輸出先(海外販売代理店)を探す9つの方法

輸出先の開拓方法輸出ビジネス
この記事は約9分で読めます。

輸出ビジネスの成功ポイントは、相手を中心に考えることです。

  • どの国に、どのような相手がいるのか?
  • その相手は、何を求めているのか?

などを徹底的に調査します。その後、自社の持つ商品の強みを考えて、攻めるべき市場を考えます。自社商品から考えを展開するのではなく、相手国の需要から自社が提供できるサービスや商品を考えます。これがいわゆる「マーケットイン」の考え方です。

そこで、この記事では、海外の輸出先を探すための9つの方法をご紹介していきます。

輸出先の開拓方法

商品の輸出先を探す方法

輸出ビジネスは、最初に販売先の相手を探したり、その相手が「何を求めているのか」などをリサーチしたりします。しかし、最初に「相手」を探す上でも、どのように探せばいいのかわからない方が多いと思います。そこで、この部分をいわゆる輸出代行会社に依頼すると、高額な手数料が発生し、輸出をするメリットが小さくなります。

どのようにすれば、自社で輸出先を探せるのでしょうか? ここでは、自社だけでできる代表的な9つの方法をご紹介します。

販売先開拓のための9つのアプローチ方法

1.便乗輸出マーケティング

2020年現在、日本は190の国と地域との間で国際交流があります。売れるかは別として、あなたの輸出先候補となる国は、日本との国交の数だけ存在します。しかし、これだけ多くの国が存在すると「どのように国を選べば良いのかわかない」方も多いはずです。そのため、普段からよく耳にする「アメリカ」や「フランス」などから検討しがちです。

しかし、少しお待ちください。以下の国一覧をご覧ください。これは、日本酒の輸出先の国です。もちろん、すべて日本から輸出された日本酒のデータです。これをみると、意外に多くの国々へ輸出していることがわかるはずです。 実は、あなたが思っている以上に、日本の製品は「さまざまな国々」へ輸出されています。

決して、ニュース番組でよく聞く、先進諸国だけが売り先の国ではありません。それだけで、あなたは大きなチャンスロスをしています。世界は広いです。仮にアメリカで無理だっとしても、残り189か国のアプローチできるなど、広い視野で世界を見ることが重要です。外国=中国ではありません。もちろん、アメリカやフランス、イタリアだけではないのです。

Hunade

ところで、上記の日本酒の輸出データは、どのように入手したのかお分かりになりますか。実はこのデータは、財務省統計局で自由にダウンロードができます。

財務省統計局は、日本からの輸出品や輸入品のデータを統計資料としてまとめる機関です。ここのデータを分析するだけで貿易に関する様々な情報を知ることができます。この中の一つとして「物品がどこの国へ輸出されているのか」というデータがあります。これは、税関への申告を基にしているため、データの精度としては極めて正確です。

このデータを分析をすれば「あなたの商品がすでに輸出されている国々を特定」ができます。現在も輸出されているなら、その国には、あなたの商品を求めている市場があります。当サイトではこれを「便乗輸出マーケティング」と呼んでいます。この方法で輸出先の国をある程度の範囲で絞れます。

詳しくは、便乗輸出マーケティング・もっとも簡単に輸出相手国・輸出価格を調べる方法をご覧ください。

2.B TO Bサイトを利用する。

世界最大級のBtoBマッチングサイトのアリババを使えば、少額の投資をするだけで、世界の巨大なマーケットに自社の商品を販売できます。百聞は一見に如かずという言葉がある通り、人に聞いた百回よりも自分で体験した1回の方が価値があります。アリババを使えば、その貴重な体験が簡単にできます。

もう地元商工会と足並みをそろえている時代ではありません。世界には、貴社の商品を必要としている人がたくさんいます。そして、あなたが旧来の商工会と足並みをそろえている間に、一足先に始めたライバル会社が大きなシェアを占める時代です。

初心者向けアリババマニュアル

その他のB TO Bサイト
  • Global Sources
  • Busy Trade
  • EC21
  • Buyer Zone

3.ジェトロ(日本貿易振興機構)を活用する。

日本の貿易を拡大することを目的として「ジェトロ」という機関があります。ここは、日本の商品を世界へ輸出するためのさまざまな支援をしています。基本的に日本に居住している会社や個人であれば、誰でも無料で利用ができるため、貿易ビジネスをやる上では、何かとお世話になることが多いです。

ジェトロのサイトの中には、貿易ビジネスに役立つさまざまな便利サービスが紹介されています。

例えば、国の情報を調べるときは「国地域別情報」があります。ここでは、商品を輸出する上で必要になる相手国の規制、国内事情、相手国国民のライフスタイルなど、国ごとに細かく情報が掲載されています。ジェトロには、海外に支社があるため、そこから発信される現地定期レポートも見ごたえがあります。それだけではありません。

世界中の国々の関税を調べられる「ワールドタリフ」の無料提供をしています。これは、フェデックスさんが提供しているウェブサービスですが、ジェトロが包括契約を結んでいて、日本国内居住者に対して無料で利用ができるようになっています。詳しくは「ワールドタリフの使い方」の記事をご覧ください。

ジェトロでは、輸出先を探すためのサービスとして「引き合いデータベース」という買い手や売り手をマッチングさせるサービスも提供しています。

輸出先を探している方は、データベースを使うか、ジェトロの専門アドバイザーに相談することをお勧めします。その際に必要になるのは、貴社が輸出しようとしている「商品の詳細情報」です。できれば現物などを持参して、できるだけ詳細なアドバイスを受けられるようにします。これは、あなたの商品が相手国の「規制に関する部分」をクリアしているかどうかをあわせて検討するためです。

4.在日大使館の商務部を訪ねる

日本と国交がある国は、東京などに大使館があります。この大使館の中には、日本との経済交流を活発にするための「商務部」と呼ばれる部署があります。ここを訪ねると、日本へ輸出をしてる会社や日本の商品を輸入している会社などを紹介してもらえる可能性があります。なお、この方法は、ある程度「輸出する国が決まっていること」が前提です。

見つけ方は、検索サイトで「大使館 商務部 〇〇国」などと検索します。例:タイの商務部

5.国内の輸出会社を見つける。

もし、右も左もわからない貿易初心者である方は「国内にある輸出会社」にも商品を売り込めます。これであれば、輸出会社を通して間接的に輸出していること同じです。国内の輸出会社は、すでに売る相手先が存在するため、この販売ルートを利用するのが目的です。これであれば、貿易に関する知識は全く必要なく、輸出会社との国内取引となるため、何も難しいことはありません。

デメリットは、輸出会社を通しているため、輸出したときの「利幅」が小さくなることです。このデメリット部分を理解したうえで、貴社の戦略を考えてください。仮に輸出会社を使っていたとしても、少しずつ海外との「直接的な貿易」にも挑戦ができるはずです。

輸出会社の探し方 「〇〇国 〇〇(商品) 輸出会社」などです。

6.国内や海外における見本市に出店

日本国内や海外では、定期的に商業見本市を開催しています。ここへ何らかの方法で出展します。出展は、自分で直接申し込む方法とジェトロの「海外見本市サービス」などを通して「ジェトロブース内」で行う方法の2種類があります。輸出初心者の場合は、ジェトロブース内での出展を検討してください。ジェトロさんは長年の出展実績があるため、見本市などにおいて「僻地」でブースを構えることになりません。

7.日本人会を訪ねる

世界各国には、日本人が集まっている「日本人会」があります。実際に現地で生活している人たちが集まっている会であるため、何かしらの販売ラインを持っている人がいる可能性があります。その方を訪ねてもいいかもしれません。その際は、必ず「相手がメリットになるようなお話」を持っていくことが大切です。

例えば、「あなたの人脈によって販売ラインができた場合は、そのラインを通して販売する10%を永続的にお支払いする」などです。日本人会を探すときは「〇〇国 日本人会」で検索をしてください。

8.海外販売代理店を利用する

海外には、販売のラインだけを作る代理店ビジネスしている方がいます。彼らの報酬は、完全出来高制で支払われます。

例えば、ある販売代理店を通して、売り先を見つけるとします。そのさいは、彼らに何かしらの報酬を支払う必要はありません。彼らは、あなたの持っている商品情報を基にして、自分のリストから「販売先」を開拓してくれます。この開拓により実際にあなたと「販売先」との取引が行われたら、売り上げの何パーセントかを紹介料として代理店に支払います。実際に取引が成立する前では、代理店にお金を支払う必要がないため、初期コストを抑えられます。

ただし、一点だけ注意点があります。基本的に、このような代理店を利用して販売先を見つけたときの紹介料は「取引が続く限り」支払う必要があります。削りたくなる部分でもありますが、そもそも相手先がなければ「ゼロ」であった売り上げであるため、必要なお金として割り切ることが大切です。

9.取引先から紹介してもらう。

日本国内の銀行などは、お金に関する業務を行っているため、貿易にかかわる人脈を持っている場合が多いです。特に大手都市銀行に口座があり、ある一定の資金を入れている方は、迷わず輸出相手開拓の相談をしてみましょう。

銀行は、結果的に融資につながりそうな案件であれば、人脈などを紹介してくれる可能性が高いです。しかし、もちろん誰にでも紹介をしてもらえるわけではありません。銀行が紹介しても恥ずかしくない人であれば、紹介してもらえます。銀行にとって恥ずかしい人というのは、貿易に関して完全に素人であり、まともにビジネス的な話ができない人を言います。

例えば、以下のような質問をしてすぐに答えらえれない場合は、紹介をしてもらうのは難しいはずです。

インコタームズは?」「FOB価格は?」「LCを使うのか?」

海外販売代理店を探す方法

海外販売代理店を探せるサイトも利用しましょう。(関連キーワード:Distributors)

例えば、米国のエージェントを探すときは「GLOBAL TRADE.net」その他、海外の有益な電子書籍などからもヒントを見つけられることが多いです。

 

まとめ

輸出先を開拓する8つの方法についてご紹介しました。販売の相手先を見つける方法としてはいくつかの方法があります。どのような方法であっても「動かないこと」には、輸出ビジネスの進展はありません。

「輸出ビジネスを行わない”理由”が理由になっていない件」でもお伝えした通り、多くの懸念事項はさまざまなサービスを活用すれば、すぐに解決ができることばかりです。できない理由を探していれば「それが実現される」ことになります。これは皮肉であり、つまり何も変わらないということが言いたいです。

ぜひ、色々な方法を検討したうえで、少しずつでも輸出ビジネスを行っていただきたいです。

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