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オリーブオイルを輸入するときの関税と必要書類

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イタリア料理やスペイン料理にかかせないオリーブオイルは、多くの外国から輸入されています。特にスペインやイタリアといったヨーロッパ諸国からの輸入量が圧倒的に多いです。やはり地中海を中心としたオリーブオイルが日本市場には歓迎されていることがわかります。

輸入ビジネスを行うときに大切なことは「市場の開拓者になってはいけない」ということです。すでに開拓されている市場の中で、自分の力を発揮できる「小さな市場」を見つけることがコツです。もちろん、日本のオリーブ市場はすでに開拓済です。しかし、開拓された市場であったとしても「穴」を見つけることができれば、小さな市場の中でも十分ビジネスになるはずです。

そこで、この記事ではオリーブオイルの輸入状況、関税、必要になる書類をご紹介していきます。ぜひ、現状のオリーブ市場を知っていただき、自分だったらどのような物を提供できるのかを考えてみてください。

オリーブオイルの輸入状況と関税など

目次

  • 1 オリーブオイルの輸入状況と関税など
    • 1.1 オリーブオイルの輸入状況
      • 1.1.1 オリーブ油(バージン)・HSコード1509.10.000
      • 1.1.2 その他のオリーブ油・HSコード1509.90.000
    • 1.2 オリーブオイルの関税
    • 1.3 オリーブオイルの輸入に必要な書類
      • 1.3.1 輸入し終わった後の規制
    • 1.4 まとめ

オリーブオイルとは、オリーブを絞って取る油のことです。栽培には温暖な気候が適しているため、ヨーロッパにある地中海沿岸地域での栽培が盛んです。日本では、主に瀬戸内海にある小豆島で栽培されています。百貨店やスーパーの食品コーナーへいくと「オリーブオイル」の販売面積は、かなり広いことがわかります。基本的に、小売店などは商品の売れ行きによって、販売面積を調整しているため、販売面積が広い=需要がある商品だと言えます。

先ほど申し上げた通り、輸入ビジネスは開拓者になる必要はありません。すでに出来上がっている市場に対して、違う切り口で攻める方が成功する可能性が高くなります。そういう意味で、オリーブオイルには「何か違うニーズがあるのではないか?」と考えることが大切です。

例えば、サイズがあります。近年、お年寄りが多くなってきていますね?彼らは、夫婦であるか、孤独であるパターンが多いです。そのような方が「どのようなサイズのオリーブオイルであれば、使い勝手が良いのか?」を考えてみてください。大きな容量が必要なのでしょうか? 買い物の袋に入れて持ち歩ける重さでしょうか? その辺のことを購入者目線で考えると、すでに開拓された物であったとしても「何かしらのヒント」があります。

次に、現状のオリーブオイルの輸入状況を確認してみます。

オリーブオイルの輸入状況

オリーブオイルにもいくつかの種類があります。高品質で有名な物は「バージンオイル」です。これはオリーブを絞った後、化学的な処理を一切行っていない油を指します。天然成分のみで作られているため、日本では「エキストラバージンオイル」などと言われて人気がある商品です。

オリーブオイルを関税的に分類すると「バージン:HS1509.00.000」と「その他:1509.90.000」に分けられます。それぞれの輸入状況は以下の表のとおりとなります。

オリーブ油(バージン)・HSコード1509.10.000

オリーブオイルの内、バージンの輸入状況です。

以下の表を見ると、輸入数量はスペイン産とイタリア産が圧倒的に多いことがわかります。また、表の右側にある単価は、日本での申告価格(CIF)になります。つまり、この単価には日本の港への輸送代金と商品代金が含まれています。これにプラスして関税と国内配送料を足した物が輸入商社の輸入原価に当たります。ちなみに、店頭での価格は、この輸入原価に4倍~6倍ほどかけた価格になります。

国名 数量 金額 単価(1L)
スペイン 22517645 11212341 ¥498
トルコ 616789 334623 ¥543
チュニジア 125574 75839 ¥604
ギリシャ 888249 574485 ¥647
イタリア 16031870 11347122 ¥708
大韓民国 1800 1422 ¥790
オーストラリア 225915 187489 ¥830
英国 1656 1447 ¥874
チリ 63769 60480 ¥948
アメリカ合衆国 49647 57237 ¥1,153

その他のオリーブ油・HSコード1509.90.000

オリーブオイルのうち、バージン以外に該当する物です。定義的にいうと「化学的処理をしている物」です。やはりここでもスペイン産とイタリア産が圧倒的に多いことがわかります。また、単価の方もスペインとイタリア産の価格差が縮まっていること、バージンの分野で輸入されていたオーストラリアは圏外になっていることなどがわかります。

国名 数量 金額 単価(1L)
トルコ 280415 117467 ¥419
スペイン 8932865 3858442 ¥432
イタリア 5500887 2803088 ¥510
ギリシャ 1050 544 ¥518
オランダ 5700 3261 ¥572
ポルトガル 7268 4853 ¥668
英国 1656 1230 ¥743
チュニジア 4024 3585 ¥891
フランス 267 500 ¥1,873

オリーブオイルの関税

オリーブオイル(1590.10と1509.90)の関税は、どちらも無税です。これは、日本市場における消費量と生産量が釣り合っていないため、外国産のオリーブが日本市場に流通しやすいようにしているためです。

オリーブオイルの輸入に必要な書類

オリーブの輸入は「食品衛生法(しょくひんえいせいほう)」の規制を受けます。そのため、これを輸入して税関の許可を受けるためには、厚生省(食品検疫所)から「確認」を受けなければなりません。(個人使用目的で輸入する場合は不要です。)

厚生省から確認を受けるためには、輸入するオリーブが安全であることを証明する必要があります。具体的には「食品輸入届」と呼ばれる書類と、生産者が発行する「加工証明書」や「生産証明書」などを合わせて審査を受けます。食品検疫所は、書類審査をした後、必要であれば現物での検査を実施します。この結果、安全性に問題がなければ厚生省から「食品届で済証」が発行されて、これをもって税関の輸入許可にいたります。

一般的にオリーブオイルを含む食品を輸入する方は、事前にサンプル検査などを行っておき、試験成績書を入手しておくことが理想です。これによって、日本へ本貨物を輸入するときにスムーズな通関ができるようになります。

関連記事:食品を輸入には、どのようにすればいいのか?

輸入し終わった後の規制

輸入許可になったオリーブオイルを日本国内で販売する場合は「食品表示法」の規制を受けます。いわゆる商品の中身・成分がわかるように、日本語で書かれたラベルを貼り付ける必要があります。もし、日本国内で販売を考えている場合は、このラベルの貼り付け作業を含めて考えると良いです。数量によっては、仕入れ元にラベルの貼り付け作業をお願いすることもできます。

まとめ

日本へ入ってくるオリーブオイルは、スペイン産とイタリア産が圧倒的に多いです。特にスペインの物は、単価も安くて輸入商材としては魅力的です。また、オリーブオイルの関税はゼロであるため、他の輸入食品よりも条件が緩やかになっているのが特徴です。すでに開拓されている市場であるため、大きなうまみはないかもしれません。しかし、この市場の中に必ず「穴」が空いている部分があります。そこをどのように攻めていくことができるのかが重要になります。

 

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