「初めて東南アジアに行くなら、どこがいい?」この質問を受けたら、間違いなくタイのバンコクをお勧めします。何と言いましょうか…日本の街にはない「活気」があります。活気とは「明日の発展を夢見る雰囲気?」とも言えます。とにかく、東京、大阪にはない物がタイのバンコクにはあります。
そんなバンコクには、中国をはじめとした世界各国から様々な商品が集まります。当然、それら商品を扱う業者がいます。また、これらの業者が一つの地域に集まり「市場」を形成します。そして、この市場に、世界中のバイヤーまたは、一般消費者が集まります。こ流れで誕生したのが以下の3つの卸売り市場です。
- チャットチャック市場
- ボーベー市場
- サンペン市場
この記事では、三つの卸売り市場に関する情報をお届けします。特に、日本で販売するために、タイで商品を購入したい方には、おすすめの情報です。
タイの三大卸売り市場とは?
タイのバンコクには、さまざまな市場があります。市場には、場所ごとに特色があり、色々と見て回ると楽しいです。
例えば、ある市場では、骨董品だけ~、植物(サボテンなど)だけ~、アパレルと宝石だけ~、宝石の原石だけ~などです。今回、ご紹介する市場は、商売目的(卸売り販売前提)に最適です。ある程度の量を購入すれば、商品の単価をぐっと下げられます。=主に業者向けの販売です。
三大市場の位置関係
まずは、三大市場の位置関係を確認しておきましょう。下の図は、3つの市場をグーグルマップ上に表示しています。ご覧になるとわかる通り、チャットチャックだけがぽつんと離れています。
それでは、各市場の特徴、場所、行き方、時間帯などを順番にご紹介していきます。
1.Chatuchak(チャトゥチャック・ウィークエンド・マーケット)
ウィークエンドという名前で勘違いする方も多いですが、ここは、ウィークエンドに行ってはならない場所です。ウィークエンド(土日)は、主に素人向けの販売です。プロ向け(卸売り)は、毎週、金曜日の18時以降に行われています。
チャトゥチャック市場の行き方
- BTS: (N8) Mo Chit Station (Sukhumvit Line)1番出口
- MRT:Kampang Phet
- バス:カオサンからは、524番のバスまたは、3番のバス。
オープン日 | ・植物セクション:水曜日・木曜日AM7時~PM6:00 ・卸売りのみ:金曜日・PM6時~PM12時←卸購入したい人はお勧め ・全市場(卸売り・小売り):土曜日と日曜日 AM9時~PM6時 |
主な製品 | ガーデニング用品、キャンドル、シルクストール、シルバージュエリー、宝石、ファッション、フルーツペット用品、衣料品、革製品、靴、骨董品、磁器、植物、食品、石装飾品、家具、日用雑貨、宝飾品、民芸品、木製工芸品、腕時計など |
両替情報 | チャトゥチャック市場の近く、MRTチャトゥチャック市場パークのメトロモール内にスーパーリッチがある。 |
場内の様子
場内の配置
チャットチャックの配置は、次の通りです。>>場内案内図の拡大写真
セクション | 主な販売品目 |
1、29 | アンティーク、アクセサリ、伝統工芸品、本 |
2~4 | 流行のファッション&アクセサリ |
5~6 | 古着 |
7 | 絵画 |
8 | スパ系 |
9~11 | ハンドクラフト、造花 |
12、14/21~24 | アクセサリ、シューズ |
13 | ポストカード、ペットコーナー |
15、19、20 | テーブルウェア、陶器、シルバー |
16、17、18 | 服、ハイキング用品、革製品 |
25 | シルク関連 |
26 | アンティーク、フォトフレーム |
27~28 | ハンドクラフト、本 |
30 | 雑貨 |
その他のポイント
- 15000店ほど、合計26のセクション有り
- 週末は20万人が訪れる。
- オシャレな服は、セクション1~4(女性向けはココ!)
- 古着は5・6を狙う。
- 注意事項:サイテス関連品に注意(ワシントン条約)
- 市場内に国際配送を請け負う業者あり。例:5ドル/KG
- 卸売りと小売りの両方があり
- トイレは、チャトチャック内は5バーツ。市場奥にある新しいモールは無料
- 丁寧に確認すると一週間以上かかる。
- 同じアイテムを3つ以上購入すると値引きしやすい
- BTSのフリーパス券があると便利
- Chatuchakガイドアプリをダウンロードすると便利です。
関連記事:チャトゥチャックガイド(アプリ)の使い方 これで迷わない!
2.Bobe Market(ボーベー市場)
場所 | ボーベータワーを中心として赤枠で囲われているエリア全域 |
時間帯 | AM6:00~AM8:00頃からpm4:00~5:00迄。13:00を過ぎると片付け始める。昼と夜は、売主がバトンタッチする! |
主な製品 | アパレル中心の市場、赤ちゃん用品、子供服、メンズ、ジーンズ、帽子、コート、tシャツなど。特に子供服の種類が豊富です。 |
ボーベー市場の行き方
鉄道 | ・BTS National studiumから徒歩30分(2.1km) ・Yommaraj rairway stationから徒歩9分(750m) |
バス | 53番ライン:「ป้ายรถประจำทาง ตลาดโบ้เบ้ 1」で下車 |
船 | ボーベーマーケットの船着き場あります。 |
船でボーベーマーケットに行く方法
例えば、プラチナムマーケットなどと合わせていく場合は、BTSチットロム駅を下車した後、次のように進みます。
下に降りることなく、そのまま進めます。右側に以下の建物が出てきたら右方向に進みます。そのままモールの中を突き進むようなイメージです。(詳しくは動画)
モールから出た後、道路を歩いていくと、下の橋が見えてきます。ここがボーベー市場に行ける船の乗り場の一つです。(他にも多数あり)チットロム方向から歩いてくると、赤→方向がボーベー市場です。
乗船料は9バーツです。乗船後、席に座っていると、かかりの人が回収にする形です(切符などはなし)10バーツを用意した方が良いです。時間は、10分から15分少々です。また、水が非常に汚いため、水しぶきがかからないように内側に座ったり、ビニールの壁を持ち上げるのがおススメです。
チットロム駅からの徒歩経路(約10分~15分)
船を下車すると、目の前がボーベー市場です。
ボーベー市場には、激安のアパレル品が所せましと並んでいます。
帰りも同じ所から乗れば、プラチナム方面(チットロム方面)に帰れます。
乗船料金の詳細は、次の通りです。
その他のポイント
- 夜間には他の売り手が継承され、別の日の夜明けまで売られます。
- 特に子供用商品の卸売り業者が多い。
- 巨大なので1日以上の滞在日数が必要
- 参考価格:男性用製品 100バーツ~200バーツ/枚
- 値下げのコツ、同じ商品を少なくても3枚~6枚以上購入する
- Bobae Marketの真ん中にあるプリンスパレスホテルがポイント
3.Sampheng Market(サンペン市場)
生地、手芸品等がとにかく安く販売されています。全長約1キロの小道に、お店がびっしりと並んでいます。
場所 | Yaowarat rd界隈 |
鉄道 | MRT:Hua Lamphong(ファランポーン)からタクシーで5分。徒歩で20分ほど バス:1、4、7、21、25 |
時間帯 | AM3時~夕方(遅くても午前9時までに行くこと) |
主な製品 | アパレル、アクセサリ、シューズ、文房具、バッグ、ハウス用品、DIY、キャンドル、石鹸の花、おもちゃ、化粧品、子供用品、コットン(生地関連品)、コスチュームなど |
その他 | 購入は6個または12個単位が原則。ただし、単品価格が200バーツを超えるものであれば、単品購入できる可能性があり!アクセサリー関連品は、100バーツほどで販売されています。 |
基幹記事:貿易会社の設立ガイド、タイと貿易の始め方!
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