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インランドデポ 内陸にある保税倉庫活用のメリットとは?

海外からの外国貨物は、一旦、港近くの保税地域(税関管理下)に保管されます。その後、輸入申告を経て許可を取得し、貨物を引き取ります。輸出であれば、この逆です。

貿易において、税関の出す輸入許可及び輸出許可には、特別な意味を持ちます。

  • 外国貨物は、税関の輸入許可を受けて内国貨物へ
  • 内国貨物は、税関の輸出許可を受けて外国貨物へ

そして、外国貨物は、特別な存在の為、税関管理下の保税地域のみで保管ができます。さて、今回は、そんな保税地域の一種、インランドデポをご紹介していきます。

 



 

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インランドデポ

インランドデポとは、港や空港から離れた内陸部に設ける保税地域です。別称「保税蔵置場」とも言います。

例えば、長野県は内陸部で海がないですね!そんな内陸県でも、インランドデポを設けることで、疑似的なコンテナターミナルを作れます。

インランドデポは保税地域!

インランドデポは、法律に規定されている保税地域の一種です。この保税地域は、次の4種類があります。

  1. 保税蔵置場(インランドデポ)
  2. 保税工場
  3. 保税展示場
  4. 総合保税地域

種類により貨物に対する「できること」が変わります。この内、インランドデポでは、貨物の積み下ろし、一時蔵置や保管等が認められています。

メリット、デメリット

インランドデポの最大の特徴は、保税地域であることです。保税地域であることで、次のメリットがあります。

  1. 混雑を回避
  2. 保税地域内は、関税や消費税は留保
  3. 輸送費にかかる消費税が免税
  4. 必要な物のみを輸入(需要に応じた輸入)
  5. 資金が固定されない。
  6. 品質チェックができる。
  7. 最寄りの事業者と共同輸送
  8. 承認を受ければ、滅却できる

1.混雑を回避できる

港湾や港地区は、様々な荷物が集まる為、どうしても通関件数が多くなりがちです。当然、これに比例して、審査時間や税関検査時間等の長期化につながります。

インランドデポを活用することで、混雑する港での通関を避けられます。

2.保税地域内は、関税や消費税が留保

外国貨物を輸入するときは、輸入消費税や関税を支払います。この「輸入」とは、税関長からの輸入許可の取得を指します。逆に言うと、海外から荷物が到着しても税関の許可を受けず、外国貨物のまま保管をすれば、関税や消費税の支払い義務はないです。

つまり、輸入許可の取得を調整することで、輸入消費税や関税等の支払い時期を延期できるため、手元資金の固定化を最小にできます。ちなみに、輸入時の消費税は、輸入税額控除の対象です。国内販売時に受け取った消費税から、対象分を引けます。

しかし、仮に国内販売がうまくいかない場合は、いつまでも手元資金から消費税や関税がロックされたままになってしまいます。つまり、資金の流動性が下がるわけですね!

自社の最寄りのインランドデポを活用して保税状態で保管をすることで、必要な時に必要な分のみを輸入。これにより、商品にかかる消費税や関税を必要最小限に抑えられます。

3.輸送・保管にかかる消費税が免税

港や空港にて輸入許可を取得。その後、日本国内に配送する場合は、配送料に対する消費税は課税です。理由は、すでに税関の許可により内国貨物に切り替わった上で配送しているからです。

一方、インランドデポを活用する場合は、次の方法をとることで、配送料に対する消費税を免税にできます。

  1. 港に貨物が到着する。
  2. 輸入許可を受けず、保税運送の申請をする。
  3. 保税状態でインランドデポまで輸送(免税)
  4. 保税状態で保管(免税)
  5. インランドデポにて輸入許可を取得

上記により、港からインランドデポまでの配送料に対する消費税、外国貨物状態で保管する保管費用に対する消費税が免税扱いになります。後は、インランドデポまでの配送代金等と、免税にできる消費税分を比較・検討し有利な方を選択するだけです。

4.必要な物のみを輸入(需要に応じた輸入)

例えば、自社倉庫(借りている倉庫を含む)の近くのインランドデポにて貨物を保管。国内需要に合わせて、適宜、輸入許可を取得して貨物を受け取れます。

例えば、当初の計画通りに販売できない場合は、保税状態であれば、積戻しや滅却申請をすることで、損切や在庫リスクの最小化できます。

保税転売とは?メリット、注意点や消費税の不課税を解説

5.貨物内容をチェックできる。

内容点検等の申請をすれば、外国貨物に対する点検ができます。このとき品質基準が低い物を仕分けすることで、無駄な物に対する関税や消費税の支払いを防げます。

例えば、全体の総数が10個、その内、品質が悪い物が3個混じっていたとしましょう。税関に対して10個に対する輸入申告をすれば、当然、消費税や関税は10個分かかります。

もし、ここで品質が基準が悪い物を滅却処分(許可を受ける必要がある)して、7個に対して輸入申告をすれば、3つ分に対する消費税や関税を支払わなくてもいいですね!

無駄な輸入をやめることで、輸入税や関税等の支払いを小さくできます!

上記以外にもメリットがあります。さらに詳細を知りたい場合は、最寄りの税関に相談しましょう!

インランドデポとの活用事例

インランドデポの一覧の探し方

インランドデポは、税関サイト内に一覧をご覧ください。この内、保税蔵置場のエクセルファイルを確認します。

滋賀
  • 淺野運輸倉庫(株)
  • 石部運輸倉庫(株)
    柑子袋倉庫
  • 大沢運送(株)
    滋賀支店
盛岡日本フレートライナー(株)
国際事業部盛岡ICD事業所
宇都宮
  • 宇都宮製氷冷蔵(株)
  • 久和物流(株)
    物流センター保税蔵置場
  • (株)鈴与カーゴネット北関東 宇都宮バンプール保税蔵置場
大館
  • 白金運輸(株)
  • 大館営業所
太田市
  • (株)ユーユーワールド
  • 太田総合物流センター太田
  • 日本通運(株)
    太田清原町
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