このツールは、国際物流費、通関、国内配送までの費用を合計して、国内販売価格を求める物です。(輸入原価)
「アリババやアリエクスプレスから輸入をしている」「海上輸送にも興味がある。しかし、どれほどの費用がかかるのか知りたい。」などの方々に役立ちます。
輸入費用計算ツール
上から順番に入力をしていくと、最後に海上輸送の場合と航空輸送の場合の輸入原価・輸入販売原価が表示されます。なお、海上運賃の部分(ステップ4)は、フォワーダー等に見積もりをした後に入力します。弊社でも見積もりができます。
ステップ | 項目 | 注意点 |
1 | 貨物の基礎情報 | 重量、縦、横、高さ、個数は? |
2 | アライバルの費用(海上運賃のみ) | 航空便を想定する場合は入力不要 |
3 | アライバルの費用(海上運賃以外) | 航空便を想定する場合は入力不要 |
4 | 商品価格 | 商品一つの単価をUS$で入力 |
5 | 関税・消費税 | 関税と消費税の合計額を入力 |
6 | 国内配送料 | コンテナ、LCL等で細かく分かれている |
7 | 税関検査等 | 必要な場合に入力 |
8 | 輸入費用の総額が表示される(最終結果) |
ツールの使い方と注意点
- 2及び3は海上輸送(船便)で算出したい人のみが記入
- ステップ2は、フォワーダーからの見積もり必要
- 国際輸送費や日本側の輸入関連費等を合計して、一つあたりの販売原価を算出
- アマゾン販売用に原価には20%の手数料、FBA納品経費として1つ60円を計上。
- ツールには、表示項目と隠れ項目の2つあり。
- 表示項目には、輸入諸税、国際送料等、案件ごとに異なる物が並ぶ。
- 隠れている項目は、通関手数料、取扱料、税関検査代等
- 航空輸送は、実重量あたり4ドルで自動計算
- 入力ステップにより「日本円入力」「米ドル入力」あり。
- ツールの利用は自由です。ブックマーク、シェア等も歓迎
- ツールに不具合が発生した場合は「フォーム」へご連絡ください。
輸入費用の見積もりを取る上でのポイント
輸入費用の見積もりを取る上でのポイントをご紹介します。まず輸入原価には、どのような物があり、その中でも何が大きなウェイトを占めているのか? 又は、大きな影響を与えるのか?を知ることです。例えば、輸入原価には、次の項目があります。
- 国際輸送費
- コンテナターミナルやCFS倉庫での費用
- 日本側の通関関連費用
- 輸入諸税
- 国内配送料
等があります。この内、特に輸入原価に大きな影響を与えるのが「国際輸送費」と「輸入諸税」及び「輸入通関費用」です。
例えば、本来は、全くコンテナ輸送するほどの物量でもないのに、無意味にコンテナ輸送をすると、一つ辺りにかかる輸送コストが大きく膨らみ、輸入原価を大きく押し上げます。また、別に急ぎでないのに「航空輸送をしてしまう」などもその類です。
荷物の大きさ、重量、個数、スピード性、安全性
などの観点から総合的に考えて、適切な国際輸送をすることがポイントです。また、荷物の量が少ない場合は輸入通関費用にも気を配る必要があります。
例えば、数量が1000個の物を輸入するときと、数量が10個の物を輸入するときは、どちらが輸入通関費用が安くなると思いますか? 答えは「変わらない」です。つまり、仮に輸入通関費用が全部で30000円かかる場合は…..
- 30000/1000=30円
- 30000/10=3000円
一つ辺りの商品にかかる経費が非常に高くなりますね!通関関連費用は、物の数量によってほとんど変わらないため、輸入原価を調べる上では要チェックです。最後は「輸入諸税」です。輸入諸税とは、関税と消費税の合計を指します。
例えば、輸入金額が10万円、これに関税が5%、消費税が10%発生する場合は…
- 10万×0.05=関税額
- (10万+関税額)×0.1=消費税額
- 関税額+消費税額=輸入諸税
輸入諸税は、上記のように計算します。では、仮に関税をかける金額(商品代金)が10万ではなく20万円であればいかがでしょうか? また、関税率が0.05が0.07であれば、いかがでしょうか? ダイレクトに輸入諸税の増加につながります。
このように輸入原価にも様々な物がありますが、特に上記3つが輸入原価に大きな影響を与えると理解しておきましょう!
今すぐ、国際配送料の見積もりを依頼
上記フォーム3の国際輸送代金は、フォワーダーに見積もりを依頼します。
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