椅子(イス)を輸入するときの関税

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イスを輸入する際に適用される「関税」とこれを決定するための「要素」について説明します。海外からイスを輸入するさいは「どこで使用するイスなのか」「フレーム部分の材質」などが関税決定のポイントになります。基本的に、イスの関税は「無税」または「低率」が設定されています。しかし、椅子の「部分品」については、一定率の関税が維持されています。

イスの輸入関税

以下の表は、海外からイスを輸入する場合に適用される関税率となります。基本税率WTO協定税率を確認しても、ともに上限が4%前後と、低率であることがわかります。また、特恵関税とEPAを適用する場合は、原則無税で輸入することができます。ただし、HSコード「9401.90」に該当する「革製品の部分品」については、無税ではなく「低率の関税」が適用されます。

9401.90の関税は、特恵関税は3.8%、特別特恵は無税、EPAは0.7%~2.8%が適用されます。

イスの関税率一覧(2016年9月現在)
基本税率 暫定税率 WTO協定 特恵関税 特別特恵 経済連携(EPA)
無税~4.3%  無税~3.8% 原則無税。 革製品の部分品は3.8% 無税  原則無税。革製品の部分品は0.7%~2.8%

イスの関税が決まるHSコードの要素

それでは、イスを輸入する場合、どのような要素によって決定していくのかを確認していきます。以下に示す6つの要素を一つずつ説明します。

  • どこで、何の用途で使用するイスなのか
  • そのイスは回転するのか
  • 座るところが革張りになっているのか
  • 寝台として県境できるものか
  • フレーム部分の材質
  • アップホルスター付きのものか

上記の6つの要素を順番に考えていくと、イスのHSコードが確定することになります。

1.どこで使用するイスなのか

イスといっても、さまざな場面で使われています。

例えば、電車や航空機などの業務用で使うイスであったり、歯医者さんなどに置いてある「治療用イス」などがあったりします。あまり意識して使わないため、あらためて考えると「そういえば、これもイスだ」とわかることも多いです。もちろん、イスの中には、私たちがプライベートで使う「単なるイス」も含まれることになります。

様々な場面で使われているイスであるため、「イスの使用目的」「使用場所」が重要になります。

例えば、航空機用のイスや歯医者のイスなどは、国民生活の安定を図るうえで必要な物品であるとして、原則無税で輸入ができます。一方、私たちがプライベートで利用するイスなどは、そのような公益性がないため、低率であっても所定の関税が設定されています。

関税表上では、このイスのことを「腰掛」と表しています。ウェブタリフなどで「イス」と検索をしても該当しないのでご注意ください。ちなみにイス(腰掛)のHSコードは「9401」です。

品目例:自動車、航空機、歯医者のイス。理髪用のイス。通常のイスなど。

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2.回転するイスなのかどうか(高さを変えられる物のみ)

イスの座る部分が回転するタイプがあります。オフィス用チェアやお年寄りがテレビなどを見るときに使うイスなどが想定できます。ここでのポイントは、「イスの高さを変えられるか」です。

例えば、一般的なイスであれば、座る部分の裏側に「イスの高さを変えられるレバー」が存在します。このレバーを上方向に引っ張ると高くなり、逆に下方向であれば、低くなります。このようにイスの高さを自由に変えられる機能を持っているかがポイントになります。

ポイント:イスの座面部分が回転するのか。高さを変えられるレバーがあるのか

3.座面は革張りか

イスの座る部分が変わりであるかどうかがポイントなります。基本的に革製品には、すべての物について高関税が設定されています。これは、何かの製品の部分的な個所を構成する場合であっても適用されます。イスの場合であれば、主なパーツとしてフレームと座面になります。この座面部分が革張りであると、他のイスよりも高関税が適用されます。

4.寝台として兼用できるものか

イスの中には、寝台としても使えるタイプが存在します。リクライニングが180度ほどあるイスなどが対象になります。寝たいときに背もたれ部分を倒して使える物とイメージしてください。ただし、庭園用やキャンプなどで使う物についてはこの中に含まれないことになっています。

5.フレーム部分の材質は何で作られているのか

イスの構成部分としてフレーム部分があります。この部分の材質もポイントになります。材質としては、以下の三種類に分類されます。

  • とう、竹
  • 木製
  • 金属製

一番上にある「とう」とは、藤の茎と表皮で作ったイスのことを言います。このイスは、軽くてしなやかな材質であるため製品の中に「自由な曲線」を描くことができます。また、藤の茎で作られているため、蒸し暑い夏に適しているイスでもあります。

6.アップホルスターがついているものか

アップホルスターとは、座る部分などに「何らかの詰め物」をしたり、「スプリング」が入っていたりするものです。こ

まとめ

イスの関税は、基本的に無税または、低率に設定されています。したがって、仮にHSコードを間違えて分類したとしても、影響は少ないといえます。イスの関税は、使用用途とフレーム部分の材質、座面部分がポイントになります。特に、革を含んで作られているイスについては、特恵やEPAを使用しないと関税がかかりますので注意しましょう!

 

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