初めての個人輸入ガイド 貿易経験ゼロでもできる!

個人輸入ガイド個人輸入(海外通販)
この記事は約25分で読めます。

「個人輸入」には、次の2つの意味があります。

  • 個人的な目的で輸入すること
  • 商売目的の商品を少し輸入すること

個人使用目的での輸入=関税や法律の規制を緩くするかわり、販売は不可
商売目的での輸入=関税や法律の規制を厳しくするかわりに、自由に販売可能

あなたの個人輸入は、商売目的ですか?それとも個人目的ですか?

商売目的の輸入は、次の記事が参考になります。

副業ではない輸入ビジネスの始め方
副業から始める輸入ビジネス

 

個人輸入ガイド

  1. 個人輸入のガイドライン
    1. 個人輸入3つの方法
      1. 1.ネット通販サイトで購入
      2. 2.海外で商品を購入
      3. 3.輸入代行業者を通して購入
    2. 最低限、覚えておきたいこと
      1. 1.輸入できない物や難しい物がある。
      2. 2.詐欺サイトに騙されたら取り換すことは難しい。
      3. 3.販売目的と個人使用は別物
    3. 個人輸入にかかる費用
      1. 個人輸入にかかる費用の合計
    4. 決済方法と配送日数
    5. 個人輸入のメニュー
    6. 1.個人輸入3つの魅力
    7. 2.個人輸入が「できる・難しい・禁止」の物は?
      1. 1.個人輸入で人気がある商品
      2. 2.個人輸入が難しい商品
      3. 3.個人輸入が禁止の商品(禁制品)
      4. ワシントン条約に関係する物品例
    8. 3.個人輸入を楽しむ2つの方法
      1. 1.海外旅行から帰国したときに携帯して持ち込む
      2. 2.日本にいながらネットショップで購入する
    9. 4.個人輸入のポイント(注意点・費用)
      1. 1.20万円が一つの目安
      2. 2.関税や消費税、通関手数料を支払うタイミングは?
      3. 3.転送業者を賢く利用しよう。
      4. 4.国内配送を考える
    10. 5.個人輸入2つの注意点
      1. 1.個人輸入した物は、販売禁止
      2. 2.輸入する商品にかかる高い関税率
      3. 6.個人輸入するときの費用
      4. 配送各社の輸入費用に関する対応
    11. 5.個人輸入の税金(輸入税/関税及び消費税)
      1. 1.課税対象の価格
      2. 2.関税率と減税や免税
      3. 2-1.海外旅行者の携帯品の免税範囲
      4. 2-2.海外通販に適用される関税
    12. 6.個人輸入の通関の3パターン
      1. 1.国際宅配便の輸入通関
      2. 2.一般貨物の輸入通関
      3. 3.郵便による輸入通関
      4. 1.無税扱い
      5. 2.課税処理
      6. 3.課税資料の提出を要求
      7. 4.20万円を超える貨物は、申告納税方式
    13. 英語は苦手!難しいことも苦手な人は、輸入代行をお勧めします。
    14. まとめ

個人輸入のガイドライン

「日本にはない物を海外から購入したい」と考える方は多いです。この記事では、海外通販をするときのポイントをご紹介していきます。記事の前半部分は、超初心者の方向けに内容を簡素化しています。より詳しく知りたい方は、記事の後半をご覧ください。

個人輸入3つの方法

海外から商品を購入。何だかとても難しく感じます。しかし、ご安心ください。2020年現在、インターネットの発達によって、誰でも簡単に海外ショップから商品を購入できます。しかも、ウェブサイトの翻訳機能があるため、大の英語嫌いでも購入できます。とはいえ、海外通販は、取引先の相手が海外にいるため、日本の感覚だと、思わぬ詐欺被害にあうこともあります。この記事を通して海外通販のメリット、デメリットも感じて頂けると良いです。

海外通販には、大きく分けると次の3つがあります。

  1. ネット通販サイトで購入
  2. 海外で商品を購入
  3. 輸入代行業者を通して購入

1.ネット通販サイトで購入

海外のアマゾンから商品を購入~など、海外ECショップから商品を輸入する方法があります。この場合は、あなたは、日本にいながら、商品”だけ”が日本に到着します。商品が日本側に入ってくると、ほぼ自動的に通関が行われて、あなたの元に届きます。(20万円以下のとき)感覚的には、日本国内のネットショップで商品を購入するのと同じくらい簡単です。

2.海外で商品を購入

海外旅行などに行き、現地で商品を購入。その後、手荷物として持ち込むのも輸入です。この場合、あなたと商品が一緒になって日本に着きます。日本到着後は、空港の税関職員に申告をして貨物を輸入します。空港への到着間際に渡される黄色の紙をご存じですね? まさにあの黄色の紙を税関に提出が輸入申告です。

3.輸入代行業者を通して購入

最後は、輸入代行と呼ばれる輸入方法です。「代行」という名前からわかる通り、注文や決済などをあなたの代わりに代行業者が行ってくれます。

例えば、海外アマゾンなどを見ていて、どうしても自分で商品を買うのが厳しいときは、商品のURLを代行業者に伝えて代わりに商品を購入してもらいます。後は、業者の指示に従い入金を済ませて、自宅で商品を待つだけです。この3つの中では、最も楽な輸入方法です。しかし、代行業者が間に入る分、少しだけ高くなることに注意が必要です。

あなたは、どんな方法で輸入しますか?

最低限、覚えておきたいこと

実際に海外通販(輸入)をするときは、最低限、気を付けたいことがあります。実は、他にもたくさんありますが、ここでは最低限、覚えておきたいことだけを確認していきましょう!

  1. 輸入できない物や難しい物がある。
  2. 詐欺サイトに騙されたら取り戻すことは難しい。
  3. 販売目的と個人使用は別物扱い。

1.輸入できない物や難しい物がある。

原則、日本は、自由に輸入を認めています。しかし、一部の商品には、厳しい規制があります。

  • 輸入禁止の品=輸入禁制品
  • 輸入が難しい商品

例えば、禁止物品は「輸入禁制品」として税関がリストアップしており、ここに記載されている物は、一切、輸入ができません。一般的な個人輸入は、「商標権の侵害侵害貨物」や「ワシントン条約の規制品」などに該当することが多いです。

他方、輸入が難しい商品とは、輸入自体を禁止しているわけではない。しかし、使用量や用途が厳しく制限されている物があります。代表的な物は、薬や化粧品です。特に薬は「薬害」や、医療業界に既得権益の関係から厳しく制限されています。この部分を詳しく見たい方は、こちらをクリック!

医薬品の輸入代行は危険!やめた方が良い理由

2.詐欺サイトに騙されたら取り換すことは難しい。

当サイトにも「海外サイトに騙された」と相談をする方が多いです。ここで非常に重要なことをお伝えします。海外通販は、日本国内の法律が適用されないため、被害の救済はほぼされないと考えた方が良いです。例え、それが大きな金額であったとしても、ほとんど取り返すことはできないと考えましょう。

とはいえ、必要以上に怖がることはありません。現在は、クレジットのチャージバックやペイパルの買い手保護プログラム、エスクローなどの仕組みによって、必要以上に警戒を解かなければ、詐欺にあう可能性は非常に低いです。この辺りのお話は、以下のリンクをご覧ください。

海外通販の詐欺被害の対処方法

「海外通販」クレジットカードの使い方 安全に決済するには?

3.販売目的と個人使用は別物

海外から商品を輸入するときは、その「目的」が重要です。ここでいう目的とは、以下2つです。

  1. 個人使用目的
  2. 商売目的

個人使用目的とは、有償・無償問わず、誰にあげない。売らない。自分のためだけに使うことを言います。他方、商売とは、輸入した商品を販売目的で所持することです。実は、この目的の違いによって、商品の価格に対する考え方が変わります。つまり、これは、支払うべき関税や消費税の額に関係してきます。この部分を詳しく知りたい方はこちらをクリック。

ビジネス目的での輸入を考えている方は、以下2つの記事をお勧めします。

輸入ビジネスの始め方 仕入れ先の開拓から販売戦略まで紹介

【副業】個人輸入で副収入を得よう!月5万円を増やす戦略

個人輸入にかかる費用

個人輸入をするときは、どのような費用が掛かるのでしょうか? イメージでいうと様々な物がありそうですね。しかし、実は、いたって普通です。個人輸入では、「最大」で4つの費用が掛かります。”最大”との表現通り、これよりも少なくなる場合(減免措置)も十分にあります。

個人輸入にかかる費用の合計

商品代金+送料+関税と消費税(関税や消費税の計算は、6割ルールあり)

この内、関税と送料には、独特な考え方があります。

輸入費用を詳しく知りたい方

関税や消費税を知りたい方

決済方法と配送日数

個人輸入の簡単説明の最後は、決済方法と配送日数です。

例えば、海外のネットショップで商品を購入。その後、日本に配送されてくる場合を考えてみましょう!この場合、商品代金の決済までは、クレジットカードでします。これは、日本のアマゾンなどで商品を購入するのと同じです。そして、この決済をするときに配送業者を選べます。このとき、配送料金として追加で費用を支払う程、より早く商品を受け取れる仕組みです。日本のように「どんな配送手段でもほとんどかかる日数に違いはない」とは考えない方が良いです。

配送業者が違うだけで、同じタイミングで商品を注文しても、一週間、二週間とずれることはよくあります。やはり求めるサービスを上げるなら、それ対する費用もあがると考えることが重要です。以上、個人輸入の簡単説明です。これよりもさらに詳しく知りたいときは、このまま記事を読み進めるか、興味があるメニューをお選びください。

個人輸入のメニュー

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個人輸入
輸入代行
輸入代行の利用

海外通販で使える英語の例文集

海外通販のショップリスト
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「無料」関税の計算ツール
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海外通販のポイントまとめ
並行輸入と輸入の違い。
禁煙推奨! タバコの個人輸入の状況と脱税問題
薬の個人輸入の方法
個人輸入の消費税
海外住所を楽ちんに入力する方法

個人輸入と聞くと、何だか難しいイメージがあります。英語で注文する不安、トラブルへの対処など、心配の種は尽きません。しかし、ご安心ください。実際、個人輸入と言っても、日本でのネットショップピングとほとんど同じです。

気に入った商品が見つかったら、ショッピングカートに投入して決済します。決済を済ませたら、あとは自宅で待つだけです。購入した商品は「国際配送」「税関手続き」などが自動的に行われて、配送先(自宅)まで届きます。荷物が自宅に届いたら、配達員の方へ、関税や消費税などを支払い荷物を受け取ります。

いかがですか? 個人輸入という言葉に少しだけ壁を感じますが、その内容は、ほとんど日本でのネットショッピングだとわかります。ぜひ、あなたも海外通販にチャレンジしていただきたいと思います。そこで、この記事では、個人輸入(海外通販)するときに必要な基本的な知識を網羅的にご紹介していきます。

1.個人輸入3つの魅力

個人輸入には、次の三つの点に魅力を感じます。

三つの魅力詳細内容
1.個性的な商品を見つけられる!輸入会社が何かを輸入するときは、最も「平均的に売れる商品」を販売します。ついつい無難な商品を輸入することが多いため、どうしても輸入品には「個性が少ない」「とびぬけて面白い商品がないこと」があります。自分で個人輸入をすれば、日本では購入できない商品を色々と見つけられます。
2.国内販売価格より安く購入できる!個人輸入をすれば、海外のショップ→あなた と物が移動するため、中間の業者の利益が入らず、商品を安く購入できます。仮に、輸入した価格に関税や消費税などを支払ったとしても、トータル的にみると、日本のお店よりも安く購入できる場合が多いです。
3.英語は大の苦手。でもネットで手軽に輸入!海外から商品を輸入するときに気になるのが「英語」です。商品の購入から代金の決済まで、すべて英語で行うのは、何かと不安です。でも、ご安心ください。最近は、翻訳機能も正確さも大きく向上しているため、どんな英語ページも一瞬で日本語です。しかも、商品選びから、代金、配送までをすべてネット上で終わらせられるため、何も心配はいりません。

2.個人輸入が「できる・難しい・禁止」の物は?

個人輸入かつ人気がある物は、革靴、革関連製品、ブランド品、ニット製品、ワイン、薬、アパレル、化粧品、食べ物などです。基本的に一部の例外品を除き、どんな物でも輸入はできます。ただし、一部の商品は、輸入が難しかったり、禁止されていたりします。中には、一万円以下免税ルール(輸入する価格の合計額が一万円以下の場合、関税と消費税を免税にする仕組み)を適用できない物もあります。

  1. 個人輸入で人気がある商品
  2. 個人輸入が難しい商品
  3. 個人輸入が禁止の商品

1.個人輸入で人気がある商品

1.ワイン等ワインの関税計算
2.革製品(バッグ、上着など)
3.革靴
4.化粧品
5.薬
6.アパレル(ブランドもの)
7.家具
8.書籍
9.食品(オリーブ油、サプリメントなど)

2.個人輸入が難しい商品

海外製の化粧品や薬などは、輸入が難しい商品として有名です。「健康被害を防止すること」を目的として、個人輸入であっても輸入数量などを規制しています。口紅であれば、種類やサイズに関わらず、24個までの輸入しか認められていません。飲み薬(サプリメント含む)であれば2か月分が上限です。

  • 肌につける化粧品
  • サプリメントを含む薬
  • 健康補助食品、マッサージ機器、美顔器などに該当する利用機器
  • 肉関連品、観葉植物や果物など。
  • 粉ミルクや米、小麦など

薬を代行輸入してもらうときの注意点
サプリメントを個人輸入できる上限は?
化粧品を輸入するさいに必ず知っておくべきこと

3.個人輸入が禁止の商品(禁制品)

輸入が禁止されている物もあります。これを「輸入禁制品」といいます。違法な薬、爆発物、偽造紙幣、他人の権利を侵害する物、ワシントン条約対象品などです。

例えば、商標権の侵害品です。商標権は「真に権利を持っていない人」が作成した商品を商売目的で、輸入するときに問題です。主な物は、偽物のブランドバッグや財布、服などがあります。正規の権利を持っていない人が作った商品を販売目的で輸入するのは禁止です。ただし、この商標権の侵害と「並行輸入」は違うため、混同しないようにしましょう!

関連記事:輸入できないリスクを考えている?

ワシントン条約に関係する物品例

・ベルト、財布、ハンドバッグ→ ワニ、ダチョウ、ヘビ
・毛布→ トラ、クマ
・サボテン類

関連記事:海外からお土産として持ち込むとき「ワシントン条約の特例措置

3.個人輸入を楽しむ2つの方法

個人輸入といっても、実はいくつかの方法があります。まず大きく分けると、次の3つです。

  1. 海外旅行から帰国したときに携帯して持ち込む
  2. 日本にいながらネットショップで購入する

1.海外旅行から帰国したときに携帯して持ち込む

海外旅行などにいき現地で購入、それを日本に「携帯」して持ち込む方法です。この場合、海外旅行者の携帯品に関する関税率表を基にして、関税や消費税等が計算されます。この場合、持ち込む手荷物の合計課税価格が20万円以下、または、個別の商品が一万円以下の場合は、免税です。

海外でたくさんのお土産を買ってしまい、一緒に持って帰れないときは「別送品」として申告します。別送品とは、あなたとは、別に送る貨物にも「旅行者の携帯品免税を適用」する仕組みです。別送品の扱いを受けるときは、海外ショップで「別送品」として発送する旨を伝えた上で、日本に入国するときに別送品申告書を提出しておきます。

関連記事:
ハンドキャリー(旅具通関)の始め方
ハンドキャリーのインボイスの書き方

2.日本にいながらネットショップで購入する

個人輸入のイメージにピッタリなのは、日本にいながら海外通販サイトで購入する方法です。(少額輸入の簡易税率」が適用される)有名海外ショップは、アマゾンアリエクスプレスアリババグーグルショッピングなどがあります。もし、輸入に不安があるときは「バイマ」などを使い、現地在住者(日本人)から商品の購入もできます。ただし、この場合、輸入品の価格には、現地のVATが含まれるため、専門の転送業者を使い、日本に荷物を転送してもらった方が良いです。

例えば、ヨーロッパの商品を代理購入してもらうときは、約20%ほどのVATが含まれます。これを削減するときは「ヨーロッパ専門の転送業者」に依頼します。もし、本格的、かつ頻度が多いときは、輸入代行業者も便利です。あなたが「輸入したい商品」を伝えるだけで輸入できます。

海外通販をするときのポイント
国際郵便と国際宅配便の違いとは?
イタリアから荷物を発送するときの方法
海外通販では、VAT(付加価値税)を請求されるの!?
日本にいながらフランスのVATを還付する方法
「日欧EPA」ヨーロッパ28か国のVAT(付加価値税)まとめ
ヨーロッパのVATを削除する方法
輸入代行サービスの基礎知識

4.個人輸入のポイント(注意点・費用)

個人輸入をするときは、次の4つのポイントを覚えておくと便利です。

  1. 20万円が一つの目安
  2. 関税や消費税を支払うタイミング
  3. 転送業者の活用
  4. 国内配送を考える。
  5. 注意すること
  6. 輸入費用

1.20万円が一つの目安

個人使用目的で商品を輸入するときは、20万円が一つの目安です。一度に輸入する価格を20万円以下に抑えると「簡易税率(かんいぜいりつ)」を適用できるためです。関税率は、複雑な世界です。この関税率をたった7つの区分にした物が「簡易税率」です。→個人輸入の関税計算ツール

個人使用目的で輸入するとき課税価格の合計が20万円以下課税価格が1万円いかを
日本にいながら外国の商品を購入するとき海外市価の0.6をかけた価格が20万円以下であれば簡易税率海外市価の0.6をかけた価格が1万円以下であれば免税
携帯品として輸入するとき海外市価の0.6をかけた価格が20万円以下であれば免税

2.関税や消費税、通関手数料を支払うタイミングは?

国際小包などで商品を輸入するときは、税関などで手続きをする必要はありません。郵便、フェデックスなど、配送する会社に関わらず、税関への手続きは、すべて代行してくれます。また、関税や消費税の支払いは「荷物を受け取るとき」に行います。つまり、自宅で荷物を受けとるときに、関税と消費税を支払うだけで、税関に輸入税を納税したことになります。

関連記事:個人輸入するときの消費税はどうなるの?

ポイント:関税や消費税は、荷物と引き換えに支払います。

3.転送業者を賢く利用しよう。

商品を輸入するときは、国際送料も大切です。どんなに安い商品を仕入れたとしても、国際送料を含めて考えると、日本での販売価格と変わらないことも多いです。また、違う事例として、日本への発送をしないショップもあります。この場合「転送業者」を使います。転送業者は、外国において、あなたの荷物を代わりに受け取った後、日本の指定住所に転送してくれます。

利用するメリット

  1. 国際送料を安くしたい。
  2. 日本向けに発送してくれない所か商品を買える。

4.国内配送を考える

輸入許可になると、倉庫から貨物を引き取れます。では、貨物の引きりと国内配送は、どのように行えばいいのでしょうか? 多くの場合、配送業者(郵便やフェデックスなどの宅配業者)が自宅までの荷物を届けてくれるため、特に問題はありません。問題は、輸入する価格が20万円を超えるときです。この場合は、通関業者にお願いするか、自社で通関をする必要があります。仮に、自社で通関をする場合は、配送部分もご自身で考える必要があります。

混載便、トラックチャーター便の違い
個人輸入するときの配送のポイントとは?

輸入の合計価格が20万円をこえるときは注意

5.個人輸入2つの注意点

個人輸入するときは、2つの注意点があります。

  1. 個人輸入した物の販売禁止
  2. 輸入する商品にかけられる高い関税

1.個人輸入した物は、販売禁止

個人的な目的で輸入した商品は「個人用の減税」が適用されているため、販売は禁止されています。

例えば、中国から服を輸入したとします。サイズが大きいなどの理由から不要となり、フリマアプリやオークションなどで販売することは、厳密にいうと禁止です。また、海外製の化粧品は、意外と人気です。特にオーガニック系であれば、誰もが一度は輸入したくなる物の一つです。ただし、ここにも大きなルールがあります。

化粧品や医薬品のは「薬機法(薬事法)」の規制を強く受けます。個人使用であっても既定の数量以上は、一切輸入(例:一品目24個以内)できません。既定の数量以下であっても、あなた「自身が個人的に使用する場合に限り輸入可能」という条件があります。そのため、これらの商品が不要になっても「フリマアプリ」等で販売は不可です。さらに、人に無償であげることも禁止です。

ポイント:個人使用目的で輸入した物は「自分が使用する」以外は、すべて禁止。人に有償で売ること、無料であげること、代理購入も不可

2.輸入する商品にかかる高い関税率

個人的な使用目的で輸入する物は、基本的に免税または、低い関税率が適用されることが多いです。しかし、中には日本の国内産業との兼ね合いから、異常なほど高い関税率が設定されているものもあります。その代表的な物が「革製品」です。革製品と言えば、ハンドバッグ、革靴、財布、コートなどが思い浮かびます。製品の全部または、一部に革が使われている場合は、とにかく関税率が高いと覚えておきましょう。その他、何かと高級品に該当する物なども関税率が高いです。

参考品目:革製品全般、一部に革を使う商品、編み物類など

●ほぼ無税で輸入ができる特別特恵制度とは?
●高額な革関連製品は、ここの国から仕入れる

6.個人輸入するときの費用

個人輸入するときに係る費用は、大きく分けると、次の三つです。

  1. 日本への送料
  2. 通関手数料
  3. 関税、消費税
費用例費用の内訳
日本への送料日本への送料は、海外のネットショップから日本のお届け先までの配送料金のことです。ご承知の通り海外から荷物が送られてくるため、相応の費用が発生します。海外のネットショップで商品を購入すると「配送の種類」を選べます。このとき、お届け日数を短くするほど、配送料金は高くなります。

例えば、通常の配送期間を指定したときは、海外ショップで注文をしてから商品が届くまでには、およそ3週間~4週間かかることが普通です。一方、お急ぎ便などを使えば、どんな国からの商品であっても一週間前後で到着します。つまり、荷物が早く欲しいなら、高い配送料金を支払う必要があります。

通関手数料通関手数料とは、日本へ輸入するときに行われる「通関に関する手数料」です。一回、数百円とわずかではありますが、輸入する度に費用が発生します。(郵便は無料の場合が多い。)
関税・消費税関税と消費税は、輸入する商品や、商品価格などの複数の項目で納めるべきかが変わります。そのため、商品の合計額だけで正確な関税を計算はできません。ざっくりとした関税率であれば、商品価格に対して10%前後がをかけておけばいいです。もし、正確な情報を知りたいときは「簡易税率表」を参考にしてください。また「簡易税率計算ツール」も用意しています。

・何を購入したのか?
・どの国の商品なのか?

配送各社の輸入費用に関する対応

海外アマゾンでは、商品を購入するときに「商品代金+送料」が表示されています。ヨーロッパのアマゾンでは、これに加えて、日本側の関税や消費税を事前に徴収されることもあります。事前徴収された関税は、日本へ輸入されるときに、過不足を計算します。ただし、一般的には、商品代金+送料の合計額で決済して、日本側で別に関税や消費税を徴収されることが多いです。

個人輸入するときの費用の合計:商品価格+送料+関税+消費税
配送料金を安くするポイント:できるだけ配送期間を長くする

5.個人輸入の税金(輸入税/関税及び消費税)

個人輸入の関税は、次の2つの知識を基本とします。

  1. 関税の対象になる価格
  2. 関税率と減税・免税制度

1.課税対象の価格

ある商品が100円であり、税率が5%のときは、100円×0.05で計算ができます。この「100円」の部分を課税価格と言います。つまり、税率をかける対象の価格のことですね!個人輸入する場合は、海外の小売価格(ネットでの販売価格)に0.6をかけることになっています。仮に、海外のショップで10万円で販売されている物は、10万円×0.6=6万円。この6万円に対して税金がかかります。これが個人使用目的で輸入するときの最も大きなメリットです。

2.関税率と減税や免税

課税価格が決まったら、商品ごとに決められている関税率を掛けます。つまり….

課税価格×関税率=あなたが支払う関税額です。ただし、あなたが輸入する方法(入国時の携帯品または、海外通販なのか)によって、異なる関税率が適用されます。それが次の二つです。この輸入方法によっては、同じ価格の貨物を輸入する場合であっても、免税されたり、減税されたりする場合があります。

1.海外旅行者の携帯品に関する関税→海外旅行者の携帯品に関する関税率
2.海外通販に適用される関税→少額輸入貨物の簡易税率

2-1.海外旅行者の携帯品の免税範囲

手荷物として輸入するときは、海外市価で20万円までが免税です。下の表でいうと「その他」の部分に該当します。また、携帯品に関する輸入は、次の四つの注意点があります。もし、以下の免税範囲を超える場合は、携帯品の簡易税率に基づき課税されます。例:アルコール類であると、200円/L~600円/Lの関税、その他の物品であれば、一律15%

1.酒、たばこ、香水と、その他に分かれる。
2.「その他」は、商品の合計金額が20万円以下であること。
3.一つの商品の価格だけで20万円を超える場合、その全額が課税対象
4.一つの商品の価格が1万円以下であれば、基本的は免税対象

■携帯品免税の品目例
・酒類→3本(1本760ml)
・タバコ 紙巻/葉巻/その他→200本/50本/250g50本250g
・香水→2オンス(60g)
・その他→20万円以下

2-2.海外通販に適用される関税

海外通販にかかる関税率は「少額輸入貨物の簡易税率」または、一般税率を基準とします。この基準は、輸入の合計価格(0.6倍後の価格)が20万円を超えるのか?にあります。20万円以下は、簡易税率。20万円を超えるときは、申告納税方式により、あなた自身が通関手続き(自社通関)をするか、通関業者に依頼します。関連:簡易税率と一般税率の違い

1.20万円以下のときは、簡易税率
2.20万円を超えるときは、一般税率

■少額輸入貨物の簡易税率の品目例

・ワイン →70円/リットル
・焼酎→30円/リットル
・清酒→20%
・トマトソース、毛皮製品→15%
・コーヒー、お茶→15%
・衣類や付属品(ニットは除く)→10%
・プラスチック、ガラス、家具、おもちゃ→3%
・ゴム、紙製品、陶磁器製品→無税
・その他→5%

除外品例:米、ミルク製品、ハムなどの食肉品、たばこ、塩、旅行用具、ハンドバッグなどの革製品、ニット系衣類、履物など。

個人輸入ガイド

海外通販でかかる関税をざっくりと知りたい!
税関に対して関税の不服を伝える方法 再調査の請求
ヨーロッパから輸入するときの関税を削減する方法
個人輸入の関税を計算しよう!無料検索ツール
小口輸入の関税計算ツール(申告価格が20万円以下用)

6.個人輸入の通関の3パターン

それでは、最後に個人輸入の流れを三つのパターンに分けてご紹介していきます。

  1. 国際宅配便の輸入通関
  2. 一般貨物の輸入通関
  3. 郵便の通関

1.国際宅配便の輸入通関

国際宅配便とは、フェデックス、DHL、佐川、ヤマト運輸など、いわゆる小包を運ぶサービスです。しかし、同じ小包でも「郵便」の小包とは、取り扱い方法が全く違うため注意します。この違いは、後述する通関の流れに反映されているため注目しましょう。

    • 国際宅配便は、民間の運送業者が扱う小包
    • 郵便は、万国郵便連合の規定に基づく小包

海外ショップから、商品が国際宅配便業者で運ばれてきたときは、日本の国際宅配便会社の「保税倉庫」に一時保管されます。この一時保管をしながら、国際宅配事業者が税関に輸入申告をして許可を受けます。このとき、納税の必要があるときは、一旦、輸入者に代わり、支払います。輸入許可後、配送会社は、お届け先に荷物を届けます。このとき、荷物を渡すと同時に建て替えた代金を回収します。業者によっては、後日、請求書を発送する所もあります。

国際宅配便の輸入通関

2.一般貨物の輸入通関

コンテナでの配送。大型の商品など、いわゆる小包ではない一般貨物の場合は、輸入手続きが必要です。この場合、海外から届いた商品は、一旦、日本の保税地域に入ります。この状態のまま輸入者または、輸入者が手配した通関業者が日本の税関に輸入申告をします。税関からの輸入許可が下り次第、配送業者に貨物のピックアップしてもらい、荷物を受け取ります。この場合、輸入者は、通関業者に依頼せず、自社通関もできます。関連知識:フォワーダー

下の図だけを見ると、自社通関と通関業者による通関は同じだと感じます。しかし、実際に通関のすべてをご自身で行うことは、非常にハードルが高いです。少なくても「完全素人が自社通関をした全手順記事をご覧になり、すべて理解できるほどでないと厳しいです。

一般輸入通関2

3.郵便による輸入通関

上記でも述べた通り、小包といっても、郵便なのか?国際宅配なのか?で扱いが変わります。郵便は「万国郵便連合」により決められている仕組みです。日本の場合は、日本郵便が担当しています。そして、海外から届く郵便は、空港近くにある「国際郵便の保税地域」に運ばれます。この中に税関が常駐しており、日々、運ばれる様々な貨物のチェック及び課税処理をしています。

国際郵便の通関の流れ

国際宅配便は、国際宅配便に所属する通関士が税関に対して申告をして許可をもらう一方、郵便は、直接、税関職員が検査と課税をするのが特徴です。(海外通販のトラッキング画面を見ると「国際交換局に到着」等の表示がされる。)税関は、荷物の検査をした結果、次の4つの内、いずれかの判断を下します。

    1. 無税扱い
    2. 課税扱い
    3. 課税資料の提出を要求
    4. 20万円を超える貨物の手続きを通知

1.無税扱い

書類等のチェックの結果、特に課税すべき物がないときは、そのまま郵便局により国内配送されます。

2.課税処理

革製品などの有税品、免税枠を超えている商品など、課税するべき項目があるときは「課税の決定」をします。この場合、支払う税金額の合計により、次の3パターンの納税方法があります。

納めることになった税金の合計額納税方法
税金の合計額が1万円以下のとき郵便屋さんが「課税通知書」をもって配達先に届けます。このとき、配達員に納税をすることで貨物をひきとれます。つまり、郵便屋さんを通して、税関に納税したことになります。
税金の合計額が1万円以上、30万円以下のときすぐに納税できるときは、上記と同じく、配達と引き換えに納税できます。もし、支払いがすぐにできないときは、郵便局から課税通知書を郵送してもらい、お金の準備ができたら、荷物が保管されている郵便局に取りに行きます。窓口で課税通知書と現金を支払えば、荷物を引き取れます。
税金の合計額が1万円以上、30万円を超えるとき郵便局より納税通知書が送付されてきます。(荷物は届かない)お金の準備ができたら、荷物が保管されている郵便局に取りに行きます。そこで、納税をすれば、貨物を引き取れます。

なお、税関により決定された納税額に不満があるときは「再調査の請求」により、貨物の納税額が正しいのかをもう一度、調査してもらえます。

3.課税資料の提出を要求

税関が課税するべきかを判断する上で資料が少ないと判断したときは「外国から到着した郵便物の税関の手続のお知らせ」というハガキを輸入者に送付します。このハガキが届いたら、できるだけ早く、税関に対して説明資料を送付しましょう。

4.20万円を超える貨物は、申告納税方式

もし、輸入価格の合計が20万円を超えるときは「申告納税方式」となり、次のいずれかの選択をしなければなりません。ある程度の知識がある方は、1番の「自社通関」、簡単さが時間を節約したい方は、そのまま郵便や通関業者に任せます。どの方法で通関をしたとしても輸入書類を整える必要があります。また、自分以外が通関をする場合は、通関手数料や取り扱う手数料を支払う必要があります。

1.ご自身で通関手続きをする。
2.郵便にそのまま通関を依頼する。
3.取引している通関業者に通関を依頼する。

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英語は苦手!難しいことも苦手な人は、輸入代行をお勧めします。

個人輸入ガイド

ここまでの説明で何となく「個人輸入」のイメージは、できたと思います。記事に書いている内容を一つずつクリアしていけば、個人輸入は可能です。ただし、実際のところ、輸入の「輸」の字も知らない人がいきなり個人輸入するのは大変だし、リスクが高いと思います。そこでお勧めするのが「輸入代行業者」です。

  • 英語は大っ嫌い
  • 海外のサイトは何だか怖い
  • 海外にお金を支払って詐欺に遭わないか心配
  • とにかく面倒なことは嫌だ

このような方は、輸入代行業者が便利です。代行業者は、あなたの代わりになって、輸入したい商品の「注文から配送の手配」まで行ってくれます。

具体的には「輸入したい商品の名前」や「商品URLなど」を伝えるだけで、注文を含めた先の部分をすべて代行してくれます。

例えば「アメリカにある●●のバッグを輸入したい」と伝えます。伝え方は、様々です。商品名だけでも良いですし、どこかの販売サイトで掲載されているURLでもいいです。

依頼を受けた代行業者は、あなたの代わりに商品の発注をします。業者が代わりに注文をするため、英語アレルギーを持っている人には、便利です。日本に荷物が届いたら、税関手続き等は自動的に行われて、自宅へ商品が届けられます。もし、日本に商品を輸入するときに関税等が発生したときは、荷物を配達してくれた人に支払います。まとめると、次のようになります。

  1. 代行業者へ「●●を輸入したい」と伝える。
  2. 業者から見積もりをもらう&利用料金の支払い
  3. 業者が外国ショップに注文する。宛先は、あなたが指定する住所
  4. 日本に荷物が到着する。自動的に輸入手続きが行われる。
  5. 自宅に荷物が届く。商品に関税が発生していたときは、配達員に支払う
  6. 輸入完了

輸入代行とは?

まとめ

  • 個人目的と商売目的の輸入は、輸入後に使える用途が大きく違う。
  • 個人目的で輸入した物は、人にあげる。売るなどはできない。
  • 輸入総額は20万円以下に抑えると、何かと便利
  • 0.6掛けルールや一万円以下免税ルールがあります。
  • 商品によっては、高い関税率が課されます。特に革関係製品は、要注意
  • 海外ネットショップでの輸入と、帰国するときに持ち込む輸入は別物
  • 関税や消費税は、荷物の受け取り時に支払う。
  • 初心者の方は、まずは輸入代行の活用が安全!
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