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EMS 内容品の英訳と価格の書き方がわからない!

EMS(国際スピード郵便)で荷物を発送するときは、発送ラベル(伝票)に行先、内容品の英訳や価格を記載します。仮にラベルの内容が不明確だと、相手先の税関で留めらる可能性が高まります。少しでも早く届くように、事前に対策が必要です。

しかし、実際にラベルを作成しようとすると、英語や国際発送に不慣れであると、どのように書き込めばいいのか迷います。そこで、この記事では、EMSのラベルの内容品の書き方(英訳例の調べ方)と価格記載例をご紹介していきます。

■この記事の要点

  • 内容品の英訳が不明な場合は、日本郵便の「英訳ページ」を確認すると簡単!
  • 内容品の価格は、新品は購入時の価格。中古は、劣化を加味したアバウトな価格を記載
  • 消費税は不課税につき記入不要
  • 欧米向けの荷物は、手書きのラベルが禁止されている。
  • 欧米向けの荷物のEMSラベルは、オンラインシッピングツールから作成しよう!

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EMSの内容品の書き方と価格情報

EMSの基本ルール

  • 内容品は必ず 英語で具体的に 記入(例:clothes × → cotton T-shirts, 3pcs)
  • 価格は新品=購入価格、中古=経年劣化を考慮した合理的価格
  • 消費税は不要(国際取引は免税取扱)
  • 原産国の記載は必須(例:Made in China)。米国・EU向けでは特に厳格に求められる
  • 欧米向けは 手書き不可 → 日本郵便の「国際郵便マイページサービス」からオンライン作成必須

記入例

  • 正しい例:Cotton T-shirts, 3pcs, Made in China, HS6109, USD30
  • 誤った例:Gift, Clothes, Sample, No Commercial Value

※「No Commercial Value(NCV)」は不可。すべての貨物は価値を記載するのがルールです。

内容品欄に書ききれない場合は?

EMSラベルの内、内容品を書き込む場所が以下の画像部分です。左側に内容品を英語で記載。右側には、その内容品の価格を記載します。一つのアイテムごとに一行使うため、送る商品数によっては、すべての項目をラベルに記入できないことがあります。この場合、ラベルには「See the attached document」と記入し、別に「税関告知書補助用紙」を使います。

内容品は、すべて英語に変換した上で記入します。実際の所、この作業はとても大変です。そこで便利なのが郵便局が公開する「内容品の英訳集」です。

EMS 内容品 英訳集

価格記載のポイントと保険の関係

価格については、次の考え方があります。

  1. 新品の物は、その商品を購入したときの価格
  2. 中古の物は、経年劣化を考えた価格

食品などは、購入したときの価格を記載します。そこまで細かく考える必要はなく、100円~やざっくりとした価格で十分です。また、中古の物(衣類やバッグなど)は、経年劣化を考えた合理的な価格を記入します。経年劣化とは、使っている内に価値が減ることです。

例えば、購入した当時は10万円ほどした。しかし、5年も月日が経過したので、1万円ほどの価値しかないと思うなら「一万円」と記入します。こちらも、厳密な価格ではなく、社会通念上、認められる価格であればokです。少し「感覚に近い部分」もありますが、EMSラベルに記載する価格は、この程度で十分です。

しかし、この部分を「No Commercial Value」と書くのはやめましょう!商業用、個人用に関わらず、すべての貨物は「貨物の価値(価格)」を記載するのがルールです。

※注意!

ここで記載する金額が万が一の保険求償の際の算定価格です。

関連記事:No Commercial Valueで発送してはいけない理由

HSコード(統計品目番号)の重要性

近年、国際郵便ラベルの電子データ送信(税関向け事前通報)において、HSコード(6桁) の入力が求められることがあります。特に米国・EU向けでは記載必須となる場合があるため、商品のHSコードを事前に確認しておくとスムーズです。

よくある失敗例

  • 曖昧な記載:「Gift」「Personal Goods」→ 税関で保留
  • 価格をゼロにした:「No Value」→ 通関不可、返送リスク
  • ブランド名だけ:「LV Bag」→ 偽物疑いで検査対象
  • 内容が書ききれない:複数商品をまとめて「See the attached document」と補助用紙に記入する必要あり

EMS内容品記入チェックリスト

  • 内容品を具体的に英語で書いたか?
    例:「clothes」ではなく「Cotton T-shirts, 3pcs」
  • 数量・単価・合計金額を明記したか?
    1行ごとに数量と金額を分けて記入
  • 原産国を記載したか?
    Made in Japan / Made in China など
  • 規制対象品を含んでいないか確認したか?
    電池、化粧品、医薬品、食品などは特に要注意
  • 欧米向けはオンラインで作成したか?
    手書きは不可。必ず「国際郵便マイページ」から作成
  • 曖昧な表現を避けたか?
    Sample, Gift, No Commercial Value(NCV)はNG
  • 補助用紙の活用を検討したか?
    内容品が多く書ききれない場合は「See the attached document」と記載し、補助用紙に明細を記入

実務アドバイス

  • 複数商品を発送する場合は、必ず1行ずつ記載。欄に収まらなければ補助用紙を利用
  • 郵便局の「内容品英訳集」を活用すれば、迷いや誤訳を防げる
  • 越境EC発送では、商品ページの情報(素材・原産国・数量)をそのまま活用すると便利
  • 「商業サンプル」と記載する場合でも、必ず価格を入れること

まとめ

  • EMSラベルに記載する価格は、合理的に考えた価格で十分
  • 価格部分に「No Commercial Value」または「N.C.V」は記入不可
  • 内容品の英語訳は、郵便局が提供する「内容品英訳集」を活用します。
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