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タイ/バンコクでシルバーアクセサリーを仕入れる!



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タイ/バンコクでシルバーアクセサリーを検討している。中国が有名らしい。しかし、量を買わないと安くならないと聞く。サンプルとして少量欲しいのだが...。他に、どこかないか?それなら、タイへお越しください。

買うなら、断然、タイ。安価で、シルバーの種類も豊富

タイのシルバーは、日本でも有名です

タイと言えばアパレルですが、同じくらいシルバー製品も有名です。日本で売られているシルバーの中には、タイ製のモノが多くあります。中国と違って、タイでは少量でもオリジナルオーダーを引き受けてくれるお店が結構あるので、その利便性でも人気を博しています。

シルバーを扱うお店はバンコク市内に多く、商品の種類も豊富です。そのため、購入の際にデザインで悩むことがあるかと思います。シルバーに関して言えば、自分のセンスもそうですが、日本人が好みそうなデザインを選ぶことが大切です。初心者には難しいかと思いますが、買い付ける前にネットなどで売れ筋を研究するのが良いでしょう。

正規の925以外に、偽物もあるので注意を

本来、シルバーは純銀の証である「シルバー925」素材で製造されています。925という数字は、銀の含有率(純度)で、92.5%の銀が含まれていることを表しています。残りの7.5%は銅などを混ぜて合金にしています。シルバーを扱った当初は“なぜ100%ではないのか?”と疑問でした。銀は他の金属に比べて柔らかいので、強度をつけるために他の物質を混ぜていることがわかりました。

92.5%以上のシルバー製品は、世界的にも純銀商品として認可されているので、925の刻印が打たれているのはそのためでもあります。タイのシルバー製品の多くは925素材で製造されていますが、屋台には925の刻印がなかったり、シルバーを真似た偽物が結構あります。屋台では買わずに、必ず正規店で購入してください

シルバーの価格の決まり方

タイでは商品1個の価格は高いですが、ある程度の数量を買えば安くなります。シルバーも似たような感じです。

シルバーの場合、商品によって重量とデザインが違うので価格も変わってきます。ピアスなどの軽いモノは安価ですが、ゴツゴツしたブレスレットは重量もあるので高価になります。きめ細かなデザインのリングが気に入り、価格を聞いたら“4,000B”と言われ驚いたことがあります。リングはさほど重くもないのにこの価格ですから、1枚100B程のTシャツと違いシルバーの買い付けは専門知識がないと難しいです。

買ったはいいが、売れなかったら目も当てられません。また、ほとんどのお店では基本的に小売りはしません。ピアスだったら10個以上から、総額3,000Bとか、お店によって縛りがあります。4,000Bのブレスレットなら1個でも売ってくれますが、これを10個買うから1個1,000Bに、とはなりません。良くて1個3,500B位でしょう。お得意様になれば、おのずといい価格で買えるようになるかと思います。

どんなシルバー製品が売られているか?

シルバー製品はピアスをはじめ、リング、ブレスレット、ペンダントやネックレスなど豊富です。お店によって扱う商品や価格、質は違います。これは結構大事なことですが、日本人がよく買い付けに来ているお店は、日本人が好みそうな商品を取り揃えています。

例えば、A店のシルバーは高いけどデザインと質がいい。B店のシルバーは安いが、汚れていてチープなモノばかり。B店のシルバーを買っても、決して売れないでしょう。また、シルバーはデザインで決まる!と、あるお客様が言っておりました。

「クロムハーツ風のブレスレットが売れるから、種類を増やすためにリングやペンダントも同じようなデザインのモノを買う」しかし、売れない。それで気づいた。このデザインで、ブレスレットだから売れるのだと。なるほど、と思いました。この辺の感覚は、売って失敗しないとわからないでしょう。

タイなら、少量でもオリジナルオーダーが可能

アパレルと同じように、シルバーもオリジナルオーダーが可能です。Tシャツなら同種類50‐100枚がベースですが、シルバーの場合10個位でも引き受けてくれるお店もあります。中国だとそうはいきませんが、少量でもオーダーが可能なのはタイの強みです。オーダーをする場合は希望のデザインや重量、価格などを相談しますが、特に難しいことはないでしょう。

流行っているお店は日本人からオーダーを受注していますし、日本のシルバーの雑誌を見せて“こんなデザインが希望でしょ?”と逆に問いかけてきます。しかし、オーダーの際に注意があります。サンプルを1個作ってもらいましょう。そうでないと、タイ人は何も言わずに製作します。出来上がった段階で“希望と違うなあ”と言っても、彼らは失敗を認めません。これはTシャツなんかもそうですが、オリジナルオーダーをする際はサンプルを1枚作ってもらい、仕上がりを確かめることです。タイでは、これが基本です。

クロムハーツなどの偽物が多い

タイには、有名ブランドの偽物やシルバー自体が偽物も出回っています。屋台でよくあるのですが“これはシルバー925だ”と言われても信用しないでください。925の刻印があり本物のように見えますが、この手の商品はあまりにも価格が安いのです。“今日は、特別にサービスだ。1個100Bでいいよ”と言われたら、手にとり確かめましょう。シルバーに精通した人が見れば一目で偽物とわかりますが、初心者は中々わからないでしょう。

一方、有名ブランド、クロムハーツの偽物を作っていたタイの工場が摘発されました。また、お店によっては、クロムハーツの偽物が堂々と売っています。クロムハーツは、現在アジアに製造を委託していません。あるお客さんの情報によると、偽物のクロムハーツが日本のサイトで結構売られているとのこと。購入の際は、ぜひ、気をつけてください。

独特のデザインで人気を誇るカレン族のシルバー

カレン族のシルバー製品は人気があります。彼らはタイ北部の山岳地に居住し、自然と共生しています。彼らの製品には、身近に暮らす動物や植物、生活道具などをデザインしたものが多く、自然崇拝を意味したさまざまなモチーフが刻印されています。日本でも大ブームになり、カレン族のシルバーを探し歩いたことがあります。お客さんから“このデザインではなく、魚が欲しい”とか“渦巻模様のピアスで長いモノ”などあれこれ言われました。

カレン族のシルバーデザインは数百種類と豊富なので、バイヤーからすれば探す楽しみよりも見つけるのに苦労します。カレン族の独特のデザインにはまる人は結構多いです。

ここで、シルバーが買える

カオサンロード

カオサン通り シルバー (12)

世界のバックパッカーの聖地ですが、シルバーでも有名な場所です。パラディウムのようにショッピングモール内にあるのではなく、路面にお店が点在しています。

カオサン通り シルバー (12)

 

パラディウムセンターB1F

天然石と革製品で紹介した場所です。シルバー店も多くあるので、まずはここから探すのが良いでしょう。日本人客ご用達の場所です。気さくな感じのお店から、どっしりした店構えの高級店などいろいろあります。詳細リンク:パラディウムセンター

チャトチャック市場

何店かありますが、お店の場所はバラバラです。その中に、カレン族のシルバーを扱うお店があります。何度かパーツのみを買い付けに行きました。ジュエリーコーナーのあるセクション24周辺だったように記憶しています。パーツが欲しい人には、うってつけのお店です。詳細:チャトチャック

チャルンクルン通り

別名「ニューロード」と呼ばれるこの通りに、シルバーやアクセサリー、天然石などを扱うお店が点在しています。バンコクの昔ながらの雰囲気が漂う下町です。散策を兼ねて訪れてみてください。

MBK

観光客ご用達のタイの老舗百貨店です。4Fのスマホ店は有名ですが、シルバーを扱うお店も結構あります。クロムハーツもどきが売られています。ここは問屋ではなく、一般のお店です。ふっかけてきますので、交渉が必要になります。

言葉は悪いですが、シルバー製品は撮影技術である程度ごまかしが効きます。ネットで見たら美しかったけれど、実物を手にしたらチープな感じで汚れもある。そんなことがあります。また、Tシャツと違ってシルバーには10,000円以上もする高価なモノが多くあるので、買い付けの失敗は出来ません。ネットで漠然と見ているよりも、現地で実物を見て目を鍛え、知識を得た方が良いかと思います。

まとめ

  • 買い付ける前に、日本で売れているタイのシルバーを研究しよう。
  • タイのシルバーは925素材で製作されているが、偽物も結構ある。
  • 少量でもオーダー可能なのがタイの強み。ただし、必ずサンプル製作を!
  • カレン族の独特のデザインにはまる人は結構いる。デザインの種類も豊富。
  • シルバー製品には高価なモノもあるので、買い付けの失敗は出来ない。
  • ネットで美しい画像を見ているよりも、現地で実物を見て目を鍛えよう。

ライター:Masa.

貿易会社の設立ガイドタイから仕入れて販売するまでの手順

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