タイの子供服は、安いだけでセンスがないと思われるでしょう。しかし、それは間違いであることに気づきます。今回は、タイの子供服をご紹介します。
「プラチナムファッションモール」タイの子供服
探せばある、タイのかわいい子供服
タイ人の子供のファッションを見ていると“子供服は、あまりいいデザインがないなあ”と思われるかもしれません。しかし、探せばおしゃれでかわいい子供服はたくさんあります。それも高級百貨店ではなく、一般のショッピングモールにあるのです。子供服のお店と服の種類は大人用に比べたら少ないですが、バイヤーにも有名な店は結構あります。いわば使える店、日本でも売れそうな服を取り揃えています。タイは、女性アパレルだけではありません。子供服もあなどれません。
選ぶポイントは価格か質か?
どのお店もそうですが、1着よりも3着以上買えば安くなります。
例えばブラウス1着300B、3着以上で200B位。セール品はディスカウントしませんが、1着150B程。価格の割にデザインは良く、縫製も意外としっかりしているモノがたくさんあります。これを日本で売る場合、3倍程の価格が妥当ではないでしょうか。
ただし子供服はデザイン、種類、年齢など幅広くあるので、大人用よりも難しいかもしれません。子供の目線に立ちながらも、お母さんの目線で商品を見ないといけません。単にかわいいでは売れないでしょう。また日本人の場合、見た目のデザインは大切ですが、それ上に縫製にこだわります。いくらデザインが良くても、縫製が雑だと買いません。“日本人のお客さんが一番難しい”と知人の子供服の店主も嘆いていました。選ぶ際のポイントはデザイン、質、価格です。
子供服のサイズや種類
サイズ
子供服のサイズはどれぐらいあるのか?いろいろ見た感じでは、1歳‐8歳、小学校の中学年位までかと思います。それ以上の年齢の子供服は、ほとんど見たことがありません。お店に聞いても“ありません”と言われます。大人用のXSかSサイズになります。
女子
男の子よりも圧倒的に種類は豊富です。中でもメインで売られているのは半袖のブラウス。カラフルだけどかわいい、リボンが付いているけどシックな感じとか“タイの子供服は、なかなかやるなぁ”と印象を持たれるでしょう。その他スカートやボタンシャツ、Tシャツ、ジーンズ、ドレスなどがあります。男の子もそうですが、暑い国なので長袖の秋冬用商品はほとんどありません。
男子
ジーンズにTシャツのセットモノが多い感じです。女の子に比べると商品の種類は少ないです。メインはTシャツになるかと思います。七分のジーンズも多いです。ほんの少しですが、ブレザーなどを扱うフォーマルなお店もあります。
サンダルなど
子供服以外にも、サンダルやバッグなどが充実しています。服と一緒にかわいらしいサンダルを売っているお店も結構あります。
子供用のサッカーユニは抜群の人気
バルセロナやレアルマドリードなど、ヨーロッパの主要サッカークラブの子供用のユニフォームがあります。ノーブランドです。メーカーロゴはありませんが、デザインは本物と同じで年々質が向上しています。サイズはS‐XXLまであり、シャツとパンツの上下セット。希望なら、MESSI#10など選手のマーキングも入れられます。価格も安いです。Sサイズで100Bちょっと、XXLで150B程。マーキングを入れたらプラス50B程。日本のサイトでもいろいろ売られています。
基本的にサッカーユニは毎年デザインが変わりますが、ノーブランドユニも忠実にデザインは変わっています。タイでは着ている子が多く、大人もTシャツ代わりにしている人は結構います。日本から、小学校の体育用のシャツにとオーダーをいただいたことが何度かあります。“息子に頼まれました。バルセロナのXLでMESSIのマーキングを入れてください”など、買って帰るお客さんが結構います。
こんな変わった子供服はいかがでしょうか?
子供服はここで仕入れよう!
プラチナム・ファッションモール
タイNo1のアパレル・ショッピングモールです。5Fに子供服の店が20店以上あります。ほとんどが女の子用のお店ですが、そのまま高級百貨店に置けるようなデザインの服が多いです。ここで、何度か買い付けたことがあります。花柄や水玉、アロハっぽいいかにも南国をイメージしたデザインの服などがあります。どれも派手すぎない、ごちゃごちゃしていなく、安い服とは違うセンスの良さがうかがえます。子供服を買うなら、まずはここです。
行き方
*チッロム駅下車 徒歩15分程。プラトゥーナム交差点沿いにあります。
プラチナムファッションモールの様子
ボーベー市場
ボーベータワーの地下1F-5Fにお店が入っています。バンコクでは有名なローカル・ショッピングモールです。子供服を扱うお店もたくさんあります。しかしながら、プラチナムの商品に比べるとデザイン、質はかなり落ちます。デザインは二の次で、安い商品を探しているのなら、ここはおすすめです。掘り出しものがあるかも?うーん、どうでしょう。
*“ボーベー”と言えばわかります。行く場合は、タクシーがいいでしょう。プラトゥーナムから船でも行けます。
Moshi Moshi
日本の3coinsのような生活雑貨のお店です。子供服専門店ではありませんが、子供用のかわいい雑貨が目白押しです。20Bから雑貨が買えるタイ発のブランドで、タイ国内に40店舗以上あります。タイ人はもとより、観光客の姿もよく目にします。
*プラチナム・センターの5Fにあります。
Little Fairy Collection
タイ発のワンピース専門ブランドで、バイヤーに大変人気があります。どの服もかわいく、百貨店の服と比べても遜色はありません。リボンをあしらったデザインが多いものの、フリフリ系というよりは落ち着いた感じの仕上がりになっています。生地は肌触りのいい布が使われており、子供が動きやすいようにパターンを作っている感じです。しかも安い。SS 1-2YrsからL6-8Yrs迄のサイズがあります。卸店なだけに、在庫を多数取り揃えているのが特長です。
店舗の場所はいくつかあります。スクンビットの繁華街ナナ近くに店舗があり、場所柄アラブ系の人がよく買い付けに来ています。私も何度かお客さんを連れて行きました。“これは、日本でも売れる!”と言われました。プラチナム・センターの5Fにも店舗はありますが、スクンビットの方がお店は広く、商品の種類が豊富です。
*ナナ駅下車、徒歩3分程。スクンビット通りsoi5の入口にある「GRAND 5 HOTEL&PLAZA」の1F。
- https://www.facebook.com/littlefairy.net/
- https://www.instagram.com/littlefairy_thailand/
他にもチャトチャック市場や、インド人客ご用達のインドラ・スクエアーにも子供服が多少あります。おすすめはプラチナムとLittle Fairy Collectionですが、ボーベーで安い子供服を探して見るのもいいでしょう。
まとめ
- バンコクには、センスのある子供服を扱うお店が増えてきている。
- 質の割に安い子供服は結構ある。質が悪く安いものはかなりある。
- 子供服以外にも、子供用のサンダルやバッグ、雑貨類も充実している。
- 子供用のサッカーユニフォームは、タイでは人気。日本でも売られている。
- プラチナムの子供服売り場を知らずに、子供服は買えない。