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タイ(バンコク)の革製品市場 ワニ革工場の場所も紹介!



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革製品といえば、イタリア!? しかし、実はタイにも負けずと劣らないレザー製品(クロコダイル、エイ、パイソンなど)があります! フリマアプリなどで販売されているゴツイ革財布は、ほとんどがタイ製品です。そこで、この記事では、タイから革の輸入を検討している方に向けて、お店(クロコダイルファーム等)、日本側の関税、ワシントン条約などをご紹介していきます。

関連:タイでの革財布の仕入れ、失敗しないためのコツは?

タイの革製品(ワニ革)輸入ビジネス

タイの革製品は、日本でも人気

タイには、ワニやエイ、パイソン、牛革などがあります。小銭入れ、財布、バッグ、キーケースなど様々です。オーダーすれば、ブーツや革ジャンを製作してくれるお店もあります。まずは、日本にタイの革製品を輸入するときのポイントを4つほど、ご紹介していきます。

  1. 輸入規制
  2. 輸入関税
  3. 人気の革⇒エイ
  4. 人気の革⇒クロコダイル

1.輸入規制(レギュレーション)

革製品は、野生動物を保護する法律「ワシントン条約」と深く関係しています。まずは、輸入予定の革製品がこの法律から外れることが条件です。規制は、何の動物の革なのか?、人工物? 自然物か?などによって決まります。税関は「何の革でできているのか?」を確認するため「学名」で答えられるようにします。また、ワシントン条約は「野生種のみを規制対象にしているため、養殖等のワニ等は、規制から外れることも大きなポイントです。

逆にいうと、税関からはワシントン条約の規制物でないことを証明する書類を求められる可能性があります。このあたりは、革製品を仕入れるときに確認するべきポイントです。もし、この証明ができないときは、税関に没収される可能性があるため、十分注意しましょう。ちなみに、税関は、没収をしても何ら補償をしません。「輸入者の責任」の一言で終わりです。

  • 学名で何という動物なのか?
  • それは養殖物であるのか?

タイ側では、誰でも簡単に革製品を買えます。しかし、それを日本側に輸入できるのか?は、別のお話です。必ずタイ側と日本側の両方に詳しい専門業者に相談をするようにしましょう!弊社のパートナーである「NIPPON47」では、このような細かい交渉を含めて対応ができます。ぜひ、ご検討下さい。

海外旅行のお土産を税関に申告 ワシントン条約の特例とは?(ビジネス目的は不可)

2.輸入関税

また、忘れてはならないのは、日本側の関税です。基本的に日本に革関連品を輸入するときは、高い関税がかかります。

例えば、「革の財布」は、HSコードが420231.100。なんと関税率は、16%にも及びます。仮に10,000円のを革財布を仕入れたら1600円(関税)+1160円(消費税)が発生します。(計算を簡単にするため、送料等は除く)ただし、日本とタイとの間には、日タイEPA又は、日アセアンEPAがあるため、これを活用すれば、関税はゼロです。つまり、上記の10000円の革財布なら、1000円(10000×0.1)の消費税のみを支払えばいいです。

革靴の関税の決め手とは!?

いかがでしょうか? 日タイEPAの活用は非常に重要です。このあたりのことも必ず専門業者に相談されることをお勧めします。

3.人気の革 エイ

エイは海の宝石とも呼ばれ、質のいい革としてタイで重宝されています。光沢感があり、がっちりと硬いのが特長です。汚れにも強く、耐久性もあります。財布やベルトにこの革製品が多いのが目につきます。スターマークと言われる菱形のような白いマークを真ん中にあしらっている製品が多く、一目見ればわかります。本来、表面はザラザラしていますが、磨き上げて光沢とつるつるした触りが出ています。

4.人気の革 ワニ(クロコダイル)

タイはクロコダイルとアリーゲーターやカイマンの養殖が盛んです。高級革製品の頂点に立つクロコダイルの最大の魅力は、うろこ模様と艶の美しさ。そして、希少性です。ワニは硬い革をイメージしがちですが、手に馴染む柔らかさも特長です。よく見ると、うろこ模様はバラバラになっています。

バンコクの市場には、クロコダイルに似せたワニ革の製品が多く売られています。特長は、うろこが均一でゴツゴツしています。これは、クロコダイルの代わりによく使われるカイマンであるためご注意ください。カイマンの革製品なのにクロコダイルと言ったりします。買い付ける際は、見て触って念入りにチェックしてください。

タイ(バンコク*)周辺の革製品市場

それでは、バンコク周辺(一部例外あり)にある市場をご紹介していきます!

  1. Sriracha Crocodile Farm
  2. チャトチャック市場
  3. Lat Ya Road周辺
  4. kanthimashop
  5. パラディウムセンター B1F
  6. Tony Custom Made
  7. ラブラドール「Labrador」
  8. Stingry Shop
  9. Bangkok Bootery
  10. Leather Factory Outlet
  11. オンラインショップで仕入れたい方
  12. パッタヤにある革製品専門店

1.タイのワニ革工場(クロコダイル)・Sriracha Crocodile Farm

タイのワニ革工場で有名な「Sriracha Crocodile Farm」です。ワニの養殖場、縫製工場、販売店がある巨大なワニ革市場です。この工場に依頼をすれば、ある一定の単位からODM等の依頼ができ、ご自身のオリジナル製品の開発もできます。言葉の問題でサポートが必要な方は、仕入れの交渉、配送手配など、すべて「NIPPON47」で対応ができます。

なお、こちらのワニ革工場は、ワニを「養殖」しているため、絶滅危惧種を保存するための法律「ワシントン条約」にも該当しないです。ただし、養殖であることを証明する書類を求められる可能性があります。

Sriracha Crocodile Farm

Tel.038-338101 Fax.038-338106
セール&サポートメールjampasa2@gmail.com
ITサポートメールit.manager@scfp.co.th

2.チャトチャック市場

ワニ専門店

ワニの革を飾ったお店がメイン通りにあります。目立つのですぐにわかります。財布やバッグなどの革製品は、どれもごついです。多分、カイマンの革です。クロコダイルの高級品はありません。どれもそんなに高くないので、お土産に良いかと。その他、soi10の入口付近やsoi14にもあります。また、中古の革ジャンを扱っているお店がsoi6にあります。

今回は、時間の都合上、チャトチャックの一部しか周れませんでしたが、革関連のお店は市場内に点在しています。下の赤枠部分に多数の革ショップがあります。

例:革ベルト、革財布、革バッグ、関連アクセサリーなど。(参考価格:革の財布 2000バーツ~

チャットチャックの配置は、次の通りです。>>場内案内図の拡大写真

タイの古着を輸入しよう!有名な市場はチャトチャック

3.Lat Ya Road周辺

Lat Ya Road周辺の革

近くには、巨大なトラフィックサークルがある。

Lat Ya Road周辺の革

行き方:BTS・ウォンウェイヤイ(Wongwian Yai)から徒歩10分ほど

4.kanthimashop

チャトチャック市場の近くにあるショッピングモールです。お店は、ゾーンBの100になります。いろんな革の財布、バッグなどを取り揃えています。自社工場を持っているので、オーダーメイドも可能。エイ革の長財布で1個1,800B。エイ革に限らず、どれも10個以上購入すれば割引してくれます。タイの基本的なお店の売り方です。

*BTSモチット駅下車。チャトチャックモール B-100 Muubaan ZONE – B, Soi 3

https://www.facebook.com/kanthimashop

5.パラディウムセンター B1F

天然石でも紹介した場所ですが、ここにもいくつか革製品のお店があります。クロコダイルの高級品から、チープな革製品までいろいろです。オーダーメイドも可能。月‐土までオープンしているお店が多いので、まずはここから探すのが良いでしょう。

「タイ」天然石を仕入れられる市場 ヒスイ、タイガーアイ

6.Tony Custom Made

Tony Custom Made

革靴や革ジャンなどのオーダーで有名なお店です。オーナーはこの道30年以上のベテラン。店内には財布やバッグ、革靴、ジャケットなどが飾られています。メンズの靴一足の価格は、4,000B前後。1‐2日で完成。欧米人の客が中心で、リピーターも多いです。革のことならなんでも気軽に相談してみてください。

*BTSナナ駅下車。4番出口を降りる。スクンビットsoi8とsoi10の間。

https://www.tonyboot.com

7.ラブラドール「Labrador」

センスの良い牛革の商品がたくさんあります。百貨店にあるので、ディスカウントは出来ませんが、これがなかなか安い。タイ国内で賞を獲得したブランドです。ペンケースから名刺ケース、二つ折りの財布、パソコン用バッグなど、シンプルなデザインながらも奥深さを感じさせます。バンコク市内と東京にいくつかお店があります。

*アソーク駅下車。ターミナル21 3Fフロア

http://www.labradorfactory.net

8.Stingry Shop

中華街「チャイナタウン」の近く、サンペン市場にあるお店です。エイ革とワニ革の財布やベルトなどを扱っています。お店は古めかしく、透明のビニール袋にくるまれ籠に入れられた商品を見ると“本当に本物?”と疑ってしまいがちですが、本物の革です。質は今ひとつですが、種類が豊富なので掘り出し物が見つかるかもしれません。

*中華街にあるグランドチャイナ・ホテルが目印です。そこから徒歩で行けます。

9.Bangkok Bootery

MBKセンター内

住所:Room 1D-12 ground floor, MBK-Center Jewelery Center Phaya Thai Road Wang Mai, Pathum Wan District, Bangkok 10330 タイ

10.Leather Factory Outlet

2/305 Thung Song Hong, Lak Si, Bangkok 10210 タイ

11.オンラインショップで仕入れたい方

Thai Oriental Leather

Thai han

12.パッタヤにある革製品専門店

Toscano Leather&Fur

住所:171/4 Naklua 25 Alley, Pattaya City, Bang Lamung District, Chon Buri 20150 タイ

革製品(クロコダイル製品含む)のODM工場

革製品を仕入れるときの注意点

革製品を買い付ける際の注意点があります。

  1. フェイクレザー
  2. 安物買いの銭失い
  3. チャトチャック市場等は高級店と比べて品質が落ちる。

1.フェイクレザー

質のいい革を触ったことがない方が、よくフェイク品をつかまされます。それが合成皮革です。ビニールやプラスチック素材に似ています。見た目は革ですが、表面がソフトで本物と比べると質感が全く異なります。革の質感を人工的に作っているので、本革のように品質に差がでません。レザー財布200Bなどの安いお店は、100%フェイクレザーです。

2.安いモノは疑う

パイソンや牛革の財布によくあるケースです。外側だけ本物の革を使い、中身は布や合成皮革で仕上げているものが結構あります。そういうお店は通常よりも安く、デザインもよくありません。縫製もかなり雑です。“これ、レザー?”と言えば“レザーです”と必ず嘘をつくのでご注意ください。

革製品の輸入には、CITESを必要とするものがあり“大変そう”な印象を持たれがちです。しかし、輸入するのに手間とコストがかかる商品は、ライバルは少ないとも考えられます。特にクロコダイルの革製品は、日本でも人気があるだけにチャンスです。タイへ来て、仕入れルートを見つけてください。

3.高級店に比べて、市場の革製品は質が落ちる

チャトチャック市場や専門店、百貨店で売られている革製品の質は同じか?と言うと全く違います。革にはグレードがあります。百貨店や専門店で売られているワニ革の質はAとBです。チャトチャック市場や露天などで売られている革は、CやDです。見比べると質の違いがわかります。確かに百貨店などの製品は、光沢がありなめらかな感じです。縫製もしっかりしています。

一方、市場の製品は外側だけに革を使い、中身がナイロンでペラペラになっているものが多くあります。縫製も雑です。“これはA級の革だ”とお店の人に言われても、外側だけではなく中身と縫製をしっかり確認することが大切です。

参考動画

 

革製品の国際輸送の見積もり依頼は、こちらへ!

 

まとめ

  • タイの革製品は、いろんな種類があり、いろんな場所で売られている。
  • クロコダイルの革製品は高価だが、それに似せたワニ革があるのでご注意を。
  • ワニ革製品を輸入するには、CITESが必要。業務用と観光用がある。
  • 革に似せた合成皮革の製品は安く、縫製も雑なものが多い。よく確かめよう。
  • 革製品の買い付けには手間とコストがかかるが、チャンスは大いにある。

貿易会社の設立ガイド

タイから仕入れて販売するまでの手順

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