この記事は、会社員の傍ら輸入ビジネスに取り組み、まずは一円の副収入を得る為の方法をご紹介しています。本業として輸入に取り組むときは「本格輸入ビジネス」をお勧めします。
■知りたいことから探す!
- アリババの使い方
- 1688仕入れ×フリマアプリ販売の利益計算
- 仕入れに関すること
- 関税に関すること
- ワインの輸入販売
- ゼロから始める植物の輸入ビジネス
- タイとの貿易ビジネスを始めよう!
- 輸出の始め方
- フォワーダービジネスを探している方
ダンボールから始める輸入ビジネス
副業を始めるきっかけ
この記事は、次のような方を対象としています。
- 「現在、専業主婦。今よりも収入を増やしたい。」
- 「本業はサラリーマン。しかし、一向に増えない給料に不安を感じている。」
- 「日雇いの派遣社員、普通の派遣社員、パートで働いている。やはり将来に不安を感じる。」
輸入ビジネスって何?
輸入ビジネスとは、海外の商品を日本に取り寄せて販売することです。たとえば、海外では安く買えるけれど、日本では高く売れるような商品を見つけて、Amazonやフリマアプリで売るようなシンプルな仕組みです。
輸入ビジネスの3つのやり方
輸入ビジネスには、次のようなタイプがあります。
- 海外のネットショップなどから既製品を買って、日本で売る
- 海外の工場でオリジナル商品を作って輸入し、日本で売る
- 他の人の代わりに輸入を手伝う(輸入代行)
初心者の方には、まず1番がおすすめです。少し慣れてきたら2番、さらに幅を広げたいなら3番にもチャレンジできます。
輸入ビジネスの流れ(全体像)
輸入ビジネスを始めるときは、次の7つのステップで進めます。
- 事前にどんな準備が必要かを知る
- 日本で人気がありそうな商品を調べる
- 仕入れ先(海外のお店や工場)を探す
- 商品について詳しく調べる
- 送料や関税などを含めたコストを計算する
- どこでどうやって売るかを決める
- 売れた結果を見て、改善する
このように、一つ一つ順番に進めれば、初心者でも始めやすいビジネスです。
輸入ビジネスを始めるための準備
輸入ビジネスを始める前に、次の3つの準備をしておきましょう。
1.個人事業主として登録する
まずは「個人でビジネスを始めます」と税務署に知らせる手続きです。これをすると、ビジネスにかかった費用を「経費」にできたり、屋号(お店の名前)で銀行口座を作れたりします。
やることは簡単で、「開業届」という書類を、近くの税務署に提出するだけです。
2.クレジットカードを作る
輸入では、海外の商品を仕入れるときにクレジットカードが便利です。たとえば、中国から商品を仕入れて、日本でAmazonなどで販売します。はじめは、無理のない金額で仕入れと販売を試してみましょう。
3.事業専用の銀行口座を作る
お金の管理をわかりやすくするため、ビジネス専用の口座を作っておくと便利です。名義は「屋号+自分の名前」にします。
おすすめの銀行は、楽天銀行やゆうちょ銀行です。都市銀行は、個人事業主の口座開設にあまり積極的ではないことがあります。
2.「どんな商品が求められているか」を知ろう
輸入ビジネスでは、「今ほしいと思われている物」を選ぶことが大切です。
たとえば、登山中に喉が渇いている人に甘いお菓子を売っても、あまり売れません。この場合は「水」の方がよく売れますよね。このように、「相手が本当に必要としている物」を見つけることが成功のカギです。
よく求められる商品の特徴
- 困りごとや悩みを解決してくれる
- 店で買いにくい(恥ずかしい)商品
- 日本でなかなか手に入らない
- 海外メディアで話題なのに日本にない
- 海外ブランドの関連商品
- 小さくて軽く、送料が安い
- 日本の法律に問題がない
- 値段の相場がわかりにくい
- セット販売で価値を高められる
- 材料として仕入れて加工販売できる
- 季節が反対の国の商品(例:夏の水着を冬に仕入れる)
- 海外特有の色やデザイン
- 自分専用にカスタムできる商品
3.仕入れ先の見つけ方
求められている商品がわかったら、次にその商品を供給している人を探しましょう! 安全性や操作性、親しみやすさなどを考えると、海外版のアマゾンが手軽です。
もし、価格差がある商品を狙いたいとき「アリエクスプレス」「アリババ」を活用します。その他、「グーグルショッピング」を使うと、国ごと、カテゴリごとに非常に多くのショップを見つけられます。
ネットだけではなく現地仕入れも楽しい!
現地仕入れをするときは、当サイトは「タイ貿易」をおススメしています。特にタイの首都・バンコクにある「チャットチャックマーケット」に行けば、様々な商品を見つけられます。発送等も弊社のパートナー企業の「NIPPON47」に依頼をすれば、難しい手続きも不要で、簡単に日本に発送できます。
海外にいる友達と協力する?
その他、海外に住んでいる日本人に買い付けを依頼できる「バイマ」の利用。外国にいる友人に協力をしてもらい「EMS」などで仕入れられます。
仕入れ先を見つけるときのポイント
海外の仕入れ先は、次の観点で考えると良いです。
- 日本のアマゾンで販売されている×悪い口コミが付いている商品
- 海外の人気YOUTUBERが紹介している商品
- 海外の雑誌で紹介されている商品
- 海外アマゾンのランキング商品の「関連品」
- 海外のドラマや映画に登場する商品
- 海外の書店で幅を利かせているジャンルに関連する商品
弊社では、海外での仕入先の開拓を得意とする専門のコンサルタントがいます。詳しくは、二人三脚貿易支援をご覧ください。
4.商品についてよく知ろう!
輸入ビジネスでは、仕入れる商品に関する知識がとても大切です。副業レベルでも、最低限、次の2つは押さえておきましょう。
1.関税がかかるかどうか
海外から商品を日本に送ると、関税や消費税がかかることがあります。関税は「課税価格(商品代+送料+保険)」に、決められた税率をかけて計算します。
例:
- 商品:100円 × 10個
- 送料:500円
- 保険:200円
- 関税率:5%
→ (1000円+500円+200円) × 5% = 60円(関税)
※革製品やニット、ミルク製品などは関税率が高いので注意しましょう。関税がわからない場合は、税関の「事前教示制度」で確認できます。
2.輸入できる商品かどうか
すべての商品が自由に輸入できるわけではありません。たとえば、以下のようなものは注意が必要です。
- 食品や化粧品など、口に入る・肌に触れるもの
- 植物・生き物・種子など
- 危険物(刃物・武器など)
- 絶滅のおそれがある動物由来の製品(例:ワシントン条約に該当)
たとえば、革製のベルトを輸入する場合、その革が何の動物から作られたのかによって、輸入の可否が変わることがあります。
ポイント:
輸入前に「その商品が規制対象か?」を必ず調べましょう。あわせて、関係する法律やルールも確認することが大切です。
例えば、アパレルビジネスをする方で多いのが「ワシントン条約」に該当する貨物です。ベルト、革製品の革の部分が「何の動物の革」で作られているのかが重要です。
5.輸入にかかる費用を計算しよう
輸入ビジネスでは、「どれだけお金がかかって、どれだけ利益が出るのか?」をしっかり確認することが大切です。
まず、商品の仕入れにかかる費用(=原価)には、次のような項目があります。
- 商品の価格
- 海外から日本までの送料(国際送料)
- 保険料
- 関税と消費税
- 通関にかかる費用
- 自分の取り分(利益)
さらに、Amazonやフリマアプリで販売する場合は「販売手数料」も忘れずに考えましょう。
利益が出るかどうかの目安
日本で売られている価格から逆算して、利益が出るかどうかをチェックします。
目安としては、
海外での仕入れ価格 × 5倍 < 日本の販売価格
この条件を満たせば、関税や送料などを払っても利益が出やすいです。逆に、仕入れ価格が高すぎると、売れてもほとんど利益が残らないので注意しましょう。
- 無料!商売目的×少額輸入の関税計算ツール
- 服を輸入するときの関税計算ツール
- 輸入の原価の内訳
- 輸入するときの費用
- 関税ゼロで輸入するための知識
- 小口輸入するときの経費
- 世界中の海上運賃を検索する方法
- TPP・EUから海外通販するときのポイント

海外の販売価格×5倍が日本の販売価格であればチャンスあり!
6.どうやって販売するか考えよう
商品を無事に輸入できたら、次は販売です。どんなに良い商品でも、売れなければ利益にはなりません。
副業や少量の輸入であれば、「フリマアプリ」や「Amazon」での販売がおすすめです。最初から大きなネットショップ(例:●●市場など)に出店するのはおすすめしません。初期費用や毎月の固定費ばかりかかって、ほとんど売れないケースが多いからです。
一番の課題は「集客」
いちばん難しいのは「お客さんを集めること」です。知られていないお店に人を呼ぶには、地道な努力と時間が必要です。
そこで、最初は「すでに人が集まっている場所」で売るのがコツです。それが「Amazon」や「メルカリなどのフリマアプリ」です。
Amazonで売るには?
- Amazonは集客力が非常に高いため、初心者にもおすすめの販売先です。
- Amazonでの基本的な販売の流れは以下のとおりです。
- Amazonの「大口出品」登録をする(毎月約5,000円)
- 商品を選ぶ(ebay、アリエクスプレス、アリババなど)
- 届いた商品を検品する(不良品がないかチェック)
- Amazonに商品情報を登録する(商品を出品)
- 専用バーコードを貼る
- 宅配業者に集荷を依頼し、Amazon倉庫へ送る
- 倉庫に届いたら管理画面で確認
- 価格を調整して販売スタート
- 売れたら、発送やお金のやり取りはAmazonが代行
- 後はAmazonからの入金を待つだけ
これが副業レベルの「Amazon販売」の基本的な流れです。販売数が増えてきたら、商品の検品や納品も「FBA納品代行サービス」に任せることもできます。

ネット販売にこだわらない。場所的・情報的な差を考えると、リアルビジネスの方がお金になることが多い。
7.売れ行きを見て改善しよう
輸入ビジネスに限らず、どんなビジネスでも「検証」と「改善」が大事です。
もし思ったより商品が売れなかった場合、すぐに値下げするのではなく、まず原因を考えてみましょう。もしかすると、すでに同じような商品が多すぎて、値崩れしているかもしれません。
「やって終わり」ではなく、「やった結果」を見て、次につなげる。この繰り返しが成功への近道です。上記7つのポイントを意識すれば、経験ゼロから輸入ビジネスに取り組んだ場合でも比較的、安全にビジネスができます。
もし、専門家等からの支援が必要な場合は、HUNADEが提供するゼロイチコンサルサービスをご検討ください。
海外の仕入先を開拓できる方、国内販売のスキームを組み立てられる方、現役の大手商社に勤務している方など、様々なキャリアを持つ方からアドバイスをもらえます。
参考:輸入ビジネスをおすすめする9つの理由
1. 自分の働き方が周りに左右されない
たとえば会社では、育児や転職でポジションが変わることがあります。でも、自分でビジネスをしていれば、外部の状況に左右されず、自分のペースで収入を得られます。
2. お客さんが集まる場所で販売できる
Amazonやメルカリなど、すでに集客力のある場所で売れるのが強みです。自分で集客しなくても、人が集まってくる場所を活用すれば、売上につながりやすくなります。
3. どこに住んでいてもできる
ネットがあれば、場所に関係なく仕事ができます。たとえばAmazonの「FBAサービス」を使えば、販売・発送・集金などすべてAmazonが代行してくれるので、自宅や地方でもビジネスが可能です。
4. 必要な情報にすぐアクセスできる
今は、誰でもネットで情報を簡単に調べられる時代です。世界中の知識にアクセスできるので、新しいアイデアやビジネスチャンスを見つけやすくなっています。
5. 海外へ行くコストが下がっている
LCC(格安航空)の普及で、海外に行く費用が大きく下がっています。安く現地に行き、商品やビジネスチャンスを見つけやすくなりました。
6. 月数百円で始められる販売ツールがある
昔はお店を始めるのに大きな初期費用が必要でしたが、今はネットショップや会計ソフトなど、必要なツールがすべてオンラインにそろっています。しかも月数百円から使えるので、リスクも少なく始められます。
7. 足りないスキルは外注で補える
「スキルが足りない」と感じたら、外部サービスでサポートを受けられます。たとえば「クラウドワークス」では、IT・デザイン・集客などの専門家に仕事を依頼できます。
8. 誰でも情報発信ができる
ブログやSNSを使えば、自分の言葉で自由に情報を発信できます。価値ある情報を発信することで、見込み客を集めることができます。
9. 世界との取引がしやすくなった
日本は多くの国と自由貿易協定を結んでいて、関税がゼロになる商品も増えています。これにより、輸入や輸出がしやすくなり、チャンスが広がっています。
輸入のまとめ
- 自分ができる範囲を決めよう。=資金的にも時間的にも無理をしない。
- 輸入ビジネスとは、物販。物の売り買いを国際間でしているだけです。
- ITの発展で誰でも取り組めるからライバルは多い。
- 特に海外通販サイトで購入→日本で再販売のモデルは厳しい。
- 輸入ビジネスには、3つのモデルがある。
- 日本側の「求めている物」を軸にして商品を探そう。
- 仕入れ先は、海外アマゾン、グーグルショッピングなどツールの他、海外現地の雑誌にも注目
- 商品の輸入規制と日本側の関税を把握して輸入原価を計算する。
- 具体的な販売方法は、アマゾンやフリマアプリからスタート
- 売れるコツなどがわかれば、自前のネットショップを立ち上げる。
- 効果の検証と改善を繰り返そう。
今回は、輸入貨物の総額が20万円以下の少額を輸入するビジネスの方法をご紹介してきました。やはり一番のポイントは、求められている物が何であるのかをしっかりと把握することです。
メイン記事
関連記事
◆スポンサード広告