タイ仕入れの失敗 第二弾、売れないパターンを紹介!

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この記事では、タイの商品を輸入(仕入れ)し、販売したときの様々な失敗談をご紹介しています。

タイ貿易の仕入れ失敗談

今回は、いろんな失敗篇です。

ネットで売れている同じモノを買っても、売れるとは限らない。

タイで買い付ける前に、ネットでどんな商品が売れているかを調べると思います。Tシャツや革製品を中心に、タイの商品は結構出回っています。その中で革財布が売れていたら、同じモノを買いたくなるでしょう。実際、私もネットで売れているモノを買ったら、それなりに売れました。しかし、しばらくすると売れ方が鈍ってきました。ライバルが増えたのです。

見ると同じ商品が随分増えていて、出品者によって価格はバラバラ。利益を度外視して売っている人もおり、その人に入札が集中するケースが目立ちました。そうすると価格崩れを引き起こし、もはやこれまでの価格では売れません。

泣く泣く価格を下げましたが、以前の勢いは完全になく撤退しました。売れている商品を買うときは、ライバルの数と売買価格を検討することがかなり重要です。これを見落とすと赤字覚悟で売ることにもなりかねます。

ナラヤのリボンバッグは、タイを訪れた日本人に大人気だった。

ネットでよく見かけるタイの商品にナラヤのバッグがあります。愛らしいリボンが特徴のキルト製品で、質の割には安価。使い勝手もよく、商品バリエーションも豊富です。

ナラヤの歴史は意外と古く1989年に誕生しました。タイ国内外に約30店舗、日本にも進出しています。90年代に日本のCAさんがナラヤのリボンバッグを使用していたことが話題になり、一気に日本でブレイク。バンコクのナラヤには大勢の日本人観光客が訪れ、“タイのお土産と言えばナラヤ”が一般化しました。

その後ネットにナラヤの商品が登場し始め、出品すればすぐに売れる状態が続きました。そこで私もナラヤ商品に参入。売れに売れましたが、しばらくしてから一気に下降。ライバルが急激に増え、ディスカウント競争に巻き込まれ撤退しました。

日本では、ナラヤのバッグはもはや新鮮味がない?!

ナラヤの商品の注文は、現在はほとんどありません。昔はかなりありましたが、ここ5年で急速に減っています。ネット内にはナラヤの商品があふれており、このような状態で新規参入しようとする人はあまりいないでしょう。売れているバッグはオーソドックスな黒や紺、他にストライプものです。ライバルが多いので、昔に比べて利益率が低いのが見てわかります。

ただしナラヤは商品の種類が豊富なので、人とは違ういろんな種類を揃えればまだ勝機はあるかもしれません。現在、バンコクのナラヤでは日本人観光客をほとんど見かけません。9割方が中国人観光客です。皆、大きなナラヤのビニール袋を両腕に抱えています。

民族衣装は、実際に着用しないとわからない。

チャトチャック市場には、いわゆるエスニック・コーナーがあります。タイの少数民族の手織りの布や衣料品などが集まっており、初めてこの市場へ来たお客さんを必ず案内しています。まさにタイにしかない商品を見て、お客さんがどんな反応を示すのかに興味があります。

色鮮やかな商品を見て“これ、買います!”という方はそれなりにいます。民族衣装にはまり、HPを立ち上げた方もいます。オークションで売るよりも、実店舗とHPで売買している方が成功しているようです。商品的にも店舗販売に向いているのでしょう。

逆に“ちょっとこの商品は…”というお客さんはいます。好きな分野ではなく、かつ売るのが難しいのでしょう。私も一度ネットで売ったことはありますが、かなり食いつきは悪かったです。今でも買い付けに来るのは、店舗とHPを持っている方だけです。あるお客さんは、こう指摘されました。

「民族衣装はネットでは売れません。実際に着用しないと、感じがつかめません」

エスニック商品の成功のコツは、試着できる環境を持つこと!?になるのでしょうか。

デザインの良くない古着の100円Tシャツは売れない!

チャトチャック市場の古着コーナーには、1枚100円程のTシャツが多くあります。“デザインが、今いち良くないんだよな”と実感するTシャツです。それでも価格の安さに大量に買い付けるお客さんがいます。他にも1枚300円や500円程でデザインのいいTシャツはいくらでもあるのですが、それを見向きもせずに100円Tシャツのみ。そのとき私は“これは売るには厳しいかもしれない”と思っていたのですが、予感は当たりました。

希望価格では全く売れなかったそうです。1枚100円前後でなんとかさばけたようでした。Tシャツの買い付けの秘訣は、安さよりもデザインです。特に古着ならなおさらです。ネットで売れている古着Tシャツは、デザインがいいものばかりです。100円Tシャツは寝間着にしかなりません。

デザインで売れ筋が変わるトートバッグ。

バンコクにはお洒落カフェのDEAN&DELUCAが何店舗かあり、そこでトートバッグが売っています。バッグには「BANGKOK」の文字が入っている限定モノです。店舗によって色やデザインが多少異なりますが、買い付けするには種類が豊富なのがうれしいです。価格は約700B-800B程。このトートバッグを知らない人には、700Bは高額でしょう。Aさんは試しに買って見ました。デザインが良かったのかもしれませんが10個完売です。

その後に追加注文がありました。一方、価格の高さに最後まで悩んでいたBさんは買うのを断念。デザインを気に入ってましたが、このバッグの存在を全く知らなかったようです。そのときは、新作と人気のデザインが再入荷していたのですが、仕方ありません。

その後、Aさんに新作のことを伝えるとすごく乗る気に。各店舗でかなりの数量を買い付け送りました。一ヶ月程して完売の連絡が入りました。自分の知らない商品で、かつ価格が高ければ手は出にくいでしょう。しかし、試して見る勇気もときには必要です。商品を見て“いける!”と勘が働くときがあります。これは、買わずに失敗するケースだと言えます。

いくら割安でも、船便での発送はおすすめしません。

ときには、発送で失敗することがあります。沖縄に店舗を持つお客さんには、定期的にDHLで発送していました。DHLの送料は他社に比べて割高ですが、自社機を持っているので届く日数は一番早いです。その日の夕方に発送すると、翌日の深夜に香港着。

早朝には日本の関空に到着しています。そこから検査を経て、当日の夕方に沖縄の営業所へ発送。翌日の夕方にはお客さんに届きますそのときは、約1ヶ月半後に多くの修学旅行生が沖縄に訪れる予定で、それに合わせてTシャツなどかなりの注文が入りました。

時間に余裕があるので、今回は郵便局の船便で送ってください

タイから日本への船便の場合、到着に約1ヶ月かかりますが、DHLよりもはるかに送料を抑えられるのは魅力です。以前に2度程船便で送っており、1ヶ月かからない位で到着。しかし今回は1ヶ月近く経っても到着しませんでした。郵便局のHPで追跡すると「国際交換局から発送」と表示されたままです。

昨日、中国の港で荷下ろし。明日19:00に日本へ出発。あと10日程で到着予定。

こんな親切な表示は出ません。航空便でも同じで、日本に到着する迄「国際交換局から発送」のままです。到着すると「到着」の表示に変わります。この頃になると、1ヶ月以上はかかるなと思っていました。結果、2ヶ月以上かかり到着。修学旅行生に売れるはずの商品は、ほとんど陽の目を見ずに終わりました。船便ではこういうケースがたまにあるので、時間に余裕があっても航空便で発送しましょう。到着が遅れて、売れる商品が売れないのはあまりにも痛すぎます。

まとめ

  • ネットで売れている商品を買う際は、ライバルと売買価格を必ずチェック。
  • 定番のナラヤのバッグ、人とは違う種類を増やせばまだ勝機はあるか?
  • ネットでは売れにくい商品もある。民族衣装は、試着しないと感じがつかめない。
  • 自分の知らない商品を買うには勇気がいる。ときには、高額でも買う勇気が必要。
  • 船便は航空便よりも送料を抑えられるが、大幅に到着が遅れるケースもある。
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この記事の執筆者
HUNADE

貿易サイト「HUNADE」の代表。通関業者で勤務した経験をもとにして「もっと貿易を身近に。」をミッションに活動中!難しい貿易をできるだけわかりやすく解説し、貿易の一助になることが目標。基本的には、東海地方に住みながら国内各地、海外などでも活動し、できるだけ柔軟な発想を維持できるように努力しています!

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