【中国からの輸入】品目、関税、送料の削減方法を解説!

この記事は約10分で読めます。

この記事では、中国(アリババ等を含む)から輸入している物の紹介、規制や関税等の仕組み、送料を削減する方法をご紹介していきます。

中国からの輸入を検討していますか? ご存じの通り、現在の日常生活において、中国製品を除くことはできません。百円均一などの日用品からアパレル、工場資材等、あらゆる場面で中国製品が活躍しています。そんな現状を考えて、中国からの輸入を検討されている方も多いでしょう。

そこで、この記事では、中国輸入の基礎的な内容(輸入規制、関税等)から、送料を削減する方法などをご紹介していきます。なお、文章末には、アリババ輸入時におけるフォワーダー問題についても取り上げています。

中国から輸入の始め方 送料を削減するには?

中国から輸入している物

中国から輸入している物は、食品、日用品、野菜などから産業資材まで実に様々です。もしかして、中国からの危険な食品等を気にされていますか? ただ、残念なことに中国産の食品等を完全に排除することは難しいです。理由は、次の三つです。

  • 外食産業等に広く使われている
  • 様々な原材料として使われている。
  • 輸入原産国の定義上の問題で中国産が日本産にもなる。

中国製品は、外食等に広く使われています。これは、一流レストランや大衆食堂などは関係ないです。仮に全て国産の材料等を使っていても、調味料は中国産であることは十分にあります。

また、国産とされているサプリメントの原材料の多くは中国産である事実もあります。たしかに、日本の工場で製造しているから日本産です。でも、その原材料は、中国産なのです。

輸入原産国の定義上の問題もあります。何をもって原産国とするのか? 実は、このルールには、大きな抜け道があります。この抜け道をうまく使えば、中国産のアサリ、うなぎでも、日本の国産として販売が可能です。

つまり…

  1. 中国から輸入されている品目は何か?
  2. 中国食品は危険だから避けたい。
  3. 結論→避けるのは難しい。

もし、中国から輸入されている商品を見たいときは、財務省貿易統計局で探してみてください。ありとあらゆる品目が輸入されていることに気付くでしょう。また、中国商品の安全性が気になる場合は、食品検疫所が発表している輸入違反事例も参考になります。

それでは、中国から輸入するときのポイントを確認していきましょう!

中国から輸入する3つの方法

中国から商品を輸入する方法は、大きく分けると次の3つです。

  1. 現地仕入れ
  2. 輸入代行
  3. ECサイト

1.現地仕入れ

イーウーなどの中国各地にある市場に出向き、自分で現地買い付けをする方法です。買い付け後は、自分で現地から発送するか、旅具通関としてキャリーケース等で輸送します。

  • メリット:自分の実力次第で、どこまでも価格を安くできる。
  • デメリット:語学力や商売的な交渉力がないと厳しい。

2.輸入代行

上記の買い付け業務から、日本までの発送を一貫して他社に依頼する方法です。

  • メリット:言語的な部分、交渉的な部分を業者に任せられる。
  • デメリット:代行料、送料とは決して安くない。

3.ECサイト

アリババ等のECサイトから商品を購入する方法です。配送は、販売業者にそのまま一任する他、後述するフォワーダーを使い、送料を圧縮できます。

  • メリット:商品の供給元(メーカー)を発見できる。場所等に依存されない。
  • デメリット:悪質な業者に遭遇することがある。

以上、1~3の特徴を踏まえて、ご自身に最適な方法を検討しましょう。なお、この記事では、3番の方法かつ、フォワーダーを利用する方法を詳しく説明していきます。

日本側の中国製品に対する関税率や規制

中国製品に対する日本側の関税率は、2021年8月現在「WTO税率」が適用されます。以前までは、特恵税率が適用されていましたが、平成31年4月1日で卒業しています。(適用除外)ただ、中国との間には「RCEP」の発効が予定されているため、実現すれば、関税等はぐっと引き下がる見込みです。

他、日本側の規制等については、他の国と同じです。

例えば、果物を輸入する場合は、植物防疫法と食品衛生法、加工肉を輸入するなら、家畜伝染病予防法と食品衛生法が関係してきます。輸入規制については、品目ごとに細かく決まっているため、心配な場合は、税関の事前教示制度WEBタリフ等で確認します。

例:化粧品の輸入 完全ガイド 個人でも再現できる方法

また、中国製品に関わらず、日本では輸入禁止にしている物数量等を規制している物=輸入承認、中国製品に対して不当廉売関税等を設定していることもあります。

ちなみに、中国製品の転売行為に対する規制等は特にないです。誰でも自由にできます。しかし、お酒化粧品などの一部の品目には、非常に強い規制があります。特に農林水産物、肌につける物、アルコール関係等に多いです。

中国商品に対する関税率などは、以下のツールをご活用ください。

【無料】各種貿易計算ツール(関税、容積重量等)

関税率の仕組み、計算方法の全体解説は、以下の記事をお勧めします。

【図解】関税とは?輸入ビジネス・海外通販に対応!

中国商品に対する消費税の取り扱いは、次の記事をどうぞ!

中国輸入の全体的な流れ

ここで中国輸入の全体的な流れをご紹介します。中国から商品を輸入する方法は、次の三つです。それぞれの流れは、次の通りです。

  1. 現地調達
  2. 輸入代行
  3. ECサイトによる調達

1.現地調達時の流れ

中国の現地で商品を調達した場合は、市場内の周辺にある発送業者に依頼をすれば、現地から日本(自分宛て)に商品を発送できます。もし、発送代金を削減したい場合は、キャリーケース等で自分で輸送をします。この場合は、課税価格30万相当までは「旅具通関」で輸入ができます。

具体的には、帰国時の入国審査後の税関ブースがありますね? そこに行き、税関職員に対して口頭で申告をします。その時、貨物の詳細や価格がわかる資料の提示が求められるため、準備しておきましょう。なお、この30万円は、課税価格です。商品価格ではないことを注意しましょう。

業務用商品の課税価格=商品代金+送料の合計です。つまり、自身で飛行機に搭乗し、キャリーケースで運んできた場合は、税関が路線別に定める航空機代金(送料)を課税価格に加えられます。よって、あまりにも30万円ギリギリだと、送料を加えると、30万円を超える可能性が高いです。

もし、課税価格が30万円を超えた場合は? →空港内に設置されているボンド(保税地)に一旦、搬入し、一般の輸入申告が必要です。

2.輸入代行の流れ

輸入代行は、自宅のパソコン等で欲しい商品を見つけたら、中国輸入代行業者に「●●サイトの商品が欲しい」と伝えるだけで、商品を入手できる仕組みです。詳しくは「輸入代行業者とは?」の記事をご覧ください。

  1. ウェブサイト上で商品を見つける。
  2. 輸入代行業者に1の商品を伝える。
  3. 輸入代行業者が買い付けと日本への発送をする。
  4. 荷物を受け取る。

3.ECサイトの流れ

3つめは、アリババ等の業務向けECサイトを使い輸入する方法です。この場合、まずは、アリババで商品を検索し、メーカー等(売り手)を見つけます。お気に入りの商品が見つかったら、相手に見積もり依頼を等を出します。いくつかの交渉を重ねた結果、合意に至ります。

  1. ECサイトで商品を見つける。
  2. 売り手と商品の交渉をする。
  3. 発送方法を相談する。
  4. 売り手が手配する方法と買い手が手配する方法がある。

商品の発送方法は、次の2つの内、いずれかを選びます。

  1. 相手にそのまま依頼する。
  2. フォワーダーを使う。

一般的な方、国際輸送の知識がない方は、1番を選ぶことが多いです。一方、ある程度、本格的に中国輸入を実践している方は、2番の方法を選びます。実は、中国輸入の送料を削減できるポイントは、この2番です。

では、どのようにすれば、中国輸入の送料を削減できるのでしょうか?

中国輸入の送料を削減するには?

中国輸入を実践すると、ある一定規模以上から送料が気になります!(概ね一回の配送料が100kg程度を超えるほど)ただし、物流費の削減をするための情報を探しても、輸入代行業者や発送代行業者を勧めるサイトが多く、本当の意味で国際物流費を削減するための情報を得ることは難しいです。

一体、どのようにすれば、中国から輸入するときの送料を削減できるのでしょうか? もちろん、表面的な部分であれば、輸入代行等を選ぶのも一つの方法です。しかし、それは、本当の意味での物流費の改善につながらないです。一体、なぜなのでしょうか?

物流費を構成する三つの費用

国際物流費は、以下の3つで構成されています。この内、輸入代行等を使い削減ができるのは、2番のみです。つまり、送料を構成する「ほんの一部の料金を小さくできる可能性がある」だけなのです。

  1. 中国側の輸出料金
  2. 中国から日本への国際料金
  3. 日本側の費用

輸入代行や発送代行等の選択は、上流(輸出国側)から下流(輸入国側)と、川の流れの中にあるほんの一部の改善に過ぎない。

まずは、この事実を把握しましょう!

物流を一本の川と考えて、川全体の”流れ”をどのようにしてスムーズになるのか?を考えることが送料の見直しです。つまり、本来あるべき姿の物流改善なのです。輸入代行等を使うことは、本当の意味での物流の改善ではないです。

送料を安くする2つのコツ

輸送費の削減には、物流費「全体で考えること」が重要です。つまり、SCMの考え方を取り入れることです。その他「ある一定の規模感」を持たせることも重要です。これは、物流にかかる固定費の考え方による物です。

例えば、日本側のターミナルで発生するTHC、各種サーチャージ、DOC、D/O費、通関関連費、検疫対処料等です。これらの費用は、物量に関係なく、ほとんど同じ(固定費)です。そのため、物量が少ないほど、一つの商品にかかる物流費(固定費)は、大きいです。

例えば、輸入に必要な諸経費が合計で5万円かかるとしましょう。

  • 100個輸入した場合=50000/100=500円(一個当たりの費用)
  • 1000個輸入した場合=50000/1000=50円(一個当たりの費用)

輸入する量に関係なく、必要経費は、ほぼ同じです。だからこそ、一定の規模感で輸入をしないと、貨物にかかる物流費が大きく上昇してしまうのです。

  1. 川の上流から下流までを俯瞰してみる。
  2. 一部を改善しても大きな効果は得られない。
  3. 輸入にかかる固定費は、ほぼ同じ。だからこそ、一定の規模感がいる。

送料を削減するための具体的な方法

中国からの輸入送料を削減するときは「フォワーダー」に相談をし、適切な輸送形態を考えることが重要です。この輸送形態には、次の3つがあります。

  1. LCL(コンテナの混載)
  2. FCL(専用コンテナ)
  3. フェリー輸送

LCLは、一本のコンテナに、複数の荷主の荷物を合積みする方法です。FCLは、一本のコンテナをコンテナごと貸切り輸送する方法。(詳細:LCLとFCLの違いや使い分けの方法)どちらも送料を削減する方法としては適切ですが、ここでは「フェリー輸送」をお勧めしています。

実は、日本と中国・韓国との間には、超高速で定期運航をしているフェリー船があります。フェリー船の特徴は、海上輸送(LCLやFCL)よりも圧倒的に高速で輸送します。それであるにも関わらず、航空機で輸送するよりも価格が安いです。

  • 一般の海上輸送よりも圧倒的に早い。
  • でも、航空機輸送よりも安い。

と、海上輸送と航空輸送の良い所を兼ね備えている輸送です。実は、非常に便利な存在であるにも関わらず、あまり知られていないです。さらに、フェリー輸送の中でも、HUNADEが自信をもって勧められるのがエフシースタンダードロジックス株式会社が提供する「海上速達便」又は「D2D」です。

海上速達便は、上海などの中国各地から、日本の指定住所まで最短3日間~で輸送。しかも、国際輸送から日本側の通関及び国内配送費用までを全て含めて「KG単価」でわかります。つまり、海上速達便を使うだけで、国際輸送の全体最適化で必要になる「SCM」の考え方を取り入れられるのです。もちろん、アリババ等での購入した商品の輸送にも使えます。

現在、中国から輸入をされている方で、一回の輸送が50kg~を超える方は、ぜひ、ご検討ください。きっと、現在の輸送方法では実現できない価格競争力と切れ目のない快適な輸送環境が手に入るはずです。皆様のビジネスの成功をお祈りします!

海上速達便の簡易計算ツールで確認する。(物量が最も小さい場合を想定しています)

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