関税とEPA

従量税と従価税の違いについて説明をしています。従量税は、商品の個数や容量、面積により関税がかかる物です。一方、従価税は商品の価格に対してかかる物です。両者は関税率表（タリフ）の中で細かく規定されています。

外国産（非原産材料）を使って製造された商品の原産地を「日本」にするためのVAルール(付加価値基準)を説明しています。付加価値基準は、最終生産された商品の価値の40％以上を自国の原産品が占めれば、商品自体を「日本産」として扱うことを規定しています。

EPA関税分類変更基準（CTC）の解説。原産地規則における重要概念を説明し、特恵関税適用の判断方法を紹介します。

EPAとFTAの違いを解説。特徴、メリット、デメリットを比較し、国際貿易における両協定の重要性を分かりやすく説明します。

日本と外国の間に結んだEPAによるメリット・デメリットを解説しています。EPAの最も大きなメリットは、双方の国で関税がなくなることです。これにより輸入ビジネスであればより安く輸入ができます。輸出ビジネスであれば、現地に価格競争力を維持しながら輸出することが可能となります。

椅子（イス）を輸入するときの関税について説明しています。イスについては、無税や低率の関税が設定されています。したがって、仮にHSコードを間違えてしまっても関税支払いによる影響は小さいものであると予測できます。イスの関税のポイントは、フレーム部分の材質と座面部分に革が使われているかどうかです。アップホルスターとは？

タオルを輸入するときの関税を説明しています。タオルは6302に分類されます。6302の中には、ベッドリネン、キッチンリネンなどが含まれます。これらの中で使用するものの一つとして、タオルが存在します。タオルは、WTO協定税率でも一けた台の後半に設定されています。そのため、EPA制度を活用して無税で輸入できるようにすることをお勧めします。

WTO協定税率の仕組みを紹介。世界貿易機関に対して「譲許」した貨物の関税は、最恵国待遇の規定によりWTO加盟国に対して、最も有利な税率を適用されることが求められています。輸入時に基本税率とWTO協定税率が存在する場合は、WTO協定税率が優先的に適用されます。WTOに例外を与えるのがEPAによる優遇関税のみとなります。

高関税の天然はちみつを輸入する場合は、特別特恵適用国で製造された物を選んだ方がいいです。なぜなら25.5％のもの関税が無税で輸入ができるからです。また無税とはいかなくてもベトナムEPAを使えば、12％ほどの関税で輸入ができます。

転売用（ビジネス用）に輸入する場合の関税について説明をしています。関税上の取り扱いとして「個人使用目的」か、「商売目的」かの違いは重要です。関税の取り扱いと適用される法律に違いがあるためです。販売目的で輸入する商品は、減免措置等が一切ない通常の輸入手続きとなり、商品に対する関税もしっかりと納める必要があります。これを行わないと、脱税行為をしている扱いになります。