【277%の関税】従量税から従価税への計算方法(例:コンニャク芋)

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商品の関税を適用する対象が「価格」なのか「量」なのかによって、従量税や従価税があります。これらの具体的な違いなどについては「関税のかかり方 従量税と従価税とは」の記事をご覧ください。どちらの方式で関税が適用されるかは、税関の「実行関税率表(品目と関税率が記載されている表)」で調べることができます。

この関税率表の中では、従量税が「2300円/kg」「500円/l」や「1000円/1平方メートル」などと表現されています。そのため、これらの関税が商品価格の何パーセントになるのかを調べるときは「従価税に直す計算」をする必要があります。これを行うことにより、商品の価格のおよそ何パーセントを「税金」として支払わなければならないかがわかります。

この記事では、商品の「量」を基準とした関税額から、商品の「価格」を基準とした関税率を導く方法をお伝えします。

従量税から従価税の求め方

参考例として高関税で有名な「こんにゃく芋」を取り上げます。こんにゃく芋の関税は、以下のようになります。こんにゃく芋には、1キロあたり「3289円」の高い関税がかかります。しかし、これが商品価格の何パーセントにあたるのかがわかりません。そこで従価税への変換が必要になります。

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日本関税協会より画像を取得

今回は、こんにゃく芋の中でも赤枠の「2796円/kg」に注目してみます。この数字は、関税にすると何パーセントになるのでしょうか。

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財務省の情報を使って従価税を求める方法

従量税から従価税を求めるには、「輸入数量」と「輸入金額」が必要になります。また、調べる商品のHSコード(商品を数で表したもの)も必要です。HSコードは、以下のように確認をしてください。2796円の赤枠から左側に視線を移動させると「190」があります。これは、上の緑枠の「1212.99」の子供を表しています。つまり、今回、調べるHSコードは「1212.99-190」となります。

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次に財務省のホームページから「輸入数量」と「輸入金額」のデータを取得します。赤枠の中に調べるHSコードを入力してください。ハイフンやピリオド(点)などはすべて除いたうえで入力します。入力したら上の検索を押します。

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これにより以下の通り、「1212.99-190」に関する輸出国、輸入数量、金額などが表示されます。ここで注意しなければならないのは、数量の単位(緑枠と赤枠)です。この部分をしっかりと確認してから計算を行わないと、まったく異なる数値が産出されます。例えば、一番上にある大韓民国であれば、数量が「200キロ」、金額が「354,000円」となります。

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表の数値を用いて計算

では、上記の表をどのように活用すればいいのかを説明します。まず黄色枠の部分です。こちらは輸入数量を表しています。単位は「キロ」です。これが2015年度に日本に輸入された全数量になります。この合計が一番上にある「369180キロ」となります。これを1番の数値とします。

これと併せてピンク部分も注目します。ここは、商品の金額(関税ではないです)を表します。最小の単位が「1000円」になっています。

例えば、二行目の中国であれば、6887*1000=6,887,000となります。各国、それぞれの合計が一番上にある「371,865,000」円です。これを二番の数値とします。

これら二つの数字を計算に用います。では、先ほどの関税表をも一度、確認をします。一キロあたり2796円課税されていることになります。

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ここで一番の数値「369180キロ」(黄色の合計)と、2796円を掛けます。すると、2015年の一年間で「1,032,227,280」約10億円の関税が徴収されたことになります。この値を上記の「二番の数値(ピンクの合計)」で割ります。つまり10億円÷3億円ということです。すると、2.77倍(277%)の関税額がかけられていることがわかります。

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