別送品の基本知識 手続き方法と関税等の紹介

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    海外から帰国するときは、手荷物とは別に荷物を発送する方法があります。「別送品」と言います。別に送るとの記載の通り、あなたとは別に荷物だけを送ります。つまり、あなたは飛行機などで帰国する。その後、荷物だけが後から送られてくるときに利用できる仕組みです。なぜ、別送品として送る必要があるのでしょうか? そこで、この記事では別送品の基本的な知識と仕組みについてご紹介していきます。

    別送品とは?

    別送品とは、帰国時に自分とは別に荷物を送るときに適用する仕組みです。通常、海外から何らかの荷物を受けとる(輸入)ときは、関税や消費税を支払う必要があります。しかし、海外から帰国する人の手荷物には、特別な免税枠があり、その枠内であれば、関税や消費税を支払うとなく引き取れます。

    あなたが海外で購入したお土産やお酒、たばこなどが免税で持ち込めるのは、まさに、この海外旅行者の携帯品免税の仕組み(入国者の簡易税率)によるものです。この免税枠は、お酒なら三本、たばこなら○○本、それ以外の物は、20万円の免税枠があります。

    携帯品免税と別送品の関係

    では、この携帯品免税と別送品には、どのような関係があるのでしょうか? 実は、別送品として送ることにより、別送品も合わせて「携帯品免税の枠」を適用してもらえるのです。

    例えば、荷物の輸送上の問題から空港から「手荷物」としてお酒を2本、その他の物(お菓子、お土産、化粧品、紅茶、スーツなどの一般の商品)を10万円持ち込むとしましょう。この場合、残りの免税枠は、お酒が一本、その他の貨物が10万円があります。数週間後、あなたが「別送品」として申告した貨物が届きます。このときの箱の中身は、お酒が1本、その他の貨物は5万円分です。この場合、手荷物と別送品を合わせても、すべて免税枠を適用できます。

    別送品の仕組み

    別送品で送るときの関税と消費税

    別送品は、制度上、入国者が手荷物で持ちこむときと同じ扱いを受けます。(入国者の簡易税率)入国者の簡易税率は、先程から説明する免税枠があり、それを超える部分にだけ関税がかかります。(入国者の簡易税率には、関税と消費税を合わせた税率が設定されている)

    品目内容課税内容
    お酒一本760ml×3本免税
    タバコ紙巻400本/葉巻100本
    加熱式タバコ400本/その他500本
    2019/10/1から制度変更
    香水2オンス(46ml)
    その他海外市価の合計が20万円

    詳しくは「海外旅行者の簡易税率」をご覧ください。

    ちなみに、この入国者の簡易税率には例外規定があります。

    • 一品目の合計の課税価格が一万円以下は、無条件免税の適用(この20万円とは別)
    • 一つまたは一組の価格が20万円をこえる物は、一般税率を適用
    • 関税が無税の物は、消費税のみを課税される
    お酒は、三本。タバコは、400本。香水は○○。その他の貨物は20万円まで~と決められている。お菓子、お土産、チョコ、化粧品、お茶、スーツなど、ほとんどの商品は、免税で輸入ができる。

    別送品を送るときの注意点

    別送品として送るときは、どのような点に注意して発送するべきなのでしょうか。次の三つがあります。

    1. 宛名を自分にする(個人宛にする)
    2. 発送するダンボールの外装に「別送品」の記載
    3. 複数のダンボールがあるときは「通し番号」を記載する。

    1.宛名を自分にする(個人宛にする)

    別送品とは、個人使用目的で輸入するときに適用できる仕組みです。そのため、この宛名部分が「会社や勤務先」とすることはできません。

    2.発送するダンボールの外装に「別送品」の記載

    ダンボールの外側に「別送品」「Unaccompanied baggage」と記入します。なるべく大きくはっきりとわかるように記載をしましょう。できるだけわかりやすいように記載して「一般の貨物」として扱われないように工夫します。特にお土産屋の店員に発送してもらうときは、必ず「Unaccompanied baggage」を記載してもらいましょう。

    3.複数のダンボールがあるときは「通し番号」を記載する。

    複数のダンボールがあるときは、そのつながりを示すように通し番号を記載します。

    例:「1/2」「2/2」などをダンボールの外側に記載

    別送品に必要な書類・費用と手続き

    別送品の手続きは、海外と日本側の2つに分かれます。どれか一つのステップをなくすだけでも別送品扱いを受けられず、少額輸入貨物の簡易税率が適用されるため注意しましょう。ちなみに、タイから別送品を送ったときの費用は、金額や量の大小に関わらず、別送品申告書の費用として2000バーツ(約7000円)がかかりました。

    別送品に必要なステップを踏まない→別送品として扱われない→少額輸入貨物の簡易税率を適用される(免税枠が否認される)

    海外側の手続き

    まずは海外での手続きを確認していきます。必要な書類は、レシート、インボイス、パッキングリスト、パスポートです。海外の小売店やお土産屋さんに「別送品」として自分に発送するように依頼します。

    店舗によっては、別送品の発送に経験がない場合もあります。その場合は、別送したい貨物を日系の配送業者の所へ持ち込みます。例:日通、ヤマト運輸、佐川など。必ず「別送品」として送りたい旨を伝えましょう。

    別送品の依頼をすれば、配送業者が梱包、書類の作成(インボイス、パッキングなど)などの海外側の手続きをすべてしてくれます。なお、日本側の通関手続きをスムーズに行うために、業者には、書類や荷物に「別送品」「Unaccompanied baggage」を記載してもらいます。

    日本側での手続き(民間配送業者)

    次に日本側での手続きを確認します。航空機内で「携帯品・別送品申告書」という紙が配られるはずです。この紙を二枚記載します。無事に荷物が日本についたら、次の手順で進めていきます。なお、別送品を民間配送業者で送った場合と郵便で送った場合にステップに違いがあります。(注意点)

    民間配送業者で依頼した場合の流れ

    1. 日本の入国審査を受ける。
    2. 税関の「赤の台」に進む
    3. 別送品申告書を2通提出する。
    4. 確認を押された別送品申告書を1通受け取る。
      (税関の確認印が押されていないと無効)
      (別送品申告書で「別送があること」を申告品しないと無効)
      (自動化ゲートで出国するときは、必ず入国スタンプを押してもらう)
    5. 配送会社のカウンターに税関の確認印付きの別送品申告書を持っていく。
    6. 通関手続きは、業者がおこなってくれる。

    日本側での手続き(郵便)

    郵便で送付した場合のステップは、次の1~4です。なお、民間配送業者における4までの手続きは同じです。

    1. 税関の外郵出張所から「外国から到着した郵便物の税関手続のお知らせ」のハガキが届く。
    2. 確認印が押された携帯品・別送品申告書を税関の外郵便出張所に送付する。
    3. 許可になれば、配送されてくる。

    よくある疑問

    特定原産地証明書のよくある疑問別送品に関連してよくある疑問をまとめてみました。

    Q.いくらまで免税扱いになる?

    海外の小売価格(一般の店頭で売られている価格)の合計が20万円までは免税(手荷物による持ち込みがあるときは、その分を除いた価格が免税上限)です。

    例えば、一個が9万円以内の物が2つでも免税、一個が20,000円の物が10個でも免税です。一つの梱包された段ボールの中の合計金額で判断されます。ただし、次のようなパターンは免税になりません。

    • 商売目的のもの(無償のサンプルも含む)
    • 米、食用の海苔、パイナップル製品など。

    Q.別送品はバッグなども免税になる?

    一つまたは一組の価格が10万円をこえるときは、入国者の簡易税率ではなく一般税率が適用されます。また、仮にその価格が20万円を超えるときは、20万円を超えた部分ではなく、全体に対して課税されます。(例:26万円のバッグなら26万円に対して課税)

    Q.海外にある税金の払い戻しとは違うの?

    海外において設定されている消費税の還付と日本側の別送品の免税は全く別です。

    Q.別送品の受け取り期間は?第三国へ行く予定があるけど…

    日本への帰国日と別送品の到着日との差海外から日本へ帰国するさいに第三国へ寄り道をして帰る場合があります。この場合、別送品はどのような取扱いになるのでしょうか?

    別送品は、本人が帰国してから6か月以内に手続きをすることになっています。

    Q.一般的な荷物の発送と別送品は何が違うの?

    別送品は、入国者の免税枠を適用できる仕組みです。他方、少額輸入貨物の簡易税率は、いわゆる日本にいながら輸入(海外通販)するときにかけられる関税税率です。両者は、免税枠の有無で全く違います。

    Q.送れない貨物はある?

    航空輸送や船などかによって変わります。

    例えば、タイから発送するときの佐川さんは、液体物は不可でした。

    まとめ

    • 海外旅行者には免税枠がある。
    • 別送品は、この免税枠内で貨物を受け取れる仕組み
    • 別送品扱いにするには、いくつかの注意点がある。
    • 海外側の手続きと日本側の手続きに漏れがないようにしよう。

     

    関連記事:タイから別送品を送ってみた!(体験レポート)

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