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日系フォワーダーと外資系を比較!どちらがいい?

この記事は約6分で読めます。
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荷主として貨物を輸送する時に大事なことの一つがフォワーダーの選定だ。日本では日系フォワーダーがマーケットシェアの多くを占めているが、世界的な視点から見た場合大きく異なる。フォワーダー選定において日系、外資それぞれの特徴と強みを知っておくことは、とても重要である。

そこで今回は日系と外資フォワーダーの特徴を比較し、そのメリットを徹底検証したい。

フォワーダー取扱ランキング比較

まず日本での航空貨物取扱重量のランキングを見てみる。

2020年航空貨物輸出取扱重量

フォワーダー名
1位日通航空
2位近鉄エクスプレス
3位郵船ロジスティクス
4位にしてつ
5位阪急阪神エクスプレス

情報元:日本海事新聞調べ

年間での発表がないものの、一般的に航空貨物業界ではこの順位で長年推移していることは知られている。ご覧の通り、日本では日系フォワーダーが完全に上位を占めている。

次に世界で見た場合の航空貨物の取扱フォワーダーランキングは以下の通りだ。

2020年航空貨物世界取扱いランキング

フォワーダー名MT(Metric ton)
1位DHL(ドイツ)2,050,000
2位キューネ & ナーゲル(スイス)1,600,000
3位DBシェンカー(ドイツ)1,100,000
4位DSV(デンマーク)1,07,000
5位UPS(アメリカ)965,700
6位エクスペダイターズ(アメリカ)955,391
7位日通航空(日本)752,942
8位ボローレ(フランス)634,000
9位近鉄エクスプレス(日本)600,849
10位ヘルマン(ドイツ)586,670

alcott globalデータより

世界レベルでは1位から4位までが欧州のフォワーダーが占めていることがわかる。DHLやキューネの存在感は航空貨物業界では絶大だ。また日系フォワーダーでは日通航空が7位となっている。

日本では外資系フォワーダーの存在感はあまりないが、日本と世界ではフォワーダーのシェアが大きく異なっていることがわかる。

日系フォワーダーの特徴

では日系フォワーダーの特徴とその強みを何点かご紹介したいと思う。

日本の本社機能

まず本社機能が日本にあることである。

十分なスタッフと自社施設

当然日本に本社があるため、大きなビジネス案件やトラベルあった場合日本国内で処理されるので、迅速に解決されると期待できる。またスタッフがたくさんいるので、国内主要都市や空港で十分対応が可能だ。

日系フォワーダーは自社上屋を各国内空港近くに保有している。オペレーションも自前なので、柔軟に対応できる。自社上屋でスタッフが待機していることで、緊急案件に対しても処理が早めに実施される。航空貨物は時間との戦いであるから、この点は大きなメリットでといえる。

日系航空会社との連携

日系フォワーダーは、日系航空会社の路線に豊富な契約スペースがある。一般的に同じ国籍の企業同士だと連携が強い傾向があるので、日経フォワーダーにはANAやJAL、NCAのような日系航空会社と強固な関係性を持っていることが多い。それに応じて貨物スペースを一定量保有しているので、たとえ貨物スペースが逼迫している時期でも安定した輸送が可能となる。

精神的な信頼

日本人特有の輸送を任せるなら自国の企業にという点も大きい。日本に本社のあるフォワーダーに預けるのは、精神的に安心する人も多いだろう。これは旅行する時にまずANAやJALを選ぶのと同じイメージであるといえる。ある外資系フォワーダーで働くスタッフが、なかなかお客さんの獲得につながらないという話を聞いたことがある。それもこの理由からかもしれない。

日経フォワーダーは、日本の商習慣的なきめ細かな対応ができるので、荷主にとっても安心できるだろう。

人的交流

余談ではあるが、貨物業界ではフォワーダーから航空会社へ、またはその逆の転職が盛んである。現在のANA CARGO社長は日系フォワーダー出身である。価格交渉やイレギュラー発生時の対応も人的つながりがあるので、対応が変わってくることがある。

日系フォワーダーの弱い点

ここからは日系フォワーダーの弱い部分を紹介する。

世界規模では交渉力が小さい

世界ランキングで見た通り、日系フォワーダーは大手グローバルフォワーダーに比べると企業規模は決し大きくない。日本最大手の日通航空でさえ、世界ランキングでは7位である。そうなると日本線以外での航空会社との価格交渉は、残念ながら世界の大手フォワーダーにはかなわない。

日本発着では強い立場でいられるが、日本を介さない国際間のやり取りの場合、準大手の扱いとなり、競争力が劣るケースが起こる。

外資系フォワーダーの特徴

さてここからは外資系フォワーダーの特徴を紹介したい。

世界規模で価格交渉が有利

世界で見るとDHLやキューネのようなグローバルフォワーダーは、とても存在感があり、価格交渉は各航空会社の本社レベルで行っているため競争力のある運賃とスペース確保を有利に獲得しやすい。日系フォワーダーが日本国内で交渉するのとは規模が違う。世界規模でみた場合、外資系大手フォワーダーのほうが競争が有利に働く。

貨物の優先順位が高い

航空輸送では予約が取りづらい路線や、オフロードしやすい仕向け地がある。これは需給バランスの影響であったり、貨物重量搭載制限が発生するためで、その場合航空会社はどの貨物から搭載するか優先順位を事前に決めている。

通常世界の大手航空会社は、グローバルフォワーダーとパートナー契約を交わしており、その契約にはフォワーダーは契約航空会社に優先的に貨物を渡すこと、航空会社は安定したスペースの供給や仮に予定便からオフロードされた場合には優先的に搭載するといった内容が盛り込まれていることが多い。つまりグローバルフォワーダーの貨物はどんな状況でも優先的に搭載されるのである。

外資系フォワーダーの弱い点は?

世界レベルでみれば外資系フォワーダーは脅威であるものの、日本国内では問題点もある。

人員と施設問題

日系フォワーダーと比べると日本での外資系フォワーダーは、人員が決して多いわけではないので、きめ細やかなサービスは期待できない。また自社上屋を保有しているケースが少ないため、柔軟な対応にも限界がある。

外資系と日系のどちらがおすすめ?

では最終的に荷主としてフォワーダーを選定する場合、日系と外資系どちらに任せたらよいか?

主要都市は日経フォワーダーへ

私の意見では、主要な都市への輸送であれば、日系フォワーダーに任せるのが安全で安心だろう。日本企業特有のきめ細やかな対応は、日系フォワーダーが優れている。主要都市への輸送であれば、ANAやJALでカバーできるので、日系企業同士で最終目的地まで輸送が可能である。

ニッチな仕向け地は外資系フォワーダーへ

では外資系フォワーダーを使うケースはというと、ニッチな仕向け地へ輸送したい時に適している。例えば南米や東欧諸国、アフリカなどは、日系フォワーダー並びに航空会社が支店を持っていないため、こういった仕向け地は外資フォワーダーが強みを活かせる場となる。大手外資系フォワーダーはグローバル契約があるので、安定した輸送が可能となる。

アジアではそれなりに日系フォワーダーも知名度は高くなっているが、それでも世界レベルで見ると、まだまだ外資系フォワーダーの存在感は絶大だ。仕向け地に合わせて、ぜひ使い分けてみることもお勧めする。

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