アリババ(Alibaba)から輸入するときの送料の調べ方

シッピングコスト 輸入ビジネス
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アリババ(Alibaba)」は、世界中の貿易人が集まる貿易マッチングサイトです。このサイトを利用するだけで、実に多くの情報(商品や相手)を見つけられます。まさに、これから貿易ビジネスを始める人にとっては、新しい相手を見つけられる貴重なサービスです。そんなアリババを使っていると、疑問に思うことがあります。

送料は、どうなっているのか?」です。

商品価格や発注数量についての記載はありますが、送料については、どこにも書かれていません。一体、どのようにすれば、送料を調べられるのでしょうか? そこで、この記事では「アリババの送料」の調べ方をご紹介していきます。

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アリババの送料を調べる方法

アリババは、世界最大級の貿易マッチングサイトです。楽天市場などとは異なり「業者間での取引」が行われます。具体的には、自社の商品を海外へ販売したい人と、海外の商品を仕入れて国内販売したい企業をつなげています。

業者間取引が前提になるため、必然的に「最低発注数量」が1000や10000という大きな単位での取引です。また、当然ながら、輸送方法も20フィートや40フィート呼ばれるコンテナ単位が基本です。

個人での少量の取引は、段ボール単位での発送になるため、国際送料を算出するのは簡単です。一方、コンテナ単位での輸送であると、様々な貿易条件、船を予約する人の力関係、輸送路線により価格が異なるため、すぐに送料を算出はできません。したがって、アリババでは、国際送料については、次のように説明しています。

Alibaba’s Logistics service

Currently, this service delivers from China to eleven countries:

– North America: United States of America, Canada.

– Europe: Belgium, Denmark, France, Germany, Italy, Netherlands, Norway, Spain, and United Kingdom.

If you cannot find your country on the list, please contact your supplier to ask for a logistics solution.

引用元:アリババの公式サイト

和訳:「アリババロジスティックは、中国から11カ国への輸送に対応しています。北米:アメリカ、カナダ。ヨーロッパ:ベルギー……もし、このリストに国名がないときは、各商品のサプライヤーに問い合わせてください。

アリババロジスティックとは、アリババが運営する物流会社です。輸出先の国が11カ国であれば、アリババロジスティックから見積もりを受け取れます。しかし、それ以外の国(日本を含む)に輸出するときは、各商品を取り扱うサプライヤーから見積もりをもらってくださいと、伝えています。

サプライヤーから送料の見積もりときに考えるべきポイント

どうやらサプライヤーから「送料の見積もり」を取らなければならないようです。では、この送料の見積もりをとるときは、どのようなことを考えればいいのでしょうか? 大きく分けると、次の3つです。

  1. 希望するインコタームズ(必要であれば、海上保険の有無)
  2. 輸送方法(船 または 飛行機)
  3. どこに輸送したいのか?

1.希望するインコタームズ(必要であれば、海上保険の有無)

貿易をするときは、どちらが船の輸送料金を支払うのか? 海上保険を支払うのか? などの条件を設定して、取引をします。この条件は、個別のサプライヤーごとに設定もできますが、円滑な貿易取引をするために、一般的には「貿易条件の型」を利用します。この型を「インコタームズ」といいます。

インコタームズ2010では、11の貿易条件の型を用意しており、輸出者と輸入者は、商談時(見積もり時)に「どの型を適用するのか?」を決めています。

例えば「FOB」は、輸出者が輸出港に停泊している本船に商品を載せるまでが輸出者の費用の責任で行うと、決められています。その後の海上輸送や日本港で荷下ろし費用などは「輸入者負担」です。FOBは、輸出国以降のすべて手配を自分で行う取引です。

また、これがCIFであれば、輸出者が「日本の港までの輸送費用と海上保険代金」を負担します。先ほどのFOBよりも、輸出者側にとって、負担が増える条件です。どの貿易条件を適用するのか?によって、海上輸送費をどちらが負担するのかが変わります。当然、それに合わせるように、見積もり金額がかわります。

重要関連記事:インコタームズ入門

2.輸送方法(船 または 飛行機)

貿易取引の輸送方法は、大きく分けると、次の2つです。

・船の輸送
・航空輸送

船であれば、大量かつ安く輸送ができる点が特徴です。一方、航空での輸送であれば、少量を迅速に運びたいときに便利です。とにかく緊急性が高いものを運ぶときに重要な役割を果たします。もし、見積もり依頼をするときは、ご自身がどちらの輸送方法を希望しているのか?を伝えましょう。

3.どこに輸送したいのか?

日本のどこに輸送したいのか? この場合の「どこに?」とは、名古屋港や横浜港という港の名前の他、羽田空港や福岡空港などもあります。また、これらの場所ではなく「○○県○○市」など、日本国内のある地点にもできます。いずれの場合も、上記1番で説明したインコタームズを基本として考えていきます。

多くの場合は、CIF NAGOYA や FOB NINGBO または CIP Tokyo Narita International Airpor などと指定することが多いです。つまり、次の意味です。

・CIF NAGOYA=名古屋港につけるまの運賃と海上保険代金を含めて見積もりをください。
・FOB NINGBO=NINGBOで貨物を引き取ります!=輸入者側が海上輸送などを手配する前提の価格を提示してください。
・CIP Tokyo Narita International Airpor=成田空港につけるまえの運賃と保険を含めて見積もりをください

送料に関する部分は、上記3つを含めて相手に伝えます。また、このとき、合わせて商品についての希望も伝えるようにしましょう!

例えば、購入予定の数量や取引の拡大に関する見通し(予定)、サンプル提供の有無などがあります。サプライヤーとしても、将来的にも取引が継続しそうな所に有利な価格を手案してくれるはずです。

それでは、実際に送料に関する見積もりを依頼してみましょう。

送料の見積もり依頼をする手順

送料の見積もりは、サプライヤーへのコンタクトボタンから行います。下の「Get Shipping quote」は、アリババロジスティックスの見積もりフォームへつながるため、利用しません。(アリババロジは、日本未対応のため)

アリババ 送料 見積もり方法 (1)

ここからサプライヤーにコンタクトします。

または、詳細ページをさらに進んだオーダープロセス上でも記入ができます。どちらか好きな方を選びましょう!

このフォームに製品情報、送料に関する希望を伝えて、見積もりを取ります。 アリババ 送料 見積もり方法 (1)

伝えるべきポイントは、次の通りです。

  1. 製品の購入予定数量
  2. 購入の見通し
  3. サンプル品の希望の有無
  4. 希望するインコタームズ(必要であれば、海上保険の有無)
  5. 輸送方法(船 または 飛行機)
  6. どこに輸送したいのか?

例えば、4番のインコタームズを伝えるときは、価格を見比べるために「FOB NAGOYA」と「CIF NAGOYA」など、2つ以上のインコタームズで見積もりをお願いするといいです。これにより、サプライヤーに依頼したときの「日本までの送料と海上保険代金」を算出できます。FOBで見積もりを取り「海上運賃の見積もりサービス」を使い、サプライヤー以外に物流部分を任せることも検討します。

また、海上運賃の見積もりサービスを使うときは、輸出港を指定する必要があります。サプライヤーの輸出港は、商品紹介ページの下、「Product Details」の中にある「port」で確認ができます。下の画像であれば、Xiamenになっているため、輸出港をXiamenとして、揚げ地を日本の指定地に指定して見積もりを取得します。

つまり、これにより…..

  • サプライヤーが日本の港までに商品をつける価格
  • サプライヤーの価格(輸出港までの価格)+荷物の配送業者の価格(輸出港から輸入港)

これら2つの価格を比較検討できます。以上、アリババで送料の見積もりを取る方法です。

まとめ

  • アリババは業者間取引であるため、送料の算出は、簡単にはできない。
  • 送料の算出をするときは、インコタームズ、輸送手段、移動先の3つのポイントが重要
  • 送料の部分は、必ずしもサプライヤーに任せる必要なし。FOBやEXWなどで見積もりを取り、配送部分を他社に任せることも検討します。
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