【EMS等】タイに送れないもの 禁制品と制限品

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日本からタイに荷物を発送する場合は「送れない物」があることに留意します。禁止物品又は、制限物品を送ると、荷物の没収や最悪、送付先の人が何らかの罪を負うことになります。

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タイに送れないもの(発送禁止品)

タイに向けて荷物を発送する場合は、送れない貨物に該当しないのか?を確認しましょう。この場合の「送れない」とは、次の2つを指します。

  1. タイの法律上、禁止又は、制限されている物
  2. 各配送会社独自の規定で禁止又は制限している物

上記、2つのどちらにも当てはまらない貨物を発送できると考えましょう!

1.タイの法律で禁止又は規制されている物

タイが定める法律により禁止また制限されている物です。タイ税関では、この品目について具体的なリストとして公開しています。禁止されている物には、日本と同じものが指定されている一方、制限付きの品目には、いくつか独特な物があります。

例えば、仏像やタイ国を屈辱する作品は、すべて禁止です。ご存じの通り、タイは仏教国であるため、これを否定する物は注意が必要です。

日本では「表現の自由」との兼ね合いから、●ルノと芸術作品との論争など、この手の規制は少ないです。タイは、この表現の自由などに関わらず、仏教系に関して、非常に厳しい規制があります。

特に規制が強い物4選
  1. 化粧品関連
  2. 食品や健康サプリメント
  3. 車のパーツ関連(エンジン、タイヤ、ミラー等)
  4. ワシントン条約の対象品
禁止物品
  • ●薬
  • ●ルノ素材
  • 商標権侵害貨物
  • 偽造通貨、債券、コイン
  • 電子タバコ
  • わいせつなオブジェクト等
  • おとなのおもちゃ
  • タイの国旗が付いた商品
  • 偽の公式認証シール等
  • 偽造の商標商品全般
  • 50CCを以下×10インチホイール以下の中
  • 古エンジン等
  • タイヤのゴムスクラップ
  • 禁止されている丸太や製材
  • 詐欺的な商品
  • 著作権侵害のテープ等
  • 仏像を模したアンティーク
  • 韓国製の軍関連品
制限物品
  • テレビゲーム機
  • 家庭用冷蔵庫(CFC使用)
  • 銃、弾丸、爆発物など
  • 植物と植物関連品
  • 生きている動物と死骸
  • 食品、医薬品、化粧品、サプリメント
  • 車両部品
  • タバコ、タバコ、アルコール飲料
  • 通信無線機器および通信機器(トランシーバー、スマホ、無線ランシステム)
  • ミニPCボックス
  • 3Dプリンターのフィラメント
  • グリーンコーヒーの豆
  • 医療機器関連
  • ドローン
  • ニコチンフリーのタバコ
  • 車載用のカメラ
  • 半完成品の衣服(パーツ含む)
  • 大理石
  • 中古カー/バイク
  • 中古のバス(30人乗り以上)
  • ディーゼルエンジン
  • コイン類
  • アンティーク品
  • 複写機等
  • スクラッププラスチック
  • チェーンソー
  • 魚粉
  • 食品全般(ポテト、玉ねぎ、にんにく、ココナッツ、コーヒー、お茶、スパイス、米、豆乳、パームオイル、ココナッツオイル、サトウキビ、インスタントコーヒー)
  • タバコ
  • 生糸(シルク関連品)
  • 木製品
  • 陶磁器製品

参考資料:

File Name PDTH: Thailand Import Restriction Guide

Thailand Prohibited and Restricted Items

2.配送会社独自の規制

2つめは、国際運送をする配送会社による規制です。配送会社とは、EMS(郵便)、DHL等、UPSなどです。実は、これらの会社は、各国の規制とは別に社内に発送依頼受託に関する基準があります。

  1. 発送先の輸入規制をクリアするのか?
  2. 輸送するときに、人または機器、他者の貨物に危害を加える危険性はないか?
  3. 航空法上の規定をクリアするのか?
  4. 通過国等で禁止されている物品ではないのか?

このような4つの観点から、輸送の可否を判断するためのリストを公開しています。

例えば、塗料類、リチウムイオン電池、パソコンなどの電気機器、液体物などに注意が必要です。

タイに商品を発送する場合は、タイの法律による規制と配送会社による規制のどちらもクリアすることが条件です。

各配送会社の規制例

参考程度に各配送会社の規制をご紹介します。

日本郵便/EMSの場合

日本郵便は、以下三つの基準により輸送の可否を判断しています。

  1. 輸送モードの違いによる発送の可否
  2. 各国共通の禁止物品(郵便条約に基づく)
  3. タイ独自の禁止・規制品
1.輸送モードの違いによる発送の可否

同じ商品を発送数する場合でも、それをEMSで送るのか? 船便で送るのか?によって、発送できるのかが変わります。まずは、この輸送モードによる違いがあります。

関連知識:【危険物輸送】海上輸送と航空輸送の落とし穴 IMDG Code等

2.各国共通の禁止物品&タイ独自の禁止物品

国際郵便におけるタイへの発送禁止品は、各国共通の禁止品および、タイ独自の規制の2つで構成しています。主な物は、次の通りです。

  • 花火、クラッカー
  • ライター、塗料類
  • 消火器、カセットコンロ用ボンベ、スプレー類
  • マッチ類、漂白剤
  • バッテリー
  • わいせつ物品
  • 銀行券(現金)
  • 肉製品
  • ●薬
  • レトルト食品(牛が含まれている物はBSEの証明)
  • 銃砲 銃砲及びその付属品(おもちゃはOK)
  • 植物

日本郵便の禁止物品

UPSの場合

UPSの場合は、次の通りです。ご覧の通り、使用する運送会社により微妙に発送できる物は違います。発送の可否についての詳細は、各輸送会社のカスタマーサポートセンター(例:FedEx Cross BorderCompliance Team等)に問い合わせをしましょう!

  • Alcoholic Beverages
  • Animal products, non-domesticated
  • Articles of high/unusual value
  • Biological substances, Category B and exempt human or animal specimens
  • Dangerous goods
  • Electronic cigarettes
  • Firearms and weapons (including inert and replica explosive weapons)
  • Furs
  • Gold or other precious metals
  • Live animals
  • Perishables
  • Personal effects
  • Plants
  • Seeds
  • Tobacco

引用元:UPS

まとめ

  • タイに向けて発送ができる物は、次の2つの基準がある。
  • タイの法律による規制、各社の輸送条件による規制
  • 上記2つをどちらもクリアする場合、発送ができる。
  • 運送会社の規制は、各社のサポートセンターに問い合わせをしましょう
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この記事の執筆者
HUNADE

貿易サイト「HUNADE」の代表。通関業者で勤務した経験をもとにして「もっと貿易を身近に。」をミッションに活動中!難しい貿易をできるだけわかりやすく解説し、貿易の一助になることが目標。基本的には、東海地方に住みながら国内各地、海外などでも活動し、できるだけ柔軟な発想を維持できるように努力しています!

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