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海外との間で手軽に荷物を運べるのが、小包配送(航空便)です。
例えば、日本でECを運営している。それを海外のお客様に届ける。又は、タイなど、海外で買い付けた商品を日本に向けて発送する。このようなときに使います。今日は、このような小包配送(航空便)の送料を圧縮するためのポイントをご紹介していきます。
- キャリアとフォワーダーで容積重量に対する考え方が違う。
- キャリアの方が容積重量が厳しい。フォワーダーの方がやさしい。
- 容積重量の観点からフォワーダーに依頼したほうが良い。
キャリアとフォワーダーの容積重量の違い
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「容積重量? フォワーダー? キャリア?」
まずは、具体的な説明をする前に、今回の記事で登場する用語を確認しておきましょう。
容積重量
容積重量とは、容積から換算する重量です。具体的には、縦、横、高さをかけた数値を5000や6000で割ると求められます。なぜ、容積重量の考え方がでてくるのでしょうか?
例えば、綿の一トンと鉄の一トンは、どちらが重いと思いますか? もちろん、重さは、2つとも1トンで同じですから、答えは「同じ」です。では、もう一つ別の質問をします。
綿の一トンと鉄の一トンでは、どちらが「より大きなスペース(空間)」を取りますか? 今回の質問は、荷物が奪う容積。つまり、空間的な大きさのことです。鉄と綿なら、綿の一トンの方がより広いスペースを取りますね!
つまり、実重量だけを基準にして配送料金を決めると、占有するスペースの関係から、正しい配送料金を算出できないです。そのため、以下2つの重量を比較して、重い方を送料算出のための基準重量とする考え方があります。
- 本当の重さ(実重量)
- 占有する空間から換算した重さ(容積重量)
関連記事:容積重量と実重量の違い
キャリアとフォワーダー
次にキャリアとフォワーダーです。実は、この2つは少し定義があいまいな部分があります。一般的には、次の意味として考えておけばいいです。(航空輸送も海上輸送も同じです。)
- キャリア=輸送機を所有する会社(今回はオーナー制の部分は省略)
- フォワーダー=キャリアから輸送スペースを調達し、自社スペースして再販売する会社
例えば、DHLやTNT等の輸送会社がありますね!下の写真をご覧ください。何かお気づきになりませんか? 機体に大きく「DHL」と記載されていますね!実は、この飛行機は、DHLの責任の下、運行されているのです。まさしく、これがキャリアです。
しかし、ご存じの通り、飛行機は非常に大きな輸送スペースがあるため、そのすべてをDHLだけで販売するのは大変です。そこで、DHLは、同様の輸送サービスを提供する他社に対して、自社便の輸送スペースを販売しているのです。そして、このスペースを購入しているのが「フォワーダー」です。
キャリア | フォワーダー |
DHLは、自社の飛行機スペースを他社に販売する→ | A社 |
B社 | |
C社 |
関連記事:インテグレーターの意味 フォワーダーとは何が違うの?
キャリアとフォワーダー 容積重量の考え方
上記の関係を頭に入れた上で、本題に入っていきましょう。先ほどから述べている通り、貨物の配送料金は、実重量と容積重量を比較して重い方を基準重量として配送料金を計算します。基本的に、航空輸送関係の会社は、この考え方で料金を計算すると考えておけばいいです。
ただし、容積重量に対する考え方の部分で若干の違いがあります。
例えば、容積重量を求めるときに日系は、6000で割る。外資系は5000で割るなどです。その他、容積重量の「とらえ方」の部分でも違いがあります。
ここでは、DHL、TNT、FEDEX等のキャリア系とフォワーダー系(佐川さん等)の違いをご紹介します。もちろん、容積重量の考え方は、フォワーダーによっても変わるため、ここでは、佐川さん系列(フォワーダー系)を前提にします。
- DHL,FEDEX,TNT(キャリア系):1箱毎に容積重量と実重量の重い方を適用する
- 佐川(フォワーダー系):容積重量の合計と実重量合計の重い方を適用
例えば、次の2つの箱を送るとしましょう。
箱1 | 箱2 | ||
容積重量 | 実重量 | 容積重量 | 実重量 |
22kg | 30kg | 22kg | 14kg |
上記の場合の各社の実重量に対する適用方法は、次の通りです。
佐川さん系列の場合(フォワーダー系)
適用重量:44kg→ 44kgの送料で運べる
計算方法
- 箱1の容積重量と箱2の容積重量を足す=44kg
- 箱1の実重量と箱2の実重量を足す=44kg
- 上記の場合、44kgを基準重量とする。
DHL、TNT等の場合(キャリア系)
適用重量:52kg→ 52kgの送料で運べる
- 箱1の容積重量と実重量を比較=30kgを適用
- 箱2の容積重量と実重量を比較=22kgを適用
- 上記の場合、30kg+22kg=52kgを適用する
同じ容積の貨物を運ぶのに、輸送の依頼先が違うだけで、配送料金が大きく変わる可能性があります。まさに知っている人だけが得をする仕組みですね!
しかし、実際、上記の知識があっても容積重量や実重量との比較をするのは面倒ですよね!その場合は、あまり深く考えなくてもいいと思います。「あえて無視」することも一つの戦略です。
ただ、日タイ間の輸送であればNIPPON47さんに問い合わせをしてみて下さい。NIPPON47(佐川系列)は、タイと日本との間の航空便を専門に扱う総合フォワーダーです。ここで紹介をした容積重量などを計算して、あなたにとって最も有利な輸送料金で運べるように手配をしてくれます。

