北米・中南米向けの混載便に強いフォワーダー
アメリカや中南米に少量の荷物を送るときは、「混載便(LCL)」を使うのが一般的です。ただし、仕分けや現地での配送など作業が多いため、しっかり対応してくれるフォワーダーを選ぶことが大切です。
この記事では、北米や中南米への混載サービスに強い、おすすめのフォワーダーをご紹介します。
北米・中南米へのLCL輸送のポイント
北米・中南米向けの混載輸送には、次のような特徴があります。
- ロサンゼルスやニューヨークなどに定期便が多い
- 通関から現地配達まで一貫で対応できる会社が安心
- Amazon FBAへの納品や、現地倉庫への配送に対応できるかも大切
- 中南米(特にブラジル)は通関が難しいため、経験のある業者が必要
これらの点をふまえ、混載便の扱いに慣れたフォワーダーを選べば、コストを抑えながらスムーズな輸送ができます。
北米・中南米向けLCL対応フォワーダー
ジャパントラスト株式会社
- 独立系NVOCCとして日米間のコンテナ輸送に圧倒的な価格競争力。
- 小口貨物の混載便にも対応。
株式会社近鉄エクスプレス(KWE)
アメリカ・メキシコ向けに毎週出発する混載便を持ち、全米主要都市に自社拠点あり。アマゾンFBA向けの納品対応も整っており、Eコマース対応にも強み。輸出書類作成・HSコード確認サポートあり。
Yusen Logistics(郵船ロジスティクス)
北米全域とブラジル・チリ向けLCLサービスに対応。マイアミ、ヒューストンを経由した中南米転送にも実績があり、食品や雑貨などの多品目輸送も得意。保税倉庫を活用した中継輸送も可能
内外トランスライン株式会社
- 国内シェアNo.1の混載貨物輸送会社。
- 北米・中南米向けのLCLサービスを自社混載で展開し、特に小口貨物に強み。
ゴールドウェイロジスティクス
- 韓国・釜山港を活用したLCLサービスに強み。
- 釜山から中南米21港へのダイレクト混載輸送実績あり。
- 日本国内から釜山経由で南米主要港へ迅速に対応。
日本トランスポートコーポレーション
FCL・LCLともに北米・中南米向けサービスを提供。
日本通運(NIPPON EXPRESS)
アメリカ向けのLCL輸送ではロサンゼルス、ニューヨーク、シカゴ向けの定期便が充実。中南米についても現地法人ネットワークが強く、ブラジル・アルゼンチンでの通関・デリバリーまで一貫対応可能。大型案件やプロジェクトにも対応。
フォワーダーを選ぶときのポイント(北米・中南米向け)
アメリカや中南米に混載便で荷物を送るときは、次のような点に気をつけてフォワーダーを選びましょう。
- アメリカ・メキシコ・ブラジルでの通関や配送の実績があるか
- 混載便の本数が多く、仕分けミスや遅れが少ないか
- Amazon FBAへの納品や、検品・ラベル貼りなどに対応しているか
- 現地に会社や信頼できるパートナーがいるか
とくにアメリカ向けでは、FBA対応の有無が大事なポイントになります。納品まで安心して任せられる業者を選びましょう。
まとめ
- 北米・中南米向けの混載輸送では、仕分け体制と通関体制が重要です。
- 近鉄エクスプレスや郵船ロジスティクスは北米向け、日通は中南米にも対応可能。
- スタートアップや小口荷主は、柔軟な対応ができる中堅フォワーダーの活用もおすすめ