CAコンテナとリーファーコンテナ入門 温度管理ができる輸送

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生鮮食品、化学製品、医療用品等を輸送するときは、リーファーコンテナを使います。リーファーコンテナとは、コンテナの内部温度や湿度を一定に保ちながら輸送する方法です。温度と湿度を管理しつつ、あらゆる貨物(例:危険品、化学品など)の輸送ができます。

そこで、この記事では、リーファーコンテナとCAコンテナをご紹介していきます。

温度管理ができるコンテナ入門(リーファー・CA)

海上輸送の中心は「コンテナ輸送」です。工場から出荷するときの荷詰めや、港での荷揚げなどが少ない時間でできることが大きく普及した要因です。そんな便利なコンテナ輸送には、洋上で内部温度が上昇する致命的な欠点があります。

温度管理が必要な理由→洋上のコンテナ内部温度は70℃

洋上において、コンテナの内部温度は、赤道上で約70℃に達します。そのため、通常のドライコンテナでは、温度上昇に弱い貨物を運べないです。しかし、だからといって、航空輸送は、厳しいです。

これを解決するのが海上輸送の「リーファーコンテナ」です。

温度管理ができるリーファーコンテナ

コンテナの種類の内、温度管理ができるリーファーコンテナには、次の2つがあります。

  1. リーファーコンテナ
  2. CAコンテナ

リーファーコンテナには、一般タイプの他、CAコンテナなどがあります。共に「温度管理できる点」は一緒です。違う点は、CAの場合、コンテナ内部の窒素等をコントロールできるところです。

リーファーコンテナの解説

リーファーコンテナは、非常に機能的で便利です。しかし、その専門性が高いため、解説記事がありませんでした。そこで、この度、HUNADEは、リーファーコンテナの専門的な記事を作成しました。

記事の作成者は、元リーファーのエンジニア。船と共に世界中を行き来していたスペシャリストです。リーファーコンテナを知り尽くしたベテランが体系的に学べるように執筆しています。ぜひ、すべての記事をお読みください。

  1. リーファーコンテナのサイズや積み付け
  2. 電源プラグ
  3. 温度と湿度管理
  4. バンニング、ラッシング
  5. 輸送事故例、修理例
  6. 各部の名称
  7. 輸送するべき品目
  8. 海上輸送費の例

1.リーファーのサイズや積み付け注意

リーファーコンテナのサイズ(20フィート、40フィート)と種類、容積、重量、積載量、積載再現、防爆、耐用年数やpti/事前検査などを解説しています。

リーファーコンテナのサイズ(内寸)、積み付け時の注意点

2.リーファーの電源プラグの解説

リーファーコンテナの電源プラグの機能を解説しています。電源の供給システム、プラグの形状、消費する電力、電源ケーブル、MGシャーシ等を説明しています。

リーファーコンテナの電源プラグを徹底解説

3.リーファーコンテナの温度・湿度管理

リーファーコンテナの温度管理と湿度を解説しています。コンテナは、洋上で70度になると言われています。リーファーコンテナを使えば、内部の温度を「一定」に保てます。しかし、この機能を使うときは「予冷」が必要です。

また、リーファーには、一般タイプの他、超低温タイプがあります。他、温度チャート(温度ロガー)が設置されており、輸送途上の内部温度の変化をデーターとして保管できます。これは、万が一の貨物事故の際に役立ちます。

リーファーコンテナの温度・湿度管理のノウハウを解説

4.リーファーコンテナのバンニング方法

リーファーコンテナのバンニングとショアリングに関する解説です。コンテナ内部の中に、どのように貨物を積み込めば、一定の温度を保てるのか? レッドラインや積み方、Tレーンを前提としたバンニンググッズなども紹介してます。

リーファーコンテナのバンニング、ショアリングメソッド

5.リーファーコンテナの輸送事故例

リーファーコンテナの故障とダメージが発生する原因を紹介。同時に、使用者として使うときに注意する点、確認するべき点を説明しています。基本的にメンテナンス(修理)は、プロがします。しかし、そんなプロでも見落としが発生し、それが起因となり、貨物事故につながることがあります。本記事は、このようなことを防止する知識も含めて解説しています。

リーファーコンテナの輸送事故例、故障例の紹介 事故防止と修理のメソッド

6.リーファーコンテナの各部の名称

リーファーコンテナには、外部構造と内部構造があります。また、それぞれに、換気口、コンセント、コンプレッサー、ドレンホール、吹き出し口、ベンチレーション、空調、冷媒、通風孔等があります。リーファーコンテナの材質は、外面、内面ともにアルミ材で構成されています。

本記事は、リーファーコンテナの各部の名称を解説しています。

リーファーコンテナの内部構造と各部の名称を解説

7.リーファーコンテナで輸送するべき品目

リーファーコンテナで使って輸送するべき品目とその理由について解説しています。実は、リーファーコンテナは、食べ物の他、危険品、スキーウェア、プリント素材などの物を輸送するときにも使います。

リーファーコンテナを使い輸送するべき品目例とその理由(季節性の要因も含めて)

8.リーファーコンテナの海上輸送費例

リーファーコンテナを使った輸送は、非常に高額です。また、それを陸上輸送するときのドレー代金、船会社等に支払う可能性があるデマレッジ等の諸費用も、一般のドライコンテナよりも高いです。

この記事では、実際にリーファーコンテナを使い、地中海からある商品を輸送したときにかかった費用を含めて解説しています。

リーファーコンテナの海上運賃(費用)ドライコンテナと比較!

CAコンテナの概要と仕組み

CAコンテナは、温度帯の管理の他「空気のコントロール」をする機能があります。私たちの地球では、およそ20%の酸素と、それ以外の大部分は窒素や二酸化炭素によって構成されています。実は、この空気と青果物には、密接な関係があります。

青果物などは、収穫した後もずっと生き続けています。青果物は、この呼吸のときに「内部にある糖分」を使います。収穫した後に品質が悪くなるのは、この呼吸による糖分の損失が原因です。また、このとき、特異のガスを発生させることもあります。これを制御するのがCAコンテナです。

CAコンテナは、温度を一定に保ちながら、コンテナ内部に窒素ガスを送り、庫内の酸素を排出します。これにより、青果物は「仮眠状態」となり、品質劣化が起きないまま、外国に輸送できます。

CAコンテナ=温度管理+空気のコントロールができるコンテナ

まとめ

外国との間で生鮮物などを輸送するときは、リーファーコンテナと呼ばれる温度管理ができるコンテナを使います。ただし、リーファーは、あくまで「庫内の温度を一定に保つ」だけの機能であるため、生鮮物などの「品質劣化」を大きく食い止めるには、限界があります。その点、CAコンテナは、温度管理+空気コントロールにより、生鮮物の品質劣化を抑えながら運べます。

生鮮物などをやり取りするときは、このCAコンテナも頭に入れておくようにしましょう!

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リーファーコンテナ
この記事の執筆者
HUNADE

貿易サイト「HUNADE」の代表。通関業者で勤務した経験をもとにして「もっと貿易を身近に。」をミッションに活動中!難しい貿易をできるだけわかりやすく解説し、貿易の一助になることが目標。基本的には、東海地方に住みながら国内各地、海外などでも活動し、できるだけ柔軟な発想を維持できるように努力しています!

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