関税の立替サービス 輸入者・通関業者の双方にメリット

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    外国から輸入するときは、関税や消費税(税金)を支払う必要があります。関税や消費税等の輸入諸税は、原則的に輸入者が日本の税関に支払います。”原則的”にと申し上げるのは「通関業者が関税立て替える場合」が多いからです。

    「輸入時は、通関業者が関税などを立て替える→ 一定期間後、通関業者は輸入者から回収する」

    しかし、昨今の厳しい時代により、通関業者としては、できるだけ関税の立替払いを避ける傾向が強まっています。一方、輸入者は、旧来通り、関税の立替払いを望みます。この両者の溝を埋めるのが佐川フィナンシャル株式会社が提供する「関税の立替サービス」です。

    そこで、この記事では、関税の立替サービスの仕組みや特徴などをご紹介していきます。

    関税の立替サービスとは?

    貿易業界は、古くから輸入者が支払うべき関税や消費税を通関業者が立て替えることが慣例でした。しかも、立て替え金に関する手数料(利子)も無料、二週間から三週間後に支払えば良いため、実質的には「無利子での融資」と同じです。さらに、輸入者の中には、この輸入諸税の支払いを輸入品の売り上げ金で支払うところも多いため、非常に大きな問題が隠れています。

    貿易業界の閉鎖性は問題だ」の記事でもご紹介した通り、通関業者は、新規のお客さんを拒否する傾向が強いです。また、既存の顧客でも、金払いが悪い所は、取引を停止したり、未収金の回収を早めたりして、経営上のリスクを下げるようにしています。つまり、通関業者は…..

    関税や消費税の立て替えはできるだけ避けて、金払いが良い顧客のみと取引したい

    と要望する所が増えています。しかし、他方、輸入者としては….

    できるだけ関税等を先払いして、少しでも資金的に余裕があるようにしたい

    と考える所が多いです。両者の利害が逆の部分を埋めるのが「関税立て替えサービス」です。

    関税立て替えサービスとは?

    関税立て替えサービスは、輸入者と通関業者の間に第三の会社(佐川フィナンシャルなど)が入り、通関業者に対して関税などの立替払いをします。

    具体的には、輸入者と佐川フィナンシャルは、月末締め、翌月27日の取引を結びます。

    例えば、10月1日、15日、20日の三回分の輸入が行われたとすると、輸入者は、その間の関税や消費税をまとめて11月27日に支払います。

    他方、通関業業者は、輸入者との取引金額を佐川フィナンシャルに申請することで、諸掛り、関税や消費税などを含めて、佐川フィナンシャルから資金を受けとります。関税立て替えサービスは、輸入者、通関業者、佐川フィナンシャルがうまくやり取りをして、関税支払い時のリスクを小さくしつつ、迅速な通関取引を実現するサービスです。

    佐川フィナンシャル

    関税立て替えサービスによるメリット

    関税立て替えサービスは、輸入者と通関業者には、次のメリットがあります。

    輸入者

    1.新しく通関業者と取引を始めるときに断られる可能性が低くなる。
    2.最大、50日ほど、関税分の資金を活用できる。
    3.通関取引を迅速にできる
    4.関税以外の輸入諸掛り(通関手数料なども)も立て替えてもらえる。

    通関業者

    1.立て替え金払いのリスクを下げられる。

    通関業者は「関税や消費税の立て替え」をなくせるため、メリットが大きいです。これは、多額の立て替え金を踏み倒しによる倒産リスクを下げることにもつながります。他方、輸入者としても、通関業者と新規取引を始めるにあたり、関税の立替払いをお願いしたり、関税の先払いをしたりする必要がなくなるため、通関業者との間で、新規取引を始めてもらいやすくなります。

    関税立て替えサービスの提供例:佐川フィナンシャル株式会社

    延納制度も検討しよう!

    新しく通関業者と取引を始められるのかは「通関業者側の負担を軽くできるのか」がポイントです。新規取引かつ関税の立替払いの希望は、よほどの実績がない限り厳しいです。以下に示す2つの関税支払い方法を含めて比較・検討します。通関業者のリスクが小さい環境を整える=新規取引を始めてもらえる確率が上がります。

    1.関税延納の方法
    2.リアルタイム口座

    2021年現在の立替金問題の現状

    2021年現在は、コロナのパンデミックもあり、各社、資金の引き締めが強まり、立替金も縮小傾向にです。ただし、依然、立替金の慣習は残り、輸入者によっては、強く求める所も多いようです。

    弊社の個人的な見解を申し上げるなら、そもそも立替金を支払えない輸入者とは取引を中止するべきだと思います。また、業界全体で立替制度なくす方向性をしめし、立替金は、原則なしにするなどと決めればいいと思います。

    現時点では、立替金は、各通関業者の判断にゆだねられているため、いわゆる差別化の一環として受け入れるところも多いと思います。ただ、わずかな通関業収入の割に何十万、何百万もの輸入諸税を建て替えるのは、リスクでしかないです。

    業界全体で立替金に関する統一ルールを制定し、本来の輸入取引であるべき姿に戻すときに来ていると考えます。つまり、立替を求める輸入者を業界全体で追放すればいいのです。この悪習慣を断ち切った結果、つぶれるところはつぶれていただく。そこに新しい輸入者が入る。このような新陳代謝が必要だと思います。

    人様のお金を一秒でも借りている時点で、そこには利子が発生します。立替金の問題は、実に闇深いです。立替を求める輸入者は、何の担保も提供せず、通関業者から利子ゼロで資金をかりています。非常におかしな制度です。もし、これをおかしいと感じなければ、それもそれで問題ですね!経営者的な目線が完全に欠落しています。

    まとめ

    • 通関業者による関税の立て替え行為は異常
    • 関税の立替払いサービスは、輸入者と通関業者の双方にメリットがある。
    • 新しく通関業者と取引を始めるときは、通関業者のリスクが小さくなる環境を整える。
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