頼をし、買い付け代行や荷物の転送等をしてもらうのも一つの方法です。その他、メキシコ、インドネシア、オーストラリア、イタリア等の複数のパートナーがいます。

 

【貿易サポート】輸入や輸出を始めたい方を二人三脚で支援!

 

4.個人貿易の資格、許可や認可は不要!

個人、法人問わず、貿易会社を設立する上での許可(許認可)や資格は不要です。行政機関に届け出も不要です。もちろん、通関士や貿易実務検定などの資格も不要です。これらは、貿易関連会社に就職するときに役立つ資格であり、自ら貿易会社を設立する方は不要です。

例えば、輸入をするときに輸入免許がいる。輸出をするときに輸出免許(免許番号)がいるなどは間違いです。基本的に、下記に示す一部の品目を除き、誰でも自由に貿易取引ができます。

輸出又は輸入で許認可が必要になる可能性が高い品目例
  • 医薬品、化粧品など→ 医薬品製造販売業の許可(基本、取得は無理。よって、通常は、医薬品製造販売業の許可を持つ会社に輸入の代行を依頼する。
  • アルコール類(日本酒、ビール、ワイン他)→ 輸出・輸入共に国税庁から酒税免許が必要
  • 食品類→ 許可等は不要。但し、輸入時に食品衛生法に基づく食品届けが必須
  • 中古のバイク、自動車(アルファード、軽トラ等)、建設機械を輸出又は輸入→ 最寄りの警察署から「古物商の許可
  • 水産物→ 経済産業省から輸入割当
  • 毒劇物→ 毒劇物事業者の登録
  • モデルガン→ 銃砲刀剣類所持等取締法に抵触してないこと
  • 米の輸出→不要。相手国側の植物検疫制度、放射能規制などを要チェック
  • 米の輸入→ やや難しい。米麦等の輸入納付金の仕組みあり。
  • 盆栽の輸出→ 植物防疫法に基づく、植物検疫の証明書を入手する必要があり!
  • 牛肉の輸出→ 家畜伝染病予防法及び輸出貿易管理令
  • 日本酒の輸出→ 海外の販売先(一般消費者なのか?業販なのか)に応じた酒販免許
  • CBD製品の輸入→ ●麻取締法、薬機法と深く関係
  • 錦鯉の輸出、宝石の輸入→ 特に規制なし

よく輸入されている品目例
カカオハム毛皮香辛料
ウィスキーハリボー文房具香水
うなぎビール宝石
うにピスタチオ北欧雑貨おもちゃ
オーガニック食品フォアグラ生ハムスパイス
オリーブオイルベビー用品木材ワイン
お酒マンゴーチョコレート洋酒
ハチミツ化粧品洋書家具
キウイ家電葉巻
クラフトビール果物紅茶絵本
コーヒー豆スポーツ用品楽器ドイツビール
コスメ海老漢方パスタ
コロナビールタバスコ牛肉家具
サーモンタピオカシュールストレミングチーズ

よく輸出されている品目例
中古家電中古農機具プラド、軽トラ
アルファード医薬品植物
ヴェルファイア化粧品食品
お菓子果物和牛
トラック危険物水産物
ハイエース牛肉盆栽
バイク錦鯉中古タイヤ
ハリアー鶏糞雑貨
ホタテ古着日本酒
酒類廃プラスチック
貿易実務検定とは?A級やB級などのグレードがあり、貿易関係の事務処理レベルを示す資格です。
通関士とは?通関業者にて「他人の申告を代行するとき」に必要な資格です。=自らの貨物の申告をするときは、不要。

5.会社設立(法人化と個人事業主のメリット)

貿易会社の設立は法人? 個人事業?この点に迷われる方が多いです。個人的な意見は、個人事業主でスタート。事業が軌道にのったら法人化です。

法人化をすることで得られるメリットは、次の5つです。

  1. 海外ビジネスの補助金を獲得しやすい。
  2. 業販に販売する可能性がある。
  3. 信用を得られやすい。
  4. 節税効果が高い。
  5. 責任が有限であること

1.海外ビジネスの補助金

日本政府は国内市場の縮小を考えて、民間企業に海外進出を後押しする補助金を出しています。

例えば「国際展示会出展サポート事業」は、国際展示会へ出展するときのアドバイスを専門から受けられます。また、貿易に関わらず、新しく何らかのビジネスを始めるときのお金を融通してくれる事業もあります。これらのサポートを受けられる要件として「法人」の場合が多いです。

もし、これらの補助金の取得を視野に入れて会社の設立を考えているなら、最初から法人にします。ただし、法人にするときは、資本金や登記といった手続きが必要です。個人事業主のように「税務署に開業届を出せば完了!」とはならないです。

2.業販に販売できる可能性がある

例えば、輸入した商品を販売するときを考えてみましょう!多くの場合は、アマゾン、楽天、自社ショップ等のネット上で販売を検討する方が多いです。これらの方法は、個人や法人等はあまり問題とならずに販売できます。

しかし、この販売先を誰もが知る一般量販店等にする場合(○○ハンズ等)は、必ず法人格が必要です。一般量販店以外でも、B TO Bの場合は、法人格が求められることが多いです。

3.信用を得られやすい。

通関業者は、輸出入申告の代理をする会社です。本格的な貿易ビジネスをすると関わることが多いです。フォワーダーは、貨物の輸送を担当する業者です。輸送したい二地点を指定するだけで、最適な物流を提案してくれます。輸出入をする方にとっては、どちらも非常に頼りになる存在です。しかし、これらの会社のダメな点があります。それが「閉鎖性」です。

実は、貿易関係の会社は、非常に閉鎖的であるため「新規の貿易参入者」の依頼を断る可能性が高いです。特に法人格がない「個人事業主」への扱いはヒドイです。新規の依頼者には、ほとんど「門前払い」されると考えておきましょう。特にAEOの認定を受けている通関業者が厳しいです。また、外務省から認証を受ける「ABTC」などの取得も法人の方がスムーズです。

4.節税効果が高い!

貿易会社を設立すると、どうしても売り上げが大きくなりやすいです。少し軌道になるだけで、月商500万前後、年間数千万円程度の売り上げに行ってしまいます。仮に、年商が5000万、利益率が30%の場合は、利益が1500万にものぼります。このような規模になると問題になるのが税金です。

貿易ビジネスは、次の2つの形態でできます。

  • 個人事業主
  • 法人

法人とは、法務局で登記することによる存在する「人格」です。一般的な企業は、この法人の下、様々な事業を行います。なぜ、法人の下、行うのが良いのでしょうか? それは、課税の仕組みと経費範囲の広さにあります。

  • 個人事業主=上限55%の所得税、住民税
  • 法人=上限20.3%の法人税と法人住民税

がかかります。つまり、法人格を持たない個人事業主は、収入が上がるほど納税額がぐんぐんと増えていきます。一方、法人税は、どれだけ売上が増えても最高で20%前後の課税しかなされず、大幅に納税額を抑えられます。

一般的に、個人事業主から法人の転換を検討するポイントは、年間で1000万円くらいだと言われています。しかしながら、輸入物販ビジネスをする場合は、この基準とは別の側面でも法人化を検討することがあります。それは、大手への販売です。

例えば、○○ハンズ、○フトなど、大手の量販店に商品を販売したいときは、必ず法人格を求めてきます。そのため、実際は、年間1000万円未満の場合でも法人格を設立することが多いです。(量販店への販売をしない場合は不要)

様々な経費が使えるのも魅力

また、法人格の場合は、個人事業主よりも経費の幅が広がる点も魅力です。

例えば、マンション等の賃貸、出張旅費規程の導入、自動車の購入、交際経費が800万円迄使えるなどがあります。飲み会等で湯水のごとくお金を使えるのは、この経費の仕組みがあるからです。

参考情報1:法人設立後の給与の仕組み

一法人一代表取締役のマイクロ法人でも同じ扱いを受けられます。法人として売り上げを計上し、その法人の役員として報酬を得るようにすれば、納める税金を最小にできます。

参考情報2:年間900万円の利益がある個人事業主の納税額例
  • 国(所得税)=90万程(3月に支払い)
  • 市区町村(住民税)=90万程(納期限6月以降の4回)
  • 国民健康保険=90万程(4月~翌年3月までの各月)
  • 予定納税=90万程(8月頃と11月頃の二回分割)
  • 個人事業主税=50万程(9月~10月頃に二回分割)

合計:410万前後(年間の税金の支払い総額)

参考情報3:貿易会社と融資や補助金との関連性は?

貿易会社は「物販」という実ビジネスであるため、銀行からの融資を受けやすい業種だとも言えます。特に創業時の融資、日本海側の港が設定している補助金沖縄県の振興を助けるための補助金等の活用ができます。

5.法人は責任が有限であること

法人の場合は、法人格で全ての事業を行うため、建前上、責任の大きさは、持ち株の範囲に限定されると言われています。

例えば、倒産等をした場合などです。ただし、こちら、建前上のことであり、実際は、お金を借りる際に代表者個人保証を求められることが多いため、法人=必ずしも有限責任ではないです。

6.貿易会社を設立する流れ

会社の設立方法や補助金などの申請は、その手の専門家に任せれば、簡単にできます。貿易会社を設立するときは、その辺りの事前準備より、貿易の流れ(輸入業務の流れ、輸出業務の流れ)や販路の獲得などの方が重要です。貿易の流れとは、商品の買い手から売り手までをうまくつなげることです。具体的には、次の6つがあります。

  1. 目標を明確にする
  2. 誰が何を求めているのか?
  3. 商品の売り方、販売方法を考える。
  4. 必要なスキルと足りないスキルの外注化
  5. 必要な資格や許認可がある?
  6. 貿易3点セットの準備

1.貿易の目標を明確にすること

「どこまでの規模で貿易をするのか?」を明確にします。

例えば、あなたが現在、サラリーマンであり、帰宅後の時間や週末を使って貿易をするのであれば、そこまで大きな貿易はできないはずです。せいぜい、アメリカのアマゾンや中国のサイトで仕入れた物を日本のアマゾンや大手フリマアプリなど転売する形が理想的な姿だと思います。

一方、すでに個人事業主であり、自由に時間を使えるなら、展開する貿易ビジネスは、ご自身次第です。最初は、アマゾンやヤフオクなどからスタート。後々、40フィートのコンテナなどを使ったビジネスもできるでしょう! あなたは、どこまでの貿易ビジネスをしたいですか?

様々な貿易ビジネスモデル

貿易といっても様々なモデルがあります。よく貿易=単純な価格比較ビジネスを思い浮かべる人がいます。しかし、それは誤りです。やり方等を工夫すれば、リスクや稼げる幅を自由にコントロールできます。

例えば、貿易ビジネスには、次の形が一般的です。

  1. 単純な輸入、輸出
  2. 三国間貿易
  3. 保税転売
  4. 輸入代行
  5. 輸入代理店

とはいえ、中には…..

「昔は貿易会社で事務をしていた。現在、フリーランスや会社員をしている。資金的な問題、子育ての問題などがあり上記のモデルは中々、難しい!」という方もいます。

この場合は、必ずしも自身が貿易をする必要はありません。貿易をする人をサポートすることで、間接的に貿易ができます。

例えば、フリーランスが良く利用するクラウドワークスやランサーズ又は、ココナラなどのサイトを見れば「貿易ビジネスのサポート」を求めている方がたくさんいらっしゃいます。これらの方に対して、あなたが持っている経験やスキルなどを販売してお金を稼げます。ただし、どこにでもいる貿易事務だと競争が激しくなるため、自分なりの「武器」を考えます。

上記の考え方を応用すると、貿易ビジネスにも実に多様な物があることがわかります。

  • 貿易事務×プロダクトデザイン。
  • 貿易事務×経理処理
  • 貿易事務×EPA対応
  • 貿易事務×インドネシア語対応
  • 貿易事務×海外向け情報発信

など、貿易事務に何か一つをかけ合わせると、あなたしかできない「特別な貿易事務」ができます。貿易業界は、非常に大きなお金が動いているため、お客の心を掴む「特別事務」は、きっと末永く依頼がくるはずです。「自分は、その他の貿易事務と何が違うのか?」「何を提供できるのか?」ぜひ、そのあたりをじっくりと考えてみましょう!

参考情報:ワインの輸入はねらい目

あまり知られていませんが、ヨーロッパのワインには大きな可能性があります。もちろん、一般的なワインではないです。これだけ情報化社会になった日本でも、未だに情報すら入っていないワインがたくさんあります。そこに大きなチャンスがあります。おっと、これ以上は一切言いません…汗

ご自身の環境にあった「貿易」を目指そう!必ずしも貿易プレイヤーを目指す必要はなし。

2.誰が何を求めている?

貿易ビジネスの使命は、求められている商品を提供することです。適切なタイミング・場所で求められている商品を届けること。これにつきます。

輸出(輸入)する国では「誰が何」を求めていますか? もしかすると、その商品、まったく必要とされていない可能性があります。あなたが売りたい商品ではなく、求められている商品が何かを探しましょう。それさえ見つかれば、あとはひたすら商品を供給していくだけです。

3.商品の売り方、販売方法を考える。

誰が何を求めているのかがわかったら、それをどのように伝えていくのかを考えます。外国へ商品を販売するときは、何らかの方法で商品情報を伝える必要があります。最も有力な方法が「現地国の販売網を抱えているバイヤー」への案内です。現地のバイヤーは、商売につながれば、意外にすんなりと商談が成立します。

しかし、いきなり海外バイヤーに連絡をすると、言語面の部分でもハードルが高いのも事実です。そこで、ネットの力を利用します。

現在は、インターネット網が発達しています。特にソーシャルサービスの発達によって、日本や外国という区別なく情報が伝わります。このすさまじく開かれたインターネットを使えば、効果的に情報発信ができます。

例えば、Youtubeを使った動画配信、フェイスブック広告やグーグルアドワーズを使ったピンポイントの告知などです。また、自社運営サイトの外国版を作成して、海外向けの情報を発信できます。しかも、それらはテレビなどに比べて、大幅に小さい費用で行えます。インターネットを駆使すれば、あなたの素晴らしい商品を容易く発信できる環境は揃っています。

関連:輸出ビジネスの始め方 中小企業が小資金でスタート!

ネット以外であれば「海外展示会」などがおススメです。展示会に来る人は、どんな立場(買い手や売り手)であっても、何かいい商品がないか?=儲かる商品はないか?を考えています。つまり、展示会にいる時点でかなり購買意欲が高いユーザーと言えます。これを活かさない手はないです

4.必要なスキルと外注化戦略

どんなに優秀な人でも一人は限界があります。これは貿易でも同じです。貿易ビジネスの知識や経験は、次の物があります。

  • 外国語に堪能であること
  • 現地情報に精通していること
  • 人脈があること
  • 通関に関する知識があること
  • 資金管理、資金調達に関する知識があること
  • 現地市場の分析
  • 販売先の開拓や維持
  • サイトの運営
  • キーワード分析
  • 文章設計の力
  • 商品設計
  • 販売管理
  • フィードバッグ

そこで誰かと一緒に組むことを考えます。相手の価値観を共有しあえること、遠慮なく意見を言い合える関係が理想です。それぞれが持っている長所と短所をうまく補完しあいながら、一つの大きな目標に向かいます。これは、すべてを一人でするよりも何倍も効率がいいです。誰と一緒に組むのか?によって、実現する世界が大きく異なります。

とはいえ、組む相手を見つけるのは簡単ではありません。そこでおススメするのが「クラウドワークス」などの仕事依頼サイトです。クラウドワークスは、フリーランスで仕事を依頼したり、受けたりできる「仕事のマッチングサービス」です。このサービスを利用すれば、自社に新しい人を雇わなくても、足りない技術を補えます。

例えば「会社のサイトを新しくしたい」と考えているとします。このとき、自社には適切な人員がいないときは、新しく人を雇うことを考えます。しかし、ご存知の通り、人件費は最も重くのしかかる費用であるため、気軽に人を雇い入れることは避けたいです。そこで「クラウドワークス」などを使います。

クラウドワークスには、それぞれの分野の専門家がいます。できること、できないことなども明確に説明されているため、自社に必要な技術を持った人に適切な依頼をしやすいです。依頼料金も一つの単位ごとにお金を支払えばいいだけの仕組みになっているため、新しく人件費を抱える必要もなくなります。クラウドワークスのメリットはそれだけではありあません。

実際にプロジェクト単位で仕事を発注できるため、仕事を引き受けてくれたワーカーの仕事ぶりが「実際の仕事」を通して判断できます。もし、そのワーカーの仕事ぶりに満足すれば、長期的に一緒に仕事ができます。実際、私自身もこの方法により新しい人脈を手に入れて、サイトの保守作業などをお願いしています。

5.その商品、輸出(輸入)ができそう?

貿易の取り扱い品目の中で規制されている物があります。それが「医薬品(美容・健康食品含む)」「食べ物」「植物」などです。特に医薬品関係は、強い規制があるため、輸出や輸入の両方で検討品目から除外します。この他、輸入貿易管理令輸出貿易管理令なども注意します。これらの規制は、輸出入する商品ごとに細かく決まっているため、よく確認する必要があります。
まずは、アメリカのアマゾンから仕入れる→日本で販売するでもOKです。この場合は「US-BUYER」さんなどの代行を使うと便利です!

6.貿易3点セットの準備+APECカード

これから貿易ビジネスをする場合は「貿易三点セット」を準備しましょう。それが次の3つです。

  1. 開業届
  2. 輸出入者コードの取得
  3. リアルタイム口座の開設
1.開業届

開業届とは、税務署に「これから個人ビジネスを始めます!」と宣言することです。この開業届を提出することで、事業に必要な様々な費用を「経費」として計上ができます。

例えば、物販ビジネスを始める方であれば、商品の仕入れ代金、仕入れをするための交通費、各種文房具、通信費、接待交際費、ネットショップ開設費などを経費にできます。現在の立場は、どのような物であっても、ビジネスとして何かをする場合は、必ず提出するべき書類です。

詳しくは、最寄りの税務署に聞きましょう!

2.輸出入者コードの取得

輸出入者コードとは、各貿易者に特定のコードを発給し、このコードに様々な情報を紐づける仕組みです。

例えば、貿易者Aさんは、90292029202というコードを付与されたとしましょう。そして、Aさんは、輸出や輸入をするさいに、この90292029202を使い申告をします。これにより、税関のシステムにAさんは、●●という商品を輸入した~輸出した~等の情報が記録されていきます。

税関のシステムに記録された情報は「実績」として積み上げられていき、税関検査等を実施するかの判断に使われます。つまり、Aさんは、適切な申告をするほど、良い実績が積み上げられていき、税関検査の頻度が下がります。この逆の場合は、頻度が上がります。

詳しくは、輸出入者コードとは?をご覧ください。

3.リアルタイム口座

リアルタイム口座とは、輸入時にかかる関税や消費税等を輸入者の口座から引き落とす仕組みです。輸入ビジネスを始める場合は、必ず開設をしておきましょう。このリアルタイム口座を所有するだけで、通関業者等が依頼を受けてくる可能性が高ります。

詳しくは「リアルタイム口座を開設するべき理由」「リアルタイム口座の残高不足への注意」をご覧ください。

【あると便利】APECビジネストラベルカード

APECカードを所有すると、簡単な商取引(商談、調査等)なら、APEC加盟国を自由に行き来できます。私も所有しています。詳しくは、APECカードを取得する方法をご覧ください。

貿易を始める場合は、以上3点の準備を進めましょう!

【実践】ECを活用し小規模ビジネスを始めよう!

貿易会社を設立(起業)するためには、様々なステップ、知っておくべき知識が必要です。ただ、何よりも重要なことは「まず始めてみること」です。輸出、輸入に関わらず、まずは「一円を稼いでみること」が何よりも重要だと思います。

2020年現在は、小規模で貿易ビジネスをするためのECサービスが充実しています。

  • 輸入した物をフリマアプリ、ヤフオク、アマゾンで販売
  • 無料で構築できるBASEを使い、輸入品を販売
  • BASEを使い海外販売をしてみる。
  • EBAYを使い、小さな海外輸出を経験

など様々な方法があります。そして、始めるための資金もほぼ不要です。始めるために高い料金等が必要になるわけではないため、今すぐ、誰でも小さな貿易ビジネスをスタートできます。

関連記事:「輸入」サンプル請求から本格輸入までの全手順

私のテスト販売例

私の場合は、テスト販売として、ある商品を輸入。これをBASEで販売したことがあります。以下は、そのテスト販売をしたときのBASE売上の管理画面です。

  • 2020/11/2 319,000円
  • 2020/11/7 160,000円

どちらも一桁の個数に満たない販売数であり、利益率は約30%です。つまり、これだけでも、11/2日の一日で10万円、11/7日には約5万円の利益を得ています。(商品代金、国際送料、輸入諸税、BASE手数料(約7%)をすべて引いた金額)もちろん、信じなくてもOKです。

BASEの売り上げ画面

  1. 商品を仕入れる。
  2. BASEに掲載する。
  3. 売れる。
  4. 入金される
  5. 発送する。
  6. BASEから振り込まれる

この6ステップのみです。これ以外は、ほぼ何もしていないです。(発送業務すら外注)ちなみに、これ以外の日で売り上げが立っていないのは、「テスト販売であること」そして「在庫がない」この2つの理由だけです。また、新しく在庫を仕入れれば、同じように売り上げは上がると考えています。(BASEでの販売=本業ではないため)

ここでお伝えしたいことは「まずやってみること」それが大切だということです。うまく商品を仕入れて販売等をすれば、雇われの身では得られない収益チャンスがあることがわかります。始めるのに、お金も人脈も不要です。やる気だけです。

貿易商の将来性・ジェットセッターとは!?

貿易ビジネス、物販ビジネスは、この世があり続ける限りなくならない業界です。とはいえ、一昔前よりも情報が伝達するスピードが恐ろしく早まっているのは事実です。

「小資本で誰でも簡単に参入ができるようになってきている。」

これが貿易業界や物販業界、そして物流業界の流れです。よって、今後、貿易商には、ITリテラシーと現地情報の収集力が必要だと考えます。

ネットでは、誰もが簡単に、世界のどんな情報にもアクセスできる道を開きました。もちろん、これには、善し悪しがあります。貿易ビジネスに限定すれば、価格情報の「見える化」により、「昔と比べてやりずらくなった」と、嘆く貿易関係者も多いです。(この道20年以上)

やはり、今後の貿易は…

  • ITリテラシー
  • 情報収集力
  • 語学力

この3つが必要です。当サイトでは、世界中どこにいても働ける人、もう少しいうなら、理想のライフスタイルを実現できる方を「ジェットセッター」と定義しています。

元々、ジェットセッターとは、自家用ジェット機を持ちながら、世界中好きな所に行き生活をする方を指していました。この定義とは若干異なると思いますが、当サイトが推奨するライフスタイルにきわめて近いと考えています。

あなたに、ジェットセッターになっていただきたい!

私は、こう考えています。

ジェットセッターになるには?

ジェットセッターの条件は、「どこでも生活費を稼げること」です。私を含めて一般的な人は、生活をするために、どこかでお金を稼ぐ必要があります。=労働が必要。勤めなければ、お金が入らず、生活ができないからです。非常に当たり前です。

では、仮に働かなくても生活費が入ってくるとしたら、あなたの生活はどのように変化すると思いますか? 例えば、少なくても次の変化があるはずです。

  • 拘束される時間は一切なくなる。
  • 人のために自分の人生の時間を消費しなくてもよい。
  • 拘束されていた時間を使い、別の何かを始められる

実際、私自身もほぼジェットセッターの生き方を実現しており、この記事を書いているときも、冷房が効いた部屋の中で、コーヒーを飲みながら、あれやこれやと好きなことをつづっています。

では、具体的にどうすれば、ジェットセッターになれるのでしょうか? これは一つの提案だと受け取っていただければと思います。もし、私が独身で、特に何かの制限や制約を受けない立場なら、現状のすべての立場を捨てて一度、リセットします。

例えば、会社を辞めて、国内の別のところに行く。海外に行くなどがあげられます。あえて「不快な世界」や「刺激的な世界」に身を投じることで、これまでの価値観がすべてぶっ壊されて、きっと何か気づくことがあると思います。

結局、どんな頭の良い人でも、論理的に考えて適切な生き方(道)を見つけるの難しいです。物事はそんな単純ではないです。だからこそ、頭の良い人から見ると「常識外れ」にうつることが結果的に、人生の生き方を左右する出来事になることも多いです。

私の人生もあなたの人生も「有限」です。人生の選択権は、あなたにしかないです。親を含めて、誰にも指図する権利はないです。どうぞ、ご自分の好きなように歩んでみて下さい。その結果、結局、失敗したとしても、それは、それで納得ができると思います。少なくても私はそう思います。

2020年現在、世界はコロナの影響で渡航制限がなされています。もし、解除になったら、ぜひ、行動に移していただきたいと思います。私的には、海外の発展途上国に行くことをお勧めしています。それを実行するための具体的なステップは次の通りです。

  1. お金を稼ぐ仕組みを整える。
  2. 現地でのパフォーマンスを最大化する。
  3. テスト販売を実行

1.お金を稼げる仕組みを整える。

アルバイトなどで生計を立てている人は、働いた分の賃金しかもらえませんね。仮に一か月間、海外に暮らそうと思えば、その間の収入は、ゼロ。その上で、現地での生活費がかかります。仮に正社員でも有給休暇には上限があるため、働かなければ無収入になることとしては、本質的に同じです。

もし、あなたがジェットセッターとして生きたいなら、どこで、どんなことをしていても、お金が入る仕組みが必要です。もちろん、その収入を入れるための方法は何でも良いです。

例えば、最も気軽、かつ、お金をかけずに仕組みを作りたいなら、ブログも一つの手です。「ブログなんて無理だよ~」と思う方は、別の方法でお金が入る仕組みを整えます。

例えば、アマゾンを使った物販ビジネスも良いですね!他には、喫茶店広告スペースビジネス、ガチャポンビジネスなどもあります。一度、仕組みを作ってしまえば、あとは、修正や微調整をするだけでコントロールできるビジネスが理想です。

もし、あなたが国際輸送関連の業務経験があるなら、フォワーダービジネスもお勧めします。

2.現地でのパフォーマンスを最大化する

現地に来たのであれば「行った甲斐があった」と言える滞在にしたいですね。仮にあなたが何らかの商品を輸入するビジネスをしているのであれば、前回とは、違う市場へ赴いてみることもありです。市場を少し変えるだけで、扱っている物がガラリと変わるのがアジアでのマーケットの特徴です。

現地ではやっているアニメ、映画、本なども抜け目なくチェックです。可能であれば、ラング8などで知り合った現地の人と会い、色々とおしゃべりをして情報収集をすることも一つの手です。扱っている商品を求めている人は、どのような場所にいるのかを意識することが重要です。

3.テスト販売を実行する。

海外での情報収集も終わり、いよいよ日本に帰国です。ただし、手ぶらで帰国しません。現地で手に入る物、かつ日本での販売価格に開きがある物を購入して持ち帰ります。

例えば、○○国の○○という商品は、日本での販売価格は、およそ5倍以上です。しかも非常に需要が高いのに、供給者が圧倒的に少ないです。それを日本へ持ち帰り転売します。もちろん、税関への申告は「商売目的」として行います。また、食品届が絡む物などは、輸入が難しくなるため、避けたほうが無難です。(実はここにもチャンスがあり)

日本へ帰国するときに「ただ、帰国する」のではなく、少しでも旅費を浮かせるように、または、それ以上に儲かるように、現地から価格差がある物を持ち帰るようにします。

持ち帰った商品は、アマゾンやフリマアプリなどでテスト販売をして売れ行きや改善点を検証します。もし、評価が高ければ、いつでも追加発注できるようにサプライヤーとの連絡を続けておきます。後は、これを繰り替えし、より確かな収益源を築いていきます。

よくある疑問

最後に、よくある疑問をまとめています。

Q.英語の必要性は?

貿易ビジネスには、英語が必要です。但し、どこかの貿易会社に所属しない限り、英語ができないからといって、貿易ビジネス上、不利にならないです。グーグル翻訳を使えば、海外の交渉等は簡単にできます。ぜひ、英語ができないからといって、諦めないようにしましょう!

Q.輸出と消費税のお話

海外に商品を輸出するひとは、輸出後に「日本国内で、仕入れ時に支払った消費税の還付」を受けられます。詳しくは輸出取引と消費税の関係 抜け目なく稼ぐには?をご覧ください。

Q.貿易ビジネスの社長の年収は?

青天井です。うまくやっている人は、とても儲けています。

例えば、ある国に建設機械を輸出している社長は、一回の取引額が1億をこえることもあります。仮に、これが○○%の利益率だったらいかがでしょうか? すべてご自身の腕次第です。

Q.今、会社員です。何から始めればいいですか?

一万円でも良いので海外のサイトから商品を調達し、これをフリマアプリやヤフオク等で販売することからスタートしましょう!もちろん、最初は全く売れなかったり、大損したりする可能性もあります。いい意味でも悪い意味でも、始めることに意義があります。

同時に公的機関ミプロが主催するセミナーに参加したり、HUNADEサイト内にある様々な記事を参考にしたりすれば、少しずつ結果が出てくると思います。まずは小さく始めることが大切です。「○○になったら~」と考える内は、無理です。今すぐ、行動を開始することが何よりも重要です。

Q.屋号、ネーミング、ロゴ、名刺は?

海外の人とのやり取りを考えて、表面に日本語、裏面に英語で情報を書くと良いです。(反対でもOK)このとき、名前、顔写真、SNSアプリ(WE CHATなど)のQRコードを添えると良いです。

屋号は、貿易をしていることがわかる●●トレードとする方が多いです。ある程度、自身の販売商品等が定まってきた場合は、オリジナルのロゴや商品名を考えて「商標登録」をしましょう。現在は、非常に情報拡散が激しいため、すぐにまねされてしまいます。

もし、ネーミングやロゴ等の案が浮かばない場合は、クラウドワークスやランサーズ等でコンペをしてみましょう。数万円の料金でたくさんの中から選べます!

Q.輸入と製造物責任法(PL法)の関係は?

輸入品の場合、製造物責任法は、輸入者が責任を負います。よって、ある一定規模で輸入品を販売する場合は、PL法に対応するための「PL保険」に加入する必要があります。他方、輸出の場合は、輸出PL保険をかけることでリスクを低減させているところもあります。

貿易のリスクを小さくする4つの保険戦略

Q.輸入と消費税、関税の関係は?

輸入時には、原産国、品目に応じた関税や消費税が発生します。関税は「EPA制度」を活用することで無税や減税などにできます。他方、消費税は、一律10%がかかります。(食品関連品の輸入には、軽減税率が適用される)詳しくは、以下の記事をご覧ください。

Q.輸出入ビジネスと円高、円安の関係は?

輸出入ビジネスは、為替の影響により収益が上下します。先方との交渉をするさいは、この為替の変動リスクをある程度、考えた上で交渉をする必要があります。基本的に、輸入であれば「円高」、輸出であれば「円安」になることで収益性が高くなります。

円高・円安で輸出や輸入をする企業の売上はどう変化する?

Q.輸入・輸出と古物商免許

日本国内で中古品の売買をするときは「古物商の免許」が必要です。免許がないと、仕入れができなかったり、売却ができなかったりします。もちろん、これは、海外から中古品を輸入して販売するときや、この逆のパターンの時にも必要なるケースがあります。詳しくは、以下の記事を参照

輸入と古物商の関係 必要なケースは?2020年4/1日改正

Q.貿易相談ができるところは?

巷では、輸出ビジネスセミナーや輸入ビジネスセミナー等、怪しい物がたくさん開催されています。

輸出入ビジネスのセミナーは、ジェトロやミプロの公的機関が開催する物を利用すると良いともいます。関連:初心者必見!貿易(輸入・輸出)セミナー情報

機関名内容
税関 輸出入通関手続き、関税率など、貿易関連のことなら何でも相談できます。
ジェトロ主に輸出支援をしています。輸出全般に関わる疑問を解決できます。
ミプロ主に輸入支援を行っています。輸入手続きに関することはもちろんのこと、輸入に限らず起業全般についての相談ができることが特徴です。
厚生省/食品検疫所医薬品や食品を輸入するときに必要な手続き、検査依頼などを行います。
農林水産省/植物防疫所植物を輸入するときの手続き全般の相談
経済産業省輸出貿易管理令、輸入貿易管理令、関税割当に関する相談ができます。

Q.フェアトレードとは?

フェアアトレードとは、低賃金労働や劣悪な環境の中で生産された商品を否定し、買い手が適切な価格で商品を購入するにより、フェアなトレードを実現する取り組みです。2021年現在の仕組みで言うと「SDGs」の考え方にも通じます。

今後、貿易をする上では、このフェアトレードやSDGsの考え方が非常に重要になってきます。

Q.フォワーダービジネスの詳細を教えてください。

フォワーダービジネスとは、国際輸送を必要とする荷主様を「取り次ぐ」だけで収益を得られる物です。個人・法人問わず、加盟金や登録代金等も一切不要です。この事業は、とある大手NVOCC様の依頼を受けて弊社が代理で募集をしています。

おそらく、海上輸送経験がある方ならすぐにわかると思いますが、要は「輸送スペースを必要とする荷主の開拓」をするだけでコミッションが発生します。もちろん、本業、副業等の制限も自由。自社の輸送サービスとして再販売もできます。詳しくは、以下2つの記事をご覧ください。

Q.仕入れた商品の持ち帰り方は?

現地で仕入れた商品には、次の2つの持ち帰り方があります。

  1. 別送品
  2. 旅具通関(ハンドキャリー)

別送品とは、現地の郵便局など荷物を「別送品」として送ることです。別送品として送ると、帰国時に「一緒に持ってきた扱い」になり、旅行者の携帯品免税が適用されます。ただし、別送品として送る場合でも、それが商売目的であるときは「携帯品免税の適用は除外」されます。

旅具通関とは、総額30万円までの貨物を簡易的な通関で処理できる仕組みです。よく大きなスーツケースに入れて、ドカンと輸入している方は、この旅具通関をしています。ちなみに、商売目的の商品を個人使用目的として偽って通関することも可能です。ただし、そのようなことは、数が増えてこれば、おのずと無理が出てきます。

Q.株式と合同はどちらがいい? 最低資本金は?

登記関連で必要な費用が違いますが、その他の税制上の扱いは変わらないため、どちらでもいいと思います。ただし、広く認知されているのは株式会社であるのは事実です。また、最低資本金は1円でも可能ですが、スタートアップとしては、100万~500万くらいがおおいきがします。

Q.個人事業主が活用したい制度は?

以下、4つの仕組みをフル活用することで、合法的に「節税」ができます。

  1. 青色申告
  2. 青色事業専従者給与
  3. 小規模企業共済
  4. 経営セーフティーネット

Q.海外保険の考え方は?

海外に行ったときに病気やケガをすると、高額な医療費がかかります。日本は、医療制度が整っているため、1000円の治療費が、本人は、わずか300円を支払うだけす。しかし、海外では、この治療費の全額負担が求められます。

例えば、海外にいるときに、風邪をひいてしまった。転んでけがをした。虫歯になった~などがあります。日本に帰国してからでも大丈夫な症状であれば、我慢できないことはありません。しかし、そうではなく、今すぐ、病院へ行く必要があるときもございます。このようなとき、高額な医療費がかかるからと言って、治療を受けないわけにはいきませんね。そこで役立つのが「海外保険」です。

海外保険に入れば、万が一、海外で何らかの治療を受けることになっても、その全額(補償内容によりことなる)を保険会社がカバーしてくれます。これで、万が一の医療体制の確保ができ、とても安心ですね。海外保険の加入は、次の三つのポイントを考えます。

  1. 自身が持っているクレジットカードの補償ではカバーできないか?
  2. 期間はいつからいつまでなのか?(出国日と帰国日
  3. どこまでの補償が必要なのか?

です。具体的な補償内容などについては、各、保険会社のサービスページでご確認ください。

Q.安全情報の収集方法は?

海外に行くときは、現地の治安状況を確認します。何年か前、バングラデッシュのカフェ?で日本人が被害にあった痛ましい事件がありましたね。ここまで悲惨な事件は、なかなかありませんが、いわゆる軽微な犯罪は、よくあります。

例えば、フィリピンのマカティ(繁華街)を歩いていたら….や、タイのバンコクで、同じ日本人ぽい人から○○被害に合った。という事例はたくさんあります。一見すると、平和に見えて、実は争っている国もあります。カンボジアとタイなどですね。やはり、現地に行くのであれば、必ず最低限、安全情報を確認した方が良いです。

外務省の海外安全情報

Q.予防接種について

海外では、日本では蔓延していない病気が流行っている可能性があります。特に、東南アジアなどは、まだ、いろいろな部分で未成熟であるため、その危険性が高いです。

例えば、

  • トレッキングなどへ出かけようとするとき。
  • 動物園にいくとき。
  • ジャングルツアーにいくとき
  • 川下りツアーへいくとき

など、少し自然があふれる場所へ行くときは、注意が必要です。

Q.海外航空券とホテルの手配。お得な方法は?

海外航空券とホテルを手配します。もちろん、旅行代理店に全てをお任せすることもできますが、それだと、費用的にも高い場合が多いです。やはり、無駄な経費を少なくして、貿易ビジネスが完全に軌道にのるまでは、経費は節約するべきです。経費の節約は、海外航空券予約サイトやアプリが役立ちます。

例えば、JALの航空券を購入するとしても、JALやANAのサイトから直接購入するよりも、以下にご紹介する旅行サイトを通して購入したほうが安い場合が多いです。これらのサイトは、航空券だけの購入もできますし、ホテルとのセットもできます。自由度が高いため、比較検討しましょう。

  • フリーバード
  • トラベルコちゃん
  • エアトリ

もし、安さを求めるのであれば、LCCまたはスカイチームに所属している航空会社のチケットを狙います。また、現地のホテルだけを吟味するときは、アゴダやエクスべディアの予約も有効です。すべてインターネット上で予約を完了できるため、現地のフロントにてややこしいことを言われないメリットもあります。

Q.現地費用を安くするコツは?

完全に貿易ビジネスが立ち上がっていないときは、やはり現地での滞在費を安くすることが重要です。安くする上で役に立つのがアゴダです。もちろん、歩き回り、なるべく安い宿を探すことも一つの手です。

しかし、この宿選びなどに時間を費やすのは、あまりにももったいないです。やはり、ネット上で予約と決済ができるサイトを利用するべきだと考えます。

アゴダを使えば、一泊一万円というホテルを使う必要もなく、かといって、集団宿泊施設(ドミトリ)に泊まる必要もないです。自分の身の丈に合った最適な宿を探せます。現地で滞在するホテルは「自分の疲れがなくなり、かつ、ある程度の品質」であれば、どこでも良いと思います。

また、現地での食費などにも気を遣います。私たち日本人を含めて、外国人に対して「二重価格」を設定しているお店があります。要は、同じ商品であっても、現地人には、一本100円、外国人には、1本300円などと価格差をつけている所です。一回の額的には大したことはありませんが、つもりにつもり、大きな費用になります。このあたりも注意すると良いですね。

 

【PR】【貿易サポート】輸入や輸出を始めたい方を二人三脚で支援!

 

まとめ

  • 自分なりの「貿易」を見つけよう。
  • 貿易会社の設立には、許認可、資格等は不要。
  • 法人化と個人事業主は、設立のしやすさ、信用性などに違いがある。
  • 最初は個人事業。うまくいったら法人の道がおススメ。
  • 法人には、補助金、信用性、節税などの面で効果がある。
  • 法人には、株式と合同の2つがある。
  • 合同は新しくて若い会社にピッタリ!
FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録
【Y】 20年通関士 税関対応はお任せを!【T】 肉の輸入・各種貿易トラブル解決【A】 タイの仕入先開拓&販売戦略【O】 国際輸送の専門家【K】 海外販路・仕入先開拓
国際輸送
見積依頼
お問い合わせ先
タイトルとURLをコピーしました